http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/bike/1115563360/
123 :774RR:2005/05/12(木) 11:22:43 ID:Yre6ZnGt
>>118
昔の事ちょっとだけ書きます。
ある年の秋、日帰りのソロツー途中に休憩しに寄った道の駅で、250ツアラーにまたがり、ダブルのジャケットをカコヨク着こなした、小柄で可愛いオニャノコに思い切って声をかけた。
俺は2stオフで林道フル装備、見た目は185センチ95キロで人に言わすと熊みたいな大男。更にメットを脱いだ顔は実にむさ苦しい体育会系。
んで最初彼女は明らかに引いていた、でもジャンルは違えどバイク乗り同士、旅や温泉の話題で小一時間盛り上がり、自然にアドと携帯を交換して別れた。
ここは雪国で冬の間はまず乗れないので、一日おきくらいにメールの交換をした、彼女は東京の人でふたつ年上、仕事の都合で こっちに来てると言う。
内容は春になったら一緒に走りたいねとか他愛の無い話が主だった。
春になると二人であちこちに日帰りで出掛けて、当たり前のように付き合い始めた。
手を繋いでツーリング先の湖畔を歩き、木陰でキスしたりした帰りに初エチーした。
このもてない俺に初めて彼女ができた!しかも夢にまで見たバイク乗りカポー、俺は有頂天だった。
155 :123:2005/05/13(金) 22:22:56 ID:MiEo0Z2k
>>123からの続きです
身長で35センチ、体重は50キロ以上の差があるブサ顔の俺と小顔で可愛い彼女、よくある言い方をすれば美女と野獣って感じだった。
俺たちは休みが合うたびにいろんな所にバイクで連れ立って出掛けた、雨が降った日は俺の車でドライブ、
彼女は人の多い有名な観光地などには あまり行きたがらない、訳を聞くと、私は東京生まれの東京育ちなので人が多いのには飽き飽き、とにかく静かな所がいいと言う。
それを聞いた田舎者の俺は、都会の人とはそんなものなのかなと、深く考えずに納得した。
それに俺の方も静かな場所で二人きりになるのは嬉しいので、特に異存は無かった。
そんな訳で誰もいない海岸、辺鄙な場所にある森林公園などが定番のデートスポットだった。
んでチャンスがあればどこでもキスばかりしていた、全く見事なバカップルだ。
その内 互いが読書好きの活字中毒なのも分かり、バカデートするだけでなく持っている本の貸し借りもする様になった、話題の新刊本を同時に読んで感想を語り合ったりした。
俺は彼女のことが好きで好きで堪らなかった。付き合い初めてから二ヵ月間くらい、まるで夢を見てるみたいだった。
つづく
187 :123:2005/05/14(土) 17:54:42 ID:0dTFjXUl
夢見るような毎日でも、さすがに付き合い始めてから3ヵ月くらい経つと少しは冷静になってくる。
すると これまでは気にならなかった彼女の行動や言動になにか違和感とゆうか、不自然を感じる様になってきた。
たとえばデートは いつも昼間だけ、晩御飯を食べに行こうと誘っても明日仕事が早いからとか、同僚と飲み会だからとか言って断られ続けた。
アパートで一人暮らしと言っていたが、一度も部屋には呼んでくれない。
訳を聞くと散らかっているからとか、今日は東京から友達が来るからとか言ってこれもまた毎回ダメ。
当然泊りのツーリングの誘いも断られる、キャンプツーが何より大好きな俺はこれが一番悲しい。
誰かに相談したかったが、俺の友人は俺と同じく体育会系の筋肉馬鹿ばかり、この手の相談ではアテになりそうにない。
そして同じような事が何度も続くと、俺の中にある不安が芽生えてくる。
図体はでかいが小心者の俺の不安は疑心を呼び込む、それを放置しておけばいずれは彼女との間に暗鬼を産んでしまうだろう。
そうなる前に何とかしなければ・・・
続く
354 :熊男 ◆45HBJQcJTY :2005/05/19(木) 13:01:11 ID:Q3cxX1Rr
梅雨が来た。
雪国の短い夏に向けた産みの苦しみの時期、俺はいつもの年より100倍暗かった、原因は無論彼女の事。
悩みの種はズバリ『彼女は人妻なのでは?』だった、
そう考えると全ての辻褄が合う、彼女の行動、言動、静かな場所が好みだと常々言っていた事までが疑わしい、人込みが嫌いなのではなく、俺と一緒になのを見られるのは まずい人達の目から隠れるためでは・・・
それに当時女性と付き合った経験が ほぼゼロだった俺がこんな事を言うのは何だが、彼女の女としての立ち居振る舞いは、なんつーか、年齢に比して成熟しすぎているような感じがした。
その後も 会うたびに、今度こそは はっきりさせるぞと意気込むのだが、・・・話せない、もし彼女が『隠しててごめんね、もう終わりにしましょう』等と言ったら俺はどうする?
