知らない女が妻になっていた件
俺の後輩の話で、俺自身も深く関係した事件だったんだがな。
このまえ、まとめサイトで「彼女にプロポーズしたらいつの間にか別人にすり替わっていた」ってのを読んだら、似たような内容なので、自分も書いてみようと思った。
俺の後輩が市役所に婚約届を提出にいったら、全然知らない奴が自分の妻になっていて、結婚できないことがわかった。
まず、事の発端は、俺の後輩2人ができちゃった事から始まる。
2人とも大学を卒業したてなんだが、妊娠が発覚して、そのまま結婚って流れになった。
なにそれこわい
で、それぞれの両親に挨拶をすませて、結婚の段取りはトントン拍子で進み、披露宴は子供が生まれて、しばらく経って落ち着いてから上げるということになった。
先に、婚姻届を役所に提出することになった。
で、婚姻届の証人なんだけど、それに俺がなることになった。2人がくっつくきっかけを作ったのが俺だったから。
もう片方の証人は、新郎の父親がなってくれて、俺は名前をかいて、印鑑を押すだけだった。
で、俺は印鑑をおして、2人が役所にそれを届けるという話だけきいて、しばらく2人とは連絡はとらなかった。
1週間ぐらいたってから、知り合いの後輩から電話がきた。
「2人が結婚できなかったらしいが、事情を知らないか」と。
俺は知らんかったので、新郎の方にすぐに電話してみた。
そうすると、「めんどくさい事になっている」と言ってきた。
「電話だとアレだし、他の誰にも聞かれたくないので、車の中で話しできませんか」と言ってきた。
俺はその日の夜に新郎に会うことにした。
新郎が俺を車で迎えに来てくれた。
で、すぐに近くのジャスコの駐車場にとまって、そこで事の成り行きを説明しだした。
市役所に婚姻届を提出しにいったら、書類に不備はなかったが、全然知らない女が自分の妻になっていて、新郎は既婚者ということになっていた。
役所の人は「離婚しないと、再婚はできない」一点張りで、ラチがあかなかった。
新婦はその場で泣きだした。
で、今の妻の名前も教えることはできない、個人情報保護の観点から、などわけのわからんことを言いだした。
しょうがないから、戸籍標本だったかなんだったかを有料でその場で発行してもらったら、全然知らない女が、新郎に妻になっていたらしい。
まず新郎は事務手続きの不備を疑った。婚姻届をかいた覚えがないから。
で、市役所では、窓口の人間ではラチがあかないので、係長がでてきてもらい、個室で対応してもらうことになった。
この段階で、新婦は泣き崩れて動けない状態。
VIPの方が食いつき良いかもね
>>12
VIPだと新スレを立てられなかった。レベルが足りないって。
で、個室での話の続きだけど、どうやらその婚姻届を無効にする処理は市役所ではできないらしく、裁判所を通さないといけないことがわかった。
係長は名刺をくれたらしい。
その日、婚姻届は出せなかった。
結論から言うと、婚姻届受理に不備はないことがわかった。
戸籍標本に入籍日が書いてあったらしい。
それは半年ほど前のことらしい。
まだ大学を卒業していない時期のことだった。
新郎の両親の家に帰って事情を説明すると、まずは弁護士に話をするように勧められた。
新婦の両親は新郎の浮気を疑い、激しく新郎をなじった。
新婦も「仮に提出できたとしても、提出はしばらくは待とう」と言いだした。
新婦も新郎の浮気を疑っているようだった。
それから、新婦とは距離をおかれたらしい。
で、新郎は弁護士に予約をとって相談にいったらしい。一時間で5,000円かかったって。
見積もりももらったが、結構な額だったことがわかった。