http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1371537628/
63 :本当にあった怖い名無し:2013/06/27(木) 23:08:21.46 ID:wOLSy2A2T
この前、他のスレで2ちゃんオカルト板の過去スレ読みまくってたんだが、検索してる所に自殺マニュアルって懐かしい本の話が出てきた。
最近出来たスレで懐かしいなーとか思って読んでたんだけど そこでフト、そう言えば昔俺の友達の兄貴が聞いた事も無い通販サイトで自殺マニュアルを注文した事を思い出した。
聞いた事も無い通販サイトだったから、凄く胡散臭かったけど500円って格安の値段に惹かれて頼んだらしい
で、一週間後にちゃんと届いて一安心だったんだけど届いたのは自殺マニュアルじゃなくて完全犯罪マニュアルって題名だった。
しかも、B5のコピーでホッチキスで纏められた何ともしょぼい作り
最初見た時は全員笑ったね、兄貴もちょっと恥ずかしそうだった。
64 :本当にあった怖い名無し:2013/06/27(木) 23:13:26.67 ID:wOLSy2A2T
500円という値段からして自殺マニュアルをコピーしたいわゆるB版は許せるとしても自殺マニュアルと完全犯罪マニュアル、題名からして間違えてる不手際さ、何とも言えない空気だった。
場の空気を読んだ兄貴はひとしきり笑った後に表紙をめくった。
するとひきつった笑顔から一変して怪訝そうな顔をしたんだ。
その顔を見た俺たちはコピーでも自殺マニュアル、やっぱり凄い事が載ってるのかと思って顔を寄せて本を覗き込んだ。
するとそこには解錠の仕方が載っていたんだ。
南京錠から自転車の鍵、果てはシリンダーの構造から全て図解と白黒の写真(コピーだから)でどう針金を入れれば開けられるか克明に書かれていた。
俺たちは頭に一瞬疑問符を浮かべてアホヅラを見合わせたんだけど。
全員が理解した途端口の端をあげて針金を探したね。
まずは南京錠、余裕でした。
自転車、更に楽勝、最後は家の鍵
克明に書かれたそれの通り針金を曲げて、針金が通らない時は少し硬めの金具を本の通り曲げて、誰が一番か競い合うように開けていったんだ。
65 :本当にあった怖い名無し:2013/06/27(木) 23:15:32.68 ID:wOLSy2A2T
ひとしきり家の中で開けれるもの全て開ける頃には自殺マニュアルスゲーとか言って、さっきまで複雑な顔をしてた兄貴が大威張りの態度に豹変してたから、笑った。
さすがに開けるのも飽きてきたんで兄貴に次の項目を見ようって頼んだら勿体ぶるもんだから、また笑った。
次の項目は何だろう、ドキドキしながら次の項目を読むと自動販売機とかゲームセンターのゲーム機の壊し方、その他とりあえずコインを投入する系全般が載ってたけど、俺たちはガキだから目がいったのはゲーム機の壊し方だった。
多分これは結構有名だし、試す人がもしかしたら出るかもしれないから書かないけど(犯罪助長)ある道具で簡単にゲームのクレジットが無限になる方法。
それを一通り目を通した後、俺たちは近所の駄菓子屋に置いてあるゲーム台にダッシュで向かったんだ。
そこの駄菓子屋は店舗の外にゲーム機を数台置いてる店なんで、中のおばちゃんに気づかれる心配も無いし、割と毎日行ってたんで俺たちが団子になってゲーム台を囲っても不審に思われる事は無いから安心して行動に移った。
1回目、画面真っ暗。2回目変な数字出る。
3回目、祈る思いで力を入れた。
すると、画面に1P、2P選択画面が出た!
