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そろそろ40代も後半の夫婦です。今までお互いに信頼しあいここまで来ました。

その妻が浮気をしました。

浮気ではなく相手の男に恋をしたのかも知れません。真実は妻の心の中にだけあります。 


誰に話せる訳でもありません。書いてみる決心をしました。書いている中、自分の気持ちを見つめ直したいとも思っています。

過去の事も現在進行形で書いていきます。 後で妻から聞いた事、相手の男から聞いた事、私の想像等織り交ざっています。

特に妻と相手の男との性描写はそれぞれから聞いた事に私の思いをぶつけ、実際より相当濃いものに成っているかも知れません。実際にはなかった行為をも書いているかも知れません。

未だ終わった訳ではありません。私達夫婦はこれから何処へ行くのか。今までの事、これから起こるであろう事、出来る限り最後まで書いていこうと思います。

お断りするまでもありませんが、登場する固有名詞は全て仮名です。

読んで頂いて、ご意見、お叱り、励まし等頂ければ、これ程嬉しい事はありません。

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いつまでも無垢だと信じていた妻、死ぬまで私一人のものだと信じていた妻。

私一人が信じていただけなのでしょうか。昔の妻はもう戻ってこないのでしょうか。



私、宮下圭一49歳、妻、洋子46歳と今年大学を卒業した娘、明子の3人家族です。

千葉北西部のターミナル駅の郊外に一軒家を借りています。これで二度目の転居です。

社会人として一人歩きを始めた娘は東京で暮らしています。

妻には苦労を掛けました。これからは充実した夫婦の時間を過ごせる筈でした。

33歳で先輩、同僚数人で会社を興し、時流にのり成長しましたが手形事故から民事再生、私が代表を務めていた子会社は倒産、私自身は破産し家屋は担保に取られ手放しました。

破産したのは5年前のことです。

電子材料の輸入販売が主な生業でしたが、台湾の一社が、私個人に商権を引き継がせてくれる事になり、借家住まいで何とか夫婦が食べていけるだけのものは確保出来ました。一人会社を設立して営むことになります。

暫くし、少し余裕が出来、借り直した大きめの庭のある一軒屋が今住んでいるところです。 


妻は娘が小学校高学年になり、手を掛けなくてすむ頃からパートに出ています。

近郊では名門会社で食品検査の補助、検査データの作成が主な仕事です。

その会社での妻の評判は、私には伝わってはきませんが、妻と寛いでいる時に度々会社の話題がでます。楽しそうに話していますので、妻としても居心地が良く、回りの人からも好感を持たれているのがうかがえます。 


会社倒産、個人破産を告げた時も「そうですか」と一旦落胆したものの「貴方なら復活出来るわ、私信じている。私も頑張るから」と逆に励ましてくれます。

妻の励まし、頑張りが私を再生させてくれました。

4年を経て会社の業績も上がり生活費以上のものを妻に渡せるようになります。

妻もパートに出始めて10数年経ちます。そろそろパートを辞めてもらって楽にさせたい、そんな事を考えていました。


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半年程前の事です。

4年間駆け抜けた仕事も一段落し、妻と夕食を共にする機会が増えてきます。

そんなある金曜日の夕食後、居間でウィスキーのロックを飲んでいますと、妻も軽いカクテルを片手に私の横に座ります。

「貴方お話があるの。私の仕事の事ですが、いいですか?」

「うん、僕もだ。丁度良かった」

パートを辞める相談だと思ったのです。私は言葉を続けます。

「君も随分頑張った。もう辞めてもいいんじゃないかな。そうすれば次のシーズンにはクリスマスローズの展示も出来るかも知れないじゃないか。好きな趣味に時間を使えばいい」

