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罰ゲームで女の子が急接近してくるようになった
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68 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I :2008/06/08(日) 17:00:43。46 ID:6OGKztLj0
次の日、ドキドキしながら、会社に行った。

いつもの電車。いつもの駅。いつもの会社。

全てが昨日と違って見える。

不思議と気が重くはない。それは復讐の成せる業だろう。

「おはよ〜今日もいい天気だね」

ビッチ千葉があらわれた。


どう料理してくれよう。




74 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I :2008/06/08(日) 17:04:37。37 ID:6OGKztLj0
いきなりよそよそしくして、飽きられたらつまらない。

最初はいつも通りにして、焦るまでピエロに徹しよう。

「おはよう。暑いよね〜朝から汗ダラダラだよ」

「ホント暑いよね〜嫌になっちゃう」

そういってシャツをパタパタとして、胸元アピールするビッチ千葉。

その手は食わんぞビッチ千葉!!

思いっきり見てやりましたよ。ピンクのブラでした。



77 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I :2008/06/08(日) 17:07:40。04 ID:6OGKztLj0
昼飯時、いつものように小野ちんと社食へ行く。

今日は俺の好物のカツ丼が安い。しかし、マーボー丼も捨てがたい。

数分悩んだ後、断腸の思いでカツ丼を選んだ。

ちなみに小野ちんはカレーだった。小野ちんは本当にカレーが好きだな。

窓際に座って、談笑しながら食べていると、やって来ましたよ。ビッチ千葉が。



81 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I :2008/06/08(日) 17:10:58。65 ID:6OGKztLj0
「ごめん、ここ空いてる?」

ビッチ千葉が上目使いで話しかけてきた。座っている俺らに対して上目使いって凄い技だな。

昨日までの俺だったら可愛いと思っていたが、今ではただのモンスターAにしか見えない。

「えっと・・・」

小野ちんは俺の方をチラっと見て困った様子。

ふふふ。気を使う必要はないよ小野ちん。これは全て罠なのだから。

「どうぞどうぞ」

俺は紳士のように隣の席を引いて、ビッチ千葉を誘導した。



83 名のVIP戦士板人ナメ開催中:2008/06/08(日) 17:11:36。05 ID:rSTLMqdl0
ってるのに上目遣いっての婿なw




84 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I :2008/06/08(日) 17:13:45。81 ID:6OGKztLj0
「ありがと☆なんか混んでいてさ」

他に席は空いているのに、このビッチが!

しかも、トレイに乗っているのはマーボー丼ではないか!ふざけんな! どんな思いで俺がマーボー丼をあきらめたと思っているんだ!!

そんな俺の怒りを感じ取ったのかビッチ千葉。

「>>1さん、マーボー好きだったよね。食べる?」




90 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I :2008/06/08(日) 17:16:24。67 ID:6OGKztLj0
少しグラッと来た。いやいや、これはビッチの策略。騙されない。

しかし、食べ物の誘惑には勝てない。小皿に分けてもらおうとしたら、

「いいよ、私のスプーン使って」

そう言って手に持っていたレンゲを俺に差し出す。

ここここ、これでは間接キキキキキキススススではないか!!

ビッチ策略恐るべし。モテない俺には刺激が強い。



99 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I :2008/06/08(日) 17:19:16。49 ID:6OGKztLj0
ドキドキした様子を顔に出さないようにマーボーを食する。

う、うまい。これはマーボーが上手いのか。間接キスだからなのか。

「おいしい?」

必殺上目使いで聞いてくるビッチ千葉。

嘘だとわかっていても、なんか甘酸っぱい気持ちになる。

「う、うん」

「良かったぁ☆」

そう言って、俺の唾液がついたレンゲでマーボーを食べるビッチ千葉。

「おいしいね〜☆」


ビ、ビッチめ!!



105 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I :2008/06/08(日) 17:22:15。78 ID:6OGKztLj0
食事後、ビッチ千葉は先に帰り、小野ちんと二人きりになった。

「お前、昨日の話ちゃんと聞いたか?」

「えっ、ああ、聞いたよ」

「あいつ、お前の事をからかっているんだぜ?」

「うん、知っているよ」

「だったらなんで・・・」

「細かい事は気にしないようにしたんだ」


さすがの小野ちんでも俺の計画の話はしない。

推理小説で犯人がバレるのはひょうな事からだ。

小野ちんがその気はなくても、小野ちんの態度でバレる可能性はある。


「お前……意外と強いのな」



111 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I :2008/06/08(日) 17:25:38。77 ID:6OGKztLj0
それからしばらくビッ千葉の攻撃を上手く乗った振りをする。

