90 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:16:24。67 ID:6OGKztLj0
少しグラッと来た。いやいや、これはビッチの策略。騙されない。
しかし、食べ物の誘惑には勝てない。小皿に分けてもらおうとしたら、
「いいよ、私のスプーン使って」
そう言って手に持っていたレンゲを俺に差し出す。
ここここ、これでは間接キキキキキキススススではないか!!
ビッチ策略恐るべし。モテない俺には刺激が強い。
99 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:19:16。49 ID:6OGKztLj0
ドキドキした様子を顔に出さないようにマーボーを食する。
う、うまい。これはマーボーが上手いのか。間接キスだからなのか。
「おいしい?」
必殺上目使いで聞いてくるビッチ千葉。
嘘だとわかっていても、なんか甘酸っぱい気持ちになる。
「う、うん」
「良かったぁ☆」
そう言って、俺の唾液がついたレンゲでマーボーを食べるビッチ千葉。
「おいしいね〜☆」
ビ、ビッチめ!!
105 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:22:15。78 ID:6OGKztLj0
食事後、ビッチ千葉は先に帰り、小野ちんと二人きりになった。
「お前、昨日の話ちゃんと聞いたか?」
「えっ、ああ、聞いたよ」
「あいつ、お前の事をからかっているんだぜ?」
「うん、知っているよ」
「だったらなんで・・・」
「細かい事は気にしないようにしたんだ」
さすがの小野ちんでも俺の計画の話はしない。
推理小説で犯人がバレるのはひょうな事からだ。
小野ちんがその気はなくても、小野ちんの態度でバレる可能性はある。
「お前……意外と強いのな」
111 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:25:38。77 ID:6OGKztLj0
それからしばらくビッ千葉の攻撃を上手く乗った振りをする。
おそらく就業後、みんなで笑っているんだろう。
ふん。せいぜい楽しめばいいさ。その分、俺の復讐が効くからな。
お前らがしらけて、ビッ千葉のプライドがズタズタになる日が楽しみだ。
俺はビッ千葉のピンクのブラをおかずに有意義な時間を過ごした。
121 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:29:14。59 ID:6OGKztLj0
そんな日々を過ごして、少しずつビッ千葉が積極的になってきた。
映画の話をしていたら、オススメの映画があったら教えて欲しいとメアドを渡してきた。
ついに俺の携帯におかんと姉貴以外の女のアドレスが入力された。
それがビッ千葉だというのは残念だが。でもちょっと嬉しかった。
その夜、早速ビッ千葉からメールが来たんだ。
128 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:32:00。18 ID:6OGKztLj0
「早速メールしちゃいました☆これからもたまにメールしていいですかぁ?」
あ行が小文字だったり、絵文字が入ったりしていた。
これが女の子のメールなのか。ちょっと感動。
俺も慣れていない絵文字を使って、何度かメールのやり取りをする。
132 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:34:15。02 ID:6OGKztLj0
内容なんてないメールのやり取りだったが、少し楽しかった。
この子は罰ゲームの為になんでこんな必死なんだろう。
ふと沸いた疑問だったが、なんかそこに引っかかる。
普通、罰ゲームの為にこんな労力を使うもんなのかな?
141 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I []:2008/06/08(日) 17:36:19。13 ID:6OGKztLj0
もしかして、いつのまにか俺の事を・・・
いやいや、これはエロゲじゃない。現実だ。
そんな夢みたいな事あるわけない。しっかりしろ自分。
でも、自分にしか興味のないビッチがここまでするか。
いやいや、これはエロゲじゃ(ry
このループ。少しおかしくなってきた。
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