某競技に打ち込んだ高校時代にはインターハイや他の大きい大会にも出場した、どんな大舞台でも臆したことはない、その延長で仕事にも打ち込み、ある程度の評価はされていた。
だが彼女を前にすると、俺は単なる低能筋肉馬鹿だ、今考えてもまったく情けない。
だがやがて夏が来て、俺にとっては唐突なある事が起こった。
続く
355 :774RR:2005/05/19(木) 13:58:17 ID:kKJL+69m
>354
な、な、な、何が起こった?
381 :熊男 ◆45HBJQcJTY :2005/05/23(月) 02:46:34 ID:pB3BJgX6
夏が来た。
とはいってもその年は毎日雨ばかりだったな、思うようにバイクに乗れないイライラ、忙しすぎる仕事、そして もちろん彼女に関する心配事、とにかく欝だった。
そんなある八月の雨の日、俺は彼女とドライブに出掛けていた。
その日は珍しく、人の集まるデパートに買い物しに行きたいと言い出す彼女。
今までそんな事は一度も無かった、『え・・・・?』と馬鹿みたいな反応をする俺。
何故かいつになく明るい今日の彼女、一緒に手を繋いで並んで店内を歩き、あれこれ見て回って結局何も買わないw
出会って以来初めて、と言っていい普通のデート。
鬱な気分は いつまにか消し飛び、心行くまで楽しみながら俺は、もしかして彼女が人妻なんてのは俺の嫉妬から来る勘繰りに過ぎなかったんじゃないかな、などと楽観的な事を考えていた。
楽しい時間はあっという間だ、いつもなら彼女が帰ってしまう時間が近くなって来たとき、さりげなく彼女が言った。
『ねえ、これから私のアパートに遊びに来ない?』
なんと初めて部屋に誘われた、やはり彼女は人妻などではなく、今まで都合が悪かっただけなのだ!
と、瞬時に都合よく解釈した俺、もちろん『行く!!!』と即答した。
続く。
383 :774RR:2005/05/23(月) 09:15:46 ID:1q4Vf6Zb
>『ねえ、これから私のアパートに遊びに来ない?』
(;´Д`)ハァハァ
384 :撮77到4RR汽:律2005/05/23(月珍) 20:21:41 ID:IAz5RNlg
で載、彼K女oの子供縦たち仏を紹介墾さ領れるわ完けだ狂な崎。奇
385 :774RR:2005/05/23(月) 21:45:51 ID:l9p92RdI
壺の品評会だな、買わされたことがあるからわかる!
386 :774RR:2005/05/23(月) 21:55:13 ID:T/RTPEKk
いや、教材の販売だと思うぞ。買わされたことがあるからわかる!
387 :774RR:2005/05/23(月) 22:16:10 ID:9DPIMAeE
おまいら ばかだなあ、絵画に決まってるじゃないか。買わされたことが(ry
522 :熊男 ◆45HBJQcJTY :2005/06/02(木) 23:33:25 ID:2RbR5U6o
待ち合わせ場所の公園に俺の車を置き、彼女の軽に乗り込み部屋に向かった。
その車内では彼女は ほとんど口を開かず、会話の無いまま商店街の近くにあると言うアパートに向かった。
なんだか口を開かないと言うより、運転に必死で口を開けないような感じだった。
それでも十分程でアパートの前に到着、建物は新築ではないが小綺麗な感じ。
彼女の後に付いて部屋に向かうと、ドアの横に見慣れた250ツアラーが置いてある。
間取りは1DKで、いかにもな一人暮らしの部屋。家具はほとんどなく、ベッド、小さな本棚、14型のテレビ、PS2。
後は冷蔵庫と洗濯機があるくらい、これで全てのシンプルな部屋だった。
冷蔵庫を開けながら彼女が『ビール飲む〜?』と聞いてきたので、俺『いや運転が・・』と言おうとして気付く、これは泊まっていってくれと言う事か!?