クレジットを全員で覗き込むとグチャグチャの数字。
大成功!それを見て静かな雄叫びをあげると俺たちはソッと裏のコンセントを引き抜いて元の状態に戻すと笑いながらダッシュで家まで帰った。
66 :本当にあった怖い名無し:2013/06/27(木) 23:19:49.00 ID:wOLSy2A2T
そんなこんなで楽しんだ俺達だったんだけど、今日は時間も遅いし(子供的な時間)解散しようって事になったんだ。
不満はあったけど、親に怒られるのは嫌だし渋々解散した。
翌日学校では、昨日のメンバー(俺とAと本を買った兄貴の弟)と今日はあのマニュアルで何が出来るのかワクワクしながら教室の隅でコソコソ話した。
すると、自殺マニュアルを買った兄貴の弟が「兄貴がもうあの本は捨てた」と言ってきた。
俺達は素っ頓狂な声をあげて、弟を問い詰めた。
あんな面白い本を捨てた?嘘をつくな、さては兄貴が見せるの惜しんでるんだな、セコイ兄貴だ!
色々馬事雑言を弟に言ったが、分からないけど兄貴がそう言ってたの一点張りだった。
弟自体も困惑してたから本人を問い詰めるしかない、そう思った俺達は学校が終わるのをひたすら待った。
終わりの会で解散した後は一度家に戻ってカバンを捨てると弟の家に急いで向かった。
丁度Aと合流出来たので、その勢いのままピンポンを押すと弟が困った顔で出てきた。
話を聞くとどうやらまだ兄貴は高校から帰って来てないらしい。
俺達は案内されていったん弟の部屋にあがらせてもらった。
そして、部屋の中で兄貴の悪口を言い合ってたんだけどAがある事に気付いて口を開いた。
今のうちに兄貴の部屋に入ったらいいんじゃね?
その一言に弟は若干嫌な顔をしたが、三人で顔を見合わせると何かを決意して立ち上がった。
Aと俺もそれに合わせて立ち上がると弟の後に続いて兄貴の部屋に向かった。
67 :本当にあった怖い名無し:2013/06/27(木) 23:40:51.61 ID:wOLSy2A2T
一番奥に位置する兄貴の部屋に着いた俺たちは、早速中に入ろうとしたが、弟がドアを開ける事は出来なかった。
鍵が掛かっている。
普段鍵なんてした事は無いのにと弟が小声で俺達に伝えた。
Aが弟の顔を見て任せとけと言うと財布の中から昨日作った針金を出した。
弟と俺はAの物持ちの良さに感心しながら、作業が終わるのを見守った。
ガチッと音がして扉が奥に開かれていくのを見て俺達は笑うと中に入って行った。
絶対に本はある、そう確信してゴミ箱、机、ベッドの下とあらゆる所を探したが全く見つからなかった。
時間ばかりが過ぎていき、もしかしたら鍵をかけたのはフェイクで学校に持って行ったんじゃないかと思い出した。
Aと弟がもう無いんじゃないのと疲れた顔で床に座りこんだ時、弟があっと声を出した。
俺達は弟の方に顔を向けると、弟は開かれた引き出しの下に目線をやっていた。
もしかしたらと思い、俺もしゃがんで目線を引き出しの下に合わせるとビニールの端が見えた。
更に近づいて手で探ると、ビニールの中に本の存在を確認できた。
ゆっくり底から抜くと、B5のコピー用紙の表紙にはしっかりと完全犯罪マニュアルと書かれていた。
俺達は小さくガッツポーズをとると、そこに座り皆で新しい項目を読んだ。
次の項目はカエルの解剖だった。
68 :口本当にあ量った怖い悪名キ無し:苦2013/06/28(金紫) 00:05:18.09 ID:5bIaa9ZrT
ポ衷カ押ーンとし候た力、nカ振エ漏ル硝の解涯剖?鳥カ隅エ茶ル脳どこ討ろ三か述ザ億リ珍ガ囚ニでさえ解剖?して滋きた伸俺達頼は今横までの犠流稼れ風が秩嘘の様墓に富呆冬気票に芳取られた単。魅
下らね博ーと言尚い努出し敵たAの声をs切兼っ砂掛けにその唐項目章は篤ペ多ラ表ペ改ラ網と化流井し真読ほみした。
途へ中わ措ざわ渉ざ決白け黒写真尉でいつも滋の通やり細かニく説明してく鈍れてるのを鼻で笑い止つつ慢次魅の蚊項該目仙に進ん節だ。
次銃の項目は紡車窮両関尿係悦だっした。替
