336 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:32 ID:ZJpn9HJc それにしても、俺といつも来ている店を浮気の現場にするなんて、M子もSも何考えてんだ?
俺って馬鹿にされてるのかな、それとも、もう眼中にも無いのかなって思うと、また涙が滲んできました。
マスター曰く、普段俺と来ているこの店でデートすると、二人とも燃えるらしいとの事でした。
マスターは、転勤前に嬉しそうに婚約指輪を見せながら、M子との婚約を伝えていた俺が可哀相でなかなか言い出せなかったそうで、それを聞いた後、また俺は泣きました。
二十歳台半ばにもなった男が人前で えぐえぐ泣いているのは、かなり見苦しかったと思います。
その後 Barを出ましたが、二人が抱き合って寝ているM子の部屋に帰る事も出来ず、その晩は近くのビジネスホテルに泊まりました。
結局、一睡もできないまま朝になりました。
夢や幻覚なら良いのにな…と思いつつ、俺はM子のマンションへと向かいました。
337 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:33 ID:ZJpn9HJc そこで見たのは、マンションの入り口からM子と一緒に出てきたSの姿でした。
別れ際に、二人は軽くキスをしていました。
ああ…、現実なんだなー…
ホント、その時の気持ちと言えば、怒りとか悔しいとか情けない等は とっくに通り越していて、ただ哀しい、それだけでした。
名残惜しそうにSに手を振っているM子の姿が、まるで他人の様でした。
これが、ただ単にSがM子の部屋から出てきた所を見ただけだったら、その場で二人を問い詰める事も出来たんだろうけど、その前の晩に強烈な浮気の現場を見てしまった後では声をかける事も出来ませんでした。
結局、その日はM子と会うことなく、仕事先に帰りました。
338 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:34 ID:ZJpn9HJc その後の俺の様子は かなり酷かったみたいで、会社の上司から休めと言われたほど憔悴していたようでした。
M子からは、普段と変わらない様子で電話がかかって来ていました。
その日にあった事、今日何を食べたかなどの、他愛も無い話です。
以前は、何でも無い事でも すごく楽しかった会話が、あの時からは苦痛で仕方ありませんでした。
会話の度に、またSと会ったのか、ひょっとしたら今一緒にいて、セックスしながら話してるんじゃないかと、考えたくも無い妄想で気が狂いそうでした。
M子からは、俺が かなり気の無い生返事をしていたように聞こえたんでしょうね。
「ねえ、ホントに聞いてる?」と訊かれた事が、何回もありました。
そう言うこともあって、M子は俺の様子がおかしいと感づいてきたんだろうと思います。
339 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:37 ID:ZJpn9HJc あの日から1週間ほど経ったある日、M子がこんな事を訊いてきました。
M子「ねえKちゃん、最近なにか様子が変じゃない?」
俺 「ん?そうかな?」
M子「何か電話しても楽しそうじゃないし、Kちゃんから電話してくれてないし」
俺 「…そんな事無いよ…」
M子「…ひょっとして、浮気してない?」
俺 「…………」
340 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:38 ID:ZJpn9HJc M子、お前がそれを言いますか?
どんな神経してるんだ?
そんな女だったっけ?
それとも、前からそうだっただけで、俺が気付いてなかっただけなのか?
何も言えなくて俺が黙っていると、M子が心配そうな声で言いました。
M子「まさか…ひょっとして?」
俺 「そんなわけ無いだろ。」
M子「ほんとにー?」
俺 「俺は、 絶対、 浮気なんか、 しない。」
思わず激発しそうになるのを押さえる事が精一杯でした。
そうとは知らず気を良くしたM子は、こんな事を言ったんです。
341 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:39 ID:ZJpn9HJc M子「今日は、大切な話しがあるの」
俺 「ん?何だよ?」
M子「最近、予定日になっても生理が来なくて、病院に行って来たんだけど… 今、二ヶ月だって」
……………
…………
………。
M子は、本当に嬉しそうに言いました。
M子「このまえKちゃんが帰ってきたとき、アレつけないでしたよね、その時かなぁ?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
342 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:40 ID:ZJpn9HJc 妊娠?
