時間を確認すると、終電車の時刻は過ぎていた。
「終電車が、行っちゃった」俺が言う。
彼女は「エ、そう、ごめんなさい、どうしよう」
俺は、「どこか泊るとこない?」と聞いた。
彼女は「分かんないよ、私そんな事に詳しくないもの」
「じゃあ、ラブホテルとかあるかな、そこで泊ってもいいかな」
「なら、一件知ってる」
彼女に案内してもらい、けばけばしいラブホテルの門をくぐる。
俺は彼女に「一人で入るのは変だから、一緒に入ってくれない?
直に帰っていいからさ」
「うん・・・・・」
彼女は躊躇したが一緒に入ってくれた。
けばけばしいラブホテルは、室内もけばけばしかった。
俺はソファに彼女を座らせた。
「すこしなら、ゆっくりできるかな?」
水を彼女に飲ませた。俺も、同じコップで水を飲む。
「フー、酔ってしまったね」
彼女は無言だった。
俺は彼女の隣に座り、髪をなぜ始めた。
柔らかく、耳の後ろをなぞったり、うなじをなぞったり、
愛撫した。
道場でいつも真剣に俺を見つめ、指導を受けていた彼女の目が、
真っ直ぐ前を見て、身体は固まっている。
つぶらな瞳だった。ショートヘアで、丸顔。
どちらかというと肉付きが良くて、俺の好みだった。
身長は156センチ。
余り素質はなかったが、俺は丁寧に教えていた。
Mちゃんは、道場のほかの数名からも好かれていた。
笑顔が可愛い子だった。俺も彼女を可愛がっていたのだが、
妹のような感じだった。
実は俺もその時大分酔っており、こんな状況になるのは予想してい
なかった。
躊躇する気持ちもあったが、彼女の胸のボタンを外し始めても抵抗
されなかったことで、理性のたがが外れてしまった。
彼女は鳩胸だった。外見ほど乳房にボリュームはなかった。
ブラの中に手を入れた。固い乳房だった。
彼女は、「キャ・・・」と言いつつも首をすくめ、逆に胸を張り出
すように背を反らせた。
上着を着せたまま、ブラを外した。
スカートをはかせたまま、太ももをなで回し、パンティの中に手を
入れた。Sさんほどではないが、濡れていた。
パンティにしみができていた。
俺は彼女を抱きしめ、あちこちを触りまくった。
彼女はもだえながら「何もしないって、言ったじゃない・・・」
と俺に訴えた。俺は確かに、そういった。
俺の動きが止まった。
「ごめん、そんなつもりじゃなかったんだ」
俺は謝った。今から思うと、何というばか正直。
彼女は、俺の手から逃れて、ふー、とため息をついた。
乱れた服を直すでもない。
最初、俺を彼女は見ようとしなかった。
が、少しして視線が合った。
俺は軽くほほ笑んだ、彼女はにっこりして、視線をそらせた。
合意の合図と俺は取った。
彼女を抱き上げ、ベッドに運んだ。彼女は抵抗しなかった。