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胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!(115)
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711 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/10(土) 02:53:47.82 ID:dRq3QjyF
真摯に対応した先生も素晴らしいが一途で守るって約束を守ったA君GJ

そして元クラスメートたちもいい子達だ

上手く言えないけどよかったね

いい話を有り難う


712 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/10(土) 07:36:59.42 ID:UsENR8fz
全俺が泣いた。


715 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/10(土) 09:01:19.92 ID:i0EBqc7a
進学校でもいじめなんてあるんだなあ

自分の武勇伝ではないが、高校の同級生での大規模な同窓会があった時の話

高校時代は地味でダサくて暗い奴、と思われていた山田くんが、卒業からわずか四年でめちゃくちゃイケメンになっていた

ダサいメガネがコンタクトになって、ダサくうねった天パは おしゃれパーマ風に、服もハイウエストすぎるつんつるてん学ランから、ビシッとしたスーツに

元々顔のつくりが綺麗だったのは承知していたが、それだけで本当に格好良くなっていた

高校は進学校だったので、私立に進学するとちょっと馬鹿にされるような風潮があったものの、山田くんの進学先は私立文系では トップレベルの大学の看板学部、しかも大学在学中に取得するのは困難な資格を既に持っていて、卒業後の進路も資格を活かしたもので いずれは独立する目処も立っているという話

同窓会の間じゅう、あの地味な陰キャラだった山田くんの周りには女の子が集まっていた




755 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/11(日) 14:12:54.05 ID:+9T6SZk6
7,8年前に某PCショップの新規店舗がオープンした時のこと

開店セールで目玉商品として当時高価だったiPod nanoや大き目の液晶モニタが数量限定(各種先着1〜3名限り)の超特価で販売されており、自分も17インチのモニタ目当てで徹夜で並んでみた。

そういう行列に参加するのは初めてで、前後の人と色々話したり夜食を融通しあったり、トイレの際に場所を確保してもらったりとか仲良く並んで世を明かしていた。

そんな時、行列の自分よりも少し前の位地にDQNが数名居たと思ったら、オープン1時間前になってそのDQNの仲間っぽいのが現れて そいつらとワイワイ喋り出した。

どうやら列を確保してもらっていたらしく夜通し並ばずして目玉商品をゲットするつもりだったらしい。

自分は始めての徹夜組体験を楽しんでいたり、自分の目当ては他の人はまず欲しがらないから確実に入手できるし そもそもDQNの存在自体気にしていなかったので割り込まれたという事実に気づいてなかった。

開店直前になっていよいよ整理券の配布が始まると、少し離れた位置で並んでいた人が店員さんに割り込みについて報告した。

店員さんは一度配布した整理券を回収し、DQN達を飛ばして配り直した。

DQN達は思考停止でヘラヘラと笑った表情のままその場に取り残され、行列は誘導されて店内へ。

その場にいた全員がざまぁと思った瞬間だった。

割り込まれてから整理券配布の瞬間まで沈黙を通して、絶妙のタイミングで店員に報告した名も知らぬ男性の武勇伝。



793 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/13(火) 01:36:26.68 ID:FbAUM2af
高校時代の友達の話。

高校生の頃、仲良くて一緒に帰ることの多かったSくん。

身長が155なのをコンプレックスにしていたけど、性格は優しくてお人好し。

人のために自分のデメリットを気にしない奴だった、ちょっとシャイで、クラスのアイドルの女の子から「Sくん可愛い〜」と頭を撫でられて、顔を真っ赤ししてるようなお人好しを絵にかいたようなタイプだった。



794 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/13(火) 01:37:27.03 ID:FbAUM2af
ある日学校の帰りに、二人で書店に行った。