二ヶ月?
俺の?
M子「結婚と順序が逆になっちゃったけど、これを機に……」
M子が何か嬉しそうにしゃべってるけど、途中から全く話しの内容がわかりませんでした。
俺 「……本当に?」
俺、多分、この時は全くの無表情だったと思います。自分の声が、遠い全然別の所から響いているのを聞いてるような感じでした。
M子「う、うん」
343 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:41 ID:ZJpn9HJc 子供なんて出来るわけ無いのに?
じゃあ、誰の?
どう考えてもSだよな。
あいつ、子供が二人になるのか。
そりゃ大変だ。
M子とSの子供なのに、M子は俺の子供って言ってるし。
……………
M子は、くすくす笑いながら言いました。
M子「嬉しい、あたしとKちゃんの、赤ちゃんが・・・・・・・・・・・・」
この時からだと思います。俺、何か壊れちゃいました。
344 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:42 ID:ZJpn9HJc 俺 「あーははははははっ、あははははははは」
突然、俺は笑い出したんです。
M子「ちょ、ちょっと、Kちゃんどうしたの?」
あまりの俺の狂笑っぷりに、M子は うろたえてました。
俺 「あーーーっはっはっはっははははは、あーははははははははっ」
笑いながら、泣いてました。
ひとしきり笑い泣きした後、M子に まともに返事をしないまま電話を切りました。
涙でグシャグシャになった顔を洗うため洗面台に行き、そこで俺の顔を改めて見たんですが、まるっきり逝っちゃった顔でした。
その顔を見て、また笑ってました。
戻ってくると、携帯に着信とメールが入ってました。M子からでした。
"笑うなんてひどいです。信じられません"
こっちが信じられないっつーの、と、一人で携帯のメールにツッコミを入れて、また一人で笑って泣いてました。
345 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:43 ID:ZJpn9HJc 翌日、俺は興信所に行きました。
M子とSの関係について調べてもらうためです。
あと、前に検査した病院で、無精子症の診断書も書いてもらいました。
あれから、何度かM子から携帯に電話やメールが入ってきましたが、全て相手にしませんでした。
俺以外の子供の妊娠を告げられたあの日から、俺のM子に対する気持ちが全く別のモノに置き換わっていました。
それから1週間もしないうちに、M子の両親から連絡がありました。
妊娠の事実を伝えた時と その後の俺の態度に、M子が酷く傷ついている、どういう事か説明して欲しい、との事でした。
俺は、来週末に帰郷するので その時会ってお話しましょうと言って電話をきりました。
346 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:44 ID:ZJpn9HJc 興信所からの詳細な報告は、帰郷の二日前に完成しました。
俺と最後に電話で話した後、M子は頻繁にSと会っていたようでした。
二人で路上でキスをしているところや、一緒にM子の部屋に入るところ、ラブホテルに入り、そして出てくる写真も同封されてました。
妻子持ちのSは毎日M子と会うわけにもいかず、3日のうち2日はM子と会えない日があったようですが、その日に限ってM子は俺の携帯に電話していました。
SがM子と会わなかった日と、M子からの着信があった日を比べると、丸わかりでした。
それを思うと、M子も寂しかったのかな とも考えましたが、同情や、可哀相という気持ちは全く起こりませんでした。
347 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:47 ID:ZJpn9HJc そして、帰郷。
会社の近くのホテルで、M子及びM子の両親と待ち合わせしました。
久しぶりの再会でした。
M子にとっては3ヶ月振り、俺にとっては1ヶ月振りの再会でしたが、俺の顔を見るなりM子が詰め寄ってきました。
今まで可愛いと思っていたM子の顔は、怒った顔のせいか、ひどく歪んで見えました。
M子って、こんな顔だったっけ……と、まるで他人の様にしか思えませんでした。
M子「今日は、どういう事かちゃんと説明してもらうからね!」
M子の両親の顔も、M子からは何を聞いたのかは大体予想はつきますって言うほど、険しい表情でした。
