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元カノにばったり会ったら未亡人になっていた件
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84 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 23:17:02.46 ID:mLbuWsMi0
ミソノ「この間はごめんなさいね。小ミソノが失礼なことしちゃったみたいで」
って、オイオイ、いきなりこの話題かよ
オレ「あぁ、気にしないで下さい。彼女、ちょっと周りの雰囲気に飲まれちゃっただけでしょうし」
オレ「カップルがいっぱいでしたからね、ハハハ」
努めて明るく振舞う
ミソノ「・・・それが、そうでもないんです・・・」
オレ「えっ?」
88 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 23:25:06.00 ID:mLbuWsMi0
以下、ミソノの説明を簡単にまとめると
・当初、小ミソノは母ミソノとオレをくっつけようとしていた
・キーとなる日には“例のカチューシャ”をしてオレを過去に引き戻そうと企んでいた
・そのためにミソノの卒業アルバムを見て、なんと同じ髪型に変えていた
・カチューシャについては、母ミソノが大事にしていたのでピンときたらしい
・その後、母ミソノにその気がないことを知ったが、オレとは離れたくなかった
・そこで自分がオレと、くっつこうとした
そして
89 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 23:27:15.15 ID:mLbuWsMi0
・やっぱり、父親がいなくなったのが寂しかったのだろう・・・
ということだ。
オレは自分を責めた。
いたいけな女子高校生の傷心を癒すどころか逆に深くエグっていたのだ
その必死な気持ちに何となく気づいていながら・・・
何もできないくせに・・・
いい人を装って・・・
結局は自分が過去の感傷、つまり・・・
姿形の似た小ミソノを使って、高二の自分の再現ドラマを楽しんでいただけだったのだ。
・・・オレは自分の最低さに吐き気がした・・・
ミソノ「この間はごめんなさいね。小ミソノが失礼なことしちゃったみたいで」
って、オイオイ、いきなりこの話題かよ
オレ「あぁ、気にしないで下さい。彼女、ちょっと周りの雰囲気に飲まれちゃっただけでしょうし」
オレ「カップルがいっぱいでしたからね、ハハハ」
努めて明るく振舞う
ミソノ「・・・それが、そうでもないんです・・・」
オレ「えっ?」
88 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 23:25:06.00 ID:mLbuWsMi0
以下、ミソノの説明を簡単にまとめると
・当初、小ミソノは母ミソノとオレをくっつけようとしていた
・キーとなる日には“例のカチューシャ”をしてオレを過去に引き戻そうと企んでいた
・そのためにミソノの卒業アルバムを見て、なんと同じ髪型に変えていた
・カチューシャについては、母ミソノが大事にしていたのでピンときたらしい
・その後、母ミソノにその気がないことを知ったが、オレとは離れたくなかった
・そこで自分がオレと、くっつこうとした
そして
89 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 23:27:15.15 ID:mLbuWsMi0
・やっぱり、父親がいなくなったのが寂しかったのだろう・・・
ということだ。
オレは自分を責めた。
いたいけな女子高校生の傷心を癒すどころか逆に深くエグっていたのだ
その必死な気持ちに何となく気づいていながら・・・
何もできないくせに・・・
いい人を装って・・・
結局は自分が過去の感傷、つまり・・・
姿形の似た小ミソノを使って、高二の自分の再現ドラマを楽しんでいただけだったのだ。
・・・オレは自分の最低さに吐き気がした・・・
90 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 23:31:52.53 ID:mLbuWsMi0
オレ「・・・」
ミソノ「・・・」
オレはこの後、どうすればいいのか分からなかった。たぶんミソノも同じ思いだったのであろう。
オレ「・・・オレ達って、もう会わない方がいいのかな・・・」
ミソノ「そうかもね・・・」
ミソノ「・・・でも、最後にひとつだけ私のお願いを聞いてくれる?」
なんとなく、怖かったのであるが・・・
オレ「いいよ。なんでも言ってよ」
と、カッコつけて言ってみた。
というか、この母子に許してもらえるなら、本当に何でもしようと思ったのも事実である。
92 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 23:34:15.59 ID:mLbuWsMi0
ミソノ「家に来て欲しいの・・・一度だけ・・・」
