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じいちゃんのはなし
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42 :いち ◆arn6MXmW.Y :2013/10/04(金) 08:55:01.02 ID:TNlNTXhF0
トリップつけさせてもらいました。


おじさんは何故かじいちゃんの方には向かわず私たちの方へ歩いてきます。

わなわなと溢れる涙を堪えながらおじさんを目の前にし、かぎをしめた瞬間に がちゃんとドアを開けようとする音が聞こえました。

ですが間一髪、私が鍵をしめるのが早かったのです。



43 :名も無き被検体774号+:2013/10/04(金) 08:58:28.62 ID:Fbhj3+vL0
ドキドキ…


44 :いち ◆arn6MXmW.Y :2013/10/04(金) 09:00:28.28 ID:TNlNTXhF0
度もドアを がちゃがゃとけようしてさん潮に達ました。

「おは人の孫になしよるや」

んは ちらっとじいちゃんを見ると無て私ちを見て でてこい手招きをしますが、さらに怖くて大泣きしてしう私たち

そやんことをせなとや!理由があるら はっんや!

じいちんの号に少殿しずつおじさん始めま

うちしがうるさかった。朝か婿だ。

それ理由でした私は隣かーんーんと振り音がきくるのを知っていたでおに!思いまた。



45 :いち ◆arn6MXmW.Y :2013/10/04(金) 09:04:35.97 ID:TNlNTXhF0
するとじいちゃんは

「それは、うちの娘たちが迷惑かけてすまんかったね。朝早い仕事しよるし勘弁してやってくれ」

と頭を下げました。

するとおじさんは すたすたと歩いていなくなってしまいました。

そのおじさんは どうやらうちの家の裏側に住む人でした。

じいちゃんの家に一度帰り お母さんに電話をすると ばたばたと仕事を切り上げて帰って来てくれました。

安堵感に涙がまた止まらなくなってしまいました。



46 :名も無き被検体774号+:2013/10/04(金) 09:05:19.40 ID:Fbhj3+vL0
いいじいちゃんだな


47 :いち ◆arn6MXmW.Y :2013/10/04(金) 09:11:03.22 ID:TNlNTXhF0
そのあと警察が来て色々お話しを聞いていきました。


どうやらこれが初めてではないようで ほかの家からも相談が来ているとのことでした。

その後おじさんは隣の家の窓ガラスを石を投げて割っていて現行犯で逮捕されました。

風の噂で聞く事になりましたが、どうやらおじさんは精神的な障害があったみたいでした。

おじさんの家は3人家族で殆ど耳の聞こえない朝からゴミを焼いてみたり肥料になるからと肥溜めから汲み上げ畑にぶちまけるばあちゃん。

いつも木の陰や庭に立ち ひたすらぼーっとしているおじさんと

うちにきたおじさんの三人暮らしでした。




49 :いちarn6MXmW.Y :2013/10/04(金) 09:14:35.85 ID:TNlNTXhF0
さんは暫く見なくな刑務病院にいうとした

それか数年たった頃1度だけ姿をみが今は どう過ごしているのかわかん。

ばあ西ちゃん家はさんが新築のを建てらしいますが そこでばあちゃんしかないのあとの二人のとは未だに謎で



50 :いち ◆arn6MXmW.Y :2013/10/04(金) 09:18:39.66 ID:TNlNTXhF0
私が高学年になるとお稽古ごとを習いに行くようになり少しだけ じいちゃんと過ごす時間がすくなくなりました。

中学校ではテニス部に入り、そこそこ強い学校だったので毎日休み無く部活に没頭しました。

入賞したり、優勝すると逐一じいちゃんに報告には行きました。


そんな、ある日のことでした。



51 : ◆arn6MXmW.Y :2013/10/04(金) 09:23:26.07 ID:TNlNTXhF0
校から帰ると浮かお母さんがそこにました。

「どーたと?」と聞「じいちゃんが病気でー」とぽつぽし始めました。

いちんの病気は肺気腫た。

は胸が苦しいとお母さを呼び内に行ったそうでた。

の内科ではまりと見てもらえず、看さんに呼吸で見てもらっ方がいいといのやり手と言われ病院にいと すぐに持ち歩き置き型の酸素を支給されまさた

これがじいちゃの闘病生活のた。

当時私は3になったでした。



52 :いち ◆arn6MXmW.Y :2013/10/04(金) 09:28:46.98 ID:TNlNTXhF0
そん中お母さんの弟でるおじさ結婚とになり納にいくこになした。