348 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:49 ID:ZJpn9HJc 喫茶店に入り、話をする事になりました。
まず、彼女の父親が口火を切りました。
娘が妊娠した事が気に入らないのか、娘を本当に大事にしてくれているのか、真剣に結婚する気があるのか、等など。
M子は俯いたまま、時々 上目使いで俺を見てました。
言いたい事があれば、自分で言えばいいのに……と、俺は半ば呆れていました。
そうだな、冷静になって考えてみれば、こいつも色々欠点あるんだよな、妙にガキっぽいところとか、親離れできてないところとか、自分の世界に酔いやすい事とか。
好きだった頃は、そんな事も長所に見えてたんだな。
などと考えながら相手の話に生返事を返していたとき、M子が目に涙を潤ませながら言いました。
M子「今のまんまのKちゃんじゃ、あたし信じられない。このままじゃあたし、婚約を解消して、Kちゃんとの子供を堕ろさなくちゃいけなくなっちゃうのよ」
………………俺との子供・・・・・・・・・・・・ねえ。
349 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:51 ID:ZJpn9HJc 俺は持ってきた荷物の中から封筒を一通取り出し、中身の内容が判るように広げました。
診断書です。
三人は最初、文面の内容が良く分からなかったようで、怪訝そうな顔で俺を見ていました。
初めに気付いたのは、M子の母親でした。
母親 「・・・・・・無精子症?・・・・・・」
そして、父親がM子の方へ振り向きました。
M子「え?」
父親「M子、それ、誰の子だ?」
M子「な、なに?Kちゃんの子に、」
ここでようやくM子も状況を把握し始めた様でした。
M子の顔色が、見る間に蒼白となりました。
350 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:54 ID:ZJpn9HJc 母親「あんた、駄目でしょ!!」
母親もM子同様、顔面蒼白でした。
M子は顔と両手が痙攣しているかの様に、わなわなと戦慄していました。
父親「誰の子供だって!?」
父親が顔色を真っ赤にしてM子に怒鳴るように問い詰めたところで、俺はもう一つの封筒を差し出しました。
今度は ちょっと厚めの封筒で、興信所からの報告書及び写真のコピーをまとめたものです。
封筒の中から、M子とSが二人でいちゃついて写ってる写真を何枚か取り出しました。
写真を見るなり、M子は のどが詰まったような声を上げ、写真と俺を きょろきょろと見つめていました。
M子の両親は、写真と報告書をひったくるような勢いで受け取ると、俺の事には目もくれずに読み出しました。
M子は、何か訳の解らないような物を見ているような目で俺を見つめているだけでした。
351 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:55 ID:ZJpn9HJc 小声で「失礼します」と言った後、俺は喫茶店から出て行きました。
扉が閉まったあと、店の中からM子のわめき声と、テーブルがひっくり返るような騒音が聞こえました。
その後、早速飛行機で仕事場へと帰りました。
しばらくは、自宅に携帯にやたら多くの電話がかかってきましたが、会社関係以外の電話は取りませんでした。
メールも次々と入ってくるため、すぐに携帯番号とメールアドレスを変更しました。
352 名前雄:318 投稿日志:控03/10/13(月疎) 00:56 ID:ZJpn9HJc 最非後にM子と株会って微か血ら指約2週士間弁経州った頃教、届実昔家裂から連絡が信あ広り退まし壮たj。英
M子の暁両懇親帆が入直接俺たの愁実家丁に来て、事<の経t過を全堕て話総し雑、督土下座をして謝恋りながら婚店約帳解潤消を告悠げ肯たこと囲で声した。
それから更順に遮2ヶ月宿後搾。針
仕索事を終えて部腐屋愚にD帰出ってく富ると、乙入載り口に庭M子が徳居揮まし逸た交。稼
M筒子妃は かエなり里痩せてました支。頬が げっそり諭と岬こ秀け女てま粒し珠た。け
俺究と陳目が合うと、M子は「久しぶ募り決…」と言働い既ましたが顔、無視して灯部屋棋に入りま谷し遠た姿。
その後、径2時間間窓経晴っても挿M子はド寺アの前ウに立料っていたので、繕部飲屋の化中へま入歩れ項ま芸した。
>>次のページへ続く
俺って馬鹿にされてるのかな、それとも、もう眼中にも無いのかなって思うと、また涙が滲んできました。
マスター曰く、普段俺と来ているこの店でデートすると、二人とも燃えるらしいとの事でした。
