こんなことをいいながらも別に怒っている風ではない。この程度なら、まだ許容範囲らしい。
このあたりでデザートを食べ終えたので店を出た。
食事に結構時間がかかったし、田舎町ということもあって、もうすでにあまり人通りはない。
俺:「仕事の途中でさー、パンツはきかえたりすんの?」
ミ:「またパンツの話?道端で恥ずかしいからやめてよw」
俺:「で?どうなの?」
ミ:「しないよ。お漏らしとかしないしw」
あまり質問の意図をわかってないようなので、直球勝負。
俺:「夕方は黒っぽいのはいてなかった?」
今度は、かなりはっきりと硬直した。
ミ:「なんでなんでなんで?」
なにをそんなに慌ててるんだキミはw
俺:「いや、そんな気がした」
ミ:「朝とおんなじですー。ってなんでこんな話になってんのぉ?」
俺:「おっかしいなー。確かに黒かったと思ったんだけど」
会社の裏手にある駐車場に着いた。
いつの間にか、ミカは俺の後ろを歩いていた。
俺:「どした?」
ミ:「ん。なんでもない」
俺の車の脇まで、なんとなくミカがついてきた。ここで勝負球。
俺:「あのさ、今パンツはいてないでしょ」
しばし無言。しくじったかなと思った。
ミ:「・・・いで」
何か言ったのだが、よく聞こえなかった。
俺:「ん?なに?」
ミ:「みんなに言わないで」
俺:「なにを?」
ミ:「そのこと」
俺:「どのこと?」
ミ:「はいてなかったこと」
NPを認めたわけだな?
俺:「なに、ほんとにノーパンなの?」
ミ:「さっきは」
俺:「まあ黙ってるのはいいけど」
ミ:「お願いだから」
俺:「わかったわかった。わかったからもう一つ教えて。」
ミ:「なに?」
俺:「それは、そういう趣味?」
ミ:「趣味っていうか、わかんないけど癖というか」
俺:「ふーん。で、今は?」
ミ:「え?」
俺:「今もはいてないのかってこと」
ミ:「今ははいてる。外に出るし・・・」
ちょっとガッカリな俺。orz