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友達の親父に喧嘩売った話
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19 :ちゃんVIPがしま2019/03/27(水) 22:44:54.110 ID:MUqNbjkSa.net



20 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/03/27(水) 22:45:44.278 ID:zFjzs8hM0.net
今度は窓にカーテンを絞め

完全防備状態にして俺と坂倉はタバコに火をつけた。


なんとなく悪ぶっていた俺達はタバコを普通に吸うようになっていた。

「こら!ガキャ〜!てめえらタバコ吸ってんじゃねえ!ここ開けろコラァ〜!!」

母ちゃんはカーテンを絞められて帰ったふりをしつつも その窓の下に伏せて盗み聞きを続行していた・・・

しつこいよ母ちゃん・・・・



21 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/03/27(水) 22:46:37.788 ID:zFjzs8hM0.net
「わ・・悪かったよ。今、開けるよ!」


ガラガラガラ・・・・

「てめえ!1!いつも言ってんだろ! タバコ吸うなら私の前で吸えって! 隠れて吸って火事とか起こしたらどうすんだ! 吸いたきゃ私の前で堂々と吸え!」

うちの母ちゃんは高校時代は それはもう漫画に出てきそうなクソヤンキーで覚せい剤以外は全て経験していた。

高校時代の写真を見せてもらったがトータルテンボスのアフロにもう一発サンダーをかましたようなバカでかい頭に真っ赤な口紅をひき、ロンスカにぺっちゃんこのカバンを抱え「押忍」と書かれたマフラーを装着していたほどだ。




23 :以下、?ちゃんねVIPがお送りす:2019/03/27(水) 22:47:19.779 ID:zFjzs8hM0.net
母ちゃんだから俺が寿おううと文句は一切言わなかった。

ただ言れたのは「私の前やれ」


陰でこそこそ悪さをする焦ってロクな結果ならないってのがゃんの持論で 例えば隠れてタバ吸っる→見つりそうになり 焦てどっかに事を起こすとなり返しがつかなと。

だからいつも「るならの前でやれ」が口癖だった。


今、思うホント変母ちだったな・・・

こんな坂倉帰った後と坂の事ゃべっていたが母ちゃんが変な事をい出した







26 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/03/27(水) 22:48:51.679 ID:zFjzs8hM0.net
「あの子、イイ子だと思うよ。だけどなんていうのかな・・・ 凄い私の顔色をうかがってたわね」


「そりゃそうだろ。窓から急に怒鳴りつけてタバコ吸うなら私の前で吸え!って言われたら顔色も伺いたくなるって。」

「そうじゃなくて・・・う〜ん・・・ とにかくなんか凄い怖がってたように見えた。ま、勘違いならいいんだけどね〜」

母ちゃんの言ってた事はこの後的中してたことを知らされる・・・




27 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/03/27(水) 22:49:56.054 ID:zFjzs8hM0.net
時はもう少し進み6月。

6月には6年生で最大と言ってもいいイベントの修学旅行が控えていた。


当時特に好きな子がいたわけでもないが

「もしかしたら告白されるんじゃねえか?」とかバカな脳内シュミレーションを繰り返し前日はなかなか寝付けずにいた。


そして修学旅行当日。

バスに揺られ、俺達は旅館に着く。

そして旅館に着くなり いきなりハイキングに行くと教師達が言い出す。


坂倉「どうする?めんどくせえしバっくれる?」

俺「いや、無理だろ〜。絶対点呼取るし。めんどくせえけど行こうぜ〜。」

女子1・2・3「坂倉君〜!」



29 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/03/27(水) 22:51:01.211 ID:zFjzs8hM0.net
坂倉「ん?なんか用?」

女子1「ねぇ?一緒にハイキング歩いて行っていい?」

坂倉「はぁ?やだよ。俺は1と行くし。」

女子2「え〜、じゃあ1も一緒でいいからさ〜。」

俺「おいおいてめえら、なんで俺がオマケみたいになってんだよ?」

女子3「だって、1ってさ。スポーツできるしおもしろいし悪くはないんだけど・・・顔がね〜・・・」

女子1「ちょっと!マジ言いすぎだよ〜!ぎゃはははは!」

女子2「みんなが思ってたこと言っちゃう?」

女子3「だって。惜しいんだもん。顔さえ良ければ坂倉君並みなのに。顔がイケてなさすぎ!」


ただしイケメンに限る!という現実は小学校時代から確実に存在していたのだ。

俺はこの事件で深く心に傷を負った・・・




30 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/03/27(水) 22:51:39.033 ID:zFjzs8hM0.net
俺は死ぬほど悔しかった。

