今度は こちらも落ち着いていた。腰の使い方も、少し分かってきた。
しっかりと抱きしめながら、ディープキスをしながら、腰を使った。
彼女は俺の背中に爪を立て、後で見たら傷が幾つもついているほど
だった。
「愛してる?」
「うん、愛している」
「離さない?」
「ああ」
唇を放してそういう語り合いをして、またディープキス。
今度は雑誌で見たことのあるバックをしてみたかったので、
四つんばいになってもらった。
初めて彼女のあそこが俺の目の前に広がった。
少々黒ずんでいて、中がピンクで、ぬらぬら濡れていて、
ひくひく動いていた。
俺は後ろから息子をあてがった。彼女は、歯を食いしばりながら待っ
ていて、俺の亀頭があそこに触れた途端、強い勢いで俺に尻をぶつけ
てきた。
早く欲しかったのだろう、尻をぶつけるように俺を迎え入れ、
俺の身体に尻を押し付けた。
深く深く、これ以上入らないくらいに。
しばらく動いた後、再び正常位で抱き合った。フェラやクリニング
スはしなかった。
そんな気になれなかった。また、おれたちの時代は、AVなどなか
ったから、そんなテクニックは知らなかった。
タダ、これ以上密着できないくらいくっついて、彼女のあえぐ口を口
でふさぎ、お互いの唾液を飲み込みながら、獣のように汗をかきつつ
交わった。
上になり下になりして、再び女性上位で俺は射精した。
ホテル代は少々足りなかった。時間オーバーしていたのだ。
彼女が俺の手を押さえて、払ってくれた。
「借りておくよ」という俺の言葉を、彼女は唇で塞いだ。
鏡の前で髪を梳く彼女は、不思議なくらい落ち着いていた。
女になっていた感じ。
下着を着たりする着替えを、恥ずかしいといって俺に見せてくれな
かった。
帰りの電車の中ではお互いに無言だった。
彼女を見つめると、ふと視線が僕に上がり、視線が合うと慌てて目
をそらした。彼女は少女のようになってしまっていた。
彼女の目を見つめると、充血し、潤んでいた。セックスの後の女の目
が分かるようになったのはこの時からだ。
彼女はバイト先では良く働き、重要な仕事もしていた。
本社に研修に出かけたり、女子のバイトの元締め役もしていた。
バイト仲間の間では毅然として振る舞うところもある彼女だったが、
俺と2人きりになると、少女になってしまった。
休憩室でも、他のクルーがいると俺達はまるで相手を無視していた。
2人きりになると、俺は仕事をしている彼女の後ろに近づいて、
首筋を指でなぞったり、柔らかくバストに触れたりした。
彼女はしばらく我慢してデスクワークをしているが、
そのうちにため息をついて俺にもたれ掛かってくる。
他のクルーが来たらぱっと離れるのだが、随分スリリングだった。
俺は彼女を抱きたかったし、彼女も恐らく濡れていただろう。
彼女から家に頻繁に電話がかかってくるようになってきた。
母は少々不審に思い始めたようだったが、仕事の話と護摩化した。
また2人だけで会いたい、と向こうから何度も言われ、
仕方なく俺のアパートに呼ぶことにした。
俺は自宅にもいたが、近所にアパートを借りていて半分独立のように
生活していたのだ。
彼女を下宿に呼んだ。男の部屋だから、殺風景なものだが、
彼女は物珍しげに部屋を見回していた。
俺は紅茶を入れて、買ってきていたケーキを出した。
彼女とは向かい合って座った。
彼女の肉体が目の前にある。急ぐことはない。
彼女はどこか反応がトンチンカンで、息遣いが少々荒かった。
リラックスしていたのは俺の方で、彼女は普通でなかった。
とりとめもない話をし、時間が流れていった。
彼女がカップを洗ってくれるという。
小さな流しだが、一応備え付けてある。
彼女がカップを洗い始めた。俺に後ろ姿を見せている。
洗う動作がどことなくせわしげで、緊張しているようだった。
俺はそっと立ち上がり、彼女の肩にそっと両手を置き、そのまま抱
きしめた。そして、胸に手を入れて乳首をまさぐった。
「ヒッ」彼女は声にならない声を上げて、身体を堅くした。
が、すぐに柔らかくなった。
この辺で止めておきます。
これから幾度も濡れ場があり、人間関係も複雑になりますが、
板違いの内容になってしまいますので。
支援ありがとうございました。