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片想いしてたら学校辞めることになった
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51 :名も無き被774号+:2013/09/02(月) 03:10:07.21 ID:rA8AD0Dt0
氏いどこか同棲だもんね

そりショいわ


53 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 03:20:00.81 ID:fL/K5C7Z0
>>51
そうなんだよ…

S本人や周りの雰囲気は、俺にSへ告白しろみたいな感じに思えた

前述の同級生の男(友人Hとします)からは「彼氏持ちでも”好き”って言えば相手は意識するから何とかなるもんだ」とか

「Sは美人だから、もし彼氏と別れたらすぐ男できるぞ」とか

直接的には一切言わないけど、やっぱり行動を促していたんだと思う


55 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 03:24:11.80 ID:rA8AD0Dt0
>>53
そうね。

行動して男はなんぼ。

そういう定めに男は生きてるのよ。

それに気づくか気づかないかで男の人生変わるもの。

大変よね。


58 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 03:36:08.05 ID:fL/K5C7Z0
>>55
自分にはそうは思えないんだけど幸せになるにはそうするべきなんだってのは分かる

なんとか変わろうともがいているんだけど 考えと行動が結びつかない自分の脳みそが恨めしい


54 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 03:23:33.15 ID:fL/K5C7Z0
でも自分に自信がなかったし告白して上手く付き合えるなんて思えなかった

そもそもSを好きだっていう自覚が自分にはなかった

でもいつの間にかSを目で追っていたり、Sが他の男と話しているとそれが凄く嫌だったりした


56 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 03:26:39.15 ID:fL/K5C7Z0
好きだって気持ちを自分で押さえつけていたんだと思う

彼氏がいるんだから好きになっちゃ駄目だ、苦しむだけだ、って

相変わらず一緒に帰っていたけど、もう可愛いとか美人とかは思えなくなっていた


57 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 03:32:47.57 ID:fL/K5C7Z0
でも一人になるとSのことばかり考えてしまう

考えても結論が出るわけでもないのに

一度 帰り道の途中で無言のSが(部屋に誘って欲しい)って思ってるのを感じた事がある。

理由も無いけど何故かそう感じた

気のせいかも知れんけど

でも あのとき勇気出していたら その後の自分は変わったかもしれない





59 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 03:47:24.91 ID:fL/K5C7Z0
結局、メルアドも番号も聞けないまま二学年目も終わろうとしてた

昔 会社の同期にメールでしたデートの約束すっぽかされて女とメールするの怖くなってた

学年最後の日、一人で席に座っているSを見て食事か何かに誘うべきなんじゃないかって何故か思えて悩んでいた

悩んでいるうちに友人に話しかけられて、しばらくするとSの姿は無かった

まだ校内いるかと思って うろついてみたけど見当たらなかった

仕方ないので その日はそのまま帰った

何かすごく空しい気分だったのを覚えてる

いま思うと あの日が一種の運命分岐点だったかな


61 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 03:53:21.88 ID:fL/K5C7Z0
二年から三年にかけての春休み中3.11の地震が起こった

実はSの住まいは福島県内にあって、隣県の学校へ電車で通ってた

原発からは30km以上離れていて、停電中だけど無事だって事を友人経由のメールで知った

おそらくは彼氏の仕事の都合で、避難するつもりは無いようだった


62 :も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 03:56:32.16 ID:fL/K5C7Z0
時ど持ちだったのか、く思いせな

ただ、単る級友の一人にすぎな分に殿は何もできないっうのごく悲しく、けなかっ


63 :体774号+:2013/09/02(月) 03:59:22.58 ID:fL/K5C7Z0
多分 あのから自の心は軋み始めて

震災ので例よりし遅い4月中ご、Sとはした


64 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 04:03:47.59 ID:fL/K5C7Z0
自分と目が合った瞬間、ぱっと明るくなったSの表情がまだ忘れられない

その顔を見て自分は何か理由のない恐れを感じた

怖くなって俯いた

Sの周りに彼女の身を案じる級友達が集まっていった

しばらくそれを眺めて、自分はその場を離れた


65 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 04:06:53.57 ID:fL/K5C7Z0
その日新学期の説明だけったのでわっぐに帰っ

授業は次週の月曜からだった

体調が悪かっのか、よく憶えていの日は休んに行かなかっ


66 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 04:10:26.42 ID:fL/K5C7Z0
火曜日に学校へ行った

前日に休んだ自分のことを、Sは案じてくれた

「何となくやる気が出なくて…」とか何とか答えたと思う

震災の事はSに聞けなかった

Sとは何かうまく話せなくなっていた

どうでもいいことを たまに少し話すだけだった


67 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 04:13:27.56 ID:fL/K5C7Z0
帰り道にSと合えるだろうか、そしたらきちんと話せるだろうか

そんなことを考えながら帰り道を歩いていた

Sとは会わなかった


68 :名も無き被検774号+:2013/09/02(月) 04:15:20.05 ID:fL/K5C7Z0
日はじりがら小一時間くらいぼーっとしてた

のクスメトがただけだ


69 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 04:20:17.44 ID:fL/K5C7Z0
なんだか元気が出なくて常に気持ちが悪い毎日だった

