2chの男女恋愛に関わる 復讐話寝取られ話旅スレ に特化した話題を掲載していきます。
easterEgg easterEgg
 
 
 

Pickup

 
 
 
 
 
 

おすすめ記事1

 
 

ブタとチビの話
(2ページ目)  最初から読む >>

 

17 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/23(金) 06:53:28.17 ID:1QAad3dBO
母親の腕の中で その子も私を見ていた。

すると母親の腕をほどくように抜けて、彼女を見上げながら その子が手を…というより指を動かした。

手話だ。

呆然と見ていると、母親が男の子から顔を上げてすぐに私を見て、優しい顔で笑った。

「ありがとう、て。」

え、と思い子供を見ると恥ずかしそうに地面に視線を落としてこっちを見ない。

何ていいか分からず、二人に向かってブンブンッと首を横に振って応えた。

「今度改めて お礼をしますので」

「ややややややや。いいです」

カ○ムーチョ食べたかっただけだし、財布すら忘れるバカだし豚だし。

どきまぎバクバクしていると、男の子が人懐こいけど恥ずかしそうな笑顔でわらって、母親から離れて私の前にやってくる。

おおう可愛いな、おい。

私の片手を掴んで自分の顔の目の前に持っていく、???え?って思ってると、肉厚のある手のひらで小さくて細い指が動いた。



18 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/23(金) 07:14:19.45 ID:1QAad3dBO
私の手を掴んでいないもう片方の手のベビーウインナーのような人差し指で、私の手のひらに何かを描き始めた。

くすぐったさにこらえながら、子供の頃に友達の背中でやった文字当てクイズを思い出し、集中して文字を読み取ろうとした。

はにかみながらでも笑顔で描いてる姿がたまらなく可愛い。

一文字一文字大きく、片仮名で、

『ア リ ガ ト ウ』

最後にウって描いてる時にすでに私も微笑んでいた。

心がそうしたのか、思わず手を伸ばし、撫でることは出来なかったけど、ふわっと頭の上に手を置いてみた。

ほんの数秒だけど、小さな頭に日差しが当たって髪の毛が暖かかった。

「この子 何年生ですか?」と母親に向かって聞くと、2年ですと優しく笑って教えてくれた。

「…あ、もしかして○○学校ですか?」

この辺りから歩いて20分ぐらいの場所に、特別養護学校みたいなのがあったのを思い出して聞いた。

母親は二回ぐらい頷いてから、

「いつもは先生が引率するバスで帰らせるんですが、今日は夕方に病院へ行く予定でしたので。仕事が終わるまでお店の外で待たせていたんですが、急にいなくなって…」と困ったような子供を見る。


