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絶対に読んではいけない本を小学生の頃に読んでしまった話
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80 :本当にあった怖い名無し:2013/06/28(金) 23:03:51.31 ID:5bIaa9ZrT
今日はここまでにしときます。


不可解な体験の方で少し情報が入っていたので俺も思ったんだけど、当時 凄い類似本でてたんだよね。

んで探しまくったんだけど一つも出てこなかったのよ。

でも通販には載ってたのよね、だから絶対買ってる人がいてる筈

そこのあなた、持ってるんじゃないですか?

ちなみにワニブックの方はどうも違ったみたいです、ありがとうございました。



こう言う風にクールダウンしないと何故か喉がカラカラになって指が震えるよね。

実話オカルト書いてる人って凄いなと思う。

そんなわけで明日も規制されてると思うんで、また出来るだけ書き溜めていきたいと思ってます。

最後にもう一度書きますが、あなた、持ってるんじゃないですか?



81 :本当にあった怖い名無し:2013/06/28(金) 23:05:17.38 ID:ZEKBVAFr0
持ってねえよ

でも話の続きを聞かないと絶対とは言えないな


82 :本当にあった怖い名無し:2013/06/28(金) 23:06:06.14 ID:ZEKBVAFr0
データハウスの「悪のマニュアル」なら持ってたけど中身がどうも違うし




83 :本当にあった怖い名無し:2013/06/29(土) 21:45:31.02 ID:FROXnkr4T
>>82
あー、なんかいっきにに分かったような気がする。

悪のマニュアルをググったら悪の手引き書ってのが出てきた、両方とも完全犯罪マニュアルとは違うんだけど少しづつ違うんだよね。

思い返せば自殺マニュアの模造品も少しづつ違う。

完全犯罪マニュアルは存在したけど、存在してなかったと考えるのが正しいのか。。。

取り敢えず書いてきたんで続き投下します。



84 :本当にあった怖い名無し:2013/06/29(土) 21:47:00.45 ID:FROXnkr4T
次の日、学校で弟にあの後どうなったか話を聞いた。

兄貴は物凄く怒っていたが、最後まで読んでないなら別にいいみたいな事を言い

俺ら2人には、絶対本を探すなと伝える様に言われたらしい。

弟に悪い事をしたので申し訳なさそうに2人で謝ったが、Aも俺も兄貴の話に従うつもりは全く無かった。



その日から俺とAは弟を抜きにして2人で本屋巡りをした。

自転車で行ける範囲や、時には電車で遠くの本屋まで行ったが、なんの成果も無かった。

本屋巡りの帰り道に、久しぶりに弟も誘ってちょっと公園で遊ぼうかって話しになって駅から弟の家に向かった。

インターホンを鳴らすと直ぐに出てきてバットとボールを持って公園に向かった。



公園で適当に遊んで話しをしてたら、最近兄貴の様子がおかしいと弟が言ってきた。

話の内容は、兄貴は学校に行ってるフリをしていたが、学校からの電話で登校してない事がバレて、親に散々怒られたが、逆に暴れるくらい叫んで親も対応に困ってるらしい。

Aはふぅーんと感心なさそうだったけど、俺は弟の兄貴をよく知ってたから、兄貴が親に反抗する姿が想像つかなかったので、どうしたんだろうと思った。

弟は兄ちゃんは学校サボって何処に行ってるんだろうと不思議そうに言ったが、見当はつかないようだった。

その後は、妄想の話をダラダラと話して解散した。



85 :本にあった怖い名無し:2013/06/29(土) 21:48:33.74 ID:FROXnkr4T
の日、Aと弟に遊ぶ約束をして学校が終わる散に家に

俺はつもり引き戸をガラッ開けて一歩足を踏み入



しかし、時なんも言えない違感をた。

を開けまでていたがは かちゃんのパートの日

は いつも、そう、いつず勢いで引き戸を開けようとするが、ーちゃんート日はャンと音てて扉が開事は

俺が鍵を閉め忘れた時るかゃんが忘れる事なんて まずあない

かしてパートが休みな事って気のつてな家の中を見

は2部屋とキッチらなるアパートだった沿入れが普通のアパと違い壁際に前の部屋と奥の部るよに何故か真中に押入れがあり、そに奥の部屋く廊下が1m位あるで目が通しにくいりになっいた

なので裏し場からの光もあまなく、一般のアパートよ綿更に暗さが増してた。


いつもの家つもの暗さ?つもの空気?何か違う

は耳に中し、見えにくい方まで凝た。

1秒、2秒3秒、動く物、動く音を逃まいとは集中した。

そして、目線は部屋から外さ、ゆくりと玄カバンを置いて、肺いっいに息吸うと、俺は自中で1番思える程の声使り上げた

ヤバ

脱兎のく玄関から飛出して、俺はAの家向かった

絶対何か幽霊と化け物ない、だ!