学校では三年生の最後に資格試験を受けて卒業する

皆 その試験に向けてそれぞれ頑張ってるみたいだった

自分は学校から帰るとネットをするか眠るかだった


70 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 04:22:33.34 ID:fL/K5C7Z0
日の、同生の車に乗り込Sの姿が見えた

>28の小太りオサ


71 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 04:24:46.84 ID:fL/K5C7Z0
オサンと楽しそうな表情で話していた

次の日、車の助手席から嬉しそうな顔でこちらに手を振っていた





72 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 04:30:36.28 ID:fL/K5C7Z0
胸の奥がとにかく気持ち悪くて どうしようもなかった

次の日はとても家まで帰れる気がしなかったので車を持っている同級生に送ってもらった

その同級生は近くにいたSにも「乗っていく?」と声をかけていた

Sは「○○さん(オサンのこと、以下O)に送って貰うから大丈夫です。」

「花見に連れて行ってもらったんですけどもう散っていて…」

とかそんな事を話していた


73 :名もき被検体774号調+:2013/09/02(月) 04:34:10.26 ID:fL/K5C7Z0
使分が悪くてた眠ったか

学校休みなっ

い教書持って大変だもんな)

(あの子がいいんだら、れでゃないか)

んなに思うようにした


74 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 04:40:13.99 ID:fL/K5C7Z0
学校に行くと友人Hが心配してくれた

H「最近休んでるけど大丈夫?」

俺「気分悪くてw 5月病かなw 6月になればきっと大丈夫だよw」

本音は言えず、適当に強がって見せると横からオサンOが

O「自分を誤魔化してるからだ。だから苦しいんだ」

何も言えなかった。胸苦しさが強くなるだけだった


75 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 04:42:44.03 ID:fL/K5C7Z0
んな、6月始めの金曜日

この日が学校に行最後日になった


76 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 04:52:12.96 ID:fL/K5C7Z0
三コマ目の授業の準備をしていると後ろから

S「教科書忘れてしまって…」

なんて話している声が聞こえてきた

Sの隣は友人H、忘れた教科書をHに見せてもらうつもりみたいだった


78 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 04:58:34.44 ID:fL/K5C7Z0
授業の中頃、プリントが配られたので渡されたプリントをSに回そうと振り返った

一つ後ろの席でSがHの体にべったりと寄り添って教科書を覗き込んでいた

彼女が彼氏に甘えてるような感じだ

Hのほうは硬い表情をしている


79 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 05:05:05.68 ID:fL/K5C7Z0
教室のさらに後ろのほうから視線を感じた

オサンOが眼を見開き、身を乗り出してこちらを凝視していた

(ああ、そうか…)と思った

・自分の予想:
S又はOの作戦。俺の心を揺さぶって行動を起こさせようとしている。
Hは無関係。Oはこちらの反応を観察してる?
それともSの行動に驚いているのか?

Oの思惑はイマイチ分からなかった。

その時は前者かと思えたけど、今思うと後者だったかもしれない。

心が冷えていった


80 :名も無き被774号+:2013/09/02(月) 05:09:14.41 ID:fL/K5C7Z0
授業終わ自分はすぐに立ってトイレへの空気を吸ってーっ

(終な…かそんな感じてのか

室に戻ろうと廊下いていると少し前をSがいた

片手をラブ動かしな歩き方

に自分がいも分ているよ


81 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 05:13:52.41 ID:k9HWxFTv0
なんか複雑だなあ…結局俺たち男はなにに関しても自らアクションしないとダメなんだろうね

例えイケメンだって会話もしないで恋人ができるわけない


82 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 05:15:31.47 ID:fL/K5C7Z0
(何か話しかけて欲しいんだろうな…。でも何を言えばいいんだよ…)

何も思いつかないし、そもそも話なんてしたくない

少し後を歩きながら そんな事を考える

教室に入るドアは三つある。

一番後ろ、中頃、一番前のドア。

Sは自分たちの席に近い中頃のドアから入るみたい

Sの姿を見るのが嫌で自分は先に一番後ろのドアから入る


83 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 05:19:42.14 ID:fL/K5C7Z0
自分の席に近づくと横のドアからSが入ってくる

何かSを汚いものに感じてしまい反射的に体を逸らす

傷ついた様な雰囲気を発するS

もう嫌だ


84 :名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 05:27:39.30 ID:fL/K5C7Z0
次の授業が始まる

出席を取っていく教員

自分の名前が呼ばれる

もうこんな学校はうんざり。でも虚勢を張って大きな声で返事をする

Sの名前が呼ばれる。消え入りそうな声で「はい…」と言う

教員には聞こえなかったようでもう一度名前を呼ばれる

「はい、います」少し大きな声だ

何か傷つけたくなり、聞こえるか聞こえないか位の声で「フンw」と鼻で笑ってみる

少し気が晴れた気がする

今思えばどうしようもない駄目な自分だ




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カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:青春, 胸キュン,
 

 
 
 
 
 

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