そうです。妻は花の中でもクリスマスローズが好きなのです。品種の中にフラッシュダークネクタリー系のものがあります。

咲いてみなければ解らないのですが、色は白、ピンク、黄色の3種類があり育てる人の気持ちの掛け方で鮮やかにもなり、又くすんでしまう事があります。

花の中心、蜜腺部の色が濃いネクタリー色でその周囲にフラッシュと呼ばれる星型のブロッチが散りばめられています。

この部分の鮮やかさも愛情の掛け方で変わります。その可憐で艶やかな表情は妻に似ていると思うときがあります。

妻の化粧はいつも控えめです。ふっくらとした唇に薄く引かれたルージュ、二重ですが切れ長な目、つんと尖った鼻、控えめな物腰。


「ううん、違うの。早く自分達の家が欲しいの。昨日、部長さんとお昼ご飯をご一緒させて頂いた時、正社員登用の道もあるかも知れない、って言われたの」


「歳の事は言いたくないが、君ももう40半ばだよ。そんな話があるわけないじゃないか。それに僕はもう君に仕事は辞めて欲しい。今の貯金を併せれば、後4,5年で少しはましな家も持てるだろう」


破産した私は、今相応の収入があってもローンが組めません。貯金して買うしかないのです。

妻が切り込んできます。

「私のパートの収入が年100万円くらいでしょ。正社員になると年400万円にはなるそうなの。それに正社員になると、私の名義でならローンが組めるかも知れないのですって」


