2chの男女恋愛に関わる 復讐話寝取られ話旅スレ に特化した話題を掲載していきます。
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細々と過去の出来事を晒す
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86 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+[] 投稿日:2009/09/09(水) 20:34:37。79 ID:Ibv6E6Qp0
1「なに・・が、あったの?」
顔を上げたヤマダの目は、血走っていた。
1は恐怖を覚えた。
父親からは、一度も見せられたことの無い顔だった。

母「大丈夫だから。・・・早くどけよ!」
ヤマダ「・・・・・。」
母「1が心配してるんだよ。どけよ。」

母親の言葉に、ヤマダはようやくその体を動かした。




88 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+[] 投稿日:2009/09/09(水) 20:39:32。34 ID:Ibv6E6Qp0
1は、どうしたら良いのか、わからなかった。
と言うか、目の前に広がっていた光景に、呆然となった。
なんかもう、ほんとにフリーズした。

胃の辺りがキュウってなって、一気に嫌な汗が滲み出して。
大変だった。

大事なお母さんが、なんだか知らないけどヤマダに酷い目に遭わされてる。

そう思った。

奪っただけでは飽き足らず、この男は痛めつけるのか。と。


この瞬間から、1はヤマダを「敵」として見るようになった。




89 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+[] 投稿日:2009/09/09(水) 20:42:31。36 ID:Ibv6E6Qp0
1回目のヤマダ事件は、これで収まった。
さすがに、娘にそんなところ見られたら
色々頭に血が上ってたものがスッと引いたんだと思う。


事態が収集したのを見届けて、1はまた自室へと逃げ込んだ。

ずっとドキドキして、手とか震えてたし、ってか、痺れてた。
怖かった。

お父さん・・・。助けて。って思った。




90 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+[] 投稿日:2009/09/09(水) 20:46:37。78 ID:Ibv6E6Qp0
なんか、手に変な汗かいてきた。
やっぱりあの頃のことを思い出すと、今もこうなるんだな。


今まで、女性に手を上げる男なんて存在を、一度も見たことがなかった。
何しろ、父親と母親の関係はあんなんだからな。
むしろ逆だったわけで。

だから、物凄い衝撃だった。


92 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+[sage] 投稿日:2009/09/09(水) 20:49:37。87 ID:ZfnUIlcPO
>>90
過去は精算出来ても、記憶は消えない。辛いとこだ。
無理せずゆっくり書いてけ。


>>92
ありがとう。
そうだよな。消えない。
今まで、過去を思い出しては塗りつぶして、って作業をずっと続けてた。

でも、それじゃいつまで経っても前に進めないんだ。
だから、あえて思い出して、その出来事をきちんと受け止めなきゃ行けないんだ。

って、どこかで読んだ。

時間が経過して、ここ1,2年、ようやくそれが出来るようになった。
これは今の環境が一番の原因なんだが。

で、それの総仕上げとして、ココに書いてみよう、って思ったんだ。
まだ1の過去の全貌は誰にも話したことが無い。
こんなことがあったんだ!って、誰でもいいから言ってやりたい。

そう言う気持ちで、このスレを立てました。

こんな自分勝手なスレでも、読んでくれる人がいてくれることが、ほんとに嬉しい。
ありがとう。


まだまだ鬱展開は続くよ♪




91 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+[] 投稿日:2009/09/09(水) 20:48:24。64 ID:Ibv6E6Qp0
日常的に暴力を振るう男の存在を知らなかった1は、
これはきっとたまたまやっちゃっただけで、今回だけなんだ。
と思うことにした。

父親は母親の攻撃にただ我慢するだけだったけど、
きっとヤマダはそれが耐えられなかったのかも。
とか。

とにかく、もう無い、と思っていた。

それに、1がいるんだし。
変なことしないだろう。

ってね。




93 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+[] 投稿日:2009/09/09(水) 20:51:36。37 ID:Ibv6E6Qp0
ところが、一度タガが外れてしまったものは、戻るはずもなく、
あの日以来、ヤマダは度々母親に暴力を振るっているようだった。

ようだった。
と言うのは、いつもその瞬間に居合わせていないためだった。


まずは母親の怒鳴り声が大きくなり、
やがて「ガターン!!」だの「ドターーン!!」だの大きい音がして、
心配して見に行くたびに、
ヤマダは母親を押しつぶしたり抱きついたりして、動きを封じ込めていた。




95 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+[] 投稿日:2009/09/09(水) 20:59:55。87 ID:Ibv6E6Qp0
それでも、何かしらの遠慮があるのか、
1が様子を見に行くと、ヤマダは母親に対しての行動をやめてくれた。


そうか。1が行けば、事は収まる。

1は学習した。


やがて、大きな物音がすると、即座に駆けつけるようになった。

ほーらほらほら、1が来たよー。
だからもう、そんなことはやめるんだ!

みたいな、ある種ヒーローみたいな気分で、いつも颯爽と現れて、二人をなだめる。




96 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+[] 投稿日:2009/09/09(水) 21:03:01。21 ID:Ibv6E6Qp0
でも。
殺しても殺しても湧いてくるゴキブリみたいに、ヤツには段々それでは効かなくなっていった。

1が姿を現しても、母親から離れようとしない。


なんで?どうしてそんなことするんだよ!!

