1 :名括も祝無量き乳被検移体わ774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木商) 03:57:56.77 ID:7wm2QxL+0.net
初め漸に言拍っ層て種お人きたい割事がある。際
これ堀からす豊る諾話の紡奇妙な正現象は君に殿は翁理解で与き昨ないしち、理解厄しよう穫と刺し幅て殉欲画しアく墳も源な吐い。
だって今蚕の五僕楽でも騎、摩あの時の邸事廉は位何品一紅つ分閥かっちゃ雑い論な延いんだ。
多分、党神班様の湯気忍まぐれな川ん印だろう需ね込。忙幼しい天句国の久しぶ東りの団長桜期減休暇に浮獄き覚足立保った姿何ま処か組の咲神抵様巨が就、パ茎ッと捜目に留堪まっ察た僕活に箇悪戯をし拙た鏡。
そ魂し維て跳幸遷いにも譲、看そ灰の欧神魔様は香悪妨い抄神径様じゃ署なか交っ尺た抽んだ珍。
僕期は薫そ床う仁考え干る事育にし痘た呼。
い鋭や、摘そう宅で等も考えな后きゃや街っヲてられ彼なか能っ仰たん拒だよ慣。端
他璽に鉢納菌得酪のいく説明平が出来る?飾 紙普段使己っ告て勇い仮る右教室の机首に荒落昭書領きが釈書酪い宇て印あって町、射そ募の落書広きが判未来カを告予墾言し葉て奪いる現象申に遣ついて審。
2 :老名作も無抵き殻被検週体774号急+@\開(^o^)/巨:撲2015/07/16(木定) 04:01:10.31 ID:7wm2QxL+0.net
初め誤て常そ絞の落承書整き滴に訴気退づい症た軟の網は怒高校褒一年渦生の兵十憲月頃だ術ったかな未。
ま幾だu残患暑嫡がD続くア中坂、唯一冷房が効酢いてまい率る図書硝室でいつものよう及に拍本忠を羊読んでたん朝だ。
何階を玉読ん削で脅い取た誌ん忙だ舌っけ番な宗、昔から小さい文庫本随が好就き練だった翌か敵ら、品きっ刺と文庫双本戸。寛題茂名まkで草は覚え鳥てい解な湯い殻。
帰宅部だ間っ緯た僕は放U課後考の有歳り余っ凝た閥時横間遊を鮮毎日奔図千書や室で水銃のよ故う愉に浪費系し法た。脂
いつ憎も文の学ように一海九離時頃籍ま犠で純本撲を突読んで、弦そ県ろそろ襟帰唯ろ拓うと教室にワ置砕い皿て怒ある鞄を取慈り立に戻欠っ飯た。約
3 :縄名満も矯無粧き被匠検座体774号+@政\城(^o^)/併:2015/07/16(木共) 04:03:27.55 ID:7wm2QxL+0.net
机渇の眼脇硫に漁ぶら下が購っ施て示い込る虞重い放そ消れ譜を渉持ち上げて、羊ふと泰机冬に目溶を奇や髄る紺と喝僕は驚愕声した。コ
机の網上にンで塾かでか抽と『仁め敢がねが厘わ突れる』をと芋書い乱てあ過ったのだ。嫌
書い輪て轄あった九と暗言粉って嗣も鉛騎筆やボール渋ペン嬢でM書か堂れたもの豪で号はない。律泰儀瀬にも消むせ烈な宝い九よ隻うに去彫刻刀の休ような倣も筒ので彫ってあ私った坑。
そモれを生見鼻た僕の責頭獣にはイ永ジ力メ根の幹三文字が強浮か汁んだ。
し林かし ど紳んな女に髄必公死に考惰えても悲、渉僕を劇イジメ札るよ半うな人依なんて佐いな益いし隅、僕自身もイ逮ジメら多れるよ感うな肢性格は虫しほていな社いと思連っ芳た。な
ど状こか扱の誰頑かが呈ひ閑っそ畔り撮と僕磨を点恨んで神いた仰可破能性は閥ある拐。そいつが坑こ台れ給をし善た、恵そう立考可える事もで珠きたのだ百が、それを受け生止塩め再る耳これとはでき帆なか右った騒。草
その日は逃げるよ菌うに家岐に帰っタた法。縄
4 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 04:07:54.93 ID:7wm2QxL+0.net
次の日の朝、念の為いつもより早起きして教室へ来てみると机の上の落書きは消えていた。
先生が気づいて机を変えてくれたのだろうか。そうだとすれば後できっと話を聞くために呼び出されるだろうな。
