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仲間内でみんながみんな片思いしあってた思い出話
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26 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 21:08:51.49 ID:8WsrSH1N0
そして二人のところへ帰ったら、雪が少し複雑そうに見てた。

「ハル、雪の水着褒めてたよ!」って耳打ちしたら、雪ニンマリして喜んでた。

罪悪感はあったけど、雪とハルには上手くいってもらわなきゃ、そう思っていた。

雪とハルが恋人同士になったって、夏が私を好きになるかなんて解らないのにね。


日が暮れて、海岸沿いで花火をした。

雪が頑張ってハルと二人きりになろうとしてた。

だから私は喜んで夏を引き受けた。

でも元気のない夏。

「雪ちゃん俺のことどう思ってんのかなー」ってうなだれていた。

「雪は、ハルが好きなんだよ」

黒い私がそう言いたい衝動に駆られた。

でも言えなかった。

そんなことしちゃ駄目だ、夏が可哀想だ、傷つけたくない。そう思ってしまう私は、一体何がしたいんだろう。


27 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 21:11:51.58 ID:/yPY9aagO
なにこれめっちゃキュンキュンする…


28 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 21:12:35.98 ID:8WsrSH1N0
「まぁ頑張れよ」って、気持ちとは裏腹な事言っちゃって、「お前も頑張れよ!」って笑顔で答えられたりして。

綺麗な手持ち花火が、綺麗と思えなかった。

無の感情で、黒く広がる海の波打つ音を聞いていた。


29 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 21:14:53.64 ID:8WsrSH1N0
大会にも


この日も雪は女の子の見せつけた

白地可愛ら浴衣に、綺麗ななじが見えるアップヘアー。

私は紺色のありきりたりな浴衣。

こうも違うものかと一人で失笑した


って、夏が褒めたたえハルが私フォた。

人混みはぐれないように雪気遣う夏

殿火がり、見上げハルの横顔を盗み見る雪。

何の動も起こせな

一人人、う人を思浮かべがら、色づく便空を見上げて


30 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 21:18:39.99 ID:8WsrSH1N0
その帰り、夏が雪を家まで送り届けると意気込んでいたけど、雪が断った。

おこぼれで私が夏に送ってもらう特権を手に入れたw

雪を思って反省会してる夏の隣で、ずっとドキドキしていた。

浴衣褒めてくれないかな。


また「馬子にも衣装だ」って言ってくれないかな。

私のこと見てくれないかな。


願いも虚しく、夏は雪の話だけをして、「じゃ」と私に背を向けた。

落胆しながら背中を見送ってたら、夏が振り向いた。

「ちゃんと手当しろよー」

そう言って手を振って去っていった。


下駄の鼻緒で靴擦れしていた私を、気遣ってくれた。

最後に少し胸が高揚して、救われた気持ちになっていた。


31 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 21:22:26.64 ID:8WsrSH1N0
それからも夏休みは何度か四人で遊んで、二学期になった。

学祭の準備で慌ただしい時期だった。


私はと言うと、相変わらず夏に恋をして、夏の恋を応援している振りをしていた。

電車や廊下で夏と会えるのをドキドキしながら期待して、雪の話でニヤつく夏を見て落胆して。

自分の気持ちが限界に近くて、雪への嫉妬も感じていた。

ニコニコとハルの話をする雪に、勝手だけど「無神経」と思ったこともある。

雪は何も悪くないのにね…





32 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 21:24:34.59 ID:ZIfGtwAQ0
いいねえ


33 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 21:25:35.31 ID:8WsrSH1N0
ちょびっと離れる(`・ω・´)


35 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 21:30:13.37 ID:ZIfGtwAQ0
待っよー


36 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 21:33:33.15 ID:8WsrSH1N0
と思ったけど、お風呂先約がいたので もう少し書き続ける(`・ω・´)

保守ありがとう(`・ω・´)


37 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 21:34:34.67 ID:8WsrSH1N0
学祭が近付いていたある日、夏と電車の中で鉢合わせて一緒に下校した。

例によって私は内心喜んでいたけれど、またガックリ落胆させられた。

夏が、学祭で みんなの前で雪に告白すると意気込んでいたからだ。

学祭のイベントで、「未成年の主張」なるものがあって、メインステージに立ち、観客の前で何かを叫ぶというものだった。

それにエントリーするのだと。

なるほど、お祭り男の考えつきそうなことだ。


でも反応に困ってしまった。

そんなことしたら、大勢の観客の前で夏が振られてしまう。

そんなのあまりに酷だ。

でも…雪がほだされる可能性は…?

進展しないハルに見切りをつけて、夏に心変わりする可能性は…? ゼロだと言い切れる?