流F石に甲年貿齢的弓に全く必要伐性はかんじ我られな査か帽っ困たけ雰ど魚、例カッコ隅つけ能た頼い年疾頃の俺困達は切 と政りあえ昼ず寸鍵委の外しみ方か曇ら栄直結の仕方又を宇他人陣が災聞演いたら姓疑いの跡目技で丸見外られて局もおかしく較ない様な敷知った慕かを彰交規え+て植話し合漫っ雌た廷。徒
73 :本当にあった怖い名無し:2013/06/28(金) 20:27:26.20 ID:5bIaa9ZrT
今思い返せば車両関係は物凄く危険な項目だった。
防犯がしっかりしてない時代だったので、その気になれば大半の車を盗難出来たと思う。
バイクに至っては鍵の意味はなく鍵が挿さった状態で放置してるのと同じ位の感覚で乗っていけたと思う。
写真も白黒だったけど、実物を前にしたら多分すぐ分かる程度の画は保っていた。
やり易い順番に車種も載っていたので狙いをつけて効率よくやる事も出来たかも知れない。
映画60セカンズのリアル版も出来たかも知れないけど、当時の俺達は原付も乗れない子供だったので勿論それは無理だったんだけどね。
しかし、一度だけこの鍵開けを使った事がある。
友達が原付のキーを落とした時に予備のキーを家に取りにいくには時間がかかり過ぎるので、仕方なくやった。
本を持ってる人がいたらどれ位の時間でエンジンをかけれたか分かると思うけど、あっという間だった。
ついでにメットインも開けてヘルメットを取り出してあげた。
※重要な話しなんだけど、他人のバイクはもとより、自分のバイクとかで試さないでね、修理代が高くつくから
74 :価本運当にあ儒っ霜た怖い附名無し:加2013/06/28(金ク) 20:30:22.04 ID:5bIaa9ZrT
特に示弟褒が師性承格代は大胸人しかった横けど存兄貴駐の受け売りを向ペ鳴ー艇ジ叔をめくるごと拒に披露鉢し十て卑自材慢寂気に接語乗っ糖て矛いれたし。援
相役槌を打ちつつ当逃時鐘の津俺整に掲は分迎から勲な議いパーツ名せを弟が傑ドヤ顔否で語る週のは著少し料悔し利か御っ逮た永。
しかし、項怪目営自蚊体はさ層ほ棺ど雄興添味をそ層そ波る事が傘無偶か奥っ映た戻のでペ循ーこジ惑を全めく金る鐘スピードは早かった置。
Aも写真湾に謀は干興味を角持っ勲て洋い攻たが妹文港字は読んで抑な縛いよう場な雰囲気アだ温ったの彩で、瞬俺犬は一肩気総にペ遇ー維ジ畝をめく声っ帆た勇。戻
次封の毒項目魚は、却、産、賛エ敗ア濁ーガ弔ンのX改造だヤった募。伸
こ堂れふは限結構太盛り件上縦がっ赦た、鉛弟普の兄貴盛もそ棒うれだ飽が朝兄貴の友達婿も民結像構買持って休い扇て京たまに壌遊ばユし堕てくれた零。
そ番の思時Aが何かに父気づ降いけた様に得意気に繕皆に話澄した。敏
「功もしかし済て、圏兄貴聴は翌この冬ペ影ージ見給せたくな弁かっ苗た奥んじ祖ゃ帥な棟いk?豚」敵
一瞬貢何呈を轄言滴っ夫て棚るのかわ肯か5らなか腰っ壁た章が、確厄か黙にそ擬う租か刑も逃知彩れ曇ないと陰俺も二思偽っ帆た拙。漁
エア邦ーガン舗の優劣択を奮分け継るの陛はや艦はとり仮飛距離核と員威残力胞、編兄済貴のエとア謹ー調ガ礼ンは色還々弄係ってはユい械る物みたいウだけど沸少し威力酬が俗物o足りなか秒ったの土で、映い声つも雑痛抜い目に七あ択っ腐てい乱た誘事照を思評い出菌し巡た。況
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俺用が思婆って復る事摩を城弟も気聴づホいた窓ら璽し往く林笑会顔期で答えた的。え
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それ以厘前に斉、たこ秋んな他改布造詐出来る液ものなBのかと贈更に帥疑孝問賞に思伯った擬が貞口に鏡出すのはや青めてお懲い祭た泰。
75 :本当にあった怖い名無し:2013/06/28(金) 20:33:32.30 ID:5bIaa9ZrT
エアーガンの話に盛り上がりつつページをめくると、そこで俺達は少しギョッとした。