おそらく就業後、みんなで笑っているんだろう。

ふん。せいぜい楽しめばいいさ。その分、俺の復讐が効くからな。

お前らがしらけて、ビッ千葉のプライドがズタズタになる日が楽しみだ。


俺はビッ千葉のピンクのブラをおかずに有意義な時間を過ごした。



121 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I :2008/06/08(日) 17:29:14。59 ID:6OGKztLj0
そんな日々を過ごして、少しずつビッ千葉が積極的になってきた。

映画の話をしていたら、オススメの映画があったら教えて欲しいとメアドを渡してきた。

ついに俺の携帯におかんと姉貴以外の女のアドレスが入力された。

それがビッ千葉だというのは残念だが。でもちょっと嬉しかった。


その夜、早速ビッ千葉からメールが来たんだ。



128 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I :2008/06/08(日) 17:32:00。18 ID:6OGKztLj0
「早速メールしちゃいました☆これからもたまにメールしていいですかぁ?」

あ行が小文字だったり、絵文字が入ったりしていた。これが女の子のメールなのか。ちょっと感動。

俺も慣れていない絵文字を使って、何度かメールのやり取りをする。



132 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I :2008/06/08(日) 17:34:15。02 ID:6OGKztLj0
内容なんてないメールのやり取りだったが、少し楽しかった。

この子は罰ゲームの為になんでこんな必死なんだろう。ふと沸いた疑問だったが、なんかそこに引っかかる。

普通、罰ゲームの為にこんな労力を使うもんなのかな?






141 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I :2008/06/08(日) 17:36:19。13 ID:6OGKztLj0
もしかして、いつのまにか俺の事を・・・


いやいや、これはエロゲじゃない。現実だ。

そんな夢みたいな事あるわけない。しっかりしろ自分。

でも、自分にしか興味のないビッチがここまでするか。

いやいや、これはエロゲじゃ(ry


このループ。少しおかしくなってきた。



149 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I :2008/06/08(日) 17:39:10。78 ID:6OGKztLj0
次の日、ビッ千葉の姿を見た時、ドキッとしてしまった。

こいつはビッチだぞ!! ビッ千葉なんだぞ!!

そう自分に言い聞かせても、ドキドキが止まらない。

話しかけられると嬉しいし、目でビッ千葉を追ってしまう。


やばい。これではミイラ取りがミイラになってしまう。



156 名前:勝馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I :2008/06/08(日) 17:42:16。94 ID:6OGKztLj0
疑念を振り払と、必死で事にり組

幸か。そ日はいつも忙しくてビッ千葉としなくて済んだ

になっても仕事が終わら、辺りは漆まれ

が付けばフロアは俺ともう一人しない



164 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I :2008/06/08(日) 17:45:26。28 ID:6OGKztLj0
ビッ千葉・・・・・・だと言いたいところだが、やつは残業なんてするわけがない。

そこにいたのはお局の吉田さん。黙々と仕事をしている。

こんな遅くまで仕事だなんて彼氏いないんだろうなー。

そんな事をふと思い、仕事に戻る。



ようやく一息ついた時、俺のデスクに温かい湯気がただよった。

この匂い。コーヒーだ。



169 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I :2008/06/08(日) 17:48:52。99 ID:6OGKztLj0
「お疲れ様」

そう言って、吉田さんは笑った。

飾りっ気の無いメガネの奥の目が細くなる。

ドキっと・・・しなかったが、優しい気持ちになれた。

俺も「お疲れ様です」と言って、コーヒーを飲んだ。

それから話は無かったが、心地よい時間が流れた。




176 名勝ち馬ロ ◆Z1GFyRA7/I :2008/06/08(日) 17:51:15。52 ID:6OGKztLj0
そろ帰ないと明日つらい

、はい田さんも」

「そうね。そろ帰ろうっか」

フフう吉田俺もヘヘヘと笑った。


備をして、携帯が震えた



181 名前:勝ち馬ピエロ ◆Z1GFyRA7/I :2008/06/08(日) 17:54:47。27 ID:6OGKztLj0
「お疲れ様〜☆ 仕事終わった? 今日も頑張ってたね☆」

優しい気持ちが、一転して複雑なドロドロとしたものに変わった。


「メール?」

俺と同じように帰り支度している吉田さんが声を掛けてきた。

少し心配そうに。そんなに俺の表情が曇っていたのか。


「は、はい」

「もしかして、千葉さんから?」



191 名前:馬ピロ ◆Z1GFyRA7/I :2008/06/08(日) 17:59:04。53 ID:6OGKztLj0
っ・・・

間が止まった


めんなさ殿い。散策するみたで」

い、いや、に大夫で

を言ってごめんなさいね私さわ」

ブランドのクを持っ部屋うとる吉田さん。


「なんで千葉んだってわかったんですか?

と聞こうしたその時、帯がえた。今度は電だ。





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