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元カノにばったり会ったら未亡人になっていた件
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18 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:02:39.99 ID:mLbuWsMi0
それからミソノとの“土曜の会”(便宜上、そう呼ぶ)は定例となった。

たまに末っ子のクラスが休みになったり、ミソノのシフトが違ったりで会えないことや 休憩時間がズレたりすることはあったが、月のうち半分以上は会を開催していた。

俺としては別にヨリを戻すとか全く考えてなかったし、末っ子待ちの時間つぶしくらいに考えていた。

彼女もそう考えていたと思う。

ところが、そうは考えていない人物が居たのである。色んな意味で。

ミソノの高校生の娘だ。



19 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:05:07.89 ID:mLbuWsMi0
彼女は、父が亡くなって間がない母が父以外の男性と喫茶店で談笑しているのを偶然目撃したらしい。

そして、その関係を母に問い詰めたとのこと。

ミソノ「オレくん、ちょっとマズイことになっちゃって・・・」

オレ「何かあったの?」

ミソノ「その・・・オレくんと毎週こうしてるところを娘に見られたようで・・・」

オレ「別にやましいところはナイでしょ」

ミソノ「そうなんだけど・・・娘がオレくんに会わせろって聞かないの・・・」

オレ「別にいいよ。20年前の元カレですって挨拶しようかな?w」(冗談で言ったつもり)

ミソノ「えっ?!いいの!」



20 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:06:40.51 ID:mLbuWsMi0
というが早いか、ミソノは喫茶店の端の席にいた女子高生に目配せをする。

するとその女子高生が、こちらにやってきた。

ミソノ「私の娘、小ミソノなの。高校2年生よ」

オレ「えっ?えっ? あっ、こんにちは、オレです」

正直、俺は狼狽した。

なぜなら、小ミソノが俺の記憶の中にある高2のミソノ本人と瓜二つだったからである。

髪型からカチューシャまで、そっくりなのだ。

っていうか、そのカチューシャ見覚えがあるんですけどww



21 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:09:12.96 ID:mLbuWsMi0
小ミソノ「こっ、こんにちは。いつも母がお世話になってます」とペコリと頭を下げる。

オレ「お世話なんてとんでもない」

オレ「末っ子が教室に通ってて、その待ち時間に付き合ってもらっているんですよ」

小ミソノ「・・・最近、母が少し元気になったんで、私嬉しいんです」

小ミソノ「知ってると思いますけど、お父さんがあんなことになってから・・・」

オレ「・・・」

さすがに反応ができない

ミソノ「小ミソノ、やめなさい。ごめんね、オレくん」

オレ「いいんですよ・・・それより、小ミソノちゃんって可愛いですね」

オレ「学校でもモテモテじゃないのかな?」

オレは雰囲気を変えようとバカな話を振ってみた。


小ミソノ「やだぁ〜、オレさんったら〜」

少し目が潤んでいるようにも思える。

ミソノ「小ミソノちゃん、どうなのぉ〜」

同様だ。

そんな感じで、なんか言いようのない重さを引きずりながらも とりあえず表向きの雰囲気は戻ったようだ。



22 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:10:22.24 ID:mLbuWsMi0
それからの“土曜の会”はミソノだけでなく、小ミソノも同席することになった。

小ミソノの試験の結果を話したり、進路の相談を受けたり、時には恋バナとかもあってなんだか以前よりも楽しかった。

オレは小ミソノと会話していると、まるで自分が高校時代に戻ったような気がして、なんだかミソノとの甘酸っぱい思い出が蘇るというか、過去をリプレイしているような気持ちになっていたのだ。



23 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:12:19.53 ID:mLbuWsMi0
この時のオレの感覚だけど、ミソノとはもう完全に終わっていることは理解していたし、これから、どうにかなるものではないとお互い思っていたと思う。当たり前だ。

ミソノはご主人を亡くして心細かったところに都合よくオレが現れた上に、娘の相談相手になってる現状を少しの間だけ続けたいとか思っていたのではないかと。



24 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:13:33.82 ID:mLbuWsMi0
ところが、小ミソノは何か違った。