意味が全く分からなかった、なんで次の項目が猫なんだろうと。
ページ半分が改造の話し、その半分のページがエアーガンでの捕獲方法や罠の作り方、縛り方等についてだった。
弟はかなり嫌な顔をしていた。
Aは童心を発揮して、狩りみたいで楽しそうだと言った。
俺も今程道徳や倫理、そこら辺の感覚は薄かったのでAに同意していたが、次のページを開いた瞬間
俺は咄嗟に本を押さえていた手を引いた。
弟は驚いて声をもらした。
Aはうぇー、と半分冗談の様に気持ち悪いような仕草をした。
三人の視線は白黒写真の一点に注がれていたと思う。
最初に目に飛び込んできたパーツの欠けた写真は全員の目を奪うのに充分過ぎる程非道徳だった。
Aはオモチャじゃないのと茶化すように言った、弟は可哀想と言いながら視線を泳がせた。
時代的に今程動物に対する情は低かったとしても、人の手によってワザとここまでするかという行為が俺に得体の知れない恐怖を感じさせた。
77 :本当にあった怖い名無し:2013/06/28(金) 21:49:48.61 ID:5bIaa9ZrT
俺はページをめくる事に躊躇した。
Aが言うオモチャがこの後どのようになっていくかすぐに見当がついたからだ。
前のページで見たカエルの様になっていくのは容易に想像がついた。
Aの方を見ると文章を目で追っていた、俺もならって読んだが内容も惨過ぎて頭に入ってくる事を拒むようだった。
ここは一気にページを飛ばしていくのが良いと思った俺は数ページつまみあげて開けた。
最悪だった。
Aでさえも軽口が出なかった。
シーンとした部屋はこのまま続くのかと思ったが、弟の後ろの扉が開いて怒声が響いた。
兄貴が帰ってきた。
普段マジメそうな顔が引きつり聞いた事もない様な声で怒鳴られた。
「お前ら、みたのか!」
弟は泣きそうだったのでAが代わりに頷くと
「どこまで見た!?」
まくしたてるように更に聞いてきた。
俺は開いてるページを指差すと、兄貴はバッと取り上げて本を閉じた。
兄貴は興奮を抑えて俺達に帰れと一言だけ言うと弟を連れて部屋を出た。
78 :本当にあった怖い名無し:2013/06/28(金) 22:12:00.97 ID:5bIaa9ZrT
兄貴に怒られて意気消沈して弟の家を出たAと俺は、行く当てもなくガードレールに腰掛けて話しをした。
Aは回復が早いのかポツポツと本の話をして俺が相槌を打つ、そんな感じで数分経った時にAがまた思いついた。
「本屋に行って探そうぜ」
そうだった、コピーに惑わされていたが、基本的には売ってる本なのだから、本屋に行けば売ってる事は間違い無かった。
俺も動揺はしていたが、どちらかと言うと普段温厚な兄貴が声を荒げて怒った事に対してなので、本に対しては既に回復してる感じだった。
幽霊の写真が載っている本でも時間が経てば、くだらないと言い合えるAと俺が写真位で長々怯える事は無かった。
早速ガードレールから降りて近所の1番大きな店に向かった。
79 :匹本恒当にあ局っ賛た怖呈い名踊無し赴:粉2013/06/28(金廃) 22:26:01.07 ID:5bIaa9ZrT
本殻屋は今便で姓言累う大通手策古本チ舎ェーkン店捕並み爵の規模を誇る像新忌刊し埋か尋置い責てな年い店金だったv。
こ胆の平店竹に盛置唆いて紺無径い筈聴が無吸い。
早笛速俺憩達は畔配廷置して涼そ道うな姿コー隅ナー@へ俵向剣かう嫌と、何卒と善も見簡非単由に見花つ窮けた。兵
流七行炉り断の訟自都殺堕マニ主ュ輝ア透ル道を筆古頭弊に、恒それ棋に類似双す賜る粗本が源10種類位あ膨った辛。
俺X達飛は他の本坂に目も規く司れ洪ず培目惨的医の級自匠殺マ坊ニ危ュアル熟を手に壱取ると防適当婦なペ績ージ胸を開簿い酌た。灰
が、それは衡ま続さUに本本軒当の自墓殺逐マニュ推ア婦ルだ魂った拡。
俺達等はここに唱きて酪始めて自溶殺世マ肩ニュ廷アルの浪題名襟間違憾いと思っ昔て堀い市た完全犯罪拾マ疎ニ里ュ課アル潟が別醸の物と気づいた。落