間違い無く人の気がした、そ見えるかそん、本当に微な影様な揺らぎ。


逃げているのか助けを湿めてってらないまま、Aのに走

Aの家が見れと同時にAが居てか確認するように線がAの自転車に向いた

転車はあ、自転車あったけど、キさっていい鍵のロが外れていた。



86 :名無し:2013/06/29(土) 21:58:13.11 ID:GL6uK0fQ0
クリ…


87 :本当にあった怖い名無し:2013/06/29(土) 22:02:21.64 ID:FROXnkr4T
いつもの調子でAの名前を呼んでドアを開けた。

すぐさま飛び込むと、来るの早いなと暖気に出迎えてくれた。

俺は おばちゃんが近くに居てない事を確認してAに鍵の事を伝えた。

Aは少し驚いてドアを少し開けて周りを見回した。

誰も居てないみたいだぞと俺に伝えると、自分の自転車を確認しに出た。


確かに誰かにやられてる、当然俺に疑いの目を向けたが、絶対に違うと言うと信じてくれた。

思い当たるのは俺とAと弟と兄貴だ。

Aは直ぐに2人に聞きに行こうと言ったが俺は先ず、弟と兄貴に話を聞きに行く前に俺の家を確認する方が早いかも知れないと言った。


俺の中では弟の線は消えていた、何故なら同時に下校した事を考えると時間的に無理だからだ。

もし兄貴が鍵を開けたなら、まだ家に居てるかも知れない。

何の理由か分からないが もしかしたら驚かそうとしたのかもしれない。


そんな事を言いながらAと俺は家まで走った。

Aが着いて来てくれてるので、少し不安は和らいだと思ったが、アパートの前まで来ると俺は更に怖くなった。

引き戸が閉まっている。

恥ずかしながら、いちいち引き戸を閉めて逃げる程の余裕を持ち合わせて無かった俺は絶対そのままAの家まで走って行った筈。

多分 今自分の顔を見たら能面のように喜怒哀楽が無いような顔をしてるんだろう。

俺は勇気を出して、引き戸の取っ手に指をかけると横にスライドさせるよう、右に力を入れた。

ガチャンと音がして、引き戸は鍵が掛かっている事を示した。




90 :本当にあった怖い名無し:2013/06/30(日) 20:34:58.06 ID:aFKLnE6IT
引き戸の磨りガラスの向こう側に俺のカバンが透けて見える。

怖かった、本当に怖かった。

俺は心の葛藤をAに伝えず呑み込んで、首から下げている紐を手繰り寄せ、その先に縛ってある家の鍵を取り出し鍵穴に差し込んだ。

金属の擦れる音も解錠した感触も全て指先から伝わってきた。

加減を忘れたのか、中の誰かに伝えたかったのか、俺は取っ手にかけた指を力一杯右にスライドさせた。

大きな音とともに開かれた引き戸、少し身構えたAと俺は見える場所全てに目を通した。

とても穏やかだった。

先程の入る事を拒む様な空気は無く、いつもの安全な家族を守ってくれる、ただの家に戻っていた。

それは、Aが隣に居てるから心に余裕が出来たせいか、それとも攻める側にまわったからなのか分からないが。

電気は変わらず点いてなかったけど、怖い暗さでは無くなっていた。

俺はAを玄関に待たせると、小走りで部屋の中や押入れ、物干し場も一応目を通してAに居ない事を伝えた。



91 :本当にあった怖い名無し:2013/06/30(日) 20:36:40.07 ID:aFKLnE6IT
こうなると、やはり弟の家に行くしかない。

今度は鍵をしっかり閉めて弟の家に向かった。


インターホンを押して間も無く弟が出てきた。

俺達は小声で鍵の話を伝えようとしたけど、どうも様子がおかしい。

何か奥から弟の婆ちゃんの泣き声も聞こえる。

弟は言いにくそうな態度で口を開くと「兄ちゃんが捕まった」と小さな声で呟いた。

その言葉に2人して呆気にとられていると、弟が もしかしたら あの本のせいかなぁと消えそうな声で呟いた。

確かに兄貴が変わったのは本が届いてからだ。

俺達が勝手に読んだ時のキレっぷりも今まで見た事がない態度だったし。


話が途切れて、一応鍵の話も軽くしておいたが根本はやっぱりあの完全犯罪マニュアルにあると思った俺は、今のうちに何が書いてあったか見た方がいいんじゃないか?と弟に言うと、同意して部屋に案内してくれた。



