彼女からのメールはお疲れの挨拶と、道案内のお礼。
そして、お勧めのエロゲを書いてくれていた。
書かれていたのは3本。
1本はコンシューマーにもなったやや古めのゲームA。
もう1本は多分オタクなら大半が知ってるレベルのゲームB。
最後の1本がとある小規模メーカーのかなりハードなエロゲCだ。
ちなみに全て俺のプレイ済みだったゲームだ。
注釈に好きな絵で選んでみた、と書いてあったが
俺は勘ぐってしまった。
少なくとも、俺はこの手の抜きゲを絵だけの理由で
女の子が遊ぶのか?
と思うからだ。
まあ勘ぐるといってもそこまでで、
それ以上を想像できたわけでもないのだが。
俺は、彼女への返信で嘘をついた。
これでBの話題では あまりエロ方面の話しに持っていけない気がする。
俺も名作だと思っているし、正直エロよりもストーリーが好きだったからだ。
Aの話題も、本当に可愛い女の子の絵や服に焦点が
当たりそうでエロにはもって行きづらそうだ。
というか、Cのエロゲの話題がふりたくて仕方が無かった。
これはいわゆる凌辱ジャンル。
このゲームの話題ならば十中八九エロの話題を避けることは無い。
そう思った俺は、
Aは未プレイだけど内容は知ってる。Bは好きだねーと軽めに。
そしてCのゲームを偶然にも先週プレイしたと言ったのだ。
ゲーム自体の発売はそれよりもかなり前のものだ。
すみません、ちょっと風呂と食事を済ませます。
1時間くらいで戻ります。
待っていていただけると嬉しいです。
はやく
また待つこと数日、楓ちゃんから返事が来た。
内容を読むとエロゲCの話題だ。
俺はまたもガッツポーズをした。
内容は絵が好きという無難な内容から、結構ハードな内容だけどね^^;
という照れ隠し?みたいな書き方だった。
それだけだったのだが、俺は頭の芯が熱くなるような感じがした。
返信の内容は絵が綺麗なことに同意するのと、
さりげなく(少なくとも俺は)ちょっと○○のシーンはすごかったわーとか、
本編でのエッチシーンの話題を振ったりした。
後はその中に登場する女キャラの話題などだ。
ぶっちゃけてストーリーはそこまで凝ったものでもないと俺は思っている。
基本エロいことが重要だったので。
そしてメールを送って彼女からの返事を待った。
今度は確か2日だったと思うが、
とりあえずかなりの短いインターバルでこちらに返事が来た。
メールチェックは毎日行っていたから俺は驚いた。
彼女からもそのシーンの感想が当たり障りの無い感じで書かれていた。
それだけでもやはり俺は興奮した。
そんなやりとりをまた2ヶ月くらい続けた。
エロゲの話題を交えつつの日常会話だ。
途中でPCから携帯に変えようかと思ったが、
なかなかきっかけが見つからなかった。
しかし、文章は所謂敬語からやや砕けた感じの文章にお互いなっていった。
そしてある日、俺の携帯に着信があった。楓ちゃんから。
俺は焦った。しかしこれで出なかったらまずいと思い出る。
唐突過ぎて緊張してしまって正直序盤はナニを話したか覚えていないレベル。
少しずつ落ち着いてきて、会話をする。
ソフトバンク同士だからタダで話せる時間なら会話も楽だよねという事。
気のせいかもしれないが、彼女の声が電話越しだとエロく聞こえた。
これはホントに気のせいだろう。顔が見えないだけで逆に興奮は高まった。
そして、エロゲの話題を改めて振る。
心臓はバクバク言っていた。
彼女のほうはメールと同じように絵の話題をメインにしていろんな絵師の名前を出す。
俺も知っているのには相槌を打つ。
ただ、俺に振って湧いたチャンス、
ダメでもともとの気持ちがあって俺は彼女に直接例のエロゲCの話題を振った。
それだけで俺の股間はギンギンになっていた。
そして、彼女からの返事はそのエロゲの話題に乗ってくれたのだ。
シーンの話。あのシーン女の子ぼろぼろだけど結構すごかったよね、とか。
単語で「おっぱい」「精子」「顔射」こんな単語が出てくる。
おれはガマンできずに会話しながらオナニーを始めた。