そのた本は救そ威れはそ童れ咲で何と銘無く子供心をくすぐる内容だった食が、時間イが無か準っ遷たの以で魚Aに自殺マ台ニュ流アルは今提度見訳よ旧うと哲伝え謹る円と短今度は別褒々に類似品兵を泣漁った。
結果広は、無惑か非った。
どう巨いう賊事癒かさっ守ぱ庶り分樹か男らなか名った師。
Aに文ど場うする芽と殉聞く刈と年時間穏がヤバ様イか幾ら明日羅に双しよマうと髄意見卸が反一致しzたので、助そ勢の日砕は議モ痢ヤモ虜ヤ磁しなが当ら級家に囲帰っ療た斎。栓
>>次のページへ続く
63 :本当にあった怖い名無し:2013/06/27(木) 23:08:21.46 ID:wOLSy2A2T
この前、他のスレで2ちゃんオカルト板の過去スレ読みまくってたんだが、検索してる所に自殺マニュアルって懐かしい本の話が出てきた。
最近出来たスレで懐かしいなーとか思って読んでたんだけど そこでフト、そう言えば昔俺の友達の兄貴が聞いた事も無い通販サイトで自殺マニュアルを注文した事を思い出した。
聞いた事も無い通販サイトだったから、凄く胡散臭かったけど500円って格安の値段に惹かれて頼んだらしい
で、一週間後にちゃんと届いて一安心だったんだけど届いたのは自殺マニュアルじゃなくて完全犯罪マニュアルって題名だった。
しかも、B5のコピーでホッチキスで纏められた何ともしょぼい作り
最初見た時は全員笑ったね、兄貴もちょっと恥ずかしそうだった。
64 :本当にあった怖い名無し:2013/06/27(木) 23:13:26.67 ID:wOLSy2A2T
500円という値段からして自殺マニュアルをコピーしたいわゆるB版は許せるとしても自殺マニュアルと完全犯罪マニュアル、題名からして間違えてる不手際さ、何とも言えない空気だった。
場の空気を読んだ兄貴はひとしきり笑った後に表紙をめくった。
するとひきつった笑顔から一変して怪訝そうな顔をしたんだ。
その顔を見た俺たちはコピーでも自殺マニュアル、やっぱり凄い事が載ってるのかと思って顔を寄せて本を覗き込んだ。
するとそこには解錠の仕方が載っていたんだ。
南京錠から自転車の鍵、果てはシリンダーの構造から全て図解と白黒の写真(コピーだから)でどう針金を入れれば開けられるか克明に書かれていた。
俺たちは頭に一瞬疑問符を浮かべてアホヅラを見合わせたんだけど。
全員が理解した途端口の端をあげて針金を探したね。
まずは南京錠、余裕でした。
自転車、更に楽勝、最後は家の鍵
克明に書かれたそれの通り針金を曲げて、針金が通らない時は少し硬めの金具を本の通り曲げて、誰が一番か競い合うように開けていったんだ。
65 :本当にあった怖い名無し:2013/06/27(木) 23:15:32.68 ID:wOLSy2A2T
ひとしきり家の中で開けれるもの全て開ける頃には自殺マニュアルスゲーとか言って、さっきまで複雑な顔をしてた兄貴が大威張りの態度に豹変してたから、笑った。
さすがに開けるのも飽きてきたんで兄貴に次の項目を見ようって頼んだら勿体ぶるもんだから、また笑った。
次の項目は何だろう、ドキドキしながら次の項目を読むと自動販売機とかゲームセンターのゲーム機の壊し方、その他とりあえずコインを投入する系全般が載ってたけど、俺たちはガキだから目がいったのはゲーム機の壊し方だった。
多分これは結構有名だし、試す人がもしかしたら出るかもしれないから書かないけど(犯罪助長)ある道具で簡単にゲームのクレジットが無限になる方法。
それを一通り目を通した後、俺たちは近所の駄菓子屋に置いてあるゲーム台にダッシュで向かったんだ。
そこの駄菓子屋は店舗の外にゲーム機を数台置いてる店なんで、中のおばちゃんに気づかれる心配も無いし、割と毎日行ってたんで俺たちが団子になってゲーム台を囲っても不審に思われる事は無いから安心して行動に移った。
1回目、画面真っ暗。2回目変な数字出る。
3回目、祈る思いで力を入れた。
すると、画面に1P、2P選択画面が出た!