いちゃんはあま浮か顔。その理由すぐにわた。

結納の挨拶の時に話した一言でした。

「私は足も悪く、酸素も引きずもな体でりません。」

そう申訳なさすじいち

その一言はの心に深く突き刺さりました

別にいちじいゃんのが何でそんい目なのかくわかりませんでした



53 :いち ◆arn6MXmW.Y :2013/10/04(金) 09:31:58.08 ID:TNlNTXhF0
じいちゃんが今まで私を育ててくれた中でほかのじいちゃんに比べて私を1度だって不自由させた事なんてないのに何故そんなに申し訳なく話すのかと思いました。

きっとじいちゃんは世間体を気にしたんだろうなと思いました。

なんだか心がどんよりと曇りました。そんなに比べなくていいのに。

別にじいちゃんはじいちゃんで足が不自由だなんて気にすることないのに、と。



54 :い ◆arn6MXmW.Y :2013/10/04(金) 09:36:06.59 ID:TNlNTXhF0
おじさん正式に結婚してゃんちらすとになる じいはみるみる痩せていきました。理由

んの飯が味しくた。

までじいが作って ご飯とんの食べるだけの生活をしていたお嫁さん

どっちのご飯が美味しいかなんて一目瞭然た。



55 : ◆arn6MXmW.Y :2013/10/04(金) 09:41:22.08 ID:TNlNTXhF0
たまに私顔を出す

「マッドば食うかと話てきした

マックと言わないじいちゃんはとっ可愛いのです

はじいちゃんがくたお金を握りマックに走てい湿た。

買って帰るとれが1番手っ取太れるといいます。

そのご飯食てよかよと言われ皿を見ると彩綺麗ご飯とおかず。一口食なんの味もしませ

卵焼き一つちんと作れ んだとっくりしゃんが痩た理由もわかりました



56 :いち ◆arn6MXmW.Y :2013/10/04(金) 09:44:59.50 ID:TNlNTXhF0
そして、じいちゃんは どんどん痩せてお母さんと病院にいくと大きな病院に入院となりました。

じいちゃんの入院生活がはじまると学校から帰りじいちゃんの病院に顔を出すのが日課でした。

「病院飯もうまくなかな」と笑うじいちゃんはいつもお母さんに梅干しやらなんやらと持ってきてもらっていました。



57 :名無き被体774号+:2013/10/04(金) 10:57:58.45 ID:t4R2DutTP
ふむ


61 :いち ◆arn6MXmW.Y :2013/10/04(金) 11:40:08.97 ID:TNlNTXhF0
お母さんや私はちょくちょく大体二日に一回くらいは顔を出していましたが おじさんは全くでした。

そうこうしてるうちに じいちゃんちを建て替えることになりました。

家を解体するのを見ていると沢山の思い出があったじいちゃんちがなくなって行くのが たまらなく寂しく感じました。



62 :いち ◆arn6MXmW.Y :2013/10/04(金) 11:49:10.35 ID:TNlNTXhF0
じいちゃんちにあったじいちゃんのものは殆どなくなりました。

せめてものとのことで じいちゃんがメジロの大会で賞をとったときの額?みたいなのだけはお母さんがひきとりました。

新しくたった家はじいちゃんには優しくない家でした。

段差もあるし なんだか寂しい気持ちになりました。




63 :いち ◆arn6MXmW.Y :2013/10/04(金) 12:33:02.69 ID:TNlNTXhF0
じいちゃんは壊される家も見ないまま次に退院して家に帰ると小さい座敷に住むことになりました。

