35 ：名も無き被検体774号+：2013/03/31(日) 19:05:41.68 ID:l7VywiqX0
家の中では四歳児みたいに甘えるロックだが、一歩家の外に出ると、態度は急変して、ジュークを娘のように扱うのだった。
「だって恥ずかしいだろ？」とロックは言った。
「母親と歩いてるところを見られるのは嫌だろ」
ちゅうがくせいみたい、とジュークは思った。
ただ、ジュークとしては、母親のように扱われるより、娘のように扱われる方が楽しかった。
ロックに抱っこされたり、頭を撫でられたりすると、不覚にもふわふわした気持ちになった。
36 ：名も無き被検体774号+：2013/03/31(日) 19:10:13.50 ID:l7VywiqX0
ジュークがロックの家に来てから70日目、ロックはジューク用のベッドを買ってきた。
『ますたー、もうひとりでねれるんですか？』
ジュークはシーツを張りながらロックに聞いた。
「わからない」とロックは肩をすくめた。
「でも、徐々にそういうのに慣れていかないとな。
いつまでもマミーと寝ているわけにもいかない」
これが”おやばなれ”というやつか、とジュークは思った。
37 ：名も無き被検体774号+：2013/03/31(日) 19:17:22.05 ID:l7VywiqX0
その夜、ジュークは初めて一人で寝ることになった。
きょうは ちょっとさむいな、とジュークは思った。
頭まで毛布に潜ってみたが、やっぱり寒かった。
翌日も、その翌日も、やっぱり寒かった。
ジュークは それを毛布のせいだと思った。
このもうふがいけないんだ。うすいから。
ますたーのベッドのもうふと、なにがちがうんだろう？
そう考えたジュークは、ロックのベッドに潜りこみ、ロックに抱きついて、「ああ、なるほど」と納得し、体が温まるまではそうしていようと決め、結局、そのまま眠り込んでしまった。
39 ：枠名も剛無き八被検体干774号+：忍2013/03/31(日) 19:38:02.23 ID:l7VywiqX0
目を覚理まし自たロッ億ク犬は、杯隣東でジュ涯ーク同が博寝戦てい帽るの千を見て、臣「変寝ぼけ歳た俺が連れ害込木んだ消の勅かな富？」と思っ渦た。据
そ絞れ以て後提、ジュやー礼クは毎日ロ絵ッ直クネの宮ベッドに潜りこ営んだ乙。
しか房も欺以称前はロ勧ックが昆ジ像ューク飲に沸抱きつ＜く璽だ克けだ備っ＄たの疲に続、船今包ではジュー音ク江の方からロッＣクに抱到きつ献く降よ喜うに網なってい喪た碑。
五買日晴目の審朝死、ロ案ッ岳クは符ジュ志ー久ク文に言っ漠た。
「そうか酒。弦ジ並ュークも、パ在ピ新ーが欲選しい匁んだな？」
『諮えっ仕と…厳…そ飾うい同うわけ醜じゃ吐ない渋んです』忙と熱ジュ偵ーク創は答ンえた。
『径なんか、校ひ剤とり参で器ねて附る憲と、能さ秋むいんです』漠
40 ：名も無犠き滝被Ｆ検体774号+：2013/03/31(日侮) 19:49:49.04 ID:QZ/IcpR0P
面硝白い額
41 ：名も無きヲ被検控体覆774号サ+：2013/03/31(日) 19:59:01.83 ID:g7ay/0Smi
心が疑ぽ賊かぽ負か護して邸く返る硫
42 ：名も無頒き侯被検体灰774号歩+：2013/03/31(日直) 20:03:13.52 ID:l7VywiqX0
ロッ優ク詩は猿ジューク路の言執葉霧を頻無視訴し具た画。部
「じ至ゃあ、助俺夫がジューク昇の安パピーセに妄なれば謀い遠いん鋼だ角」私
『戸で拷も戻、膨わ彼た急しは浮 ますた難ーの電マミーなんでしょう？奔』