マスターは、転勤前に嬉しそうに婚約指輪を見せながら、M子との婚約を伝えていた俺が可哀相でなかなか言い出せなかったそうで、それを聞いた後、また俺は泣きました。
二十歳台半ばにもなった男が人前で えぐえぐ泣いているのは、かなり見苦しかったと思います。
その後 Barを出ましたが、二人が抱き合って寝ているM子の部屋に帰る事も出来ず、その晩は近くのビジネスホテルに泊まりました。
結局、一睡もできないまま朝になりました。
夢や幻覚なら良いのにな…と思いつつ、俺はM子のマンションへと向かいました。
337 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:33 ID:ZJpn9HJc そこで見たのは、マンションの入り口からM子と一緒に出てきたSの姿でした。
別れ際に、二人は軽くキスをしていました。
ああ…、現実なんだなー…
ホント、その時の気持ちと言えば、怒りとか悔しいとか情けない等は とっくに通り越していて、ただ哀しい、それだけでした。
名残惜しそうにSに手を振っているM子の姿が、まるで他人の様でした。
これが、ただ単にSがM子の部屋から出てきた所を見ただけだったら、その場で二人を問い詰める事も出来たんだろうけど、その前の晩に強烈な浮気の現場を見てしまった後では声をかける事も出来ませんでした。
結局、その日はM子と会うことなく、仕事先に帰りました。
338 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:34 ID:ZJpn9HJc その後の俺の様子は かなり酷かったみたいで、会社の上司から休めと言われたほど憔悴していたようでした。
M子からは、普段と変わらない様子で電話がかかって来ていました。
その日にあった事、今日何を食べたかなどの、他愛も無い話です。
以前は、何でも無い事でも すごく楽しかった会話が、あの時からは苦痛で仕方ありませんでした。
会話の度に、またSと会ったのか、ひょっとしたら今一緒にいて、セックスしながら話してるんじゃないかと、考えたくも無い妄想で気が狂いそうでした。
M子からは、俺が かなり気の無い生返事をしていたように聞こえたんでしょうね。
「ねえ、ホントに聞いてる?」と訊かれた事が、何回もありました。
そう言うこともあって、M子は俺の様子がおかしいと感づいてきたんだろうと思います。
339 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:37 ID:ZJpn9HJc あの日から1週間ほど経ったある日、M子がこんな事を訊いてきました。
M子「ねえKちゃん、最近なにか様子が変じゃない?」
俺 「ん?そうかな?」
M子「何か電話しても楽しそうじゃないし、Kちゃんから電話してくれてないし」
俺 「…そんな事無いよ…」
M子「…ひょっとして、浮気してない?」
俺 「…………」
340 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:38 ID:ZJpn9HJc M子、お前がそれを言いますか?
どんな神経してるんだ?
そんな女だったっけ?
それとも、前からそうだっただけで、俺が気付いてなかっただけなのか?
何も言えなくて俺が黙っていると、M子が心配そうな声で言いました。
M子「まさか…ひょっとして?」
俺 「そんなわけ無いだろ。」
M子「ほんとにー?」
俺 「俺は、 絶対、 浮気なんか、 しない。」
思わず激発しそうになるのを押さえる事が精一杯でした。
そうとは知らず気を良くしたM子は、こんな事を言ったんです。
341 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:39 ID:ZJpn9HJc M子「今日は、大切な話しがあるの」
俺 「ん?何だよ?」
M子「最近、予定日になっても生理が来なくて、病院に行って来たんだけど… 今、二ヶ月だって」
……………
…………
………。
M子は、本当に嬉しそうに言いました。
M子「このまえKちゃんが帰ってきたとき、アレつけないでしたよね、その時かなぁ?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
342 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:40 ID:ZJpn9HJc 妊娠?
二ヶ月?
俺の?