「そんな事、誰が言うんだ」


「部長さんよ」


「君の勤めている会社はこの辺では名門じゃないか。人事部があるだろう。部長個人で何とか成るものでは無いと思うが」


「部長さんは社長の甥なの。力も人望もあるし、殆どの話は通るわ」


「君が正社員になるのは筋が通っているとは思えない」


「まあー、馬鹿にしないで。私、これでも農学部を出ているのよ」


「知っているさ。それより・・・」


それより歳の事を考えろと言いたかったのですが、付け足せません。


「解った。話は明日にしよう。久しぶりにゆっくり出来る金曜日だ」


私は妻を抱きたかったのです。この2ヶ月間、中国、台湾への出張続きで妻を抱いていません。

昔は出張中、現地の女を抱いた事もあります。どの女も妻の代わりにはなりません。

ましてや、この4年間は他の女を抱こうと言う気にもなりません。


サイドボードの上の時計の緑のLEDが12時を告げます。

「もう寝ようか」

「はい」 

私の横に妻がすっと滑り込んできます。抱き寄せるとまだ下着を着けたままなのが解ります。

40歳を過ぎた頃から灯りを点けさせてくれません。”おばさんだから、恥ずかしい”と言うのです。

枕元の小さな常夜灯だけは許してくれます。その仄かな明かりを頼りに久しぶりに妻の裸身を見ます。

お椀のような乳房、この灯りでは色までは良く解りませんが小さく尖った乳首、すっと括れたウェスト、張り出した尻、薄い恥毛。私の情欲を掻き立てます。 

妻を抱きます。いつも通りの行為です。

妻は私のものを口に含むだこともありません。私も妻のクリトリスを手、口で愛撫したこともありません。

新婚時代に試した事はあるのですが、やんわり断られて以来、そういう習慣になってしまったのです。

敏感な乳首を攻めるだけです。


一通りの行為が終わった後、妻はもう軽い寝息を立てています。

妻の寝顔を見ていると妻の言う通りにしてあげようと思うのです。

明くる日の午後、妻が話し掛けてきます。

「仕事の話ですが、如何ですか?」

「条件付でOKだ」


「条件て何ですか?」

「君の趣味の時間を削らない事。それとなるべく早くやめて欲しい」


「有難う。解りました。月曜日に部長さんに話して良いですか?」

「うん、良いんじゃないか」


この結論が夫婦の行く末を大きく変えてしまいます。

--------------------


翌月、月初から正社員として勤めだします。真新しいスーツに身を包んでいます。

パートの時はラフな普段着でしたが、スーツ姿の妻には新鮮な女の香りが漂っているようです。

2ヶ月が過ぎたあたりから妻の帰宅時間が遅くなりだします。時には12時を過ぎる事もあります。パート時代はそんな事はなかったのです。

私が帰宅した時は何時も食事の用意がしてありました。食事の用意も週に2,3度になります。


「最近、遅い日が多いが正社員はそんなに大変なのか?」

「はい、会議もあるし、時々は付き合いもね」


「会議はしょうがないが、付き合いは程々にな」

「はい、でもこれでも半分以上は断っているのよ。どうしてもの時だけ出ているの」


これ以上は深く聞きません。そういう事もあるのでしょう。


正社員として勤めだして3日目の昼前の事です。部長に声を掛けられます。

「宮下さん、歓迎会の代わりと言っては何だが、課員と一緒に昼飯を食べよう」

「私なんか、新入社員でもないし、恥ずかしいですわ」

「そんな事は無い。立派な新入社員だよ。ちょっとした所を予約しておいた。さあ行こう」

部長の名は佐伯俊夫。

佐伯が長を勤める部は食品部、佐伯は常務の肩書きです。

妻の課はその下部組織の食品検査課になります。

総勢10名位の小さな組織です。 

「はい、解りました。遠慮なく頂きます」

妻は佐伯の心使いが嬉しいのです。眩しそうに佐伯の顔を見上げ、後に従います。

佐伯52歳、スーツの上からでも鍛えられた体がわかるスポーツマンです。

3週間経った木曜日、佐伯は妻に声を掛けます。

「明日、仕事が終わってから少し時間をくれないか。打ち合わせしておきたい事がある」

「仕事の話でしたら、業務時間中ではいけないのですか?」

「課長には未だ話を通していない。先ず君に了解を得てからだと思っている」

「でも」

「明日家で用事があるのなら、無理にとは言わない」

「いいえ、大した用はありません。お聞きします」

「じゃあ、明日仕事が終われば内線する」


次の日の夕刻、佐伯から内線が掛かってきます。

「宮下さん、先にA亭に行っていてくれないか。僕の名前で予約してある」

「えっ、会社で打ち合わせるのではないのですか?」

「会社で男と女が居残って打ち合わせなど無粋な事は僕の趣味ではないので。それに、会社で時間外に君と打ち合わせしている所を見られたくない」


A亭はこの地方一番の料亭です。全て個室です。

何か違うと思いながら妻はA亭へ向かいます。

A亭に着き、佐伯の名を告げると、ここでも最上級の部屋へ案内されます。常務と二人きりと思うと、妻は緊張を強いられます。

20分ほど遅れて佐伯が来ます。


「やあ、宮下さん、悪い悪い。待たせてしまったな」

「いいえ、それよりお話って何でしょうか?」


「いや、大した話ではない。この間の様な歓迎会で申し訳ないと思っている。今日はその代わりだと思ってくれればいい」

「そんな、私なんかに勿体無いですわ」

「そう言わずに、僕の気持ちだと思って受けて欲しい」

豪華な料理、ワインが食卓に並びます。

仕事の話は直ぐに済みます。

3ヶ月位経って慣れたところで他の課員と同じ様に出張にも出て欲しいとの事です。

他の課員は一週間に一度位の頻度で出張に出ます。時には一泊する事もあります。食品の仕入先に出向くのです。

検査結果の報告と今後の仕入計画を掻い摘んで話してきます。検査結果の報告はメール、Faxですむ事です。

仕入れの話は専門の仕入れ担当が居ます。この出張は、仕入先に対しきちんと検査をしていますよと言う姿勢を見せる為です。

それと良い仕入先を確保しておく為、出来るだけ多くの人間を会わせておきたいのです。

経営の基盤もしっかりしていると聞いています。会社の経営姿勢が見えてきます。


妻は、自分だけ特別扱いされるのもおかしいと思い、出張を受けてしまいます。

「さあ、どんどん食べて。取って置きのワインもあるし」

「ええ、でもこんなに食べられません。それにワインは、車で来ていますから」

「代行を頼めば済むことだ。さあ、やろう」


結婚以来、夫以外の男性と二人で料亭の個室で食事、妻にとって始めての経験です。

そんな緊張も食事とワインが進むにつれ徐々に解れてきます。

「宮下さん、ワインを注いでくれないか。さあ、僕の横に来て」

「はい」

妻に断れる理由などありません。

「宮下さん、君も飲んで」

佐伯が妻にワインを注ぎます。さりげなく妻の体に触れます。ワインの酔いも手伝っているのでしょう、妻も拒否しません。

手の甲で乳房を押すように触れます。

「部長さん、だめっ、悪戯が過ぎます」

乳首をも押したのでしょうか。

ほんのり酔った顔が益々、ピンクに染まります。



>>次のページへ続く




 

 

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