Sくんは推理小説を買っていた。

俺がエロ本を勃ち読みしていると、「ねえ、今見た?」とS君が囁いてきた。

「何を?」と顔をあげると、S君が顎で何かを指している、そちらを見ると近所の馬鹿高校の制服を着た、身長180推定体重100キロの大男がいた。

「あの人がどうかした?」と訊くと「万引きだよ、今コミックを何冊か鞄にいれてた」と小さな声で返してきた。

「え? マジか、どうする? テレビでみたけど万引きって商品持って外に出て始めて成立なんだろ?」と言い返すと、

「うん、だけど怪しいし、お店の人にこっそりと言わないと」

とS君いいかけている時に、その大男は足早に外に出ようとした。

「あ」と思った次の瞬間、S君が大男のあとを追っていた。



795 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/13(火) 01:40:05.72 ID:FbAUM2af
俺も急いで店を出て、S君に追い付くと二人はにらみあっていた。

「今、あなたコミックを万引きしましたよね? 僕きちんと見ましたから」とS君、

「はあ? 盗ってねえよ。ふざけんな、ぶち殺すぞ」と大男。

S君は俺に向かって「お店の人呼んできてくれ」と小声で指示した。

S君が大男に何されるかわからないので俺は急いで店長さんに助けを求めた。

店長さんを連れてS君のもとへ行くと、S君は大男に片手で胸ぐらを捕まれていた。S君は怯えた顔をしていた。

店長さんが「失礼ですが、あなたがうちから書籍を盗むところを見たとのことですが」と声をかける。

大男は「ああ? ふざけんな、証拠もなしに疑うんじゃねえ」と大声を張り上げた。

「では手に持っているその鞄の中身をみせて下さい」と店長さん。

大男は「ふざけんな! プライバシーの侵害だ」と返す。

S君の胸ぐらを掴んだ手と反対の手に持った鞄を決して離そうとしなかった。




796 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/13(火) 01:42:50.29 ID:FbAUM2af
S君が「見た! あなたは万引きをした!」とひるみながらも返す。

すると大男は「てめえぶち殺すぞ」と脅しかける。

するとS君は完全に怯えた様子で

「うう……すみません、逃がしてくださいイイイ」

と泣き顔を作った。

大男はニヤリと笑うと「ああ? 逃がさねえよ」とS君を両腕で羽交い締めにした。

するとS君は急に怯えた顔をやめて「店長さん! 鞄を!」と叫んだ。

店長さんは頷くと大男が離した鞄を、取り上げた。

中身を確認すると確かに未開封の同じ巻数のコミックが数点出てきた。



797 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/13(火) 01:46:03.39 ID:FbAUM2af
大男の顔つきに焦りが出ていた。

店長さんに「お話を伺いましょう、警察も呼びます」と言うと、大男は蒼白になった。

店の奥で警察を待っているときに、大男が

「ふざけんなよてめえ、俺の仲間と仕返ししてやるからな、俺のグループの力を知らずにこんなことしやがって」

と脅されてもS君は肩をすくめて

「あなたがどこの誰だろうと関係ない。法律は誰にも平等です。きちんと罪を償ってください」といってのけた。

惚れた。




874 :693:2013/08/15(木) 16:46:35.63 ID:NGx0Ch18
DQN返しともいえる、祖父の武勇伝。当時子供だったので聞きかじりです。

20年以上前、当時健在だった祖父が所有地の整理を始めて、いくつか土地を売った。

まだバブルの恩恵が残ってた頃で、そこそこ高値で売れていく中、マンション開発に交渉された土地があった。

そこは、理由は不明ながら祖父は売りたくなかったらしいけど、相手側に「マンションかハイツを建設したい、最上階角部屋を破格値で分譲するから土地を売ってくれ」と言われ、