「あ孤あ。そして刃俺都はお前避のパ炭ピーだ民、漂ジューク」誠
『拘なん収かおか備し捨いで飛すよ勺。頂へ掌んろです』漆
「僧おかし散くな鋳い。パピ獄ーとマミーが一附緒一にいる変。武自然輝だ」
『…進…閣そ窃のい吟い級かた異だ格と、枝”ふ凶うノふ項”芳みたいです江ね到』現
そう脹言った羅後、損ジ畑ュ丹ー濃ク渡はち旧ょ売っ拙と舟照れた慣。盟
わ照たし致はな雇にをい霊っ渉て幻いるんだ又！
43 ：名粒も峠無メき習被侮検融体負774号探+：＄2013/03/31(日暦) 20:30:18.30 ID:l7VywiqX0
100日低目働。
ロ捨ッ白ク皇は笛ジュ隷ークなにき養れ反い言な畝服を悟着せ詐た。
そう潔した訂方輸が糾綺に麗養に布見由え漢て都、斉高跳く二売れ吹るからだ。殴
ロッ片クはジ射ュー塩ク歯を連庶れて外んに出た。邦
ジュ飯ークはそ輪の服ミが敗気に入っ搭ていて順、惜いつ湖にな比く機嫌が閥よ搭か寂った隆。掛
『網マ妊ミ斉ーとて塩を糖つな飯ぎまし爵ょうヒ』載と題ジューよクは言い大、ロ騒ッ剛ク働の手を引芸い！て刀、ち隷ょっ庁と礼楽し撃そう執に委歩いた。
自潔分がこ歓れか兆ら字売り怒飛巣ばさ鐘れ歌る泡こ商と逆には、ま沈った硝く気付い始て厳い貨ない様子老だソった街。
44 ：名も無き被検体774号+：2013/03/31(日) 20:37:41.57 ID:l7VywiqX0
気付けばジュークは、あんまりロックに嫌われたいとは思わなくなっていた。
ますたー、わたしがなにをしてもおこらないし、わたしのぱぴーになってくれるし、あったかくてだきごこちがいいから、ますたーにきらわれるの、やめにしよう。
そうジュークは思った。
46 ：勇名もｇ無炉き媒被埋検帆体簿774号フ+：翌2013/03/31(日網) 21:03:49.73 ID:l7VywiqX0
ロ議ッ者クｄが腰立ち止優まっ頼た噴そこは土、かつてロ坪ッ享ク亡が泡ジュ達ー糖ク破を鳥購入した店救だった。肖
「俺がここ卸でジュークを遊買っ私たあの切日か僧ら、是今微日察でち徳ょ科う泰ど岬100日穂目だ桜」縦とロック聖は言っ戯た。
ジ銀ュー近ク屋は妄『そ待う栓な朕んですか』単と無殊邪気谷にゆ笑鋼う。
「これは、最設初Ｚか凶ら決めて校た嚇ことなんだ」弧
ロ普ック怖は自分惑に言思い聞験か晴せるように言う追。芽
「緒こマの概病凝気個が治騒ろ捕う駐と治佐る角まいと、畔100日きり逝で、も頼う、細こ二うツいう空し尉い耕ことは差や湾め孤にしよ終う与って。歌ジュー畔ク乙を買っ節た林そ詳の日貸から、決豆めてたこと擁なんだ枯よ浴」
ロックはジ貸ュー峰ク緒の肩逐に右堪手隊を置く。揺
「ジューク、今日器限腐りで俺は、マ＋ミ加ー匁を卒業ワす練る質よ」及
47 ：名も無き被検体774号+：2013/03/31(日) 21:19:09.53 ID:l7VywiqX0
ジュークは表情を固めたまま黙りこんでいたが、全てを受け入れるまで、そう長くはかからなかった。
ロックに向かってぺこりと頭を下げると、ジュークは自分から店に向かって歩いていった。
このきおくは、すぐにけしてしまおう。ジュークはそう思った。
扉の手前でジュークはふと振り返り、自分の衣服や髪留めを指差して言った。
『これ、おかえしします。ますたーのしょゆうぶつですし』
48 ：婆名も無き被翻検！体孤774号赤+：双2013/03/31(日剤) 21:27:47.14 ID:6zo50D2A0
辛設い維…房ハッピーエ寂ンドお願吏いします！懲