92 :本当にあった怖い名無し:2013/06/30(日) 20:37:20.40 ID:aFKLnE6IT
階段を上がる途中、お婆ちゃんのすすり泣く声が廊下に響いた。

弟が学校から帰って来た時、母親が不在でお婆さん1人で泣いていたらしい。

お婆さんに泣いてる理由を聞いたところ、兄貴を迎えに警察に行ったと弟に伝え。

「後は ずっと泣いてて理由は わからなかった」

弟はボソボソと話した。

兄貴の部屋の前に着くと何も考えずに弟が扉を開けた。

俺は心の中で拍子抜けした。

前のように鍵がかかっているものと思ったからだ。

2人とも何事も無く部屋に入って行くので俺も黙ってそれに続いた。

部屋の中に入ると1番最初に目がいったのは窓だった。

厳重にテープで貼られた窓は何かの侵入を防ぐ為にしか見えなかった。

Aは口に出して気持ち悪いと言ったが、俺は黙って本探しに取りかかった。

先ずは机からと、半分ある筈無いと心の何処かで思いつつ引き出しを引いた。

一体全体何がなんなのか。

グシャグシャになった完全犯罪マニュアルがそこにポツンと入っていた。



93 :本当にあった怖い名無し:2013/06/30(日) 20:39:20.21 ID:aFKLnE6IT
2人も流石にそれには面食らったのか驚きの声をあげた。

本を手に取ると表紙の部分に水が流れた様な跡が付いていた。

ボンヤリ眺めていると、2人に急かされ急いでページをめくった。

真ん中辺りを開くと道具の項目が開いた。

あまり時間も無いと思い、そこからページを弾くように淡々とめくっていった。

武器から通信、盗聴、そして薬とある程度目を通して、先を急いだ。

残りのページも少なくなった時に目に飛び込んで来たのは、人だった。

年齢も性別も書けないが、俺達はただ今すぐ本を捨てたかった。

壊れていく写真を無言で眺めてページをめくる。


最期の数ページになった時、俺は泣いていたのかもしれない、目の前が歪んだまま最後のページをめくった。

右1ページ全面に拡大された顔

左のページに文書が2行、たった、2行の文で俺達は完全に壊された。



94 :本当にあった怖い名無し:2013/06/30(日) 20:40:36.81 ID:aFKLnE6IT
後書き

その後Aと俺は一週間位、外に出られなかった。

兄貴は未遂だったらしいが、実際何をしたかも分からない。

学校に弟が その後登校する事は無く、Aと一緒に家にも何度か行ったが、ずっと留守のまま先生から引っ越したと聞いた事が最後に音信不通になった。


今思えば、扉の鍵が開いてたのも、本が探しやすかったのも何か伝えたかった、見つけて欲しかったのかもしれない。

それと、最後の文書が気になる人もいるかも知れないけど、本当にチープで何処かの推理小説の脅し文句をそのまま書き写したような陳腐な文書だった。

それでも、俺達、いや、多分一般的な市民はその呪縛から助けを求める事も出来ずに指示に従うか、俺達みたいにじっと動かないかのどちらかだろうと思う。

兄貴は多分、行動にうつしたんじゃないだろうか?

考察

色々と書き込みを見て気づいたんだけど、完全犯罪マニュアルは多分全ての便乗本や模造から少しづつ項目を引き抜いて作られたんじゃないかなと思うんだけど、どうだろう?

後、俺がこの事を思い出す時にいつも500円で買ったと言う言葉が最初に思い浮かぶんだけど。

500円の通販なら絶対1500円位になるから安いわけないじゃないかと今更変な事に気づいた。

本が届いた時に俺達は弟の家で兄貴も交えてゲームをしてた。

あの時 配達の人が来て、本が届いたんだけど、もしかしたら、あの本を届けた配達員が完全犯罪マニュアルを作ったのか、分からないけど そんな事が今更思い浮かんだ。

最後に、長々お付き合いありがとうございました。




>>次のページへ続く



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