オレ「えっ?!」
ミソノ「変な意味じゃないの。あの家は悲し過ぎるから・・・」
ミソノ「最後に楽しい思い出で終わりたいの」
オレ「どういうこと?」
ミソノ「家を手放すことにしたの。二人で暮らすには広すぎるから」
93 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 23:35:59.54 ID:mLbuWsMi0
テーマーパークの帰りに小ミソノを送っていった時に見たのだが確かに立派な一戸建てだった。
庭が荒れた雰囲気だったのは男手がないからだろう。
それに、あちこちにご主人の思い出が詰まってるんだろうし。
94 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 23:37:41.59 ID:mLbuWsMi0
ミソノ「それでね、最後にパーティでもして終わりにしようと思ったんだけど・・・」
ミソノ「小ミソノと二人だと泣いちゃって辛い思い出になりそうで・・・」
オレ「そういうことなら喜んで。なんなら仮装でもしちゃいますよw」
ミソノ「それ、いいかもっ! ふふっ」
というわけで、鍋パーティ@ミソノ邸が決まった。
96 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 23:39:22.66 ID:mLbuWsMi0
ミソノ邸の売却が決まり、引越し準備の整った家に俺は居た。
ただでさえ引越し前夜というのは感傷的になるものだが、ミソノ母子にとっては万感の思いがあっただろう。
暗い雰囲気を打ち消すように、努めて明るく振舞っていたように見えた。
99 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 23:40:47.19 ID:mLbuWsMi0
ミソノ「オレくん、小ミソノちゃん、お待ちどうさま。ミソノ家特製のスペシャル鍋ですよ〜」
小ミソノ「うわっ、まるっとカニが入ってるしっ!こんなの初めてじゃん!w」
ミソノ「めっ!本当のことを言ってはいけませんっ! ふふっ」
オレ「おっ、豪勢だなぁ〜」
ミソノ「では、召し上がれ」
オレたち三人は、きゃっきゃっ言いながら鍋を囲んだ。
ミソノもオレもアルコールが入ったせいで、テンションが上がって楽しかった。
食後はトランプをしたり、カラオケもどきで楽しんだり、大いに盛り上がった。
オレは、この家最後の夜をミソノの願い通り楽しいものにできて満足だった。
そして・・・
100 :名も無き被検体774号+:2012/09/06(木) 23:40:54.26 ID:ubyGJU7N0
支援
頑張れよ
102 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 23:41:51.37 ID:mLbuWsMi0
いつの間にか深夜になり、小ミソノは自分の部屋に戻った。
ミソノとオレは二人きりで居間のコタツに入りお茶をすすっていた。
ミソノ「なんだか不思議な気分・・・」
オレ「そうだな」
ミソノ「あの人には悪いけど、ずっと前からオレくんと一緒に居たみたい」
オレ「そんなこと言うもんじゃないよ」
ミソノ「そうね・・・あの人のおかげで小ミソノが居るんだし・・・」
ミソノ「今の私にとっては、小ミソノだけが生きがい・・・グスッ」
オレ「そうだよ。大事にしてあげなきゃ」
オレ「困ったことがあったら何でも言ってよ。できる限りのことはするから」
ミソノ「オレくんって優しいのね・・・」
・・・テレビが既に梱包されていたせいもあり、居間は音もなく静かであった・・・
104 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 23:43:22.31 ID:mLbuWsMi0
ミソノ「オレくん・・・そっちに行ってもいい?」
向かい側にいたミソノが、躊躇いながら小声で呟くように言った。
オレ「・・・」
オレの返事を待たずにミソノが左横に座る。
そういえば、付き合ってる頃はいつも左側にいたっけ・・・
106 :台風29号 ◆Tp9piHFiRU :2012/09/06(木) 23:45:20.24 ID:mLbuWsMi0
何も言わず、オレにもたれかかるミソノ・・・
彼女に絡めとられた左腕の自由が利かない・・・
ここでオレの脳内では、再び緊急安全保障理事会が招集された。
しかし、相手は同い年、かつ分別のある大人、しかも元カノということで 前回よりは危機レベルが相当低く設定されたしまったようであるw
そして、今回提案された選択肢は・・・
107 :名も無き被検体774号+:2012/09/06(木) 23:45:43.65 ID:m8PDrpurP
パンツ脱いでいいかな?
まだ帰宅してないけど
108 :名も無き被検体774号+:2012/09/06(木) 23:46:00.45 ID:i5r5E6kO0
>>107
捕まるなよ?
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