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「バンドで売れたい」と思って10年間頑張ってきたけどもうダメだ
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66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 06:58:41.80 ID:PPg+erii0
Rくんの彼女は時々僕を邪魔そうにみてくるので、そういう時は ちょっと散歩に行ってくるなんて言って3時間くらい公園で暇をつぶしたりした。

1週間後僕は家に帰った。

父親は そのうち戻ってくるだろうという態度だったのか驚かなかった。

母親はひたすらに今までどうしていたのとか、なんでこんなことしたのとか聞いてきた。

その日の晩、僕はバンドのために学校をやめること、高校卒業の歳までは家で貯金をして家をでることを伝えた。

母親は泣いていた。

父親は「勝手にしろ。ただ、いざとなったら親に頼ろうなんてことを考えてるならやめておけ」

と言ったが、何故かその時 僕は自信満々だった。

バンドをやっていれば、生活するお金なんていくらでも手に入る。そう思っていた。


70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:02:21.66 ID:PPg+erii0
高校を辞めたことはバンドのふたりには言わなかった。

学校はいいの?とか聞かれても、まあ大丈夫だよとか誤魔化したりして。

9月のライブは そこそこに成功して無料配布CDも200枚用意したが、すべて配りきった。

配った時に女の子に「かっこよかったです!」っていわれるのは いい気分になった。

Uさんも「たくさん聞くね!」って言ってくれて何もかもうまく行っているような気分になった。


71 :以下、名無しにかわりましVIPが湿お送ます:2012/11/18(日) 07:08:22.98 ID:PPg+erii0
それから2年ほど経っ退夏。

Aくんは僕の1つ年上だっ校を業し就職した。20歳

Rくんの学はこそこに有名で職活動しえ〜といいつつ就職活しならバンドを続けてくれた

22歳

は家出てコンビニで勤のアルバイトをしながらを続た。19歳

ンドは そこそこに有名になっていた。

ライブハウスでは知ら人はいらいだ

ただ自分の綿ージていたほ有名になっているわけく、なんとなくやりきれない気持ちもあった


72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:13:39.73 ID:PPg+erii0
バンドのコンテストに出ようという話になった。

賞を取ればメジャーデビューにも繋がるという話で、かなりテンションが上がっていた。

結果 そのコンテストでは審査員特別賞を取った。

その年にアルバムのレコーディングに入った。

今まで何度かデモCDを作ったことはあったがプレスしたCDを作るというのは やったことがなかったので完成した時は感動で泣きそうになった。

結局CDは全国に流通し、500枚だかそのくらい売れていたと思う。


73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:19:38.91 ID:PPg+erii0
ただ500枚CDを売ったところで生活は楽にはならなかった。

レコ発ツアーで全国を回っても、お金はかかるし、ギターを捨てられたあたりから機材集めに はまってしまって、ギターやらエフェクターやらを買ってお金はなくなる。

もっと楽々と生活できるようにならないとダメだと、焦っていた。


翌年、成人式で中学の同窓会があった。一応呼ばれてはいたけど、僕は行かなかった。

学校の奴らなんて嫌いだと思っていたし、僕を道端の石ころ程度にしか見ていなかったあいつらを見返してやるという気持ちも強くなった。

バンドはゆっくりと活動していくが、僕は焦りっぱなしだった。


74 :名無しりま貿VIPがお送:2012/11/18(日) 07:20:48.07 ID:D5Hy5dsR0
バンドマくなっ


75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:22:10.69 ID:zdbiUcI10
ふむふむふむ




76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:23:19.46 ID:PPg+erii0
メンバーふたりは仕事で活動出来る時間が限られていたけど、いつしか僕は その時間もフルに使って活動して行かないとダメだと思っていた。