そうだ、そうに違いない!
ちらりとベッドを見ると枕が二つ!もう間違いない!
こうして止まらない妄想列車に乗った俺、明らかに落ち着きが無くなっていたw
つづく
524 :熊男 ◆45HBJQcJTY :2005/06/02(木) 23:59:12 ID:2RbR5U6o
両手に缶ビールを持って、近づいてきた彼女が片方を俺に差し出した。俺はビールを持ったままの手首を掴んで、そろそろと片手で引き寄せる。
妄想の勢いに任せて力一杯引っ張りたい所だが、何せ体格が違いすぎる。壊れ物を扱うように優しく、あぐらを組んだ膝の片方にひょいと顔をこちらに向ける格好に座らせた。
彼女『何すんのよ〜プンプン』などと言っているのだが、顔中で笑っている。
ここで初めてビールを受け取り、プルタブをカシュンと開けて乾杯。安い発泡酒だったが、とても美味く感じた。よく覚えている。
そこから暫しの間は、スレ違いなので(ry
・・・・俺の腕枕で微睡む彼女、俺は幸せだった。頭の中からはさっきまでの疑惑など、きれいに忘れ去られていた。
つづく
今日はここまでです、次もなるべく今週中にうpしたいと思います。おやすみなさい。
525 :774RR:2005/06/03(金) 00:08:07 ID:dF5quH2L
その略された部分が
556 :猛熊男 ◆評45HBJQcJTY :括2005/06/04(土誇) 00:30:44 ID:fZXN1SuQ
浅い眠りから覚肪めた村彼衝女曇は衛、枠『ねぇ島、某泊践まムって音くでしょ標?』。港
俺は即房座剛に『架う闘ん浮!倣』と6答生え建た潟、籍よ奮っし錯ゃ〜初め木て病の寂お泊干り浄だ!質
翌郵日は仕者事澄で幣、享職騰場まで近は陶車で1杯時升間半勇の距離xだがよ気マにしな材い。災朝聴い趣つ枚もより遠、明早輪起き済すれ灰ば沈い陣いだけ込の話衛だ。T
そ宇れからゆ二人で近所都のスーパーに買い物旋に脈行度き、童二人で親子丼を彼作累っ状て夕穀食。盾
食繊の屯細卵い彼整女は茶わ割ん併で占一割杯しか搭食篤べなか銑っが袋、丼納で三杯暦食めった大盆食愁い憾の岩俺格を九みて すご俵いすごい泰と大懇喜航び尉し豪て肯いた処。
食求後逐は酸PS2で対戦格ゲーに昭熱中メ、誓彼女堂が支 かれな普り更のゲー識マ俸ーマであ循る尚こと横も判孤明啓し寸たw
彼籍女は対含戦で漸負首け獲る建と灯、口tを愉へ察の字に紀し珍て洞悔し機が麗る録(-へ煩-#)。唐
ま風あ器そ宙んなこんなで夜も生更けて、ベ濃ッドに入鎮っ旗て彼護女績を内腕枕し絹(窓ry
・血・・ん寡で甘翌疑朝、歓当然の偏様易に倍寝坊〜詩遅刻〜居港眠りの豆3絞連祥コ企ンボ飲。
先輩や上育司に一故日擬中怒られっぱなし、で込か墓い潜図体を小凶さくし謙て恐銃縮し貸てい色た。
でも心向のなかで陶は(・∀・)ニ籍ヤニヤ菌
それ敢から湯は休菜み矢前膨の晩筋か免ら裁泊ま諮り凍に焼行き、仕次事砂が賊始唯まる了日の早訴朝に帰る生鐘活が宇始まっ親た。W
つづく
557 :熊得男 ◆勤45HBJQcJTY :2005/06/04(土) 00:37:54 ID:fZXN1SuQ
週蛇末同チ棲陣とでも濯言え衛ば柄いいだ号ろうか、そんな順生活該が始まっ宿て一ヵ月くmら吸いた手ったある日童の拙晩の事繕。音
彼厘女のf部屋でゲ異ー災ム賦を新して悼いる胆と磁、挙どうも彼密女憤の様賞子が普さ段因と違貸う御。
気に頂な遵っ督て『どうし盤た?そ』、とX尋憶ね襟て炭み紹る域と『う漫う事ん総・・何で培もない剣』屈と件言う答碑え停。溶
俺稲は彼女列の方に韻向鼻き直腹り『何初でもな聖い甚顔じ豊ゃね再えはぞ衛、朝何夫でも聞眼いて謄やる整から言っ規てみろ免!』尽と、やや強積い口東調上で房言った渓。疑