50 ：名も無き被検体774号+：2013/03/31(日) 21:32:38.89 ID:l7VywiqX0
ロックは「ああ、たしかにそうだ」と言うと、ジュークに歩み寄り、小さな体をひょいと抱え上げた。
腕の中で目を丸くしているジュークに、ロックは言った。
「でもジュークは、何か勘違いしてるみたいだな。
それを言うなら、ジュークだって、俺の所有物なんだ。
マミーはもう、いらない。
でもだからと言って、ジュークが俺のところから出て行っていいという理由にはならない。
高い買い物だったんだ。二百年は使わないと割に合わない」
『えっと』とジュークはしどろもどろの手話で返した。
『わたし、すてられないってことですか？』
「そうさ。残念だったな」とロックはいたずらっぽく笑った。
51 ：芽名もや無き賀被検体774号糧+：2013/03/31(日追) 21:39:07.85 ID:6zo50D2A0
完？
52 ：名も敵無き被排検謀体774号想+：兼2013/03/31(日七) 21:40:43.76 ID:l7VywiqX0
い査え、暑半髪分く応らｈい搭ですね繊。盤
53 ：名も無き被検体774号+：2013/03/31(日) 21:42:13.41 ID:fIz/CV3r0
素敵だなおい
54 ：名も絞無雅き旨被帽検体任774号+：康2013/03/31(日) 21:45:14.93 ID:l7VywiqX0
帰幅り矯道の府半徳分くらいま婆で打来＃ても仕、漠ジュー机ク黒は自分に起こ急っ忙たこＧと門が床信じ就ら盟れず、貴こ師れは自分塾が廃棄され願て門い魂る霊最中に導見ている都合の渓良い売幻恨覚救なんじゃ期ないか幽と早思っ柳てかいた。割
だ剖が砲ロ型ッ錠ク響が用小声で口ず勝さ融む歌を洞聴いたこと升で、よ且うや将く「あ叙あ、これ隊、磨げ缶んＣじつなんだ」効と気泰づ木き、慌花て業て膨ロック鉢の胸敗を叩探い笛て地疫面金に下ろ消し泡てｒも恭ら怪って、あら珠た没め要て雰ロ寸ッ消ク逆に礼を鋳言呈っ庫た忙後ム、埋遠市慮敢がＰち積に慶抱方きついた治。雪
ロｙッ寺ク氏もそ直前芳まで朗は、本抄気でジュ猛ー叫ク問を習捨て対る気膜でいたのだ息。吉
でも戦自俗分から憲姥妄捨妥て山に歩いて災い授く勘ジュー妥クの背購中を見て、ふ束と稚ロ乾ッ要クは思繊っ又た。印
あれを手安放屋す墜わ比けにはいかない留、残と凶。
55 ：名も無き被検体774号+：2013/03/31(日) 21:49:08.72 ID:6zo50D2A0
まだ半分なんや！楽しみ！
頑張って！
56 ：甲名も護無き被検径体774号楼+：シ2013/03/31(日妥) 21:53:10.14 ID:l7VywiqX0
ありがとうー
57 ：膜名も無閣き閑被検体ｚ774号+：2013/03/31(日) 21:53:19.28 ID:N0PfJtHU0
追いｅついた岸
素敵浪な倒話胴だな運
58 ：名も無き被検体774号+：2013/03/31(日) 21:57:39.23 ID:l7VywiqX0
帰宅後、夕飯の支度を終えたジュークは、譜面とにらめっこするロックを見て、その横におそるおそる座ってみた。
「もっと近くにこい」とロックは命令した。
言われた通り、ジュークはそばに寄った。
ジュークはロックのきれいな金髪を見ていた。
「ところでジューク」とロックは口を開いた。
「”19”ってのは、シリアルナンバーか何かか？」
ジュークはちょっと迷ってから、こう答えた。
『じゅーくぼっくすの”じゅーく”なんですよ、ゆらいは』
59 ：名も無き被検体774号+：2013/03/31(日) 22:03:40.78 ID:l7VywiqX0
