下田嫁をおとなしくさせたあと。
ベッド際に近づき、下だの顔に包丁をあてて
俺「ほら、さっきやってたみたいにやれよ、てめえの嫁にも見せてやれよ」
「やらないと、てめえこれで挿すぞ!」
下田「ひぃい、すいません、本当に許してください。無理です」
嫁「もう、やめて、お願いだから、本当に許して」
俺「許す?何を?いいことじゃないか、お前の夢がかなうんだから。
俺はお前が自分の夢をかなえる為に一生懸命応援してきたんだ、
でも、kの人がお前の夢をかなえてくれるんだろ?
だったら、がんばらないと。下田さんを気持ちよくしてあげないと
せっかくのチャンスがふいになるよ。がんばれ嫁!」
こんなやりとりが一時続いた後、
俺は下田嫁を自分の部屋に連れて行った。
下田は
「俺の嫁に何をする、どこにつれてく止めろ!」とわめいていた。
完全におびえていた下田嫁を子供が居る俺部屋に連れて行くと。
おれは下田嫁に
「本当にすいません。
あなたたちに危害を加えるつもりはありませんから」
「ただ、少しの間だけこの部屋でじっとしておいてもらってもいいですか?」
「勝手に動かれると困るので、ちょっと縛らせてもらいます」
といって、下田嫁の両手をガムテで縛った。
子供も完全におびえていたが
俺「大丈夫だよ、すぐおまわりさんが助けに来るからね」
といって、子供のからだと下田嫁の体をガムテでぐるぐる巻きにした。
ここで、ガムテは使い切った。
下田嫁は さっきまでの俺の鬼畜振りと
今の穏やかな物言いのギャップに驚いていたようだが
「俺さんのお怒りはごもっともです。
私もあの人が昔の栄光をかさにして
若い子を口説いたりしてるのを知ったのは
今回が初めてではありません。
でも、俺さんやけにならないでください。
あなたの奥さんは あいつにだまされただけなんです。
悪いのは全部下田です。だからやけは起こさないで」
なにか、俺の雰囲気から感じるものがあったのか
必死でやけを起こすな。と繰り返していた。
嫁部屋に入ると俺は壁際にへたりこんだ。
下田「俺の嫁に何をした!こら答えろ!」
ずっとわめいていた。
俺嫁は涙を流しながら天井を見つめていた。
俺は嫁の事を本当に愛していた。
出会ったときは睡眠時間3時間とかでも
夢に向かって頑張っていた。
すごくまじめな子で、俺も地方出身者だったから
いまいち東京の女の子が苦手で、
結構だまされたりとかもしていた。
大卒で そこそこ大手のIT会社に勤務していた俺は
当時年収800万ほど
彼女も3年ほどいなかった時に出会った嫁は
家賃3万の風呂無しアパートで頑張ってた。
でも、お金の事で俺のことを頼ってくるような事はしなかった。
食事に行っても、かならず私も払うといって財布を出していた。
俺が生活の面倒見るから一緒に住もうといっても、
なかなかOKしてくれなかった。
付き合ってる時、一度2ヶ月ほど会えないときがあった。
連絡しても忙しいの一点張りで。
ようやく合えたのは俺の誕生日の1週間後だった。
その時、プレゼントとして万年筆をもらった。
10万以上するやつだ。
一度、デートの時ウィンドウショッピングで見かけた
高級万年筆をなにげなく手に取り
「そろそろ、俺もこういういいものを持ってないとだめだよな」
って言ったのを覚えていて、
アシスタント、ガールズバー以外に知り合いの美容室でバイトをして
稼いだ金で買ってくれたらしい。
涙が出た。
家賃15万のマンションに一緒に住み始めたときも
かたくなに半分出すといって聞かなかった。
その事でけんかもした。
俺は彼女の夢に頑張ってる姿を傍で見ているだけで幸せだった。
撮影で遅くなりそうな時はこまめにメールもくれた。
休日は二人で公園散歩したり、
二人とも酒好きだったから
昼間から友達と一緒に飲んだ事もあった。