2chの男女恋愛に関わる 復讐話寝取られ話旅スレ に特化した話題を掲載していきます。
easterEgg easterEgg
 
 
 

Pickup

 
 
 
 
 
 

おすすめ記事1

 
 

ブタとチビの話
(6ページ目)  最初から読む >>

 

\ シェアする /


86 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/25(日) 03:31:47.13 ID:Omu9vydwO
手品師でもないし植物を研究してるわけでもないから、目の前にぽッと四つ葉を出すのは無理だ。

探す理由も聞いてあげられない。

だったら出来ることは一つなわけで、探すのを応援しよう。


…えっとロムってくれてる数少ない方々へ豚からお願いがあります。

この後にうpしますが、彼方まで引いてしまわぬよう、お願いしますm(_ _)m

自分でもなんだよあれはwと思うんですよ。

でも大事な物だから見てほしいんです。


低くて大きなテーブルの上に材料を並べて、 たーくん 用に紙とカラーペンを用意した。

ここからは別作業だ。

《私は見ないから。その紙に、 たーくん がお願いしたいことかいて。絵でも字でもなんでもいいよ。》

た《なんでも?》

ぶた《イエス。四つ葉が見つかりますようにって神様にお願いしよう》

たーくん がきょッとーんとした顔に。

ぶた《私がお守りを作る。 たーくん の願いが叶いますようにって!》

た《ほんと》

ぶた《本当。だから たーくん も好きなこと書いて四つ葉見つかりますよーにってお願いしよう》

そしたら、 たーくん が

《ありがとう。》としっかりした字で書いた。

お姉さんがんばります(`・@・´)


ちなみに たーくん からのリクエストは星でした。

ふう、勇気を出して次にいきます



87 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/25(日) 03:45:36.95 ID:Omu9vydwO
※一応成人した大人が作った物です。

短時間で作ったとはいえ、長時間でもこのクオリティは変わらなかったと思います。

http://pita.st/n/cghwxy59



ペットは飼い主に似るといいますが、創作物も創造主に似てブサイクになるもんなんですね。

冬用のもこもこ黄色いソックス(蒸れるのが嫌で使わなかった未使用品)、ミニタオルを使いました。

☆がいびつになったので誤魔化すためにニコニコマークを縫おうとして いびつになったのでペコちゃん舌を付けた次第です。

うちでのやり取りはチラシだったので残っていません。

この時 たーくん が描いた物も手元にありません。



89 :も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 06:58:01.03 ID:ivDmXCsw0
はな

ーくん への想いわる一品ですよ

GJ





90 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 07:55:12.53 ID:ZG+FU2290
心がこもっていれば上手い下手は関係ない

GJ


91 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/25(日) 08:23:55.73 ID:Omu9vydwO
ちゃっちゃちゃ(>(ii)<)/

ちゃかしてもええのに優しいやんけ!



92 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/25(日) 09:00:23.05 ID:Omu9vydwO
いやいやいやいやいやいやいや

ごめんね、ごめんね、ごめんね…!

化粧をすればするほどブスになっていくかのように、手を施せば施すほどブスになっていくお守り。

だけど、そう、 たーくん は優しかった。

(*・∀・*)


無垢な笑顔で四次元ポケットに大切な道具をしまうかのように、四角く折った紙をそっと中に押し込んで…

いややややえーよえーよそんなんしてたらカッコ悪かろうにッ!あちゃ〜という顔で見てる私の前で、毛糸を頭に通して首からぶらさけた。おおう…;

なんだその顔。ていうぐらい、なんともいえない嬉しそうな顔をしてる。

あなたのそれは四次元ポケットじゃないのよ?靴下なのよ…?

たーくん が書いた紙は、約束どおり私は見なかった。

ぽんぽーんとお守りごしに たーくん の腹を叩いて、お願いが神様に通るようにお願いした。

日本語下手だな豚、見苦しくてほんとすまない!

おばさんには、 たーくん の涙に関して聞かなかったし言わなかった。



この日の たーくん の単独行動(乗車拒否&勝手なお散歩)に関して、おばさんは心配が怒りを上回ってる様子で叱らなかった。



93 :体774号+:2012/03/25(日) 09:00:41.35 ID:YYNkQVC9O
ひお達になりたい


95 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/25(日) 10:33:11.82 ID:Omu9vydwO
時間が少し飛んで、数週間後。

