2chの男女恋愛に関わる 復讐話寝取られ話旅スレ に特化した話題を掲載していきます。
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22 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 11:19:27.18 ID:H7s5zbrB.net
仕事はなにしてるひと?
何歳?
ご家族は?
出身は?

そのたび律儀に俺は女に聞いていた


○○さんが何歳かって聞いてたよー

んー>>1ちゃんと同い年って言っといて

○○さんが仕事なにしてるの?だってさ

魔女やってますって言っといて
 
大体はぐらかれていた




25 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 11:28:37.58 ID:H7s5zbrB.net
俺は大体女の家で宿題をやって終わったらブルと遊んだり家のなかを探検したりしていた

確か宿題で将来の夢の作文を書いてるときだった

特に夢がなくて という かなりないものがたくさんありすぎて(野球選手、サッカー選手、タクシーの運転手等)迷っていた

女の将来の夢でも参考にするかと思って聞いてみた


女は今の生活がずっと続けば嬉しいなあと言っていた

つまらなかったから今の生活って?と聞いた

いちごとのんびり過ごして静かに死ぬかなっと笑顔で言った

それから

>>1ちゃんと毎日お話するのも楽しいけどね、>>1ちゃんもいつかは大人になって新しい世界に行っちゃうからね。

とぼそっと言った





26 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 11:37:37.29 ID:H7s5zbrB.net
なんだか無償に寂しくなった俺は

俺がどっかに行くときは いちごちゃん と 嫁ちゃんも一緒に来たらいいじゃん。

そしたらずっと続くじゃん!

と言った

女は

えー、無理だよっと笑った

やっぱりなんか寂しくなった俺は

俺が20歳になったら結婚してあげるよ!

そしたら一緒じゃん!決まり!

指切り!約束破ったら首ちょんぱね。

と強引に約束を取り付け逃げ帰ったらしい


らしいっていうのは結婚しようと言ったのは覚えてるけど首ちょんぱとかは覚えてない








27 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 11:46:00.73 ID:H7s5zbrB.net
それから飛んで中3のころ

それまで毎日のようにやっぱり女の家に行っていた 

反抗期やら思春期やら迎えてオナニーとか覚えて女のことをかなり意識したりしていた。というか好きだった。

田舎だったが中学生になれば全校生徒が100人ぐらいはいた。

相変わらず おかっぱヘアーだったが コミュ力あったし

上級生とも仲良くて小さなコミュニティ内だったが少しはモテた

でも女と比べると全員餓鬼で性の対象にすらならなかった。


女のことは意識しまくりで、でも女はいつも余裕そうで俺なんて眼中にないような感じだった。

本当は家に行くだけで当時はドキドキして(小学生の頃は一緒に寝たり風呂入ったりしてたのに)でも意識してるって悟られたくなかったから

うぃーっすって余裕あるように振る舞ったりしていた





29 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 11:54:49.69 ID:H7s5zbrB.net
中学校までは地元にあったが高校は少し離れたとこに行かないと行けなかった

頭は良くも悪くもなかったが迷っていた

家からバスで1時間のボーダーA高校か

家からバスと電車で3時間の少し頭良いB高校(男子校)か。

俺は当初はA高校を第一希望にしていて推薦で行けるだろうと言われていた


が、学校の先生や親はB高校に行かせたかったらしい。

推薦枠は埋まっていて しかも大体B高校へ行くなら親戚の家から通うことになっていた





30 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 11:58:28.14 ID:H7s5zbrB.net
俺は女と離れるのが嫌で毎日悩んでいた

女の家に行っても うだうだ悩んでいた


というか女に引き留めてほしかった 


だからわざと俺、B高校いこっかなーとかB高校は市内だからたくさん遊べるよなーとか

女の前で言っていた

女はいいんじゃない。応援してる。としか言わなかった


俺はそれが腹立たしくてもどかしかった






31 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 12:05:20.74 ID:H7s5zbrB.net
結局中学の卒業式3日前に試験を受け卒業式3日後に合格したことを知った

女に言うと とても喜んでくれてB高校の近くにある寿司屋に連れていってくれた。


それからは ずっと荷造りしたり親戚の家を行ったり来たり。

制服とか教科書とかの購入で毎日ばたばたしていた

女とは相変わらず毎日会っていたけど30分ぐらいしか会えていなかった





33 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 12:08:17.73 ID:H7s5zbrB.net
3月下旬。

