夏休みが終わり、2学期。夏休みと同じように朝、奈央の家まで迎えに行った。
しかし、家から出て来た奈央の表情は暗かった。
「どうした?あっ…それとも毎日迎えに来るのウザい?」
顔を激しく横に振って言った。
「違うよ。私はすごく嬉しいよ。ただ…1つお願いがあって。」
急に声が小さくなった。最初は具合でも悪いのかなと思ったが、次の奈央の言葉が俺には衝撃的だった。
「翔ちゃん(俺、ちなみに本名は翔一)は私にすごく優しくしてくれるけど、学校のみんなはそうはいかないよ…。私と付き合ってるのを知ったら翔ちゃんも嫌われちゃう…。だから…学校では他人のフリをしてほしいの。」
一瞬、俺も固まってしまった。俺の事を考えて言ってくれたのは嬉しいが、奈央がかわいそうだった。
「別にそんなの構わないよ。付き合うのは悪い事か?」
「だけど、私のせいで翔ちゃんが嫌われるのは嫌だよ…。お願い。そうして?」
奈央と付き合うのに何でこんな辛い思いをしなきゃいけないんだと腹が立った。奈央だけが嫌われるのが納得できなかった。
「いや、でもさ…。」
「お願い!とにかく学校ではそれで通して。その代わり2人っきりの時は思いっきり甘えるからね!」
そう言って俺に軽く抱き付いてきた。
「お前はそれで辛くない?」
「全然。付き合ってる事に変わりはないから…。」
最初は反対だったが、奈央のお願いには勝てず、結局それで納得した。
最初はマジで辛かった。学校でも、付き合ってる事を知らない友達が奈央の悪口を俺にフってきたりして。1度はキレそうにもなったが、奈央の事を考えて怒りを静めた。
そんな生活は3年になるまで続いたが、3年になっては部活や受験勉強、体育祭と忙しい事が立て続けにあったから、いつのまにか『四天王』という名前は忘れ去られていた。
それどころか体育祭で優勝したおかげか、クラス全体が仲良くなり悪口を言う奴もいなくなったし、奈央や他の3人が男子と話す姿も見られた。
結局、最後まで付き合ってるのは隠し続けた。
前フリが長くてすいません。でもこれだけは書いておきたくて…。次はエロ中心で書きます。
>>586・・・翔一さん
好きな女性のために頑張る姿、男ですね〜〜〜
エッチはさて置き、ここまでの内容に感動しました。
ちなみに、今の時代にこんな人がいたら、、、いいのにね〜
後は、モチロン、初々しいエッチを期待してます=〜
携帯は大変でしょうが、待ってマス===
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つーか、ここまででも十分イイ話だ。
青春万歳だな。
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