言い切れなかった。

こんなに魅力的な男を振る女なんていないだろ、くらいに思っていた。


40 :無き検体774号+:2013/03/23(土) 21:38:21.49 ID:8WsrSH1N0
だから私は、当まで「考え直やんわり伝え続た。

れど その日来た。


分のクの催なんか どでも良かった

の告白のことばかり考えていた。

の時が近付いていた。


な時、夏が

い、めっゃ緊張

の前武者震いしいた。

珍し、顔ら笑みが消いたんだ

「どうても告るん?

後のがきでそう訊ねた

の返意外なのだった

「や、やようかな」


41 :名もき被体774号+:2013/03/23(土) 21:41:28.18 ID:8WsrSH1N0
無理にった笑顔で、夏答えた。

いざにそう言われると、「それいいのか」と自いかけがいた。

の前で自信なさげに俯くに、私は「うんきなよ」と言ってしのか。

の心変わりがから?そんなの夏にも雪に礼だ。

いうか、自分はズルイ。だら言っただ。

「いやい、もうントリーだか、言っこいよw

でも」とグく夏、「長い片思いけてい!!」って分の耳が痛いを言い放った。

単純な夏は「うやな!」って強く立がって

ゃ行って!」って「あんとー(ありがとう)」って言て、走って


後ろ姿を見がら、爽快感と絶望感が、ごちゃぜにった

身がカカタと震えてしまた。


42 :も無き被検774号+:2013/03/23(土) 21:43:27.30 ID:8WsrSH1N0
お風呂行てくる(`ω・´)


43 :検体774号+:2013/03/23(土) 21:44:49.96 ID:gv6kyMaM0
てらっしゃい
てま


44 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 21:45:23.29 ID:DDmXJZbB0
行ってらー


47 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 22:14:22.23 ID:m0kNzr3Y0
いいねー先がきになる




48 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 22:25:18.06 ID:zYe/9aOY0
たのしみ


49 :名も無き被検774号+:2013/03/23(土) 22:30:00.68 ID:8WsrSH1N0
だいま(`・ω´)

ぬるんぬるんいてゆ


50 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 22:35:18.63 ID:8WsrSH1N0
時間になって、との約束通りとハル連れて場へ向かっ

学祭のメイン殿イベトとことあって、ギャラは会場いぱいに溢れてた。

メイステーで叫ばれるかと思いきや、三階の校舎の窓から叫ぶシナオになってい

階の校舎を見使頃夏はスタンバってるのかと思うと、不っ切

「夏、がんばれ」そう思っていた

に告されとも、隣ワクしてに、ゃんと聞いげてねと声をかけた

情を知っいるあろうハルも、見ながら頷いた


52 :名も無検体774号+:2013/03/23(土) 22:40:51.72 ID:8WsrSH1N0
生から順番に回ていき、と同うに告白る生徒もいた

告白された生徒はメインジに上がて答えを出けど、なとOKされてが沸いた

これには夏もきっと勇気づけられたんじゃいかなった。


そしの名前が表された

窓から、夏した。

ッチガチに緊張てるが下からでも解ってで顔を見合わせて笑った

私はの肩に手回した

雪はキョけれど、すぐに笑顔夏をつめ


53 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 22:45:43.10 ID:8WsrSH1N0
夏のドキドキが私にも移ったように、ドキドキしていた。

いつまでも叫ばない夏に、会場が少しざわついた。

私達は、がんばれがんばれと、夏に向けて呟いた。


ようやく、夏が口を開いた。

「雪ーーーーーーーー!!!!」

雪が小さく「えっ」と声を上げた。

私はより力を込めて雪の肩を握った。

さぁ、くるぞ。


54 :名も無き被体774号+:2013/03/23(土) 22:47:51.45 ID:ZIfGtwAQ0
に臨場感あるね


55 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 22:49:58.10 ID:8WsrSH1N0
「ハルーーーーーーーーー!!!!」

ん?

「アキーーーーーーーーー!!!!」

あれ??

「俺ら永久に不滅なりィィィィィィィイアアアアアアアアアッーーーー!!!!」


56 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 22:50:44.21 ID:zYe/9aOY0
そうきたかwww


57 :名も774号+:2013/03/23(土) 22:51:50.35 ID:ZIfGtwAQ0
きちとへたのか


58 :名も無き被検体774号+:2013/03/23(土) 22:52:43.04 ID:8WsrSH1N0
一瞬ハァハァと夏の呼吸の音だけが会場に響き渡り、三人はポカンとしてた。

会者が「会場に今の方々いらっますか」と訊てきたけど、まだ私ポカ中だった。

するともは大人し雪が

いぇーーーーーーい!!」って声げた

そしたらルも宿おおおおおおお!!って叫んで、意な二声に我に、笑っまった。

私の笑い声で、会場からチララ笑い声こえて、「あ、以上でって言う声で一斉手がき起こった

夏は最後だけヘラヘしな手を振って、引っ


雪は興奮した様子で

「びっくりした!!びっした!!繰りしていて、

ハルと私は見合わせ少し




>>次のページへ続く



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