その頃にはじいちゃんは一人でトイレに行くことはもうできずにいました。

部屋には簡易トイレ、ポータブルトイレがありました。

でも強がりで私たちに弱いところを見せたくないことは嫌でもわかりました。



65 :いち ◆arn6MXmW.Y :2013/10/04(金) 12:58:24.83 ID:TNlNTXhF0
また家に帰ると美味しくないご飯。

その頃になると じいちゃんはベッドの上で暮らすことが多くなってきていました。

私も高校生になっていました。

その時の写真にはじいちゃんは写っていませんでした。

昔はよく一緒に写ってくれていたのに、なんて思いました。



66 :いち ◆arn6MXmW.Y :2013/10/04(金) 13:01:14.37 ID:TNlNTXhF0
自宅に帰ったのもつかの間

すぐにまた病状が良くなく前の病院より少し小さい病院に入院になってしまいました。

変わらずお母さんと一緒によく顔を出しに行っていました。

じいちゃんは どんどんと痩せていき もう喋ることも笑う事も辛そうで仕方ありませんでした。

書いてておもいだして涙が止まらなくなってしまいました。すいません。



67 :名も無き被検体774号+:2013/10/04(金) 13:05:27.91 ID:hS1wjmH80
ゆっくり見てるから気長にいきましょうー


68 :いち ◆arn6MXmW.Y :2013/10/04(金) 13:05:34.22 ID:TNlNTXhF0
れから春がやってきて12月になりました

ゃんは既に体重35キロどしなくのようにかり体ではな骨と皮だけの ょろになっていました

12月はじいちんの日です。

頃にと親戚や家族は誕生日まもつから?話が良く出るよになりまた。



69 :いち ◆arn6MXmW.Y :2013/10/04(金) 14:04:23.71 ID:TNlNTXhF0

12月に入ってからは じいちゃんの容態はよくなることはなく悪くなる一方でした。

それから数日してからお母さんの携帯はなりました。

じいちゃんがもう長くない。よかったら病院に来て欲しい。

丁度その日は お母さんの上司の年賀状を作るのでお母さんの会社でデザインの打ち合わせなどをしている最中のことでした。



70 :いちarn6MXmW.Y :2013/10/04(金) 14:07:29.38 ID:TNlNTXhF0
お母んはりがいいとこまでしてから言ってもないから。そう言っている中話がなりまし

さんからでした。

そろそろ行か。

ってを少し走らせた頃 そんなとき電話なりました

ほんとはその電話の意味が少しわていた使しました。

病院まであと五分もかかないに そと少しが間に合わず おいちゃんの死に目に合うことができませんでした



71 :arn6MXmW.Y :2013/10/04(金) 14:11:31.37 ID:TNlNTXhF0
し訳で一杯た。


し私がもう少早くらせいたらったかもしれないのに尿沢山自分を責めまたが責めても どうなりませんでし

お母を流なが

「苦んだ手と足に包帯まいてベッド柵巻きてあったかね...」

と小さくく話まし

私が見たじいちんは もう綺麗にエンゼルケアが終ったあとした



72 :いち ◆arn6MXmW.Y :2013/10/04(金) 14:16:08.31 ID:TNlNTXhF0
きっと苦しかったんでしょう

口はどんなに頑張っても少しあいていました。

じいちゃんの顔はもう血の気もなく生きた人間の色ではありません。

職業柄、何人ものご遺体を見ることがありましたが じいちゃんは綺麗かと言われれば少し苦しげだったと思います。

でもそれは、じいちゃんの最期まで頑張った証なんだと思います。



73 :いち ◆arn6MXmW.Y :2013/10/04(金) 14:19:33.37 ID:TNlNTXhF0
それから、お通夜 葬式 火葬

納骨堂に遺骨を納めるまでは あっという間にに過ぎ去りました。

たくさんたくさん泣いたけど思い出すのは笑ってるじいちゃん。

ほんとは じいちゃんに私の子供の顔だって見せたかったし成人式の振袖も見せたかった

結婚してウェディングドレスだってみせたかったし、旦那さんも見せたかったのに そんなじいちゃんは もうこの世にはいなくなってしまいました。




>>次のページへ続く



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