マルスを抱き締める形で私は、マルスと川に寝転ぶ状態でした。
火照った全身を水に浸して、さらにマルスの毛皮の抱き心地の良さで
石とかの転がった川に寝そべるのも、そんなに悪い気はしませんでした。
と言っても、一分も寝そべっていたかどうか・・・
抱き合っていたマルスが、すぐに顔を起こして私の顔を舐め始めたので
それどころではなくなったんですけど。
またさっきの繰り返し、いえ、マルスに上から攻められる分、
分が悪かったかも。
私もついつい暴れてしまいました。
少し暴れた所為か、水の中に潜ってしまって
軽く溺れてしまい、私は、身体を起こした状態で
息を荒くしてしばらく動けなくなったんです。
と言っても座った状態でした。
私が、水の中で暴れたんでマルスも驚いて舐めるのを止めていたと思います。
多分、あまりその時、マルスが、どうしていたのかは記憶にありません。
ただ、我に返った時には、マルスは、さっきと同じように
私にじゃれ付くように舐め回していました。
しかも、顔じゃなくて私の身体の方に舌を這わせてきたんです。
胸と言うか、乳首にマルスの舌が触れた瞬間、
ビクンって身体が跳ねるように感じたことだけは
物凄く覚えています。
もしかしたら、我に返ったのは、その感触のせい
だったのかもしれないです。
初めての経験でした。
胸を舐められると言うか、身体を舌が這う快感は、
表現できない得も言われない気持ちにさせられました。
腰が抜けるって言うんですか?
まさにそんな感じで、私その場に崩れるように倒れちゃいました。
マルスは、私に覆い被さるようにして舐め続けてきます。
おそらく、この時点で私も感じていたのだと思います。
抵抗しようと思うよりも、私は寧ろ、もっとと言うように
マルスに身体を預けてしまってました。
力が抜けてしまったのもあるでしょうけど、背中が川底の
石に当たって痛い筈なのに私は、川に仰向けに寝転んだまま、
マルスが舐め続けるままに任せてしまってました。
気持ち良さに任せてと言うほどの時間は、
実際には短かったと思います。
何故って、確かに快感に溺れていたように思うんですけど
また、さっきと同じように溺れると困ると思ったのか、
私は、マルスの顔を抑えて今度こそ起き上がりました。
私は、息も絶え絶えだったとは思いますが、
どうにか川縁まで動いて手頃な石に上がりました。
ちょっと大きな石で腰を下ろすにはちょうど良くて
足だけ水に浸したまま、一休み。
マルスは、もう終わりなのって感じに私の方を見ていたと思います。
だけど、マルスもすぐに私の方に寄って来て
間近で身体を振って水気を私に掛けてきたんです。
あれは絶対にわざとだと思うんですけど今もって謎です。
そして遊び足りないようと言うように私の身体に擦り寄ってきました。
私は、その時色んな意味で息があがっていたので
初めて舐められたことで きっとイっていたんだと思います。
ただあの時は、疲れているとしか思いませんでしたけど。
マルスの遊んで攻撃を流して、マルスの顔を川の方に向けて
一人で遊んでいなさいって追いやってしまいました。
多分、その頃のマルスは、運動不足というか構って貰えなくて
ストレス溜まっていたんでしょうね。
2,3度私の方を見てから諦めて、一人で川の中に戻っていきました。
と言ってもすぐ傍ですから、駆け回るマルスの水飛沫は、
振りかかって来ましたけどね。
それもあえてやっていたのかな。
私は、足も石の上に乗せて、その膝に顎をのっけて
しばらく駆け回るマルスの姿を眺めていました。
子供の頃に戻ったようでマルスの元気な姿は凄く懐かしかったです。
その時、私って丸裸だってことすっかり忘れていました。
膝抱えて結構すごい格好ですよね。
一糸纏わぬというのは、多分二度とできないと思います。
またやってみたいと言う衝動は今もありますけどね。