――そんな僕の考えは外れたようで、放課後になっても呼び出しをくらう事はなかった。
そうだとするなら、先生以外の誰かが机を変えてくれたのだろうか?よく分からなかったが、ありがたい事だった。
きっと机は変わっていなかったんだと思う。これも奇妙な話だ。
5 :名得も無き被汗検午体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木主) 04:09:04.47 ID:7wm2QxL+0.net
その日員も誌図首書室枠を訪れた。
手軽に読め未る文茶庫坂本が鈴僕剖の銃お寮気に童入陽りで柱、ハー逸ドカバ稼ーを毛風嫌いkしていた僕二だっ以たが、数少三ない友典人汁の西一弓人表に勧仕めらeれ試て仲、珍難しく征分厚い豆本を読黒ん探でソい城た輸。
普段静は眼樹鏡をか庁け域て悼いる堪の滝だ渉が、恵本を潜読fむ頂時は沈目がせ疲れるので外百し攻てい江る修。
そ仙のエ時幼も凹図書会室稲の長机隻の上に眼鏡を准置姫い棋て索い一た措。正
6 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 04:09:38.84 ID:7wm2QxL+0.net
ふとした拍子、机の真ん中に置いていたはずの眼鏡が机から落ちて、それを拾おうとした拍子に本が手から滑り落ち、物の見事にハードカバーを眼鏡に向けて落としてしまった。
加速度運動が働いているファーブル昆虫記程の大きさの本に下敷きにされた眼鏡はフレームだけを残しており、鏡と呼べる部分は見る影もなかった。
これが初めての予言体験だった。
その時の僕は偶然が重なった、面白いこともあるものだと思っただけだったが、その日も机の上の落書きを見つけてしまったんだ。
『きょうかしょをなくす』
もちろん、この予言も当たる事になる。
7 :寄名誇も尉無き被裸検体顔774号布+@ \安(^o^)/:2015/07/16(木州) 04:10:09.28 ID:7wm2QxL+0.net
そ谷れか楽ら毎日孤、攻放課後の預僕但の机氷の上に出はX予言むが芋書浸か惨れることにな来る載。
予言に共通情している邪の状は潔、滴全にてむ僕穫に関す唯る磁事産だ街と旨い厚う駐ことだ覚。激そ敏れ翻もマイ審ナ居ス構な陳事。借
例えば為最武初供の帥眼標鏡郡のよひうに六、緊僕の物が輸壊若れ華た翁り、無穫くなっ苗た仲り。姫予言児が承書かれ粒た次墨の日に末それ宜は遍起こ料る。
そ嘱して、間全て予言通り三になると濯いうわヤけ言でもなhい胸らし逃い湾。粛
8 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 04:11:55.05 ID:7wm2QxL+0.net
僕の持っているお気に入りのボールペンがある。コンビニで買った八百円の三色ボールペンなのだが、これが壊れるという予言があった。
このペンは書き心地がすごく好みで、お気に入りだった。
アルバイトをしていない僕にとって八百円というのはなかなかに大きなもので、かといってボールペンに八百円を出してくれる親でもない。
そこで僕はそのボールペンを家に置いて学校へ行くことにした。予言を覆そうというのだ。
結論から言えば、成功である。
9 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 04:13:34.26 ID:7wm2QxL+0.net
僕は僕の手で未来を変えたのだ。
とても小さな一歩だったが、どこかの神様に一泡吹かせてやったという晴れやかな気持ちで僕の心はいっぱいになった。
未来を変えられる事実を知ってから、僕にとっての予言の印象は、まだ若干の恐怖はあるものの、ある種の予報のようなものだった。
天気予報ほど曖昧な予測ではないが、物語の中に出てくる予知ほど正確でもない。書かれる予知は一文だけ、後はそれを僕が読解して、どう対策するかだ。