クレジットを全員で覗き込むとグチャグチャの数字。
大成功!それを見て静かな雄叫びをあげると俺たちはソッと裏のコンセントを引き抜いて元の状態に戻すと笑いながらダッシュで家まで帰った。
66 :本当にあった怖い名無し:2013/06/27(木) 23:19:49.00 ID:wOLSy2A2T
そんなこんなで楽しんだ俺達だったんだけど、今日は時間も遅いし(子供的な時間)解散しようって事になったんだ。
不満はあったけど、親に怒られるのは嫌だし渋々解散した。
翌日学校では、昨日のメンバー(俺とAと本を買った兄貴の弟)と今日はあのマニュアルで何が出来るのかワクワクしながら教室の隅でコソコソ話した。
すると、自殺マニュアルを買った兄貴の弟が「兄貴がもうあの本は捨てた」と言ってきた。
俺達は素っ頓狂な声をあげて、弟を問い詰めた。
あんな面白い本を捨てた?嘘をつくな、さては兄貴が見せるの惜しんでるんだな、セコイ兄貴だ!
色々馬事雑言を弟に言ったが、分からないけど兄貴がそう言ってたの一点張りだった。
弟自体も困惑してたから本人を問い詰めるしかない、そう思った俺達は学校が終わるのをひたすら待った。
終わりの会で解散した後は一度家に戻ってカバンを捨てると弟の家に急いで向かった。
丁度Aと合流出来たので、その勢いのままピンポンを押すと弟が困った顔で出てきた。
話を聞くとどうやらまだ兄貴は高校から帰って来てないらしい。
俺達は案内されていったん弟の部屋にあがらせてもらった。
そして、部屋の中で兄貴の悪口を言い合ってたんだけどAがある事に気付いて口を開いた。
今のうちに兄貴の部屋に入ったらいいんじゃね?
その一言に弟は若干嫌な顔をしたが、三人で顔を見合わせると何かを決意して立ち上がった。
Aと俺もそれに合わせて立ち上がると弟の後に続いて兄貴の部屋に向かった。
67 :本当にあった怖い名無し:2013/06/27(木) 23:40:51.61 ID:wOLSy2A2T
一番奥に位置する兄貴の部屋に着いた俺たちは、早速中に入ろうとしたが、弟がドアを開ける事は出来なかった。
鍵が掛かっている。
普段鍵なんてした事は無いのにと弟が小声で俺達に伝えた。
Aが弟の顔を見て任せとけと言うと財布の中から昨日作った針金を出した。
弟と俺はAの物持ちの良さに感心しながら、作業が終わるのを見守った。
ガチッと音がして扉が奥に開かれていくのを見て俺達は笑うと中に入って行った。
絶対に本はある、そう確信してゴミ箱、机、ベッドの下とあらゆる所を探したが全く見つからなかった。
時間ばかりが過ぎていき、もしかしたら鍵をかけたのはフェイクで学校に持って行ったんじゃないかと思い出した。
Aと弟がもう無いんじゃないのと疲れた顔で床に座りこんだ時、弟があっと声を出した。
俺達は弟の方に顔を向けると、弟は開かれた引き出しの下に目線をやっていた。
もしかしたらと思い、俺もしゃがんで目線を引き出しの下に合わせるとビニールの端が見えた。
更に近づいて手で探ると、ビニールの中に本の存在を確認できた。
ゆっくり底から抜くと、B5のコピー用紙の表紙にはしっかりと完全犯罪マニュアルと書かれていた。
俺達は小さくガッツポーズをとると、そこに座り皆で新しい項目を読んだ。
次の項目はカエルの解剖だった。
68 :口本当にあ量った怖い悪名キ無し:苦2013/06/28(金紫) 00:05:18.09 ID:5bIaa9ZrT
ポ衷カ押ーンとし候た力、nカ振エ漏ル硝の解涯剖?鳥カ隅エ茶ル脳どこ討ろ三か述ザ億リ珍ガ囚ニでさえ解剖?して滋きた伸俺達頼は今横までの犠流稼れ風が秩嘘の様墓に富呆冬気票に芳取られた単。魅