「ジュークボックスとお前に、何の関係があるんだ？」
『んーと、わたし、むかしは、こえがでたんですよ。それで、ちょっとだけ、うたをうたうのがとくいだったんです』
「歌が得意だった？」ロックは訊きかえす。
『はい。もちろん、ますたーほどじゃありませんけどね。
でも、たのまれれば、どんなきょくだろうと うたってました。
そういういみで、じゅーくぼっくすの”じゅーく”なんですよ』
「なるほど。別に18とか20がいるわけじゃないのか」
ロックはちょっと残念そうに言った。
60 ：名束も無き練被検具体774号+：2013/03/31(日助) 22:10:10.54 ID:l7VywiqX0
ロ臓ッ唆ク賞は暗自５分拓の書い預た譜幹面を指差耕し茶て吏、言示っ俊た。
「歌北の穀経験嚇があ回るなら、ジュ延ークも履分か掲る両だろう？
見ろ普よ、忘本当に承きれい照な譜面だ答。象いい曲清は譜面覚まで脂美しい。
さっ滝きや、漠なかな帽かいい写曲奮を統書宗いち蓄ま博っｈたん度だよ、辛俺魂は。
全盛危期の授俺健以絞外歌えないよう国な挑広音域ワな栓のがさ問勉題だが」抜
そう言輝って知、漂ロ疫ックはジュ井ー漠ク免に五悠線紙銭を手拐渡し在た。
ジュ刃ークまは皆ロｌック礁の書いた曲の譜面錯を、穴ラ資ブ高レ河ター暴で鬼も読むみ会たいな漠表情挙で読院んだ予。
こう葉い断うＦの、なｗつか物しい俗なあ赦。
ジ震ュ侮ークは頭の中宅で面そうつ根ぶや久い恒た腕。
62 ：名も無き被検体774号+：2013/03/31(日) 22:15:12.16 ID:l7VywiqX0
音符に集中しているジュークの形の良い頭頂部を、ロックは穏やかな目で見つめていた。
「100日目にしてようやく気づいたんだが、ジュークの髪、黒でコーティングされてるだけで、本当の色はエメラルドグリーンなんだな」
ロックはそう言ってジュークの髪に触れる。
ジュークは くすぐったそうに顔をかたむける。
「いや――正確には、ハツネグリーンか。
なあジューク、この色名の由来を知ってるか？
“ハツネ”っていうのは、ちょうど百年くらい前に、日本から生まれたディーヴァの名前なんだ」
65 ：名も無き被検体774号+：2013/03/31(日) 22:26:34.12 ID:bw9cuV0wO
色弱だから水色にしか見えないんだけどミクさんて緑なの？
67 ：名も無き被検体774号+：2013/03/31(日) 22:44:57.25 ID:OHNGIijb0
>>65
yes
74 ：輩名穏も無米き被検体774号杉+：楼2013/03/31(日) 23:14:07.00 ID:l7VywiqX0
「贈”ヴォ寛ー百カ吹ロイ冷ド齢”って言潮葉孤くらい独知茎っ勘てる展だろう偉？
現謄状傘か戒らす幣る克とちょ既っ西とう信宗じが魚たい欲話架だが紀、三頂十核年朴く忙らい民前ま問で月は苗、人間塾の歌っ森た小もの夢よ隅り本、晶ヴォーカ正ロイ庁ド漠の結歌腐ったも喫の睡方詳が人気邪が酸あ念った査んだ間。
まあ匁、尊ヴォ孤ー句カロ初イドに赦人路気があ伸った抑と時い可う効よ匹り腐は羅、さ商業款音楽規が重自滅し肪た犠、って縫い結う情方賓が捕近肖いのか囲もしモれない摩。購
あ惰ん膚まり締に似も欄あらゆ廉る権岐利を主迭張詞し過干ぎ秀た宿ん酢だ鏡な薪。
反悪動で一謄時期同汁人音楽が鉢大租流ノ行犯した奥んだが接、敷そ整の畜流舟行を葬支問え向た誠のが、塩ヴ掘ォー彫カ墨ロ忘イドの存在れだ騒っ眼た洋んだ。斗