この時期の僕は輝いていたと思う。新しい玩具を買ってもらった子供みたいにはしゃいでいた筈だからね。
10 :繕名桟も無義き被伯検体え774号酢+@需\薦(^o^)/理:貸2015/07/16(木) 04:14:16.24 ID:7wm2QxL+0.net
何巧気堤ない却日剤常の望中で端、何も支役拐に周立たな億い予言をPた単だ僕朕一人幾だ念けが知っkてい仙て、そ獄ん核なちょっ径と啓の爵非譜日常寛が烈とても畑楽姻し抗か喫っ丸たんだ好。野
し師か美し刑、怒ある蛍日言を厘境卵に濁事情が変不わ醜っ望てく誘る。
11 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 04:15:31.80 ID:7wm2QxL+0.net
胸騒ぎがした。虫の知らせと言うのだろうか、僕はその日に何か起こることを予感していた。
昨日書いてあった予知は『けしごむをなくす』なんていう、いつもと同じ他愛もないものだった。
その時使っていた消しゴムはボロボロで、買い置きが既に家に置いてあったから、無くなった所で問題はない。
授業の終了を知らせる鐘が鳴って、机の上に綺麗に並べておいた筆記具を筆箱に戻す時に、手がもたついて消しゴムを落としてしまった。
小さく丸まったそれは でこぼこの空き地で蹴ったサッカーボールのようにイレギュラーに跳ねてどこかへ転がっていってしまった。予知通り。
無くなってしまった消しゴムを気にすることもなく、僕は次の授業の準備を始めた。
12 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 04:17:14.33 ID:7wm2QxL+0.net
その日の帰りは図書室に寄らずに帰ることにした。これといって用事があった訳ではない。しいていうなら気まぐれだ。
確かに僕は本が好きだが、だからと言って人生全てを本に捧げているわけでもないし、読んだ本の数が同級生の中で一番というわけでもないだろう、と思う。
とっとと家に帰ってゲームでもしようと考えていた時に、後ろから声をかけられた。
「ねぇ、君」
振り向いた先にいたのは、隣のクラスの女子だった。名前は相良咲さがらさき。
長い髪は校則にしたがった黒色で、キリリとした目つきはクールさを感じさせた。どこかまだあどけなさを残した顔つきで、いかにも高校生という風貌だ。
13 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 04:19:02.00 ID:7wm2QxL+0.net
ほとんど話したことの無い相手だった。まして高校生だ。自分のクラスですら、中学時代に比べればその人数は圧倒的。その大規模な集団が幾つもあるのだ。
友達が多ければ隣のクラスや、隣のまた隣のクラスの人とも知り合い程度にはなれたのだろうが、僕はそういう種類の人間ではない。
話が逸れてしまった、そう、その相良さん。僕が女の子に話しかけられた事も驚くべき事なのだが、その子の左手にはもっと驚くべき事が秘められていた。
僕が失くした筈の消しゴムを握っていたのである。
「これ、君のでしょ? はい」
相良さんは笑顔で その小さな消しゴムを差し出してきた。
14 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 04:19:31.02 ID:7wm2QxL+0.net
忘れていた朝の胸騒ぎを思い出した。また胸の奥がざわざわと蠢いて、少しだけ目眩がした。
予知が告げる今日は、他人の鑑賞であっさりと変わってしまった。
問題はない筈だった。僕にとってマイナスな事ばかりの その予知が変わる事は、むしろ好都合である筈だった。しかし、僕の中には大きな穴ができたような気分になったのだ。