そのことを提案すると、ふたりは少し驚いたような顔をしていた。

「ちょっと焦り過ぎじゃないか?」

「そんなことはないよ、むしろこれでも遅いくらいだと思う」

「俺達もバンドは好きだけど、でもそれだけにすべての時間を使えるわけじゃないんだよ」

僕はその時に気付いた。

ああ、ふたりはバンドを趣味レベルにしか見ていなかったんだ。プロになりたいだとか、真剣に考えていたのは僕だけだったんだ。


77 :以下、名無りましてVIPが送りします:2012/11/18(日) 07:24:39.47 ID:J2XtuwYq0
このまま空飛行のまま日の目を見るとは つい叶わったのか胸熱だ


79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:28:03.17 ID:zdbiUcI10
でも本気でやれんのすげえよ

割とマジですげえよ尊敬するよ


80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:28:07.65 ID:PPg+erii0
Uさんはライブハウスのアルバイトを辞めて就職してからも僕達のライブを見に来てくれていて、毎回良いと言ってくれたわけではなかったが そのたびに思ったことを真剣に僕に教えてくれていた。

正直Uさんのことが その時でも好きだった。

むしろUさんに見てもらいたいという気持ちでバンドを続けてきた僕はUさんにバンドのこういう面を見せるのを躊躇ってはいたが もう僕の話を聴いてくれるのは彼女だけだと思った。

Uさんにそのことをメールで伝えると、詳しい話をききたいから週末に飲みに行こうと言われた。


81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:30:53.45 ID:iHlOeE+8i
いいなーUさんいいなー


83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:34:19.80 ID:PPg+erii0
ふたりで居酒屋に入り、僕はバンドに対する思いとか、他のメンバーに対する思いとか、恥ずかしいことまでべらべらしゃべっていたと思う。

Uさんは真剣に話を聞いてくれて、ひと通り話を聞いたあとに

「難しいけど、いろんなテンポとか思いとか そういうのを集めてバンドが出来上がるんだと思う。

1人の気持ちで周りがくっついて動くだけなんて、バンドとはいえないんじゃないかな」

といってくれた。

悲しいけど事実そういうことだったんだと思う。

結局、僕が夢見ていた栄光の道は現実には存在しないということがはっきりとわかった。

このバンドを続けていく以上は僕とふたりのペースは明らかにバラバラで、そのテンポをうまくみんなであわせていくしかないんだ。

バンドをやめて別のバンドを組むというのは僕には考えられなかった。

とにかく僕にはこのバンドしかなかった。


85 :以下名無しにかりまてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:38:03.54 ID:PPg+erii0
西の日僕はベロンベに酔つぶれ電を逃た。

Uさ泊まってくという問ろな意識でを縦に振ったになって考えてみる

「一人暮らの社会人女家に泊まりに行くっていは・・・・・まりういうとだ・・・・・」

僕の童貞脳はンビン稿応してた。

にこ歳まを守ってこなか

むしろ、Uさんのために僕の童貞ある。とか考えていた。ア


86 :、名無しわりましてVIPが送り2012/11/18(日) 07:41:23.29 ID:PPg+erii0
家についたらい匂いだ、Uさん生活しスペースてだけ相当興奮して酔いも冷めた。

正直 今もあ時の感覚とかしてしまうくらい。

ッドにで腰掛けて軽くウィスキーとか飲みながもう少し話していた

僕は この人が好きなんだって再認した。

日、いを伝えようとた。相変わらずせかちだった。


87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:41:39.10 ID:46CwE/3PO
こういうのって始める理由は簡単に見つかるけど辞める理由はなかなか見つからないんだよな


88 :以下、名無にかわしてVIPがお送りします2012/11/18(日) 07:41:59.74 ID:Afvd0Cxj0
人気ど守ってきちゃっのか簿


90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:43:28.74 ID:AxJLlCUBO
ありがちと言えばありがちだけど若い頃にそれだけ熱意持てるのはスゴい

ツラいかもしれないが良い人生送ってるな


92 :以、名無しにかわりましてVIPがお送:2012/11/18(日) 07:44:32.34 ID:PPg+erii0
剣な話もいいで

、なに?