M子「結婚と順序が逆になっちゃったけど、これを機に……」
M子が何か嬉しそうにしゃべってるけど、途中から全く話しの内容がわかりませんでした。
俺 「……本当に?」
俺、多分、この時は全くの無表情だったと思います。自分の声が、遠い全然別の所から響いているのを聞いてるような感じでした。
M子「う、うん」
343 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:41 ID:ZJpn9HJc 子供なんて出来るわけ無いのに?
じゃあ、誰の?
どう考えてもSだよな。
あいつ、子供が二人になるのか。
そりゃ大変だ。
M子とSの子供なのに、M子は俺の子供って言ってるし。
……………
M子は、くすくす笑いながら言いました。
M子「嬉しい、あたしとKちゃんの、赤ちゃんが・・・・・・・・・・・・」
この時からだと思います。俺、何か壊れちゃいました。
344 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:42 ID:ZJpn9HJc 俺 「あーははははははっ、あははははははは」
突然、俺は笑い出したんです。
M子「ちょ、ちょっと、Kちゃんどうしたの?」
あまりの俺の狂笑っぷりに、M子は うろたえてました。
俺 「あーーーっはっはっはっははははは、あーははははははははっ」
笑いながら、泣いてました。
ひとしきり笑い泣きした後、M子に まともに返事をしないまま電話を切りました。
涙でグシャグシャになった顔を洗うため洗面台に行き、そこで俺の顔を改めて見たんですが、まるっきり逝っちゃった顔でした。
その顔を見て、また笑ってました。
戻ってくると、携帯に着信とメールが入ってました。M子からでした。
"笑うなんてひどいです。信じられません"
こっちが信じられないっつーの、と、一人で携帯のメールにツッコミを入れて、また一人で笑って泣いてました。
345 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:43 ID:ZJpn9HJc 翌日、俺は興信所に行きました。
M子とSの関係について調べてもらうためです。
あと、前に検査した病院で、無精子症の診断書も書いてもらいました。
あれから、何度かM子から携帯に電話やメールが入ってきましたが、全て相手にしませんでした。
俺以外の子供の妊娠を告げられたあの日から、俺のM子に対する気持ちが全く別のモノに置き換わっていました。
それから1週間もしないうちに、M子の両親から連絡がありました。
妊娠の事実を伝えた時と その後の俺の態度に、M子が酷く傷ついている、どういう事か説明して欲しい、との事でした。
俺は、来週末に帰郷するので その時会ってお話しましょうと言って電話をきりました。
346 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:44 ID:ZJpn9HJc 興信所からの詳細な報告は、帰郷の二日前に完成しました。
俺と最後に電話で話した後、M子は頻繁にSと会っていたようでした。
二人で路上でキスをしているところや、一緒にM子の部屋に入るところ、ラブホテルに入り、そして出てくる写真も同封されてました。
妻子持ちのSは毎日M子と会うわけにもいかず、3日のうち2日はM子と会えない日があったようですが、その日に限ってM子は俺の携帯に電話していました。
SがM子と会わなかった日と、M子からの着信があった日を比べると、丸わかりでした。
それを思うと、M子も寂しかったのかな とも考えましたが、同情や、可哀相という気持ちは全く起こりませんでした。
347 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:47 ID:ZJpn9HJc そして、帰郷。
会社の近くのホテルで、M子及びM子の両親と待ち合わせしました。
久しぶりの再会でした。
M子にとっては3ヶ月振り、俺にとっては1ヶ月振りの再会でしたが、俺の顔を見るなりM子が詰め寄ってきました。
今まで可愛いと思っていたM子の顔は、怒った顔のせいか、ひどく歪んで見えました。
M子って、こんな顔だったっけ……と、まるで他人の様にしか思えませんでした。
M子「今日は、どういう事かちゃんと説明してもらうからね!」
M子の両親の顔も、M子からは何を聞いたのかは大体予想はつきますって言うほど、険しい表情でした。