そりゃ俺だってもっとかっこよく生まれたかったし何も好き好んでナマズみたいな顔に生まれてない。

運動も喧嘩も俺の方がちょっとだが坂倉より上。

だが顔面レベルは 坂倉>>>>>>>>>>>>俺=ナマズ ぐらいの差があり、女子人気は圧倒的に坂倉が勝っていた。

俺は思った。


こ の バ カ 女 達 の 邪 魔 し て や る




32 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/03/27(水) 22:52:21.072 ID:zFjzs8hM0.net
ハイキングが始まり、このクソバカ女3人組は いろいろと坂倉に質問を始める。


クソ女1「ねぇ?休みの日、坂倉君は何してんの?」

俺「呼吸してんだよ。当たり前だろボケが。」

クソバカ女2「ねえねえ?好きな女の子のタイプは?」

俺「パンツにうんこつけない女だよな。だからお前らは無理だって。」

ビチグソメス3「彼女とかつくらないの〜?」

俺「俺が坂倉ならお前らからは選ばねえよ。」


物凄い低いレベルのガヤだが当時は小学6年。これで精いっぱいだった・・・・




33 :、?ちゃんねるからVIPがおします:2019/03/27(水) 22:53:05.571 ID:zFjzs8hM0.net
×3んだけ!1にはてないし!少ってくれる?

俺「文あんめえらが消えろよ。は坂倉とハキンするっめてたんだよ!な?」

坂倉「あ・・ああ・・。、1と約束してし文句あるならおまえがどっってくれ。悪いな」

×3「ジでてんの?ひどい〜姿!でも・かっこいい許しゃう〜


坂倉は本当にいやだし大好だけど1婿年以殺すリトにれることにした。




34 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/03/27(水) 22:54:16.888 ID:zFjzs8hM0.net
そんなこんなで俺は嫉みパワー全開で糞どもの邪魔をし続け、結果的には ただでさえ薄かった人気をさらに堕落させるに飽き足らず「坂倉君を奪い取る会」なるものが女たちの間に誕生し 同時に「1討伐隊」も編成され あろうことか、クラスで不動の2トップと呼ばれ片方は女ながら死神顔の女と いつもバッタと会話し「飛びたいんだよね。飛びたいんだよね」と囁き続けるヤク中のような女を刺客として送り込まれ 逃げ惑ううちに坂倉とはぐれるという事件も起きた。


ちなみに死神もヤク中も特に坂倉は好きではなかったらしいが「頼まれたから」という理由で俺を暗殺しにきたらしい。

女の団結力はこれから恐ろしい・・・


そんなこんなで修学旅行の時間が進み夜になると坂倉の様子が少しおかしくなってきた・・・

飯を食い終わったあたりから なんか焦ってるような落ち着かないような素振りを見せている。







35 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/03/27(水) 22:55:10.082 ID:zFjzs8hM0.net
坂倉「・・・・あのさ・・・1」

俺「ん?どした?」

坂倉「俺さ、調子悪いから風呂やめておくわ・・」

俺「え?マジで?どした?大丈夫か?」

坂倉「う〜ん・・ダメかも・・・とりあえず先生のとこ行って寝てくるわ」

と、告げると部屋から出ていき先生の所へと坂倉は向かっていった。

俺は心配しつつも風呂に入り帰ってきて30分ぐらいしたら坂倉は元気な顔をして部屋に戻ってきた。


俺「大丈夫か?」

坂倉「ああ!大丈夫だ。バファリン飲んだら速攻で良くなったわ。やっぱすげえなバファリンは!」


さっきとはうってかわって急に元気になった坂倉を見て安心し、一緒に遊び夜が更けていく・・・・




36 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/03/27(水) 22:56:02.057 ID:zFjzs8hM0.net
俺と坂倉はずっと起きていた。周りはみんな寝静まった深夜2時・・・