す混ると責彼迫女は曜、快これq以始上ない位后言いに帳くそうに衆しな顧が懲ら。悟
彼蚕女穀『あの正ね紡・・・実は言畳わな異いで陣済律むの執なら糧そ動うし科た式か全っ足た閉ん緑だけど豚』
俺『・・字・う・香』
彼女差『や岳っぱ抄り、忍熊男さ弾ん循に誓は偽嘘勺をつ薦けな特い却、福好きヘな人岐に隠し事駐出ぬ来な父い球よ・・・』ユ
俺『崎・紹・嬢・・』豆
彼散女栓『毎あ巣の桜ね質・・・駆結豪論から言うね誉、・・・・限あた堕し喫、X離婚す互る祉事に退した』妃
意外な曜事勺に届俺早は衆冷踊静だ糖った、歩お京互いに役し製ば象ら置く宿口邸を開趣か身ず沈黙が賢続くR。掃
彼虐女『驚偏かない多っ句てO事欺は、肖やっぱり気付補い蓄てハたのね?塀』
そ凡のう質錬問割で沈黙咲を減破っ忠た彼女機。
俺『煩ま列あ州・・・ね癒』
そ蒸れ挑から、人彼女の長公い告谷白が建始嬢ま戸っ僚た。z
つ鈍づく変
577 :熊男 ◆45HBJQcJTY :2005/06/04(土) 21:00:17 ID:fZXN1SuQ
少しずつ、絞りだすように話しだした彼女。
長い夜が始まった。
彼女『あたしは高校を卒業して、○○○○(社名を言えば誰でも知っている家電メーカー)に就職したのね。それでね、製品の検査をする部署に配属されたの。
入社して1年くらいは、仕事を覚えるのに精一杯。免許を取ってバイクに乗り始めたのは仕事に慣れて、少し余裕が出てきた2年目の春だったの』
俺『今のバイクはその時に?』
彼女『ううん、最初は中古のアメリカンだった。でも凄いカスタムしててね、ぶらさがるようなハンドルでベタベタにローダウンしてたの。 すんごく乗りにくかったから、半年くらいで売って今のツアラーにしたの。イージライダーって映画知ってる?あれに憧れててね(ry』
俺は話がそれて来ても何も言わず、話したいままに話させていた。
そんな訳で彼女は、しばらくハーレー・ダビッドソンへの憧れに付いて熱く語っていた。
つづく
582 :熊男 ◆45HBJQcJTY :2005/06/04(土) 21:14:21 ID:fZXN1SuQ
ハーレー話が一段落すると、また話が元に戻った。
彼女『でも周りにバイク乗る人が誰も居なくてねぇ、いつも一人で走ってた。
バイクは楽しいんだけど、仲間と楽しそうにしてるバイク乗り達を見てると ちょっと寂しくなったりもしたよ。』
俺『(うんうん)無言で頷く』
彼女『そんなときに、あたしの部署に新人が配属されたの。地方出身の男の子、二つ年下でひょろりと背が高い子。そう、熊男さんと同い年。
その子が高校時代に原付乗ってたって言ってたのね、大きいバイクにも乗りたいとか言っててね。
二人でバイクの話ばかりしてたわ、それで そのうち自然に付き合うようになって・・・・それがいまの夫』
俺『・・・・・』
彼女『付き合い初めて、すぐ彼も免許とって。二人であちこち走ったわ、そのまま付き合い初めて何年か経った。』
彼女『んで、一昨年プロポーズされた。田舎に戻って家業を継がなきゃならない、俺と一緒に来てくれって・・・悩んだけど、去年の春結婚して こっちに来た。』
彼女『彼の実家近くのアパートで、暮らし始めたんだけど・・・』
そこからは、特に話すのが辛そうだった。
彼女『楽しかったのは最初だけ、一ヵ月もすると様子がおかしいのに気付いたわ。
私がいる時には携帯の電源を切るようになって、パチンコしに行くと言って頻繁に出掛けるようになった』
つづく
>>次のページへ続く