それを見ながら私の中の豚臭覚が働いて、あれ?と思い、そういえば見覚えがある軽の車と女性の顔を改めて見た。

私が唯一外出する場所だから、でも違うかな。

確証は無かったけど聞いた。

「もしかして いつもレジにいませんか?」

はい?という顔でこちらを見てくるので、恥ずかしくなってきて早口で言い直した。



20 :名も無き被検体774号+:2012/03/23(金) 07:28:34.37 ID:1QAad3dBO
「いつも私、お菓子買いに行くんですけど」

今度は逆に豚の全身を見られ、母親は はっとした顔になった。

「あっ… じ○がりこ …」

「え?」

「 じ○がりこ のこ、でしょ?」

と言われて、はーーぁうわと顔が汗が出そうなぐらい熱くなった。

今日はカ○ムーチョの気分だが、いつも当たり前のように その日の気分で選んだお菓子とは別にじゃがりこを添えてレジに出していた。

私の反応に母親も、あ、っという顔をして申し訳なさそうな表情になった。


コンビニの店員の間で、私の愛称= じ○がりこのこが確立していたとは…。

くっそはずかしいったらない

「 じ○がりこ 好きなんです(o^∀^o)」と満面の笑顔でいっておいた。

母親も微妙な顔で笑っていた。

その間、子供は静かに首を傾けて二人の顔を交互に除き込んで様子を見ていた。





21 :1yq3nyLskLY :2012/03/23(金) 07:34:41.80 ID:1QAad3dBO
々開き直てきたがら

「今日はチョおうと思ったら財布忘れちゃっていで戻って時に…会って

「あ、ごめんない、母親は今更ながらフルネで男の子の名前をえてく

○○て言うんだ?」何故か慣れきて笑顔で子供にけた。


するに向って子供が短い湿手話で何かを伝えてから母親を見た

「 たーくん っ、呼んでくさいって

ー…

恥ずかて呼びにくくって私は隠しにハハーと笑った。

かったら あなたの名前も教て」

い。は○○豚いいます。

母親は やわらかい顔で笑ってと、 たーくん に手話で一字一名前らしき葉を伝してくた。

ん もその指を見ながら同じ動きをして覚えようている。


それを見なが、急にんと気てた。

「あの、病院に間いますか?」

ええ間にうとは思いますん…そろ行こうか」

親がうとーくん もいた。


とい感じで母親下げるので私返した

後に たーくん に笑顔で ばばいとかど、ちらを見ずに あっさりと車に乗込む たーくん …。

運転席で もう一度頭を下げる母さ退んと部座席でランセルを開けてる たーくって、二人にさよなら


あ、カラムーチョとこと思い立 じ○がりこ の申のような愛称を思い出し"ーッと叫たくった。

して覚悟を決てよしっ!とコンビニへ足を向けて財布布っと家にでし



22 :名き被検体774号+:2012/03/23(金) 07:36:33.31 ID:1QAad3dBO
あり

えず ここで一度切りす。

雑な文章に付き合ってくれてありがです。

た書き貯めたら少ずつせていきます、


24 :名も無き被検体774号+:2012/03/23(金) 08:05:06.53 ID:X4550hdc0

面白かった


25 :名も無き被検体774号+:2012/03/23(金) 08:11:54.54 ID:NVNMSGkd0
149センチ53キロならまぁ細くは無いが気にするほどでもないんじゃないか?

147センチ65キロの女とセクロスした時は腰が折れるかと思ったが


26 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/23(金) 08:20:59.57 ID:1QAad3dBO
>>25
筋肉がない場合はほんとに丸いのだよ。一時 体脂肪率40%越えたんだぜ。

体の半分近くがお水だもの。

今読み返したら誤字脱字ばかりで申し訳ない。

そして酉忘れもちょいちょいあるな。




27 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/23(金) 08:22:19.93 ID:1QAad3dBO
たーくん と出会って別れた後、財布を持ってコンビニに行った。

お菓子コーナーでいつも通り振る舞おうとしたけど、恥ずかしさで頭が噴火しそうだった。

半ばヤケクソでカ○ムーチョ一袋を持った後に、カゴを持ってきて じ○がりこ 10個入れたった。


レジは たーくん 母は勿論いなくて、オーナーの眼鏡かけたおじさんだった。

じ〇がりこを清算してるのを見ていたら、頭上でブフォッて聞こえておじさんを見たら ごまかすように咳払いをした。

お前いま吹いたな、人の じ○がりこ 見て吹いたなコノヤロウと思いながらむーっとした顔で袋に入れて貰うのを待った。


なんだよなんだよ、 じ○がりこ のこ が じ○がりこ 買い占めて何が悪いと胸の中で悪態を付きながら家に帰った。

普段週に何度もお菓子を調達に通っていたが、当分は10個の じ○がりこ で凌ごうと思った。



29 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/23(金) 08:43:41.06 ID:1QAad3dBO
たった一回 そよ風程度に善いことをしたって、社会のために身を削っている世の中大半の人からしたら、私なんて歯にはさまった食べカスみたいなものなわけで。