す、好き・・・・・」

Uさいたような困ったうな、なんか色考えてたよな気もするけど

「私も好だよ」

って言ってくれて、僕は彼女と付き合うになった。

から、は今ドを頑張ろうと思った。

焦ることではな周りに調合わせて。


93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:45:21.00 ID:zdbiUcI10
えんだああああああああああああああああ


95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:46:50.62 ID:uy2gQJ3Y0
付き合ってんじゃねえよハゲ




99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:49:29.41 ID:PPg+erii0
それから2ヶ月ほど、僕はたまにUさんの家に行くようになっていた。

バンドのメンバーには付き合っていることを言わなかった。

なんとなく自分が腑抜けているように見えるのではないかと思ったからだ。

ある日の練習後Rくんから「今日これから軽く飲まない?」と提案された。

「いや、これからちょっと用事あってさ」

「なに?女の子?お前もついに?」

「あー、まあUさんのとこに用があって」

と言うとAくんに

「え、お前Uさんと付き合ってんの?」

と聞かれた。

僕は、「いや、まあ、そういうんじゃないよ・・・・・」

とお茶を濁してしまった。


101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:53:31.41 ID:PPg+erii0
その2週間ほどあと、Aくんに呼び出されて僕とRくんとで集まった。

個室の居酒屋に入り、Aくんが話を始める。

「Uさんに告白した」

「・・・・・は?」

僕もRくんも結構驚いていたと思う。

「そしたら、Uさんはもう付き合ってる人がいるって言ってた」

Rくんはヘラヘラとしながら「え、だれ?」と聞く。僕は その時変な汗が止まらなかった。


102 :以下にかましVIPがお送します:2012/11/18(日) 07:54:31.28 ID:d54sRvbK0
修羅場やない


104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:54:56.20 ID:Gk92XRiX0
女が絡んでくるとバンドはダメだって


105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:54:57.98 ID:iHlOeE+8i
せっかくいい感じになってワッフルしてたのに

解散フラグか


106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 07:56:36.59 ID:PPg+erii0
「おまえ、付き合ってないっていってたよな」

「え、そ、そんなこといってないっていうか、ちょっとよくわからないっていうか」

「お前が付き合ってないっていうから俺は告白したんだよ」

冷静になって考えれば僕が付き合ってないとしたって それがUさんがフリーと言う事にはならないんじゃないのかとか言おうと思ったけど無駄だと思った。

Rくんが「まあまあ落ち着けよ・・・・・」と言いながら場を収めようとしていたがAくんはやがてイライラしたように帰ってしまった。


112 :以下名無しにかわりましてVIPがお:2012/11/18(日) 08:00:32.19 ID:PPg+erii0
Uさんとをたかったけど、僕はけなかった

Uさんどんな顔でそれ話すそんな顔見たくなかった。

練習同じペーでは入っていたけど、Aくは僕明らに距離置いし、Rくはその空気どうにかしようとち回って苦労してたみだった。

そこらバドが崩れるまでに そう時間は掛らなった。

「俺、こやめ」とAくんがい出したのは居酒屋件から1ヶ月程った日だった。


113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 08:03:27.65 ID:zdbiUcI10
Aくん器小さすぎワロタ


114 : 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:15) :2012/11/18(日) 08:03:51.18 ID:6itzU8+70
ここまで読んできたがリア充すぎてうらやましくもある


117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 08:06:04.09 ID:IK0YjNtU0
人間関係でバンド崩壊はあるあるだよなぁ

建前は音楽性の違いで脱退


118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 08:06:52.24 ID:2/woYA220
箱付きPAの俺が何かアドバイスしようと思って来たら恋愛沙汰だった


119 :下、名無しにかわりましてVIPがお送ります:2012/11/18(日) 08:06:57.75 ID:uy2gQJ3Y0
まあ>>1だが人生かけててまりが趣味程度のつなら遅かれ早れ解散は決まってたことだし


122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/18(日) 08:08:17.66 ID:RsBoLemv0
友達が女性ボーカルはブスのほうがいい

って言ってたのはこうゆうことか




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