山でありえない体験をした話
書き溜め無いからゆっくり書いていくけど
今から十数年前、当時は俺は「ビジネス交流会(仮名)」とか言う大学サークルに所属していた
規模は確か30人ぐらい。
詳しい数は覚えていないけど、女子は10人しか居なかった。
一応ビジネス関係のマナーとか、出席時はスーツ着用義務とかされていたり、OBの縁でオフィス街にある大きめの喫茶店経営(だがバイト)を経験したり、
現役社長・役職持ち・デパートの偉い人・スチュワーデス・警察官(キャリア組?)・中古販売店(という名のヤクザ)・接客セミナーの講師とかから接客術を教えられたりしていた。
……と言うのはもちろん建前。
そんなにポンポン来てくれる訳じゃないし、OBの喫茶店も週1〜2でしか出ない。
メインは東京の居酒屋を飲み歩くみたいな今で言う飲みサーだった
女性比率は極端に少ないし、ほとんどの美人は体育系ヤリサーに誘拐されていたので女性関係で揉め事のない比較的いいサークル
ただ飲みの席である日「出会いがほしい」と当時の会長(交流会なのでリーダーが会長と呼ばれていた)が言い出した
するとサークルメンバーが「そうだそうだ」と同調し始めて、
「なら山岳部と交流したら?あそこ美人多いよ」と男まさりだがずば抜けて美人のA子さんが提案した
A子さんは美貌もあるけど自身が持っている知性とコミュ力で本当に人間関係が広い人だから、すぐに山岳部との会合()を取り決めてくれた。
その山岳部と言うのが若干百合色の強いサークルだと有名で、男は基本的には入れない、入っても自由がないサークルだと聞いていたけど、とにかく美人揃い、
しかもヒモになった部員も多いと聞くお嬢様揃い。
馬鹿な会長や俺らは「イケイケー!」と山岳部に突撃しに行った。
結果、
山岳部部長(通称:山岳姫)に「そんな体でよく山岳部と活動する気になったね?」と
「どうせ下心丸出しでしょ?A子から聞いているから」と怒られた
その後も山岳姫や山岳女子部員、僅かに居た男子部員からも散々貶された
一方でコッチの女子メンバーと「行こう行こう!」と誘拐(笑)されてしまい、
本当に女子に飢えてしまった会長や俺ら(6人)のみが、必死に山岳姫に頼み込んだ。
前置き長いけど、ここから本題に入るわ(´・ω・`)楽しい学生生活だった
誘拐を認知してるの?
>>4
サークルに所属しながら別の所に行く人なんて日常茶飯事だった……
特にウチのサークルは変にチャラい&厳しいな部分が強すぎて、女子はドンドン誘拐されていった
僅かに残っていた女子だって、A子さんはスチュワーデスの講師目的だし、そんなモンだったんだ
書き忘れたけど、その時なぜ会長と俺らが必死になったかと言うと、
山岳を通して愛が深まっていく話とか、そういうラブストーリー映画を見過ぎた
あれだ、童貞を拗らせてた。
山岳姫の方も「意気込みを買った」と言ってくれたが、本当に未経験者がイキナリ山に登るのは危険なんだと教えてくれた
山岳姫「そんな体型で一緒に山登られてもダセェし、怪我されても迷惑だし」
会 長「いや、なら(誘拐された)ウチの女子メンバーは?」
山岳姫「あの子達だって今体づくりしてもらっているよ?」
会 長「え?でもなんか来週山登らしいけど……」
山岳姫「ああ、まあレベルは低いし女の子ぐらいなら私たちでもどうにかできる。でも男子は嫌だし重いし無理。男なんだし自分でなんとかしてもらいたい」
(´д`)ェェ…と露骨な顔をした俺らを余所に山岳姫は適当に10冊ぐらい本と、翌日、部員で考えたらしい筋トレメニュー表を渡してきた。
もうなんて言うか、メチャクチャな筋トレメニュー表で3人ぐらい脱落。
何故か山岳姫や山岳女子部員に罵られながら体づくりをする日々を過ごし、途中誘拐されちた子が山岳部の男子と交際はじめたことによる殺意から山岳部作成のテストをクリアすることで、ようやくスタートラインに立てた。
山岳姫もその時ばかりはすごいカワイイ顔で、日頃罵ってきた女子もいい笑顔でメッチャ褒めてくれた(´ω`*)今でもいい思い出
山岳姫「正直、あんなメチャクチャなトレーニングをこなすとは思わなかった」
会長・俺ら「え?」
どうやら「10」と言う数字を「100」にしたりしていたらしい^q^
山岳姫「まあいいでしょ。ポカリとか湿布とか散々差し入れたし?ねっ」
他女子「ごめんねー(>人<:)」「いや皆すごいよ(^^)」「カッコいいよ!(^^ゞ」
会長・俺ら「ええ、もちろん。気にしておりませんよ(`・ω・´)」
山岳姫「それであなた達には最初は○○のルートを歩いてもらう
一応これが最終テストになるけど、山登というより散歩よ散歩
あのメニューこなせたなら余裕だと思う。皆の予定は(ry」
とトントン拍子で話が進み始めた。
多分この辺りで山岳部も俺らのことを認めてくれたんだと思う。
その散歩した場所というのが秋田・岩手・宮城のトコロ。
自然豊かな所だと紹介されていた。
名前はぼかすけど、未だに雑誌を見ると初心者向けで乗っている地域だし分かる人には分かるのかもしれない。
とにかく、山ではあるけどマンガのような山登りをする場所ではない。
で、行くメンバーは会長・俺らの4人と山岳姫・誘拐された女子2名・山岳部女子8名と言う
すげーハーレムな状態で行くことになった。
で、行く日近くになり姫の提案で「作られた歩道あるくだけじゃあれだから」と、ガチで山の中に入ることにした。雪が降っているわけでもないし、
当日も地元の人に野良犬に気をつけろみたいな事は言われたけど、そんなに危なそうな感じはなかった
最初は普通の作られた道を歩いていたけど、あるポイントで横にずれ山の中を進みだした
予定では二時間もすれば目的地につくでしょ―って感じで、皆、ニコニコしながら話をしていた。
……男子勢は荷物持ちをさせられ、慣れてない俺らは喋ることもままならなかったが
てか山岳姫たちドンドン行くしマジで辛かったのを覚えている