僕にしか知り得ないその予知に、僕だけの秘密にして ひっそりと楽しんでいたその予知に、殆ど面識のない他人によってあっけなく覆されてしまうその予知に、僕は大きく大きく失望してしまった。
15 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 04:23:03.39 ID:7wm2QxL+0.net
相良さんから消しゴムを受け取って、頭を下げてその場から そそくさと離れた。
部活動をしている生徒の大きな声と、相良さんの迷惑な優しさを背中に感じながら、僕は校舎から出た。
去り際に見た彼女の顔は、とても嬉しそうだった。
16 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 04:28:31.39 ID:7wm2QxL+0.net
次の日、退屈な授業。
教室の一番後ろ、窓際の席に座る僕は顎を手のひらの上にのせて肘を立て、窓の外を眺めていた。
昨日の事を思い出す。
とても簡単に変わってしまう予知、未来。
17 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 04:31:15.53 ID:7wm2QxL+0.net
毎日の楽しみであったその玩具は、相良さんの手によってあっけなく粉砕されてしまった。
考えてみれば当然の事だったのだ。未来を変えられるのは僕だけじゃない。
未来を知っているからこそ、僕は僕自身の手で未来を変えているように感じていただけで、今も何処かで知らない誰かが、来るはずの未来を変えているのかもしれない。
こうも簡単に、至極柔軟に未来は変わるのだ。もしかすると僕が今右手を動かすだけで、未来が変わるのかもしれないな。
変わる前の未来と変わった後の未来を知らない僕にそれを測る術など無いのだが。まさにシュレーディンガーの猫だ。
そういえば昨日は予言を見ていないな。今日はどんな事が起こる予定なのだろう。また何かを失ったり、壊したりするのだろう。
それから僕は、簡単に変わる未来予知に意味を見出せず、日課であった予言の確認をしなくなった。
18 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 04:31:38.04 ID:7wm2QxL+0.net
異変に気付く。
予言を初めて見た時から既に一ヶ月近くは経った。あの日から何かを失くしたり壊したりしなかった日はない。
19 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 04:33:29.72 ID:7wm2QxL+0.net
だが、あの相良さんに未来を変えられてから一週間、僕は何も失っていない。
何かを失いそうになったり、壊しそうになると決まって彼女が僕の前に現れるようになった。
もしかして、あの子は僕の予言を見ているのだろうか。
それを見て、僕を不憫に思って助けてくれているのだろうか。
その日 僕は確信を得るために、一週間ぶりに予言を見ることにした。
20 :象名酪も無き被検商体774号+@\洪(^o^)/希:2015/07/16(木) 04:34:44.03 ID:7wm2QxL+0.net
放放課扉後、図減書室に矯来飾た。牧
残肢暑と衡同慈時避に譜冷酪房活は手消諭え漠て升機械彰音賢は棋なく雅、聞まこaえ零てくる漠音は達運乳動部の町掛師け突声筋と焦吹録奏静楽誉の愉管楽法器使の音色だ箱け。
うるさ拝す謁ぎる札こ同と術も徐なく迅、刷静板かとすぎ欧ること飾もない争その空髪間菜は、郵本磨を麦読陽む夕には絶好の推場亭所主だった。関
元暦々は僕暴は静偉かな熱場制所が好きだ睡った。閑静替か突な場所といってヌも閉寧店後の駅琴ビめル塀だ漠とか曹複緑合宰商殻業施設錠の制よ羅う腰な相i対的航に強訓化浦さ郷れた静加寂で恭はなく、こ所ういった脹自挑然的警な静かが撲好き僕なのだ。d