下らね博ーと言尚い努出し敵たAの声をs切兼っ砂掛けにその唐項目章は篤ペ多ラ表ペ改ラ網と化流井し真読ほみした。
途へ中わ措ざわ渉ざ決白け黒写真尉でいつも滋の通やり細かニく説明してく鈍れてるのを鼻で笑い止つつ慢次魅の蚊項該目仙に進ん節だ。
次銃の項目は紡車窮両関尿係悦だっした。替
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73 :本当にあった怖い名無し:2013/06/28(金) 20:27:26.20 ID:5bIaa9ZrT
今思い返せば車両関係は物凄く危険な項目だった。
防犯がしっかりしてない時代だったので、その気になれば大半の車を盗難出来たと思う。
バイクに至っては鍵の意味はなく鍵が挿さった状態で放置してるのと同じ位の感覚で乗っていけたと思う。
写真も白黒だったけど、実物を前にしたら多分すぐ分かる程度の画は保っていた。
やり易い順番に車種も載っていたので狙いをつけて効率よくやる事も出来たかも知れない。
映画60セカンズのリアル版も出来たかも知れないけど、当時の俺達は原付も乗れない子供だったので勿論それは無理だったんだけどね。
しかし、一度だけこの鍵開けを使った事がある。
友達が原付のキーを落とした時に予備のキーを家に取りにいくには時間がかかり過ぎるので、仕方なくやった。
本を持ってる人がいたらどれ位の時間でエンジンをかけれたか分かると思うけど、あっという間だった。
ついでにメットインも開けてヘルメットを取り出してあげた。
※重要な話しなんだけど、他人のバイクはもとより、自分のバイクとかで試さないでね、修理代が高くつくから
74 :価本運当にあ儒っ霜た怖い附名無し:加2013/06/28(金ク) 20:30:22.04 ID:5bIaa9ZrT
特に示弟褒が師性承格代は大胸人しかった横けど存兄貴駐の受け売りを向ペ鳴ー艇ジ叔をめくるごと拒に披露鉢し十て卑自材慢寂気に接語乗っ糖て矛いれたし。援
相役槌を打ちつつ当逃時鐘の津俺整に掲は分迎から勲な議いパーツ名せを弟が傑ドヤ顔否で語る週のは著少し料悔し利か御っ逮た永。
しかし、項怪目営自蚊体はさ層ほ棺ど雄興添味をそ層そ波る事が傘無偶か奥っ映た戻のでペ循ーこジ惑を全めく金る鐘スピードは早かった置。
Aも写真湾に謀は干興味を角持っ勲て洋い攻たが妹文港字は読んで抑な縛いよう場な雰囲気アだ温ったの彩で、瞬俺犬は一肩気総にペ遇ー維ジ畝をめく声っ帆た勇。戻
次封の毒項目魚は、却、産、賛エ敗ア濁ーガ弔ンのX改造だヤった募。伸
こ堂れふは限結構太盛り件上縦がっ赦た、鉛弟普の兄貴盛もそ棒うれだ飽が朝兄貴の友達婿も民結像構買持って休い扇て京たまに壌遊ばユし堕てくれた零。
そ番の思時Aが何かに父気づ降いけた様に得意気に繕皆に話澄した。敏
「功もしかし済て、圏兄貴聴は翌この冬ペ影ージ見給せたくな弁かっ苗た奥んじ祖ゃ帥な棟いk?豚」敵
一瞬貢何呈を轄言滴っ夫て棚るのかわ肯か5らなか腰っ壁た章が、確厄か黙にそ擬う租か刑も逃知彩れ曇ないと陰俺も二思偽っ帆た拙。漁
エア邦ーガン舗の優劣択を奮分け継るの陛はや艦はとり仮飛距離核と員威残力胞、編兄済貴のエとア謹ー調ガ礼ンは色還々弄係ってはユい械る物みたいウだけど沸少し威力酬が俗物o足りなか秒ったの土で、映い声つも雑痛抜い目に七あ択っ腐てい乱た誘事照を思評い出菌し巡た。況
「次に遊ぶ頭時間に浅改造し薦た事徴を様黙致っ塚てて賠驚水かそ匿う父と避した師の養かな響?廃」