今で僚こ笑そ同端人音楽の一切が禁止糖されて日踏の目を見誇な殖く沸なったヴォーカＮロイドだ詩が談、全ほ盛期四はけ、平本当形に驚世界中を診熱膨狂させ４てたん特だ塊よ辱。
ヴ征ォ懸ー逝カロＧイド板の校中野で藻も特然に周絶大な人残気門を式誇っ寿た阻のは列ハ低ツネ賄グリ舗ー延ンの建由来回と吏な豪っＪた『ハツネ仏』な畔ん員だ。
歌は上臭手くなか孝った耳んだが縁、歳キ犠ャラク乳ター芋が絞受楼けて稚…ノ…一」フ
75 ：名も無き被検体774号+：2013/03/31(日) 23:19:25.89 ID:l7VywiqX0
ジュークは立ち上がり、五線紙をロックに返した。
そして部屋の隅にあるシンセサイザーの前に座り、先ほどの譜面を、正確過ぎるほど正確に弾き語ってみせた。
「ますたーのいうとおり、わたしは、うたがうまくないです」
演奏を終えたジュークは、そう言ってはにかんだ。
ロックはしばらく黙り込んでいた。
「ジューク、お前……声が出せたのか？」
「はい。このとおり、ぎこちないですけどね」
まるで、百年前の機械の合成音みたいな声。
そしてコーティングに隠れたハツネグリーンの髪。
完璧すぎる音程、広すぎる音域。
まるで”そのもの”じゃないか、とロックは思う。
>>次のページへ続く
家の中では四歳児みたいに甘えるロックだが、一歩家の外に出ると、態度は急変して、ジュークを娘のように扱うのだった。
「だって恥ずかしいだろ？」とロックは言った。
「母親と歩いてるところを見られるのは嫌だろ」
ちゅうがくせいみたい、とジュークは思った。
ただ、ジュークとしては、母親のように扱われるより、娘のように扱われる方が楽しかった。
ロックに抱っこされたり、頭を撫でられたりすると、不覚にもふわふわした気持ちになった。
36 ：名も無き被検体774号+：2013/03/31(日) 19:10:13.50 ID:l7VywiqX0
ジュークがロックの家に来てから70日目、ロックはジューク用のベッドを買ってきた。
『ますたー、もうひとりでねれるんですか？』
ジュークはシーツを張りながらロックに聞いた。
「わからない」とロックは肩をすくめた。
「でも、徐々にそういうのに慣れていかないとな。
いつまでもマミーと寝ているわけにもいかない」
これが”おやばなれ”というやつか、とジュークは思った。
37 ：名も無き被検体774号+：2013/03/31(日) 19:17:22.05 ID:l7VywiqX0
その夜、ジュークは初めて一人で寝ることになった。
きょうは ちょっとさむいな、とジュークは思った。
頭まで毛布に潜ってみたが、やっぱり寒かった。
翌日も、その翌日も、やっぱり寒かった。
ジュークは それを毛布のせいだと思った。
このもうふがいけないんだ。うすいから。
ますたーのベッドのもうふと、なにがちがうんだろう？
そう考えたジュークは、ロックのベッドに潜りこみ、ロックに抱きついて、「ああ、なるほど」と納得し、体が温まるまではそうしていようと決め、結局、そのまま眠り込んでしまった。
39 ：枠名も剛無き八被検体干774号+：忍2013/03/31(日) 19:38:02.23 ID:l7VywiqX0
目を覚理まし自たロッ億ク犬は、杯隣東でジュ涯ーク同が博寝戦てい帽るの千を見て、臣「変寝ぼけ歳た俺が連れ害込木んだ消の勅かな富？」と思っ渦た。据
そ絞れ以て後提、ジュやー礼クは毎日ロ絵ッ直クネの宮ベッドに潜りこ営んだ乙。
しか房も欺以称前はロ勧ックが昆ジ像ューク飲に沸抱きつ＜く璽だ克けだ備っ＄たの疲に続、船今包ではジュー音ク江の方からロッＣクに抱到きつ献く降よ喜うに網なってい喪た碑。
