会社で起こった怖い話を語ってみる
今日ってか26日に体験した話を聞いてほしい
書き溜めてないし酒飲んでるから書くの遅いけど
25日は休みだったんだけど夜に会社の先輩から「新しいバイトを採用した!26日が出勤日だからよろしく〜」ってLineが来たのよ
まじかー!それじゃ休み明けは早く出勤しよう!って事で普段より1時間早く家を出たんだわ
会社に着いてみたら誰も居ない、当たり前だ
掃除とかしつつ休みの間にどれだけ仕事進んだかなー?ってチェックしてたんだけど
玄関の扉が開く音がして「すみませーん」って聞き覚えのない声がしたんだ
あ、新人の人だな!っと思った俺は玄関まで小走りで向かった
扉を開けると坊主頭の若い男が立ってた
多分年齢は20代だと思う
俺の顔を見たら「今日からお世話になります!○○と言います!」って元気良く挨拶するから
今時珍しい好青年だなーなんて感心してたんだよ
新人君を仕事部屋に案内しつつタイムカードを用意したり仕事の流れなんかを簡単に説明していると
社員やバイト達が出勤してきた
新人君の紹介をしていると仕事の時間なったので俺は自分の仕事をしつつバイト君のフォローをしてたんだ
そういえば新人君の履歴書って確認してなかったな〜と1時間ほど経って気付いた俺は
面接担当の先輩の机に向かった
本来なら新人に仕事を教える俺の机に置いておく約束なんだけどなぁ…と思いながら先輩が履歴書を入れてるであろう机の引き出しを開けた
開けた引き出しには別人の履歴書しかなく新人君の履歴書は引き出しをどれだけ探しても見つからなかった
もしかしたら他の社員に預けてるのかな?と思い聞いてみると「知らない」という答えが返ってきた
まあ、本人が出勤してるんだから履歴書なんて必要ないか!と探す事をあっさり諦めた
仕事も順調に進んでそろそろ昼休みになる時に先輩が出勤してきた
この先輩がバイトの面接する人で、俺にLineを送って来た人なんだけど
「おはよーございまーす」って入ってきたと思ったら俺の方を見て一瞬でも動きが止まった
正確に言うと俺の隣に座ってる新人君を見て止まった
俺はそれを見て、あれ?っと思ったが仕事中だし後で聞けばいいかとスルーしようとしたんだが
すぐ先輩からLineが飛んできた
「あのさ、隣に座ってる人って誰?新しい人?」
Lineを見た俺は先輩の冗談だと思った
なんでかっていうと、その先輩はつまらない冗談とかすぐバレる嘘を付く人だったから「自分が採用した人を忘れるなんて酷い人だww」って返信したんだ
「ミーティング室で話す」
先輩からの即レスで俺はこれはマジっぽいのかも…と不安になりつつミーティング室に向かった
俺がミーティング室に入ってすぐに先輩も入ってきた
「あれ誰?1が採用した子?今日来る予定のバイトって女の子だぞ!?」
入って来るなり先輩がまくし立てた
俺は焦りながらも
「もしかして、その子って机の引き出しに入ってた履歴書の子ですか?」
と聞いた
すると先輩は
「履歴書見たのかよ!見たのに別人いれるなよ!」
「いやだって本人が今日からお世話になりますって言うし…」
俺はそう言いながらもヤベーなと焦っていた
ま、そこから先輩との罪のなすり付け合いがあったけど長いから割愛するw
本来来る予定の女の子は来ていない
しかし、来るはずのない男の子が今会社にいる
正体が何かとか今はどうでもいい、俺と先輩はどうにかして会社から坊主君を追い出さないといけないという結論に達した
俺達がミーティング室で話し合いをしている間に昼飯タイムに入っていた
何人かは会社で弁当を食べていたんだけど、問題の坊主君の姿が見えない
坊主君の近くの席にいた人に聞いてみると、コンビニに行ったと教えてくれた
坊主君が帰ってきたら俺と先輩で話し合いをしようということになった
正直、俺はとんでもない事をしでかしてしまったという絶望感で飯を食う気力もなかった
段々と休憩時間が少なくなってくるのと同時に俺の胃も痛くなっていった
しかし、コンビニに行ったという肝心の坊主君が全然帰ってこない
別の場所で飯を食べてるのか、コンビニに行かずに飯屋に入ったのか分からないがとにかく帰ってこない
結局、坊主君は仕事が始まる時間になっても戻ってこなかった
というか、そのままトンズラしてしまいましたとさ
おいまい