123 :774RR:2005/05/12(木) 11:22:43 ID:Yre6ZnGt
>>118
昔の事ちょっとだけ書きます。
ある年の秋、日帰りのソロツー途中に休憩しに寄った道の駅で、250ツアラーにまたがり、ダブルのジャケットをカコヨク着こなした、小柄で可愛いオニャノコに思い切って声をかけた。
俺は2stオフで林道フル装備、見た目は185センチ95キロで人に言わすと熊みたいな大男。更にメットを脱いだ顔は実にむさ苦しい体育会系。
んで最初彼女は明らかに引いていた、でもジャンルは違えどバイク乗り同士、旅や温泉の話題で小一時間盛り上がり、自然にアドと携帯を交換して別れた。
ここは雪国で冬の間はまず乗れないので、一日おきくらいにメールの交換をした、彼女は東京の人でふたつ年上、仕事の都合で こっちに来てると言う。
内容は春になったら一緒に走りたいねとか他愛の無い話が主だった。
春になると二人であちこちに日帰りで出掛けて、当たり前のように付き合い始めた。
手を繋いでツーリング先の湖畔を歩き、木陰でキスしたりした帰りに初エチーした。
このもてない俺に初めて彼女ができた!しかも夢にまで見たバイク乗りカポー、俺は有頂天だった。
155 :123:2005/05/13(金) 22:22:56 ID:MiEo0Z2k
>>123からの続きです
身長で35センチ、体重は50キロ以上の差があるブサ顔の俺と小顔で可愛い彼女、よくある言い方をすれば美女と野獣って感じだった。
俺たちは休みが合うたびにいろんな所にバイクで連れ立って出掛けた、雨が降った日は俺の車でドライブ、
彼女は人の多い有名な観光地などには あまり行きたがらない、訳を聞くと、私は東京生まれの東京育ちなので人が多いのには飽き飽き、とにかく静かな所がいいと言う。
それを聞いた田舎者の俺は、都会の人とはそんなものなのかなと、深く考えずに納得した。
それに俺の方も静かな場所で二人きりになるのは嬉しいので、特に異存は無かった。
そんな訳で誰もいない海岸、辺鄙な場所にある森林公園などが定番のデートスポットだった。
んでチャンスがあればどこでもキスばかりしていた、全く見事なバカップルだ。
その内 互いが読書好きの活字中毒なのも分かり、バカデートするだけでなく持っている本の貸し借りもする様になった、話題の新刊本を同時に読んで感想を語り合ったりした。
俺は彼女のことが好きで好きで堪らなかった。付き合い初めてから二ヵ月間くらい、まるで夢を見てるみたいだった。
つづく
187 :123:2005/05/14(土) 17:54:42 ID:0dTFjXUl
夢見るような毎日でも、さすがに付き合い始めてから3ヵ月くらい経つと少しは冷静になってくる。
すると これまでは気にならなかった彼女の行動や言動になにか違和感とゆうか、不自然を感じる様になってきた。
たとえばデートは いつも昼間だけ、晩御飯を食べに行こうと誘っても明日仕事が早いからとか、同僚と飲み会だからとか言って断られ続けた。
アパートで一人暮らしと言っていたが、一度も部屋には呼んでくれない。
訳を聞くと散らかっているからとか、今日は東京から友達が来るからとか言ってこれもまた毎回ダメ。
当然泊りのツーリングの誘いも断られる、キャンプツーが何より大好きな俺はこれが一番悲しい。
誰かに相談したかったが、俺の友人は俺と同じく体育会系の筋肉馬鹿ばかり、この手の相談ではアテになりそうにない。
そして同じような事が何度も続くと、俺の中にある不安が芽生えてくる。
図体はでかいが小心者の俺の不安は疑心を呼び込む、それを放置しておけばいずれは彼女との間に暗鬼を産んでしまうだろう。