って悔しくなって、1は勇気を振り絞って訴えた。
「もう辞めてよ!」

次の特効薬は、1の言葉だった。




97 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+[] 投稿日:2009/09/09(水) 21:06:24。91 ID:Ibv6E6Qp0
これがね、殴る蹴るとかだったら違ってたんだろうね。
なんか、ヤマダのは陰湿でしつこいんだよ。
常套手段は、その大きいからだを生かした圧迫。

酷いときなんて、おそらく母親の2倍はあるその体を全部母親の上に乗せて、ずーっと圧迫するんだよ。
母親苦しくて、顔真っ赤。
「やめてくれー。くるしぃーー。」
って言っても、我関せずで、乗っかってた。

やめてーー!!って、発狂しそうになった。




98 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+[] 投稿日:2009/09/09(水) 21:10:19。31 ID:Ibv6E6Qp0
一刻も早く、母親から離れて欲しくて、1は段々口を挟むようになっていった。
時には取り乱して、時にはあえてヤマダの味方をして。
必死でなだめすかした。
母親が「1がいてくれると、こいつもおとなしくなるんだ。」なんて言うから、
1は余計に調子に乗った。

今から思うと、高校生のガキにそんなこと言われても、逆にイラっとするだけだよね。


やがて再び、ヤマダの堪忍袋の尾が切れる時がやってきた。


100 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+[] 投稿日:2009/09/09(水) 21:15:48。34 ID:Ibv6E6Qp0
いつものように、どったんばったん始まったので、様子を見に行った。
というか、もはやレスキュー隊到着ですよ、くらいなさわやかさ。

相変わらず母親は圧迫されて苦しそう。
本当に、圧死するんじゃないか、っていつも思う。
長いときは1時間くらいずっと圧迫を続ける。


でも、その日は様子がいつもと違った。
何を言っても無反応。亀みたいに動かない。

イライラしてきた1は、つい声の調子を強めた。
1「もうやめなよ!!」
ヤマダ「うるさい!あっちいけ!!!」

ギロっとこちらを見た目は、鬼みたいだった。悪魔かもって思った。
1は、また固まった。
マジで怖かった。やばい・・殺される。って思った。




102 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+[] 投稿日:2009/09/09(水) 21:20:41。54 ID:Ibv6E6Qp0
1には、もう事態を収拾できる術はなくなっていた。
また、転がるように自室に逃げ込んでいった。
ごめん母親。って思ったけど、無理だった。
助けらんないよ、こんなの。

その日は深夜まで続いていたようだった。


後日、母親が1に言ってきた。
「1がいると、余計ダメみたいだよ。あんまり来なくていいから。」
どっちだよ母親。




104 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+[] 投稿日:2009/09/09(水) 21:24:02。42 ID:Ibv6E6Qp0
この一件があってから、1は滅多な物音がしない限り、駆けつけないことにした。
が、代わりに物音に異常に反応するようになった。

どんな物音でも聞き逃さないつもりでいた。

勉強中も、それまでラジオとか音楽を聞いていたが、無音状態にして、
いつでも把握できるようにしていた。

音が激しくなると階段で待機。

これややばそうだ、と思ったら駆けつけた。
別に、1が駆けつけたからって事態が収拾するわけではなかったが、
ちょっと水を差すくらいは出来たみたいだった。

ほぼ毎日、この攻防は繰り返された。

この頃は、多分勉強なんて身が入ってなかっただろうな。




106 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+[] 投稿日:2009/09/09(水) 21:28:34。76 ID:Ibv6E6Qp0
この頃は、多分勉強なんて身が入ってなかっただろうな。

って高校の頃の通知表をこの前見たら、
家庭内が盛り上がり始めた頃、成績も盛り上がってたww

そういや、部活も頑張ってたな。あの頃。

人と接しない部分では良かったんだがな・・・・。




107 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+[] 投稿日:2009/09/09(水) 21:32:24。88 ID:Ibv6E6Qp0
1の磨かれた耳は、段々能力を上げていった。
勉強時は当たり前で、寝ているときだって、物音に反応できるようになった。

物音が聞こえれば、一瞬で覚醒できたし、体中が戦闘態勢に入った。

足を忍ばせて階段から様子を伺い、今どんな状況で何が起こっているかも把握できるようになっていった。
特殊能力開花。

難点は、心臓に悪いことだ。




109 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+[] 投稿日:2009/09/09(水) 21:37:03。11 ID:Ibv6E6Qp0
母親とヤマダと1の戦闘が激化する中、突然驚きの通告がされた。


確か、土曜日だった気がする。
か、テスト週間だったかな。
とにかく、明るい時間に家に帰ってきたら、母親がいた。

母「あのさぁ、お母さん、アイツと籍入れたから。」
1「はっ?」

寝耳に水だった。
意味がわからん。
あんなに暴力振るわれて、なんで籍入れんの?って思った。
ヤマダがいないときなんて、「もうやだ。」って言ってたりもしたよね。
なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?




111 名前:ローカルルール変更議論中@VIP+[] 投稿日:2009/09/09(水) 21:39:00。06 ID:Ibv6E6Qp0
あれ?いや、待て待て。
お父さんとの籍はいつ抜いたの?
ってか、私の席は?


って所に行き着くまで、ちょっと時間がかかった。

1「なんで?」
母「アイツがさ、早く籍入れろ入れろ、ってうるさいから。」

いやいやいやいやwwwww


>>次のページへ続く




 

 

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