なんというか・・・子悪魔的にオレを篭絡するような雰囲気だったのだ。

俺は、小ミソノが母ミソノとオレをくっつけようとしていると、その時は思っていた。

例のカチューシャも、どうやら昔の俺がミソノにプレゼントした実物みたいだ。

よく、そんなモノが残っていたと感心すると同時に、知ってか知らずかソレをオレと初めて会う時に着けてくるあたりが怖かったりする。

女の勘ってのは鋭い。



26 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:17:36.44 ID:mLbuWsMi0
俺としては、今の家庭を壊す気は全くないし、ミソノ一家を受け入れる度量も資力もナイのが正直なところであった。

それに、“土曜の会”は永遠に続くわけではない。

どんなに長くても、数ヶ月後の3月には末っ子がその教室を卒業することになるからだ。

となると、携帯番号もメールも交換していない俺と彼女の関係はそこで終わる。

まあ、彼女側はその気になれば生徒名簿から俺の住所も連絡先も調べることが可能ではあるわけだが。

う〜ん・・・



27 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:19:02.85 ID:mLbuWsMi0
それから、しばらく経った頃

いつもの平穏な日常があった。変わり映えのしない毎日。家と職場の往復。

“土曜の会”の存在は少しだけ非日常の空気があり、俺は楽しみだった。

でも、家庭を裏切るようなことはしていないし、やましいことは何もない。俺はそんなふうに考えていた。



そんなある日。

オレは会社で某テーマパークのペア優待チケットをもらった。

帰宅後、ヨメにチケットの話をした。



29 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:22:38.46 ID:mLbuWsMi0
オレ「今日、会社でこんなモノをもらったよ」

ヨメ「へぇ〜、優待券なのね。でも行けないわよ」

オレ「なんで? それくらいのお金ならなんとかなるよ」

ヨメ「お金じゃないの。上の子はどうするのよ。あの子は絶対来ないわよ」(上の子は絶賛反抗期中なのである)

オレ「そうだよなぁ〜」

ヨメ「残念だけど、誰かにあげたら〜」

というと、いかにも興味がない様子で台所へ消えていった。

まあ、これが現実なんだろうが・・・なんだか味気ないな・・・


で、土曜日。



32 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:24:22.83 ID:mLbuWsMi0
いつものように末っ子を教室に預けると、いつもの喫茶店でミソノと小ミソノが待っていた。

オレは早速チケットを取り出すと

オレ「こんなの貰ったんだよ」

ミソノ「へぇ〜、優待券なんだ〜」

小ミソノ「えっ、スゴイじゃん! あたしここに行きたかったんだっ!」

小ミソノ「ねぇねぇ、一緒に行こーよっ!」となぜかオレを見る

オレ「ちょうど2枚だし、お母さんと二人で行っておいでよ」

ミソノ「そうね。小ミソノちゃん、休みを取るから一緒に行きましょう!」

小ミソノ「うん・・・」

一瞬、小ミソノが不機嫌な顔をしたような気がしたが、すぐに笑顔になったので オレは気にしないことにした。

ところが翌週の土曜日・・・



34 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 01:25:58.70 ID:mLbuWsMi0
“土曜の会”の時だ。

いつもの通りだと思っていたら、小ミソノが居ない。

ミソノ「困ったことになっちゃって・・・」

オレ「何が?」

ミソノ「来週の水曜に小ミソノと例のテーマパークに出かけることになっていたの」

オレ「ふーん、平日じゃん」

ミソノ「小ミソノは試験明けで休み。私もシフトが休みのハズだったんだけど・・・」

オレ「ダメになったと?」

ミソノ「そうなの・・・そしたら小ミソノが怒っちゃって」

オレ「ふーん・・・あっ、来週の水曜って言った?」

ミソノ「そうだけど?」

オレ「その日、オレちょうどそっち方面に出張なんだよ。夕方からでよかったら付き合うよ」

ミソノ「ホント? ありがとう。早速、小ミソノに伝えてみる」

というわけで、オレと小ミソノは夕方4時半にテーマパーク前で待ち合わせることになった。


この時、初めてオレはミソノと小ミソノの携帯番号とメールアドレスを聞いた。

ちなみに自分の携帯への登録は取引先っぽい会社名にしてある。

ミソノのアドレスはさておき、小ミソノのそれは女子高生らしい可愛いメールアドレスで社用として登録するには、かなり厳しいモノではあったのだがw



>>次のページへ続く
 
カテゴリー:人生・生活  |  タグ:純愛, , 泣ける話,
 


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