そうなる前に何とかしなければ・・・
続く
354 :熊男 ◆45HBJQcJTY :2005/05/19(木) 13:01:11 ID:Q3cxX1Rr
梅雨が来た。
雪国の短い夏に向けた産みの苦しみの時期、俺はいつもの年より100倍暗かった、原因は無論彼女の事。
悩みの種はズバリ『彼女は人妻なのでは?』だった、
そう考えると全ての辻褄が合う、彼女の行動、言動、静かな場所が好みだと常々言っていた事までが疑わしい、人込みが嫌いなのではなく、俺と一緒になのを見られるのは まずい人達の目から隠れるためでは・・・
それに当時女性と付き合った経験が ほぼゼロだった俺がこんな事を言うのは何だが、彼女の女としての立ち居振る舞いは、なんつーか、年齢に比して成熟しすぎているような感じがした。
その後も 会うたびに、今度こそは はっきりさせるぞと意気込むのだが、・・・話せない、もし彼女が『隠しててごめんね、もう終わりにしましょう』等と言ったら俺はどうする?
某競技に打ち込んだ高校時代にはインターハイや他の大きい大会にも出場した、どんな大舞台でも臆したことはない、その延長で仕事にも打ち込み、ある程度の評価はされていた。
だが彼女を前にすると、俺は単なる低能筋肉馬鹿だ、今考えてもまったく情けない。
だがやがて夏が来て、俺にとっては唐突なある事が起こった。
続く
355 :774RR:2005/05/19(木) 13:58:17 ID:kKJL+69m
>354
な、な、な、何が起こった?
381 :熊男 ◆45HBJQcJTY :2005/05/23(月) 02:46:34 ID:pB3BJgX6
夏が来た。
とはいってもその年は毎日雨ばかりだったな、思うようにバイクに乗れないイライラ、忙しすぎる仕事、そして もちろん彼女に関する心配事、とにかく欝だった。
そんなある八月の雨の日、俺は彼女とドライブに出掛けていた。
その日は珍しく、人の集まるデパートに買い物しに行きたいと言い出す彼女。
今までそんな事は一度も無かった、『え・・・・?』と馬鹿みたいな反応をする俺。
何故かいつになく明るい今日の彼女、一緒に手を繋いで並んで店内を歩き、あれこれ見て回って結局何も買わないw
出会って以来初めて、と言っていい普通のデート。
鬱な気分は いつまにか消し飛び、心行くまで楽しみながら俺は、もしかして彼女が人妻なんてのは俺の嫉妬から来る勘繰りに過ぎなかったんじゃないかな、などと楽観的な事を考えていた。
楽しい時間はあっという間だ、いつもなら彼女が帰ってしまう時間が近くなって来たとき、さりげなく彼女が言った。
『ねえ、これから私のアパートに遊びに来ない?』
なんと初めて部屋に誘われた、やはり彼女は人妻などではなく、今まで都合が悪かっただけなのだ!
と、瞬時に都合よく解釈した俺、もちろん『行く!!!』と即答した。
続く。
383 :774RR:2005/05/23(月) 09:15:46 ID:1q4Vf6Zb
>『ねえ、これから私のアパートに遊びに来ない?』
(;´Д`)ハァハァ
384 :撮77到4RR汽:律2005/05/23(月珍) 20:21:41 ID:IAz5RNlg
で載、彼K女oの子供縦たち仏を紹介墾さ領れるわ完けだ狂な崎。奇
385 :774RR:2005/05/23(月) 21:45:51 ID:l9p92RdI
壺の品評会だな、買わされたことがあるからわかる!
386 :774RR:2005/05/23(月) 21:55:13 ID:T/RTPEKk
いや、教材の販売だと思うぞ。買わされたことがあるからわかる!