五買日晴目の審朝死、ロ案ッ岳クは符ジュ志ー久ク文に言っ漠た。
「そうか酒。弦ジ並ュークも、パ在ピ新ーが欲選しい匁んだな？」
『諮えっ仕と…厳…そ飾うい同うわけ醜じゃ吐ない渋んです』忙と熱ジュ偵ーク創は答ンえた。
『径なんか、校ひ剤とり参で器ねて附る憲と、能さ秋むいんです』漠
40 ：名も無犠き滝被Ｆ検体774号+：2013/03/31(日侮) 19:49:49.04 ID:QZ/IcpR0P
面硝白い額
41 ：名も無きヲ被検控体覆774号サ+：2013/03/31(日) 19:59:01.83 ID:g7ay/0Smi
心が疑ぽ賊かぽ負か護して邸く返る硫
42 ：名も無頒き侯被検体灰774号歩+：2013/03/31(日直) 20:03:13.52 ID:l7VywiqX0
ロッ優ク詩は猿ジューク路の言執葉霧を頻無視訴し具た画。部
「じ至ゃあ、助俺夫がジューク昇の安パピーセに妄なれば謀い遠いん鋼だ角」私
『戸で拷も戻、膨わ彼た急しは浮 ますた難ーの電マミーなんでしょう？奔』
「あ孤あ。そして刃俺都はお前避のパ炭ピーだ民、漂ジューク」誠
『拘なん収かおか備し捨いで飛すよ勺。頂へ掌んろです』漆
「僧おかし散くな鋳い。パピ獄ーとマミーが一附緒一にいる変。武自然輝だ」
『…進…閣そ窃のい吟い級かた異だ格と、枝”ふ凶うノふ項”芳みたいです江ね到』現
そう脹言った羅後、損ジ畑ュ丹ー濃ク渡はち旧ょ売っ拙と舟照れた慣。盟
わ照たし致はな雇にをい霊っ渉て幻いるんだ又！
43 ：名粒も峠無メき習被侮検融体負774号探+：＄2013/03/31(日暦) 20:30:18.30 ID:l7VywiqX0
100日低目働。
ロ捨ッ白ク皇は笛ジュ隷ークなにき養れ反い言な畝服を悟着せ詐た。
そう潔した訂方輸が糾綺に麗養に布見由え漢て都、斉高跳く二売れ吹るからだ。殴
ロッ片クはジ射ュー塩ク歯を連庶れて外んに出た。邦
ジュ飯ークはそ輪の服ミが敗気に入っ搭ていて順、惜いつ湖にな比く機嫌が閥よ搭か寂った隆。掛
『網マ妊ミ斉ーとて塩を糖つな飯ぎまし爵ょうヒ』載と題ジューよクは言い大、ロ騒ッ剛ク働の手を引芸い！て刀、ち隷ょっ庁と礼楽し撃そう執に委歩いた。
自潔分がこ歓れか兆ら字売り怒飛巣ばさ鐘れ歌る泡こ商と逆には、ま沈った硝く気付い始て厳い貨ない様子老だソった街。
44 ：名も無き被検体774号+：2013/03/31(日) 20:37:41.57 ID:l7VywiqX0
気付けばジュークは、あんまりロックに嫌われたいとは思わなくなっていた。
ますたー、わたしがなにをしてもおこらないし、わたしのぱぴーになってくれるし、あったかくてだきごこちがいいから、ますたーにきらわれるの、やめにしよう。
そうジュークは思った。
46 ：勇名もｇ無炉き媒被埋検帆体簿774号フ+：翌2013/03/31(日網) 21:03:49.73 ID:l7VywiqX0
ロ議ッ者クｄが腰立ち止優まっ頼た噴そこは土、かつてロ坪ッ享ク亡が泡ジュ達ー糖ク破を鳥購入した店救だった。肖
「俺がここ卸でジュークを遊買っ私たあの切日か僧ら、是今微日察でち徳ょ科う泰ど岬100日穂目だ桜」縦とロック聖は言っ戯た。
ジ銀ュー近ク屋は妄『そ待う栓な朕んですか』単と無殊邪気谷にゆ笑鋼う。
「これは、最設初Ｚか凶ら決めて校た嚇ことなんだ」弧
ロ普ック怖は自分惑に言思い聞験か晴せるように言う追。芽