348 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:49 ID:ZJpn9HJc 喫茶店に入り、話をする事になりました。
まず、彼女の父親が口火を切りました。
娘が妊娠した事が気に入らないのか、娘を本当に大事にしてくれているのか、真剣に結婚する気があるのか、等など。
M子は俯いたまま、時々 上目使いで俺を見てました。
言いたい事があれば、自分で言えばいいのに……と、俺は半ば呆れていました。
そうだな、冷静になって考えてみれば、こいつも色々欠点あるんだよな、妙にガキっぽいところとか、親離れできてないところとか、自分の世界に酔いやすい事とか。
好きだった頃は、そんな事も長所に見えてたんだな。
などと考えながら相手の話に生返事を返していたとき、M子が目に涙を潤ませながら言いました。
M子「今のまんまのKちゃんじゃ、あたし信じられない。このままじゃあたし、婚約を解消して、Kちゃんとの子供を堕ろさなくちゃいけなくなっちゃうのよ」
………………俺との子供・・・・・・・・・・・・ねえ。
349 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:51 ID:ZJpn9HJc 俺は持ってきた荷物の中から封筒を一通取り出し、中身の内容が判るように広げました。
診断書です。
三人は最初、文面の内容が良く分からなかったようで、怪訝そうな顔で俺を見ていました。
初めに気付いたのは、M子の母親でした。
母親 「・・・・・・無精子症?・・・・・・」
そして、父親がM子の方へ振り向きました。
M子「え?」
父親「M子、それ、誰の子だ?」
M子「な、なに?Kちゃんの子に、」
ここでようやくM子も状況を把握し始めた様でした。
M子の顔色が、見る間に蒼白となりました。
350 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:54 ID:ZJpn9HJc 母親「あんた、駄目でしょ!!」
母親もM子同様、顔面蒼白でした。
M子は顔と両手が痙攣しているかの様に、わなわなと戦慄していました。
父親「誰の子供だって!?」
父親が顔色を真っ赤にしてM子に怒鳴るように問い詰めたところで、俺はもう一つの封筒を差し出しました。
今度は ちょっと厚めの封筒で、興信所からの報告書及び写真のコピーをまとめたものです。
封筒の中から、M子とSが二人でいちゃついて写ってる写真を何枚か取り出しました。
写真を見るなり、M子は のどが詰まったような声を上げ、写真と俺を きょろきょろと見つめていました。
M子の両親は、写真と報告書をひったくるような勢いで受け取ると、俺の事には目もくれずに読み出しました。
M子は、何か訳の解らないような物を見ているような目で俺を見つめているだけでした。
351 名前:318 投稿日:03/10/13(月) 00:55 ID:ZJpn9HJc 小声で「失礼します」と言った後、俺は喫茶店から出て行きました。
扉が閉まったあと、店の中からM子のわめき声と、テーブルがひっくり返るような騒音が聞こえました。
その後、早速飛行機で仕事場へと帰りました。
しばらくは、自宅に携帯にやたら多くの電話がかかってきましたが、会社関係以外の電話は取りませんでした。
メールも次々と入ってくるため、すぐに携帯番号とメールアドレスを変更しました。
352 名前雄:318 投稿日志:控03/10/13(月疎) 00:56 ID:ZJpn9HJc 最非後にM子と株会って微か血ら指約2週士間弁経州った頃教、届実昔家裂から連絡が信あ広り退まし壮たj。英
M子の暁両懇親帆が入直接俺たの愁実家丁に来て、事<の経t過を全堕て話総し雑、督土下座をして謝恋りながら婚店約帳解潤消を告悠げ肯たこと囲で声した。
それから更順に遮2ヶ月宿後搾。針
仕索事を終えて部腐屋愚にD帰出ってく富ると、乙入載り口に庭M子が徳居揮まし逸た交。稼
M筒子妃は かエなり里痩せてました支。頬が げっそり諭と岬こ秀け女てま粒し珠た。け
俺究と陳目が合うと、M子は「久しぶ募り決…」と言働い既ましたが顔、無視して灯部屋棋に入りま谷し遠た姿。
その後、径2時間間窓経晴っても挿M子はド寺アの前ウに立料っていたので、繕部飲屋の化中へま入歩れ項ま芸した。
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