母さんが働いてる弁当屋の惣菜の豚カツを食べながら、いつもと変わらぬだらけた姿で豚はテレビを見ているわけです。


「あんたさ、今まで生きていて苦しいって思いしたことある?」

「あるよもちろん。」

「泣くほどのことよ、いや泣けないぐらい苦し」

「わーってる(言いたいことは)。あるよ」

「言ってごらんなさいよ」

「…ない」

「なに?」

「わかんないっつってんの」

「あなたよくそれで生きていけるわね。私ならとっくの昔にしんでるわ」

「まあ肉体が逞しいからね。ごめんね」

「中身のないただのすかすかの脂肪でしょう」

「…おいしいね、豚カツ(^∀^)」

「あー…ったま痛い、あんたと話してると」


なんてやり取りは日常茶飯事です。

ニートになって社会に対する後ろめたさを持たずに うーんと羽を伸ばしてしまうと、そっから立ち上がるのに膨大なエネルギーが必要となってしまう。



32 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/23(金) 09:40:04.42 ID:1QAad3dBO
ーあぁげだっ

ハーツが浮んできたのは、3日後のこと

○ムーチョは即日10分完食たし、 じ○がりこ はぜかもう二っていない

コンビニ=オーナブフッの記甦り、どしても行きたくな


ねー飯に使わないならジャガイモ使ってい〜?」

洗面で身支度整えてる母に

「何に使うつもりかラーメンに入れたりしわよね」

応一通り料理が出来る豚とては聞き捨宿らん

「なんでダヨ(なか片言)。って、っと薄切てポテ」言いかたとろで

だー。お菓使うダメよ絶対!いいわね」

「あ湿で、沿じゃんぐら

「うるさね!忙しいんだらそんな暇なら外走なさい

(´・・`)ブーッ


返す殿言葉がないので自の部屋に帰って、仕方ないのでふて寝した。



33 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/23(金) 09:54:45.74 ID:1QAad3dBO
どうしようもない衝動が押し寄せたのは、それから二日後のラーメンを食べた後だったと思う。

チョコ喪ナカジャンボ !!!!が食べたい食べたい食べたい

神様の作られた偉大なチョコ、いやアイスいや美味しさのつまったブロック。あいつが食べたくてたまらなくなった。

もう じ〇がりこはニ日前のふて寝の後でヤケ食いで2分ぐらいで無くなった。

でも あのクソオーナーにジャンボのこって言われるようになるのも癪にさわる。

あの お母さんは優しそうだったから言い出しっぺではない。

オーナーがお菓子の悪魔だと確信していた!マチガイナイ(`・ω・´)


でもお菓子の悪魔より、神様の甘美な誘惑の方が勝つわけで…。

昼下がりにコンビニに突入することにした。



34 :1 ◆po1la1pTaM :2012/03/23(金) 10:22:27.59 ID:1QAad3dBO
アイスを買うには ちょっと寒くないかい?と思われるほど雨がシャーシャー降っていた。

傘を片手にポケットの上から財布を何度も確認しながらコンビニに向かった。

ふぅ、さびーよと心の中で言いながら入口の傘立てに傘を差した。

いやぁ寒くない寒くないチョコ喪ナカジャンボチョコ喪ナカジャンボ…

この時 自分が何者であるのか すっかり忘れていた。


一目散に目的のアイスが入ってる魔法のガラスの扉を開けに行く。

おぉう、ハーゲンもある

迷ってるうちにアイスたちが冷めてしまう

チョコ喪ナカジャンボを取り上げて扉を閉めた。

ハーゲンまたね、と爽やかに別れを告げた時に誰かの声が耳に入ってきた。

「きた、あの子来たわよ…」




>>次のページへ続く



関連記事

 
 
 
 
カテゴリー:いい話  |  タグ:泣ける話, ちょっといい話, ほのぼの,
 

 
 
 
 
 

こちらもどうぞ

 
 
 
 

おすすめ記事1

 
 
 

おすすめ記事2

 
 
 

おすすめ記事3

 
 
 

人気記事(7days)

 
 

お世話になっているサイト様