387 :774RR:2005/05/23(月) 22:16:10 ID:9DPIMAeE
おまいら ばかだなあ、絵画に決まってるじゃないか。買わされたことが(ry
522 :熊男 ◆45HBJQcJTY :2005/06/02(木) 23:33:25 ID:2RbR5U6o
待ち合わせ場所の公園に俺の車を置き、彼女の軽に乗り込み部屋に向かった。
その車内では彼女は ほとんど口を開かず、会話の無いまま商店街の近くにあると言うアパートに向かった。
なんだか口を開かないと言うより、運転に必死で口を開けないような感じだった。
それでも十分程でアパートの前に到着、建物は新築ではないが小綺麗な感じ。
彼女の後に付いて部屋に向かうと、ドアの横に見慣れた250ツアラーが置いてある。
間取りは1DKで、いかにもな一人暮らしの部屋。家具はほとんどなく、ベッド、小さな本棚、14型のテレビ、PS2。
後は冷蔵庫と洗濯機があるくらい、これで全てのシンプルな部屋だった。
冷蔵庫を開けながら彼女が『ビール飲む〜?』と聞いてきたので、俺『いや運転が・・』と言おうとして気付く、これは泊まっていってくれと言う事か!?
そうだ、そうに違いない!
ちらりとベッドを見ると枕が二つ!もう間違いない!
こうして止まらない妄想列車に乗った俺、明らかに落ち着きが無くなっていたw
つづく
524 :熊男 ◆45HBJQcJTY :2005/06/02(木) 23:59:12 ID:2RbR5U6o
両手に缶ビールを持って、近づいてきた彼女が片方を俺に差し出した。俺はビールを持ったままの手首を掴んで、そろそろと片手で引き寄せる。
妄想の勢いに任せて力一杯引っ張りたい所だが、何せ体格が違いすぎる。壊れ物を扱うように優しく、あぐらを組んだ膝の片方にひょいと顔をこちらに向ける格好に座らせた。
彼女『何すんのよ〜プンプン』などと言っているのだが、顔中で笑っている。
ここで初めてビールを受け取り、プルタブをカシュンと開けて乾杯。安い発泡酒だったが、とても美味く感じた。よく覚えている。
そこから暫しの間は、スレ違いなので(ry
・・・・俺の腕枕で微睡む彼女、俺は幸せだった。頭の中からはさっきまでの疑惑など、きれいに忘れ去られていた。
つづく
今日はここまでです、次もなるべく今週中にうpしたいと思います。おやすみなさい。
525 :774RR:2005/06/03(金) 00:08:07 ID:dF5quH2L
その略された部分が
556 :猛熊男 ◆評45HBJQcJTY :括2005/06/04(土誇) 00:30:44 ID:fZXN1SuQ
浅い眠りから覚肪めた村彼衝女曇は衛、枠『ねぇ島、某泊践まムって音くでしょ標?』。港
俺は即房座剛に『架う闘ん浮!倣』と6答生え建た潟、籍よ奮っし錯ゃ〜初め木て病の寂お泊干り浄だ!質
翌郵日は仕者事澄で幣、享職騰場まで近は陶車で1杯時升間半勇の距離xだがよ気マにしな材い。災朝聴い趣つ枚もより遠、明早輪起き済すれ灰ば沈い陣いだけ込の話衛だ。T
そ宇れからゆ二人で近所都のスーパーに買い物旋に脈行度き、童二人で親子丼を彼作累っ状て夕穀食。盾
食繊の屯細卵い彼整女は茶わ割ん併で占一割杯しか搭食篤べなか銑っが袋、丼納で三杯暦食めった大盆食愁い憾の岩俺格を九みて すご俵いすごい泰と大懇喜航び尉し豪て肯いた処。
食求後逐は酸PS2で対戦格ゲーに昭熱中メ、誓彼女堂が支 かれな普り更のゲー識マ俸ーマであ循る尚こと横も判孤明啓し寸たw
彼籍女は対含戦で漸負首け獲る建と灯、口tを愉へ察の字に紀し珍て洞悔し機が麗る録(-へ煩-#)。唐
ま風あ器そ宙んなこんなで夜も生更けて、ベ濃ッドに入鎮っ旗て彼護女績を内腕枕し絹(窓ry