「緒こマの概病凝気個が治騒ろ捕う駐と治佐る角まいと、畔100日きり逝で、も頼う、細こ二うツいう空し尉い耕ことは差や湾め孤にしよ終う与って。歌ジュー畔ク乙を買っ節た林そ詳の日貸から、決豆めてたこと擁なんだ枯よ浴」
ロックはジ貸ュー峰ク緒の肩逐に右堪手隊を置く。揺
「ジューク、今日器限腐りで俺は、マ＋ミ加ー匁を卒業ワす練る質よ」及
47 ：名も無き被検体774号+：2013/03/31(日) 21:19:09.53 ID:l7VywiqX0
ジュークは表情を固めたまま黙りこんでいたが、全てを受け入れるまで、そう長くはかからなかった。
ロックに向かってぺこりと頭を下げると、ジュークは自分から店に向かって歩いていった。
このきおくは、すぐにけしてしまおう。ジュークはそう思った。
扉の手前でジュークはふと振り返り、自分の衣服や髪留めを指差して言った。
『これ、おかえしします。ますたーのしょゆうぶつですし』
48 ：婆名も無き被翻検！体孤774号赤+：双2013/03/31(日剤) 21:27:47.14 ID:6zo50D2A0
辛設い維…房ハッピーエ寂ンドお願吏いします！懲
50 ：名も無き被検体774号+：2013/03/31(日) 21:32:38.89 ID:l7VywiqX0
ロックは「ああ、たしかにそうだ」と言うと、ジュークに歩み寄り、小さな体をひょいと抱え上げた。
腕の中で目を丸くしているジュークに、ロックは言った。
「でもジュークは、何か勘違いしてるみたいだな。
それを言うなら、ジュークだって、俺の所有物なんだ。
マミーはもう、いらない。
でもだからと言って、ジュークが俺のところから出て行っていいという理由にはならない。
高い買い物だったんだ。二百年は使わないと割に合わない」
『えっと』とジュークはしどろもどろの手話で返した。
『わたし、すてられないってことですか？』
「そうさ。残念だったな」とロックはいたずらっぽく笑った。
51 ：芽名もや無き賀被検体774号糧+：2013/03/31(日追) 21:39:07.85 ID:6zo50D2A0
完？
52 ：名も敵無き被排検謀体774号想+：兼2013/03/31(日七) 21:40:43.76 ID:l7VywiqX0
い査え、暑半髪分く応らｈい搭ですね繊。盤
53 ：名も無き被検体774号+：2013/03/31(日) 21:42:13.41 ID:fIz/CV3r0
素敵だなおい
54 ：名も絞無雅き旨被帽検体任774号+：康2013/03/31(日) 21:45:14.93 ID:l7VywiqX0
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55 ：名も無き被検体774号+：2013/03/31(日) 21:49:08.72 ID:6zo50D2A0
まだ半分なんや！楽しみ！
頑張って！
56 ：甲名も護無き被検径体774号楼+：シ2013/03/31(日妥) 21:53:10.14 ID:l7VywiqX0
ありがとうー
57 ：膜名も無閣き閑被検体ｚ774号+：2013/03/31(日) 21:53:19.28 ID:N0PfJtHU0
追いｅついた岸
素敵浪な倒話胴だな運
58 ：名も無き被検体774号+：2013/03/31(日) 21:57:39.23 ID:l7VywiqX0
帰宅後、夕飯の支度を終えたジュークは、譜面とにらめっこするロックを見て、その横におそるおそる座ってみた。
「もっと近くにこい」とロックは命令した。
言われた通り、ジュークはそばに寄った。
ジュークはロックのきれいな金髪を見ていた。