いよいよ親戚の家に行くことになった

じいちゃんとばあちゃんはいつでも電話せーよって。泣いて言ってくれた。

じいちゃんとばあちゃんはいつでも俺の味方で 別れるのは辛かった



父さんに女さんに挨拶してこいと言われた

女のとこにいくといつもと変わらず笑顔で迎え入れてくれた





34 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 12:13:53.85 ID:H7s5zbrB.net
俺「もういくわ」

女「そっかー、寂しくなるね。頑張ってね」


俺「絶対寂しいとか思ってないっしょw うるさいやつがおらんなって清々したとかだろ」


強がって言ってみた

女はあの日みたいにポロポロ泣き出した


女「まあ、静かになるでしょうけど>>1ちゃんが頑張ってるんだから。寂しいなんて言ってらんないよ。寂しいけどね」


あんなにでかく見えた女をいつのまにか見下ろしていた

小さく見えたから、抱き締めてしまった







36 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 12:20:15.46 ID:H7s5zbrB.net
俺「昔は20歳じゃないと結婚できないと思ってた。でも18歳でも結婚できるんだってね。俺が高校卒業したらずっと一緒にいてあげれるよ」


若気の至りかな。

今じゃ絶対言えないことをぽいぽい言った

あと女の髪の毛ってやばいぐらいいい匂いすんのな。


女「上から目線w私もうその時30歳だよ。おばさんだよ。>>1ちゃんは>>1ちゃんの好きなように生きて。 」


普通に振られたけど俺は満足だった

髪の毛はいい匂いだったし

絶対女と結婚すると何故か確信していたから





37 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 12:28:03.46 ID:H7s5zbrB.net
それから高校通いだして、長期連休とか どうしても我慢できないときは金曜の夜に帰って日曜の夜 戻ったりしていた


毎日その日あったこととかを女にメールしたりした。

女は相変わらずな生活をしていた。



ブルは俺が高2の秋に死んでしまった

メールしても返ってこないことが増えた

丁度文化祭があってなかなか地元に帰れなかった

やっと帰れた日

真っ先に女の家に行った





38 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 12:34:24.29 ID:H7s5zbrB.net
インターホンを鳴らしても出てこない

勝手に入った。線香の匂いがした

女はソファに座ってブルの骨壺を眺めていた

声をかけるとハッとした顔をして

帰ってきてたんだ。と泣きそうな顔をして笑ってた


少し見ないうちに女はぼろぼろになってた

綺麗なストレートだった髪はぐしゃぐしゃだし

目の下には隈、痩けた頬。


どうすることもできなかった





40 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 12:38:37.35 ID:H7s5zbrB.net
このままだと死んでしまうんじゃないかと思った

何もできない自分が情けなくて、女が悲しんでるのが辛くて泣いてしまった

ひょろがりおかっぱが ひーんって泣いてるのが余程変だったのか

女はなんで泣いてるの。と笑った





42 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 12:45:30.45 ID:H7s5zbrB.net
俺が何も言えなくてひんひん泣いてると女は抱き締めて頭を撫でてくれた

額が胸に当たって少し冷静になれた。

女が心配で帰ってきた。

メールの返事がないし、ブルが死んでしまって女まで死んでしまうんじゃないかと思った。

そう伝えると

ブルが死んだら自分の役目は終わり、死んでもいいと思ってた。

ブルだけが心の支えで二人でひっそり暮らせたらとずっと思っていた。

でもこうやって私を心配して帰ってきてくれる人がいて、私が死ぬかもしれないって泣いてくれる人がいる。

もう少し生きてもいいかなって思えた


女はそう言った





44 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/09/22(木) 12:50:25.30 ID:H7s5zbrB.net
その日は女が心配だからという口実のもと、久しぶりに女の家に泊まった


一緒に寝るでしょ?と言われたが流石にもう大人なので一人で大丈夫ですと客間?で寝させてもらった。

惜しいことをしたなと思ったが目が覚めるといつもの女に戻っていた。

空元気だったのかもしれないけど、俺の目には少しだけ元気を取り戻したように見えて安心した







>>次のページへ続く



 

 

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カテゴリー:人生・生活  |  タグ:純愛, 青春, 結婚,
 


 
 
 
 
 

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