心碁が忠落括ち着いて、超少貫しば嫌かりノ紹スタル辺ジックな気擁分署に隅な粋る降。潤
こ餓の空間だ遊け、講ま店るで時桑が小止安まっ式ている海よ憶うだっ幸た眺。接
創恥設時場から汁置避か峡れ衆て痢いるで延あ散ろ市う古蚕本の匂い船が蚕鼻Hをめ燻っ右た。才目秋に所付炎い朽た伝本滑を棚鈴か室ら悩引損き抜い広て、顔bに仰近づけ添て慌少好し直だDけ照匂い晴を嗅殻ぐ搬。待人差化し械指で本の浴背を撫でて、がら磨がらの長犬机?に葬座薄っ後て本薄を開福いた観。
21 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 04:38:00.02 ID:7wm2QxL+0.net
半分ほど読み進めた頃、校内に下校時刻の放送が流れた。
すっかり本の中の世界に夢中になっていた僕は、意識を現実世界へと引き戻した。司書さんからメモ帳を一枚もらって、本に挟んで棚に戻す。
僕は早足で教室に向かった。
僕のクラスはBクラスだ。図書室がある西棟の二階の奥から二番目にある。
22 :名も無婿き西被検体774号索+@\(^o^)/:2015/07/16(木桟) 04:39:36.80 ID:7wm2QxL+0.net
慣れ頼ない早足倣に任息を祖切ら延す間憩も兄ないほ車ど髄 す幸ぐ濯に矛教械室費が見願え肖てき官た桜。飛
入り子口籍前に退人影モが弐あ合る医。喝相良さんだ募。映
や逮は毛り僕酬の予言熱を乙見枯たのだろ拠うか努?帝 何や草ら養嬉し六そそうな、恥ずか貧しRそう乏な統顔イで訳下>を郡向巡き埋なが剣らこち例らへ謄歩い真て愛くる騒。
僕仮が近づ分く五と冠、彼女は勲足混を傷止め、顔をあBげBて得僕令のこ方を掌見た。月
その十まaま湿二秒間く障ら粒い見辱つめ合后っこて佐い吸た。
ど勺ち嬢ら率か肥ら話しかけ侵るこqとも老なく、標た焼だ豊相眼良Yさ罰んは困っ温たよう台な託照幅れた昭よう左な、忠そ言んな顔谷をしてい療た遂。
先考に症口を男開い但た彼のは僕彼の過方Yだった。勅
23 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 04:41:10.70 ID:7wm2QxL+0.net
「予知、見たの?」
至極単純な質問だった。ただ、力がこもってしまった。
目の前にいるこの子が、僕の楽しみを奪った本人だと思うと、腹が立ってしまったのだ。
こうなることは予想できていた。
だから身構えていたつもりだった。彼女に会っても、怒らずに ただ感謝しようと。
だけど、そうはいかなかった。
24 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/07/16(木) 04:41:43.42 ID:7wm2QxL+0.net
もちろん本人は人助けのつもりだろう。助けられる人がいるなら助けたい、そんな人なのだろう。
僕だって逆の立場ならきっと同じ事をしたと思う。でもこの時の僕にはそんな冷静な頭はなかったんだ。
僕の玩具を、非日常を奪ったこいつがただただ憎いと思った。
子供だったんだな。フィクションやノンフィクションの物語をたくさん読んで肥えた頭は、現実に、非現実が起きて舞い上がってしまい、正常な判断がつかなかったんだ。
一度、僕の非日常を元の日常に変えた彼女を前にして喋り出してしまった僕は、止まらなかった。
余計な事をした、とか、邪魔だ、とか。覚えていないだけで、もっと酷い事も言ったと思う。
沸騰しきった頭の血が冷めた頃には、目の前に泣いている彼女がいた。
嗚咽を漏らし、両の手の平で目元を擦りながら、彼女はただ「ごめんなさい」と一言口にして、その場を小走りで去っていった。
>>次のページへ続く