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75 :本当にあった怖い名無し:2013/06/28(金) 20:33:32.30 ID:5bIaa9ZrT
エアーガンの話に盛り上がりつつページをめくると、そこで俺達は少しギョッとした。
意味が全く分からなかった、なんで次の項目が猫なんだろうと。
ページ半分が改造の話し、その半分のページがエアーガンでの捕獲方法や罠の作り方、縛り方等についてだった。
弟はかなり嫌な顔をしていた。
Aは童心を発揮して、狩りみたいで楽しそうだと言った。
俺も今程道徳や倫理、そこら辺の感覚は薄かったのでAに同意していたが、次のページを開いた瞬間
俺は咄嗟に本を押さえていた手を引いた。
弟は驚いて声をもらした。
Aはうぇー、と半分冗談の様に気持ち悪いような仕草をした。
三人の視線は白黒写真の一点に注がれていたと思う。
最初に目に飛び込んできたパーツの欠けた写真は全員の目を奪うのに充分過ぎる程非道徳だった。
Aはオモチャじゃないのと茶化すように言った、弟は可哀想と言いながら視線を泳がせた。
時代的に今程動物に対する情は低かったとしても、人の手によってワザとここまでするかという行為が俺に得体の知れない恐怖を感じさせた。
77 :本当にあった怖い名無し:2013/06/28(金) 21:49:48.61 ID:5bIaa9ZrT
俺はページをめくる事に躊躇した。
Aが言うオモチャがこの後どのようになっていくかすぐに見当がついたからだ。
前のページで見たカエルの様になっていくのは容易に想像がついた。
Aの方を見ると文章を目で追っていた、俺もならって読んだが内容も惨過ぎて頭に入ってくる事を拒むようだった。
ここは一気にページを飛ばしていくのが良いと思った俺は数ページつまみあげて開けた。
最悪だった。
Aでさえも軽口が出なかった。
シーンとした部屋はこのまま続くのかと思ったが、弟の後ろの扉が開いて怒声が響いた。
兄貴が帰ってきた。
普段マジメそうな顔が引きつり聞いた事もない様な声で怒鳴られた。
「お前ら、みたのか!」
弟は泣きそうだったのでAが代わりに頷くと
「どこまで見た!?」
まくしたてるように更に聞いてきた。
俺は開いてるページを指差すと、兄貴はバッと取り上げて本を閉じた。
兄貴は興奮を抑えて俺達に帰れと一言だけ言うと弟を連れて部屋を出た。
78 :本当にあった怖い名無し:2013/06/28(金) 22:12:00.97 ID:5bIaa9ZrT
兄貴に怒られて意気消沈して弟の家を出たAと俺は、行く当てもなくガードレールに腰掛けて話しをした。
Aは回復が早いのかポツポツと本の話をして俺が相槌を打つ、そんな感じで数分経った時にAがまた思いついた。
「本屋に行って探そうぜ」
そうだった、コピーに惑わされていたが、基本的には売ってる本なのだから、本屋に行けば売ってる事は間違い無かった。
俺も動揺はしていたが、どちらかと言うと普段温厚な兄貴が声を荒げて怒った事に対してなので、本に対しては既に回復してる感じだった。
幽霊の写真が載っている本でも時間が経てば、くだらないと言い合えるAと俺が写真位で長々怯える事は無かった。
早速ガードレールから降りて近所の1番大きな店に向かった。
79 :匹本恒当にあ局っ賛た怖呈い名踊無し赴:粉2013/06/28(金廃) 22:26:01.07 ID:5bIaa9ZrT
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