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とあるビル内の一角にずっと異臭がする場所がある
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837 :落警備員 ◆dC60Rut3nc :2009/06/10(水) 20:20:38 ID:7HPEIl0cO
私は帰りの電車の中で、改めて考えてみた

明らかにおかしい

絶対『何か』を隠しているのは確実

今考えるべき事は『何を』を隠しているのではなく、何故隠しているかだ

やはり人に言えない事なのだろうか

もし心霊の類なら、笑い話しで済むような事だと思う

しかし、夜勤常駐の私に言わないということは、やはりヤバイ事なのだろう

で、結局行き着く先は…

『何を』隠しているかだ

果たしてどうしたものだろう

クビ覚悟で点検口を開けてみるか…

でも、こんなオイシイ仕事をなくすのは、ちょっとな…





そうだよ

オイシイ仕事なんだよ

では何故、以前勤務していた2人の警備員は辞めたのだろう…

見てはいけないものを見たから…

やい、やはり非現実的だな…

少なくとも自分の目で確認するまでは…

一先ず、また明日考えよう

いや、今日の夜か…



843 :本当にあった怖い名無し:2009/06/10(水) 20:44:04 ID:I1TPk29lO
落警備員は現在進行形なのかよ?



848 :落警備員 ◆dC60Rut3nc :2009/06/10(水) 23:03:22 ID:7HPEIl0cO
>>843
解決はしていません

その点から現在進行と解釈して頂ければ幸です


ついでに

少し投下致します



849 :落警備員 ◆dC60Rut3nc :2009/06/10(水) 23:05:29 ID:7HPEIl0cO
その日20時30分

ビルの前にいる私は、少し躊躇するも、ある『一つの決心』をしてセキュリティセンターに向かった

セキュリティセンターの扉が いつもより重く感じた

落「お疲れ様です」

谷「はい 疲れ様」

葛西「うぃーっす」

谷「では引き継ぎをします 昨日の異臭の件なんですが…」

落「はい…」

谷「空調フィルターの交換がされていなかった ということでした」

落「えっ?」

谷 「何?納得いかない?」

落「あ いや てっきり…」

谷「てっきり?」

落「腐ったような臭いだったもので、テナントが原因かと思いまして」



851 :落警備員 ◆dC60Rut3nc :2009/06/10(水) 23:09:13 ID:7HPEIl0cO
もちろん嘘をついた

点検口からとは言える雰囲気ではなかった

谷「まぁ 現に臭いもなくなったし 解決というこで 後はいつも通りお願いしますね」

落「了解しました お疲れ様でした」

谷「はい お疲れ様」

葛西「お疲れ〜」

葛西さんは相変わらず無口か…

2人が帰った事を確認して、昨日私が書いた報告書を確かめる



852 :落警備員 ◆dC60Rut3nc :2009/06/10(水) 23:10:40 ID:7HPEIl0cO
やっぱり…

書き直されていた

おそらく、今日の朝、帰り際に あの紙を破く音は、私の報告書を破いた音だろう

過去の白田警備員、岩山警備員、そして私の報告書3枚を見比べる

なるほど、昨日、2人の報告書で違和感を感じた原因はこれだったのだ

全て同一人物の文字

そう谷隊長の文字だ

少し整理してみよう

まず
・7階共用廊下の異臭

・7階共用廊下だけ監視カメラがついていない

・書き直された報告書

・谷隊長、葛西副隊長の異臭に対する反応

・白田警備員、岩山警備員の辞めた理由

すべて考え過ぎと言えば そうなのかもしれない

でも私は決めた

今日の巡回で点検口の中を確かめてやると…




875 :落警備員 ◆dC60Rut3nc :2009/06/11(木) 03:00:37 ID:oR8mLWjQO
私はセキュリティセンターにある脚立を眺めながら悩んでいた

一つ問題点があるな…

いくら7階共用廊下に監視カメラがないといっても そこまでたどり着くまでに数台の監視カメラがある

脚立を持って巡回すると確実に谷隊長につっこまれるよな…

まぁ その時はその時だ

その時、ふと思った

私はずっとオカルト的な事を想像していたが、まさか事件的な事ではないよな…

例えば…  死体…

いやいやいや それこそ突飛な考え方だな

第一あんな所に死体なんて入るかのか?

いや仮に入ったとしても、もっとマシな場所に隠すだろう

キリがないな… 巡回まで もう少しだ



876 :落警備員 ◆dC60Rut3nc :2009/06/11(木) 03:01:50 ID:oR8mLWjQO
巡回の時間がきた

懐中電灯、脚立を持って いつもと同じルートから巡回を始めた

何事もなく7階まで来た

軽く深呼吸をしてから扉を開ける

昨日の臭いが嘘のようになくなっていた

それがまた妙に怖かった

脚立を点検口の下に置き、脚立の上に上る

何があっても冷静に

自分自身に言い聞かせて点検口を開ける

開けた瞬間、配線等が見え、昨日の異臭が微かにした

懐中電灯を照らしながら中を覗く



877 :落警備員 ◆dC60Rut3nc :2009/06/11(木) 03:03:05 ID:oR8mLWjQO
なんだこれ…

水?何故か濡れている

そして疎らに向こうまで続いている

まるで何かを引きずったように

中に入る勇気はない

というより、もう戻りたいという気持ちで一杯だ

そう思っているのもつかの間

くしゃくしゃに丸めた紙屑があるのが見えた

なんだ?

ギリギリ手が届いたので、取って中を見てみた

紙には

『天気が悪いから墜ちた』

少しあいて

『鼻・臓・末・奉・漢』

『だからあげる』




>>次のページへ続く
 
カテゴリー:不思議・怖い話  |  タグ:オカルト・ホラー,
 


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