一人暮らしの祖父を案じていた父達が賃貸住だった叔父夫婦にそこに住んでもらえばどうかと勧め、祖父も合意した。

で、マンションというには.微妙な高さのマンション完成。

そしたら、立地条件よし・広さや値段も手ごろだった為、完成前後に完売御礼になったらしい。

無論、叔父夫婦が住む予定だった部屋も。

話が違うと祖父や父達が相手先の会社に訪問したら、「証書もないですしねえ」とヘラヘラ。

手違いで売買したのではなく、口約束だけで法的な書類がないのをいいことに、故意にやったんだろうとわかった。

新築の広い部屋に移れると思っていた叔父夫婦ショボーン。父や他の兄弟も、「高い勉強代だったと思うしかないな」と慰めた。

しかし明治生まれで二度の戦争経験者である祖父は引き下がらなかった。

何度も相手先に赴き、「近くに息子夫婦が来てくれると思ったからこそ売ったんだ、今からでもどうにかならないか」と訴える。

「もうあなたとも先方とも正式な売買契約が成立してますのでねえ。あまりしつこいようだと、警察に…」とやられたそうな。

そうこうするうちに、購入者達の入居がほぼ完了してしまった。

祖父は、そのマンションの敷地三方を囲む形でまだ土地を所有していた。

残る一方は山。マジ山。人の登り下りもキツそうな山。

所有する土地に「私有地につき立ち入り禁止」と囲いを付けた。

業者に頼まず一人で毎日日曜大工したらしい。


結果、マンションの住人さんは「徒歩・自転車・原付の出入りはできるが車は無理」な幅1mあるかないかの通用路しか使えなくなった。

それまでは、私有地を通過するのを祖父曰く「厚意で」許していただけ。

宅配便や郵便屋さんも、トラックがマンション前まで行けない。

こちらは田舎なので皆車で移動するが、マンション入居者さん、車を出せないor入れられない。



875 :遙か:2013/08/15(木) 16:48:29.10 ID:NGx0Ch18
管理会社だか不動産屋だかがすっ飛んできたけど、祖父は「通りたかったら通してやるから、ワシを呼べ」と電話番号を渡して追い返した。

ちなみに祖父は気が向いた時しか電話に出ない人なので、緊急の用件の時は身内すら直接「じいちゃーん」「父さーん」と訪問するしかなかった。

車の出し入れができないと買い物や通勤に支障を来す、と入居者達が祖父に言うも、「駐車場借りればよかろう」と無視。

その頃、そのマンション近隣には駐車場になるような土地は余ってなかった。あったのは祖父所有地のみ。そして祖父は絶対に駐車場にするつもりはない。

1週間も立たないうちに、マンションを建てた会社のお偉いさんが謝罪と要求に来た。何とか、車の通行ができるだけの土地を売ってほしいと。

祖父は「ワシはお前さんところの言うことは信用せんと決めた。だから土地は売らん。ワシが死ぬまで諦めろ。ワシが死んだら、息子達の誰かが相続するから息子達に相談しろ」と追い返した。

マンションの入居者達の中でも、事情を知っている人は祖父に事前に頼んで、祖父所有地に車を置いていた。

そこからならマンションまで徒歩1〜3分。

なので、「車の出し入れができなくて困っている人達」というのは、

「叔父夫婦が買うはずだった部屋」を購入した夫婦(と、配達に来る各宅配便屋さん)。

祖父は田舎ならではのネットワークを駆使して、その夫婦が

「この部屋は土地の売主さんとの契約が決まってまして」

と断った営業のお兄ちゃんの言葉を無視し、その上司にゴネて売買契約成立させた、と知っていたらしい。

最終的に、祖父は当時幼稚園だったうちの弟が父に言わされた「じいじ、おいたはもうだめ、ね?」に負けかけたが何とか踏ん張り、結局その夫婦が出て行かざるを得ない状況に追い込んだ。

その後、私有地を開放。

「私有地につき、立ち入り禁止。○△マンション居住の方・御用の方は通行可」と看板設置。

そして空いた部屋には叔父夫婦をと言われたが、

「あんな奴らが住んだところに息子夫婦を住まわせられるか」

と断って、近くの土地に叔父夫婦用の家を建てた。




>>次のページへ続く
 
カテゴリー:武勇伝  |  タグ:すっきりした話,
 


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