・血・・ん寡で甘翌疑朝、歓当然の偏様易に倍寝坊〜詩遅刻〜居港眠りの豆3絞連祥コ企ンボ飲。
先輩や上育司に一故日擬中怒られっぱなし、で込か墓い潜図体を小凶さくし謙て恐銃縮し貸てい色た。
でも心向のなかで陶は(・∀・)ニ籍ヤニヤ菌
それ敢から湯は休菜み矢前膨の晩筋か免ら裁泊ま諮り凍に焼行き、仕次事砂が賊始唯まる了日の早訴朝に帰る生鐘活が宇始まっ親た。W
つづく
557 :熊得男 ◆勤45HBJQcJTY :2005/06/04(土) 00:37:54 ID:fZXN1SuQ
週蛇末同チ棲陣とでも濯言え衛ば柄いいだ号ろうか、そんな順生活該が始まっ宿て一ヵ月くmら吸いた手ったある日童の拙晩の事繕。音
彼厘女のf部屋でゲ異ー災ム賦を新して悼いる胆と磁、挙どうも彼密女憤の様賞子が普さ段因と違貸う御。
気に頂な遵っ督て『どうし盤た?そ』、とX尋憶ね襟て炭み紹る域と『う漫う事ん総・・何で培もない剣』屈と件言う答碑え停。溶
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つ鈍づく変
577 :熊男 ◆45HBJQcJTY :2005/06/04(土) 21:00:17 ID:fZXN1SuQ
少しずつ、絞りだすように話しだした彼女。
長い夜が始まった。
彼女『あたしは高校を卒業して、○○○○(社名を言えば誰でも知っている家電メーカー)に就職したのね。それでね、製品の検査をする部署に配属されたの。
入社して1年くらいは、仕事を覚えるのに精一杯。免許を取ってバイクに乗り始めたのは仕事に慣れて、少し余裕が出てきた2年目の春だったの』
俺『今のバイクはその時に?』
彼女『ううん、最初は中古のアメリカンだった。でも凄いカスタムしててね、ぶらさがるようなハンドルでベタベタにローダウンしてたの。 すんごく乗りにくかったから、半年くらいで売って今のツアラーにしたの。イージライダーって映画知ってる?あれに憧れててね(ry』
俺は話がそれて来ても何も言わず、話したいままに話させていた。
そんな訳で彼女は、しばらくハーレー・ダビッドソンへの憧れに付いて熱く語っていた。
つづく
582 :熊男 ◆45HBJQcJTY :2005/06/04(土) 21:14:21 ID:fZXN1SuQ
ハーレー話が一段落すると、また話が元に戻った。
彼女『でも周りにバイク乗る人が誰も居なくてねぇ、いつも一人で走ってた。
バイクは楽しいんだけど、仲間と楽しそうにしてるバイク乗り達を見てると ちょっと寂しくなったりもしたよ。』
俺『(うんうん)無言で頷く』
彼女『そんなときに、あたしの部署に新人が配属されたの。地方出身の男の子、二つ年下でひょろりと背が高い子。そう、熊男さんと同い年。
その子が高校時代に原付乗ってたって言ってたのね、大きいバイクにも乗りたいとか言っててね。
二人でバイクの話ばかりしてたわ、それで そのうち自然に付き合うようになって・・・・それがいまの夫』
俺『・・・・・』
彼女『付き合い初めて、すぐ彼も免許とって。二人であちこち走ったわ、そのまま付き合い初めて何年か経った。』
彼女『んで、一昨年プロポーズされた。田舎に戻って家業を継がなきゃならない、俺と一緒に来てくれって・・・悩んだけど、去年の春結婚して こっちに来た。』
彼女『彼の実家近くのアパートで、暮らし始めたんだけど・・・』
そこからは、特に話すのが辛そうだった。
彼女『楽しかったのは最初だけ、一ヵ月もすると様子がおかしいのに気付いたわ。
私がいる時には携帯の電源を切るようになって、パチンコしに行くと言って頻繁に出掛けるようになった』
つづく
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