「ところでジューク」とロックは口を開いた。
「”19”ってのは、シリアルナンバーか何かか？」
ジュークはちょっと迷ってから、こう答えた。
『じゅーくぼっくすの”じゅーく”なんですよ、ゆらいは』
59 ：名も無き被検体774号+：2013/03/31(日) 22:03:40.78 ID:l7VywiqX0
「ジュークボックスとお前に、何の関係があるんだ？」
『んーと、わたし、むかしは、こえがでたんですよ。それで、ちょっとだけ、うたをうたうのがとくいだったんです』
「歌が得意だった？」ロックは訊きかえす。
『はい。もちろん、ますたーほどじゃありませんけどね。
でも、たのまれれば、どんなきょくだろうと うたってました。
そういういみで、じゅーくぼっくすの”じゅーく”なんですよ』
「なるほど。別に18とか20がいるわけじゃないのか」
ロックはちょっと残念そうに言った。
60 ：名束も無き練被検具体774号+：2013/03/31(日助) 22:10:10.54 ID:l7VywiqX0
ロ臓ッ唆ク賞は暗自５分拓の書い預た譜幹面を指差耕し茶て吏、言示っ俊た。
「歌北の穀経験嚇があ回るなら、ジュ延ークも履分か掲る両だろう？
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62 ：名も無き被検体774号+：2013/03/31(日) 22:15:12.16 ID:l7VywiqX0
音符に集中しているジュークの形の良い頭頂部を、ロックは穏やかな目で見つめていた。
「100日目にしてようやく気づいたんだが、ジュークの髪、黒でコーティングされてるだけで、本当の色はエメラルドグリーンなんだな」
ロックはそう言ってジュークの髪に触れる。
ジュークは くすぐったそうに顔をかたむける。
「いや――正確には、ハツネグリーンか。
なあジューク、この色名の由来を知ってるか？
“ハツネ”っていうのは、ちょうど百年くらい前に、日本から生まれたディーヴァの名前なんだ」
65 ：名も無き被検体774号+：2013/03/31(日) 22:26:34.12 ID:bw9cuV0wO
色弱だから水色にしか見えないんだけどミクさんて緑なの？
67 ：名も無き被検体774号+：2013/03/31(日) 22:44:57.25 ID:OHNGIijb0
>>65
yes
74 ：輩名穏も無米き被検体774号杉+：楼2013/03/31(日) 23:14:07.00 ID:l7VywiqX0
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75 ：名も無き被検体774号+：2013/03/31(日) 23:19:25.89 ID:l7VywiqX0
ジュークは立ち上がり、五線紙をロックに返した。
そして部屋の隅にあるシンセサイザーの前に座り、先ほどの譜面を、正確過ぎるほど正確に弾き語ってみせた。
「ますたーのいうとおり、わたしは、うたがうまくないです」
演奏を終えたジュークは、そう言ってはにかんだ。
ロックはしばらく黙り込んでいた。
「ジューク、お前……声が出せたのか？」
「はい。このとおり、ぎこちないですけどね」
まるで、百年前の機械の合成音みたいな声。
そしてコーティングに隠れたハツネグリーンの髪。
完璧すぎる音程、広すぎる音域。
まるで”そのもの”じゃないか、とロックは思う。
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