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嫁にありがとうって言ってみた。
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61 :1 ◆P6h9Mo9jzE :2013/01/24(木) 11:40:49.05 ID:t5vj4X590
「変な話だけど、私に幸運をくれる魔法のペンみたいな(笑)」

そう言って笑顔で話してくれた。

三年間大切に使ってくれていたようだ。

時間もあまり無かったから話はソコソコに…


ただ連絡先は聞いたんだ。

受験中だったが、メールしてみた。

当時の自分の事や、彼女の事色々。

毎日って頻度じゃなかったけど連絡を取り合った。


ほどなくして彼女も俺も志望校に合格を果たした。

俺は中の上の私大。

彼女は国立大。

一度 合格を祝いで中学時代仲の良かったメンバで集まろうと話があった。


62 :1 ◆P6h9Mo9jzE :2013/01/24(木) 11:42:21.65 ID:t5vj4X590
かったメンバとの格祝い

西は ここから少ずつ話ようになり、親密になっていっ

この一年間は本当に楽しかった。

大学も充していた

友人も出来たし、サクルにバイトに本しか

咲と大学違え近か事もあり、ただり、お茶した婿してい調んだ

話しみると気が合うし、気強いもあった一緒にいて一番落ち着いたん

に入る前に思いきって告白してみた


65 :1 ◆P6h9Mo9jzE :2013/01/24(木) 11:48:27.75 ID:t5vj4X590
「私で良ければお願いします!」

そう言ってニッコリ笑ってくれた。

恥ずかしそうに はにかむ彼女を愛しく感じたんだ。


そこからはずっと一緒だった。

毎日のように会ったり、バイト代を貯めて小旅行したり…一緒に過ごしたんだ。

初めての彼女だった事もあり、家族にも紹介したんだ。

母親や弟とも打ち解けよく遊びに来ていたんだ。

クリスマスイブには うちで飾りつけしたりして家族と一緒にパーティーして、楽しく時間は過ぎていったんだ。


66 :1 ◆P6h9Mo9jzE :2013/01/24(木) 11:50:03.25 ID:t5vj4X590
そんな中 進級を控えた頃に事件が起きた。

母親が過労で倒れたんだ。

昼は銀行のパート、夜はコンビニのバイトで かなり働いていたんだ。

過労から肝炎になり しばらく安静にしてくださいとの事…

親父が亡くなってから俺や弟の学費、それ以外にも何不自由なく生活させてくれていたんだ。

そんな母の愛情は今だに忘れる事はありません。


67 :1 ◆P6h9Mo9jzE :2013/01/24(木) 11:54:16.86 ID:t5vj4X590
しばらく絶対安静との事。

見舞いに行った時 母親は元気そうだった。

肝炎のせいか少し黄疸が出ている程度…

バイトもあったので長い時間は居れなかった。


この時 母親と最後の会話になるとわかっていたなら、本当に後悔している。

「心配せんでよかよ、すぐに元気になるけんね。」

母と交わした最期の言葉だった。


69 :1 ◆P6h9Mo9jzE :2013/01/24(木) 11:58:51.56 ID:t5vj4X590
その後バイトに向かった。

バイト後 多数の着信履歴があった。

弟からだったんだ、母親の容態が悪化した。

意識が無くなった…

茫然自失だった。

数時間前普通に会話していたし。

急いで病院に向かったが母親は集中治療室の中だった。

劇症肝炎を発症してしまい、数日後意識を取り戻さないまま亡くなったんだ。





68 :名も無き被検体774号+:2013/01/24(木) 11:55:18.75 ID:FRZRbsvV0
>>1は九州出身か


70 :名も検体774号+:2013/01/24(木) 12:01:03.88 ID:9+jTX2ilO
>>68
は九州出身。九州なまが抜ず、話す

中部のとある地方で育ちま


71 :1 ◆P6h9Mo9jzE :2013/01/24(木) 12:03:25.21 ID:t5vj4X590
休憩が終わってしまったので仕事に戻ります。

また書き溜しておきます。

読んでいただいてありがとうございます。


73 :名も無き被検体774号+:2013/01/24(木) 12:25:42.98 ID:KnYf0FIO0
本山近辺の恋か


75 :1 ◆P6h9Mo9jzE :2013/01/24(木) 12:40:29.40 ID:t5vj4X590
定は勘弁しさい

B型肝リアだったそうです。

過労で弱ってしまい、発いたたそです


80 :1 ◆P6h9Mo9jzE :2013/01/24(木) 14:47:46.91 ID:t5vj4X590
その後 弟と俺は茫然自失の日々だった。

数日前まで元気な母親の姿はあった。

ただ体調は良くなかっただろう、そんな事一つも見せないで俺達の為に働いてくれていた、

何も手につかず憔悴しきってしまったんだ


81 :1 ◆P6h9Mo9jzE :2013/01/24(木) 14:48:56.77 ID:t5vj4X590
葬儀が終えた後に母が勤めていた銀行の上司が訪ねてきた。