○○○県のスポーツ系の人達が使用する合宿施設で、私は期間限定のアルバイトをしていた。

集団家政婦と私は呼んでいたが、ベットメイキングや掃除などをするのが主な仕事だった。

余裕がなく あっという間に過ぎた一週間後に初めての休みを貰えた。

早朝起床から解放されて、寮のベッドで ごろごろと気持ちのよい充実感に包まれてる頃、母から電話が掛かってきた。


「頑張ってるとこ悪いと思ったんだけど今話せる?」

「うん!ちょうど今日休みだよ〜ッ」

「あなたの友達が昨日うちに来たわよ」

「………」

「私の声ッ聞こえてる?」

「オー、Yeah。」

人生で初めて聞いた台詞 (ノД`)・゜・。


「あんたからの豚の報せだと思って、休憩の間に気になって家に帰ったのよ」

「え?なんの話?」

「団子。あなたがくれた団子、分かる?あれが昨日気づいたら無かったのよ!」

「団子じゃなくてマ・リ・モ。えーちゃんと探してよー(´・@・`)」

母の誕生日に愛情込めてプレゼントした手作りのマリモのストラップ…。


「悪かったわよ。ごめんね。それであなたに何か遇ったんじゃないかと思って一度家に帰ったのよ」

「え…、なんでそうなるの?」

「私の勘よ。それで車停めて家に入ろうとしたら、…驚いたわよ。あの子、あなたの知り合いじゃないの?」

「子供?親はいなかった?」

「首から掛けてるものを見せて、私に何か伝えようとしてたけど」

「私の知り合いの男の子。何て言っあ…他にはどんなことしてた?」

「それだけよ」

「え?」

「私が困ってると、何も言わないで走って行っちゃったのよ」

「………。」

お母さん、その子話せないんだよ。喉の奥がツンとしてきた。


「追い返しちゃって。後から考えてみると あなたに会いたがってるような気がして」

「うん、分かった、ありがとう」

「いい?伝えるだけ伝えたわよ一応」

「うん。ありがとう」

「あんた、また倒れそうになったりしてない?」

「うん…、」

それが心配で家に帰ったの?お母さん。


「まだ、全然大丈夫。お母さん仕事は?」

「これから出るところよ」

「うん、じゃあ頑張って」

「こっちの台詞だわ!じゃあね」

「はーい」

前のバイトで突然倒れた時、病院から掛かってきた電話を受け取った母は、“心臓が止まるかと思った。事故でも起きたんじゃないかって。”そう言って目に涙を溜めてた。




96 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 10:58:13.78 ID:fl0ypG6TO
星って☆だよな

角が多いぞ・・・まぁ気持ちだよな。うん。。。


98 :yq3nyLskLY :2012/03/25(日) 11:03:51.73 ID:Omu9vydwO
>>96
Oh, Yeah(´・@・`)



97 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/25(日) 11:00:13.30 ID:Omu9vydwO
…いかんいかん、と涙を拭って切った電話をもう一度操作しておばさんに電話を掛けた。

おばさんは ちょうど出掛ける直前だったらしい。駐車場の車の中で電話を取ってくれた。

私がアルバイトで しばらく家にいないことは、事前にコンビニで会った時に おばさんに伝えていた。

たーくん もだから知っていたはずだった。


おばさんの声を聞きながら、私は涙が止まらなかった。

一人で住み込みの寮にいる寂しさもあったのかな。感情がダイレクトに湧き出ていた。


おばさんの話をまとめると、実は たーくん がうちに来たのは昨日だけでは無かった。

私が遠くで頑張ってるとお母さんから聞いていていたはずだけど、どうしても私に会いたい理由があった。

3日前、あのミニ公園の近くの路上の脇に(何故そんな所に〜)四つ葉のクローバーを見つけた たーくん 。

どうしてもどうしても私に伝えたくて、パートが終わって探しにきた

おばさんは私の家の門の辺りに座っていた。

ここにいないことを伝えてもなかなか動こうとしない…。

おばさんは たーくん の手に握られている四つ葉に気づいて、帰った後に小さいメモ帳に挟んで栞にするように教えた。

お姉ちゃんに会えるまで枯れないように、というと すぐに納得してそうしたようだった。


次の日、バスに乗らずにコンビニへも寄らずに また私の家に来たらしい たーくん 。

おばさんも薄々予感していたので、また たーくん を迎えに行った。

そんなことがあって、昨日母と遭遇したらしい。

のーーーん。胸がいてぇ。

またもやたまらないな…

「うーん…分かりました。この後、私メール送るので たーくんに見せてあげてください。」


後ほど私は、豚の笑顔(誰が喜ぶんだい!)と“良かったね”の文字を写メールで送った。

たーくん は次の日、私にもあげたくなったらしく四つ葉をもう一つ探しに行ってた、とのこと。

ブタさんいくつ心臓があっても足りないよ!

ありがとう。 たーくん 。



99 :名も無き被検体774号+:2012/03/25(日) 11:07:34.18 ID:CJ5IZghy0
涙出てきた(ノД`)


100 :1 ◆yq3nyLskLY :2012/03/25(日) 11:29:12.02 ID:Omu9vydwO
時間がどびゅんと飛んで、秋。

アルバイトも終了して小金がサクサク溜まっていた。気持ちにも余裕があった。


この頃から、私は自分からおばさんに言って、病院に行く日は たーくん を家でみてることにした。

なーんにもない自分だから ただ一つでも役に立てるなら嬉しかった。

四つ葉のクローバーは しっかり家の本棚の中にあるらしい。

私に一度見せてくれた後、もっと分厚い本に挟んだ方がエエよーとアドバイスしていた。


何となく胸に引っ掛かっていたことがあった。

たーくん の願いごと。

いつか自然に分かるといいなぁと思った。

だから もう少しお互いを知ろうと思った。


ある日 たーくん に将来の夢をたずねた。

学校に持って行ってるキャラクターのノートに たーくん は1ページいっぱいに絵を描いた。

それは私のと似ても似つかない、星、満天の星空だった。

☆←こういう形でなく、もっとひし形に小さく輝いてるような。プラネタリウムを作る人になりたいらしい。

いいな。と思った。

たーくん にとっていいなという意味と、ちょっと羨ましいという気持ちからだった。

私の中にすうっと風が通るような、一緒にいるだけで何か学んでいるような気がした。




>>次のページへ続く





\ シェアする /


関連記事

 
 
 
 
カテゴリー:いい話  |  タグ:泣ける話, ちょっといい話, ほのぼの,
 

 
 
 
 
 

こちらもどうぞ

 
 
 
 

おすすめ記事1

 
 
 

おすすめ記事2

 
 
 

おすすめ記事3

 
 
 

人気記事(7days)

 
 

お世話になっているサイト様