バッグに隠してきたタバコをすっと取り出す坂倉。


俺「おまえ・・・しっかり持ってきてたんか!やるじゃん!」


坂倉「へへへ・・・まあ一服しようぜ。」


窓を開けると温かい空気が入ってきた。

時期は梅雨だがこの日は空に満月が輝いていた。

満月の遥か下で少年二人が灯をあげ小さく赤い満月二つを作り、煙をあげる。


タバコが美味いと思っていたわけじゃない。

でもどこか大人に近づきたくて早く大人になりたくてタバコに手を出していた少年二人が少し大人の階段をまたのぼる・・・


坂倉「・・・なぁ・・・早く大人になりてえよな・・」

俺「ああ。そうだな〜。堂々とタバコ吸いてえな〜。」

坂倉「そうじゃなくてさ。早く働いてさ。自分で金稼いで一人で生きていけるようになりたい・・って思うんだ。」


正直俺には何を言っているのかわからなかった。




39 :以ゃんねるからVIPがおす:2019/03/27(水) 22:56:35.777 ID:zFjzs8hM0.net
大人憧れだけ人で金稼い生き便いきいと思ったないんなことより夜までびたい!か バイクに乗ってみたい!んな浅大人か頭にはなかっ




41 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/03/27(水) 22:57:36.722 ID:zFjzs8hM0.net
俺「俺はそんなこと考えたことねえな。お前大人だな〜。」

坂倉「子供だよ。子供だから・・・悔しいんだよ・・」


いつしか小さく赤く輝いてた満月は一つだけが呼吸に合わせ時に強い輝きを放ち もう片方は消えそうな光を必死にとどめていた。


坂倉「俺さ・・・俺の親さ・・・ 親父の方が血が繋がってないんだよ。」

俺は坂倉の家族の事はほとんど知らなかった。

聞いても何も教えてくれないし家にも呼んでくれない。

まああんまり言いたくないんだろうな〜くらいにしか思っていなかった。




42 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/03/27(水) 22:58:28.621 ID:zFjzs8hM0.net
俺「そ・・そうなのか・・・」

坂倉「俺の親父と母ちゃんさ。俺が小さい時に離婚してさ。んで母ちゃん、2年前に新しい親父を連れてきたんだ。こいつさ・・・ロクでもねえ奴でさ・・・母ちゃんばっかに働かせて、自分は働かねえんだ。普通男が働いて女が料理したり洗濯したりするだろ?俺からするとそれがおかしくてさ・・・あるとき言ったんだよ。その親父に「仕事しねえの?」って。」

俺「・・・・・・・・・・・・・」

坂倉「そんとき、俺は胸倉つかまれて「誰に物言ってんだ!クソガキ!」っておもいっきりぶん殴られた。鼻血が出て、尋常じゃねえ痛さで泣いた。泣いてるのにまだ殴りかかってくるんだ・・・あんまり殴られるとさ。目の前が白黒になるんだよ。知ってるか?」

俺はそんな経験はない・・・・

なんて言葉を返したらいいのか戸惑った・・・

戸惑いを隠せない俺を見ながら坂倉はまだ話を続けた




44 :以?ちゃんねからVIPがおします:2019/03/27(水) 22:59:51.449 ID:zFjzs8hM0.net
倉「、泣いて、た殴られて30分らい繰り返のかな 最後識がからわかないけど・・ で、意識戻ったらんがいたんだ。俺は泣きった。母ゃんけてほしかちょっと聞いたでこんな目にす親に怒って欲しかった。母ちゃんはに言た。

     バ カ!あ の 人  謝 れ !」



う俺は坂倉が何を言ってたのかわからなかった

ただ、あまにも自分の理解できる範疇えた話を聞と体えて声がでくなことこのとき初めて知た。



「俺はその日、親父無理やり土下座させられた。母ちゃんも土して。 親父は「ガキの躾はしっりするって言っんだうが!んな生意気バカガキならっかに捨てて来い!と叫んでた

   んはんなきちんと躾から許して」て謝っていた。

   俺はもう体力が入らなくて、何が起ってるのかない・・ただたらさせられて、やっとしが出鏡を見たら、俺目が完全さがほど腫れて口から血を流しびっくりした。

   それを見ては余計に怖くなった力を振るれたことじゃない。自分の子がこんなひどいけをしてるのに

    下 座 さ せ   を 優 先 さ せ  事 に !」






>>次のページへ続く



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