俺と弟の名義で積み立てをしてくれていた。

その通帳を持ってきてくれた。

少額ずつ毎月俺達の為に貯金し続けてくれていた。

母親の亡くなる先月までずっと続いていました。

必要な時は何時でも声を掛けて下さいと上司は通帳を置いて帰った。

葬儀の時は涙一つ出なかったが、上司が帰った後涙が止まらなくなった。

俺と弟は本当に可愛がられていました。


83 :1 ◆P6h9Mo9jzE :2013/01/24(木) 14:51:21.25 ID:t5vj4X590
この時 俺は19歳で弟は17歳た。

は受を控えてだった

よりも断く、将来が楽しみたんだ

自身も かなりショックは大きかっ

学校を休みがちになた。

野球だっんだがップスを発症して、レラーかられ鬱込んでいった。

色々事が大きくのし掛かっていったと思う。


84 :1 ◆P6h9Mo9jzE :2013/01/24(木) 14:52:52.08 ID:t5vj4X590
この時 俺は大学を辞めることを考えていた。

私大だった事もあり、頼れる親類筋も無かった為 学費やその他諦めていた。

父と母が残してくれた家と幾ばくかの財産。

やりたい事も見つからず、流れるままに入った大学…

そんな事に残してくれた財産を使うのが忍びなかったのもある。

最初は奨学金も考えたが、弟の存在も大きかった。

アイツを大学卒業まで俺が支える…

当時弟には それくらい期待していました。

そんな期待もまた弟を苦しめていたのかもしれません。


85 :1 ◆P6h9Mo9jzE :2013/01/24(木) 14:54:13.85 ID:t5vj4X590
二回生になる前に退学して近場の工場に就職しました。

3Kの製造業で薄給でしたが、幸いにも家のローンは完済しており 弟と暮らしていくのには充分でした。

弟も少しずつ元気を取り戻していましたが、母が亡くなる前ほど会話はありませんでした。





86 :1 ◆P6h9Mo9jzE :2013/01/24(木) 14:55:56.88 ID:t5vj4X590
母が亡くなって数ヶ月経った日の事でした。

不思議な体験をしました。

仕事中、急な腹痛に襲われ痛みで仕事も儘ならないので早退しました。

当日の朝まで全く予兆はなく、家に保険証を取りに帰らねばならなかったので、車を走らせて帰宅しました。


87 :1 ◆P6h9Mo9jzE :2013/01/24(木) 14:57:10.08 ID:t5vj4X590
に着くもいい時間帯に関わらず、風呂場からシャワしまた。

な?いふと覗くと手首を切り、気失っていました。

量の血と青ざめた弟。

さにタオルで沿止血して、れて行きました

の意識が戻ちゃんごめんね…」と弱々し声で謝ってした。

私もの時 必死になっていた あま記憶がせん…

までらんくなお兄調は一人に

校、色々ったんだと思います。簿

その事気づいてあげれなかった分が情けなくな涙が止まらなくなまいま


88 :1 ◆P6h9Mo9jzE :2013/01/24(木) 14:58:31.02 ID:t5vj4X590
幸いな事に 腱のお陰と発見が早かったので出血量は少なく大事には至りませんでした。

やはり心の傷も大きかったんではないかと思います。

ただあの時早退しなければ、弟は亡くなってたかもしれません。

お兄ちゃんを一人にせんで…弟の前で号泣してしまいました。

ごめんね…兄ちゃん。こんな事は二度としないから。本当にごめんねお兄ちゃん。


89 :無き検体774号+:2013/01/24(木) 15:00:37.51 ID:0mdNzY1h0
…(´;ω;`)


90 :名も無き被検体774号+:2013/01/24(木) 15:01:17.02 ID:cqPSXbol0
あかん…


91 :名も無被検体774号+:2013/01/24(木) 15:21:04.83 ID:AnEeOkjk0
ツ脱かけけど・


Д`)・・゚゚・*:.。..。.:*・


93 :名も無き被検体774号+:2013/01/24(木) 16:52:43.95 ID:9nqcWxw70
これ以降は全員ハッピーエンドなんだろうな


94 :1 ◆P6h9Mo9jzE :2013/01/24(木) 17:31:00.28 ID:t5vj4X590
弟の手首の傷は癒えましたが、俺も弟もお互い悩みも多かったです。

高校卒業後は就職すると言い張っていましたが、説得の末 進学を決めてくれました。

一念発起し勉強に集中しはじめました。

本音は塾に通わせたり、講習に行かせたりしたかったですが、学校以外のほとんどの時間自宅に籠り勉強を頑張っていました。

咲も勉強を教えてくれたり、自分の使っていた教材など持ってきてくれて弟をサポートしてくれました。


95 :1 ◆P6h9Mo9jzE :2013/01/24(木) 17:32:50.09 ID:t5vj4X590
この時、咲とは少し疎遠になりつつあった。

仕事で中々会えない日々が続きました。

一年前までは毎日のように会って、一緒にお茶したり、デートしたり。

二人で過ごした時間が懐かしく、そして切なく感じていました。

それでも咲は待っててくれました。

「辛いかもしれないし、大変なのはわかっているよ。でも私に…私だけは本音は吐いて欲しいよ。」

そう言って励ましてくれました。

自分の感情を上手く表せない…

でも咲に対する感謝と想いは日々大きくなって行きました。


96 :1 ◆P6h9Mo9jzE :2013/01/24(木) 17:34:32.29 ID:t5vj4X590
頑張りが、弟は旧大に現役で格すことができた。

だ離れた地方だったどうも家か通わせ出来ず、父の旧友ある、長(仮名)さん相談した。

全国の不動産関係を扱職種で その地方でどうにか安家賃で借りる賃貸をくれに懇願

長谷な物件を紹介してれただ。




>>次のページへ続く



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