早くメシウマ展開ななって欲しいはよはよ
楽しみにしてる
女の台詞にいちいち☆がついてる事で
軽い女がよく表現されてる。
夜。会社のみんなで地元で人気の居酒屋に。
これまで食べたどの食事より、地元の居酒屋が美味しかった。
しかし、ここで時間を食い過ぎたため、かおりさんと行くはずだった
ショッピングモールの閉店の時間になってしまう。
「ま、仕方ないよね☆」
ちょっとショックだったが、仕方なくホテルに戻る。
上司が二次会行く人間を集めていたが、自分は疲れたといって行かなかった。
行かなかったというより、行くところがあったからだ。
Brrrrrrrrr!
「今からお風呂入るから、あと40分後に○○号室に来てね!
部屋にあるビールも忘れずに☆」
自分も風呂に入り、スタンバイ。女性だけは一人部屋。男性陣は相部屋。
一緒に寝る先輩は、二次会に繰り出していた。というか、二次会に行かせた。
時刻は23時を過ぎていた。
かおりさんと同じ階には、顧問(おじいちゃん)や他の女性陣、年配の上司がいた。
自分はかおりさんよりも上の階だったので、エレベーターで降りては
誰かと鉢合わせになる可能性がある。
部屋に備え付けられたビール4本と水を袋に入れ、非常階段をひたすら降りる。
『今から階に入るから、ドアの近くにいてね!』
「OK!超ドキドキ☆」
連絡を済ませ、そ〜っと非常口を開ける。とりあえず、誰もいない。
ダッシュでかおりさんの部屋に向かう。
ノックすると、パジャマ姿のかおりさんがすぐに出てきた。
「フフフ〜☆なんか超ウケるね(笑)」
おいおい、こっちはドキドキだぜ・・・。
ドアを閉める。
女性がお風呂からあがった特有の香り。
「まだ髪、乾かしてないから待っててね〜♪」
テレビをつけると、スポーツニュースがやっていた。
別に野球なんかの結果なんてどうでもいい。
目線はテレビと髪を乾かすかおりさんを行ったり来たり。
「髪長いと乾かすの大変なんだよ☆」
かわいいTシャツに、ホットパンツ。
すっぴんは何度か見たことあったけど、やっぱかわいかった。
「OK!お待たせ!とりあえず飲もう♪」
プルタブを思い切り開け、旅行最後の乾杯をした。
すでに酒も入っていたし、一口二口ビールを飲んだ
かおりさんはベッドにチョコンと座る。
「本当に楽しかったね!この旅行!」
『ホントですね。もう終わっちゃうんですよね〜。
なんかあっという間だったな〜。』
「何言ってんの!夜は長いんだぞ☆」
…そんなベタなお決まりの会話をして、2人はベッドに寝そべった。
ここで一つ気がかりなことがあった。
かおりさんは、声がデカい。
特に酔っていると、ものすごいセリフをものすごい大きな声で言う。
自分は前々から『声を小さくする練習をしないと!』と言ってはいたが、
一度も成功した試しはなかった。
柱を挟んでいるとはいえ、同じ階には社員がいる。
自分はどうなることかと、興奮半分不安半分で本能に身を任せた。