しばらく抱き合っていたが、
彼女はまた僕の胸に ほほをくっつけた。
この仕草が好きなんだろう。僕も好きになっていた。
この年で体力が全然ないんだが、それを見ていると、
またむくむくと復活した。
二回目は、正常位の状態で入れることができた。
でもまたすぐイッた(´・ω・`)
僕のものは体力の限界で復活せず、
そのまま抱き合って寝た。
------- ここまで前半。
------- 後半
女を知った僕は、毎日のように彼女の家に通った。
体位を変えるとかそういうことが思いつかなくて、
ずっと正常位のままだったが、それだけに集中したおかげで
だいぶ向上してきた。
「・・・・あ。・・・・あ。」
という彼女のため息の中に、ときどき
「・・・・あ・・・いやあ・・・。」
というのが混じるようになって、
そのとき彼女が感じてることがわかった。
そのタイミングをつかんでくると、ときどき
「・・・いやあ・・・ああっ。」
といって腰をくっと動かすようになった。
そのうち、彼女は不意にびくっとなって、
軽くいってくれるようになった。
お互いに新学期がはじまっても、
僕は自分の都合をそこそこに切り上げて
大学から彼女の家に直行していた。
彼女の家で肌を合わせ、そのあと自宅に帰ってからは、
ゲームのほうで彼女と遊んでいた。
それ以外、とくにデートらしいことは一切なかった。
新学期でいろいろする手続とか、
購入する物、いきなり出た課題、ゼミ、研究その他、
自分のことを全部棚にあげてしまっていた。
グループでやっていることも放っていた。
このままではいかなくなって、大学にこもった。
連日大学に泊まっても能率がはずまなかった。
彼女と現実に会うことも、ゲーム上で会うこともできなかった。
携帯がないので連絡はメールのみで、それもあまりしていなかった。
僕がゲームにログインしなかったら彼女は誰と旅するんだろう。
危険なとこにどんどん勝手に進んでしまう彼女と
一緒に楽しめるやつなんているのか。
どちらかというとゲーム上の彼女のことを気にしていた。
10日ほどして一応落ち着いてきた日。
夜8時くらいになっていたが、大学から彼女の家に向かった。
30分ほどで着く。ドア窓から明かりがもれている。
高揚する気持ちを抑えながら、チャイムを鳴らした。
出ない。
電気つけたまま、どこかにいってるのかな。
そう思って外を見てぼーっとしていた。
不意にドアが少し開いた。
鳴らしてから数分経っていた。
「小ちゃん・・・」
つぶやくような声だった。
彼女はパジャマ姿だった。
無表情で、動揺した様子もないかわりに喜んだ様子もなかった。