戦い
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「美鈴は自分が可愛いだけだろ。
俺を犯罪者にしたく無いと言ったのは嘘だろ?
・・・・・・・・・・野田、悪いな。出来ないそうだ。」
私が包丁を持ったまま立ち上がると、妻が夢遊病者の様に野田に近付き。
「・・・・・分かりました。・・・・・・・あなたの気が済む様に・・・・・・。」
「そうか。早く野田の物を大きくしてやれ。」
妻は、野田の横に座って手で触ろうとしましたが、すぐに手を引っ込め。
「ごめんなさい。やはり出来ません。私には出来ません。」
妻は泣き崩れました。
「野田。俺がいては大きくならないか?美鈴、俺はキッチンに行っているから、その気になったら、大きな声で呼んでくれ。」
私は、ドアを開けたまま、キッチンへ行って水を1杯飲むと、気持ちが少し落着きました。
気持ちが落着くと、そこには、傷害で警察に捕まった時の言い訳を考えている、気の小さな私がいました。
--------------------
5月28日(金)の5
私の目の前で、妻と野田にセックスをしろと言ってしまい、その時は、思ってもいない事が口から出たと思いましたが、妻の泣き声を聞きながら考えていて、本当にそうだったのかと、自問自答していました。
私には、野田と妻のセックスを見てみたい気持ちが、ずっと有りました。
それは勿論、見て興奮する為では有りません。興奮どころか、悔しさが増すだけだと分かっています。
それでも、妻と野田だけの世界が有る事に我慢出来ません。私の知らない妻がいることに我慢出来ません。
例えそれが、私にとって辛い事でも、妻の事は何でも知っていたいのです。
野田が海外に行ってしまうと聞き、もうチャンスは無いという思いが何処かに有って、あんな事を言ってしまったのだと気付きました。
それならば、あのまま飛び込んで行かなければ、2人は そう成っていたかも知れませんが、妻の言葉が途切れ、キスをしていると思った瞬間、その後に進む事は許せませんでした。
私の意思では無く、野田の意思で結ばれる事は、我慢出来ませんでした。
される事は同じかも知れませんが、勝手にされるのかどうかでは、私の中で大きな違いが有ります。
私が客間に戻ると、野田は大事な所が見えない様に、膝を立ててソファーにもたれ、涙を流しています。
この涙は、恐怖心からでは無く、何もかも失ってしまった思いから、出て来たのだと思いました。
今は下を向いて泣いていますが、私が入って来た時、妻は泣きながら野田の顔を見ていました。いいえ、見ていたと言うより、私には見詰めている様に見えました。
私の考え過ぎかも知れませんが、まだ妻を疑っている私には、こういう小さな事も気になり、その事でまた怒りが増し。
「2人共何をしている。俺の言った事が分からないのか?
泣いても誤魔化されないぞ。早く服を脱げ、俺の前でしてみろ。それ以外絶対に許さん。
美鈴、今更 恥ずかしく無いだろ?俺が脱がせてやる。」
妻は抵抗するだろうと思っていましたが、以外にも、何の抵抗もしないで、私にされるまま全裸になりました。
妻は涙を流していても、もう泣き声は無く、焦点の合わない目で、一点を見詰めています。
「野田、美鈴は素直に裸になったぞ。美鈴に恥を掻かせる気か?お前も俺が脱がさないと出来ないのか?」
野田も焦点の合わない目をして、ゆっくりと上着の釦を外しだしました。
妻の背中を押して、長いソファーまで連れて行き、仰向けに寝かせましたが、妻は恥ずかしい所を隠しもせずに、人形の様に横になっています。
「野田、どうした。美鈴が待っているぞ。」
野田は、力無く立ち上がり、妻の前に立ちましたが、何もせずに立ち竦んでいました。
私は、妻の足元に回り、妻の片足をソファーの下に落とすと、足が開いた格好になりましたが、それでも妻は隠す事をせずに、じっとしています。
野田の後頭部を掴み、妻の中心に顔を押え付けようとしましたが、片手をソファーにつき、初めて抵抗しました。
私は2人から少し離れた所に座り込んで、2人の様子を見ていましたが、2人共魂が抜けてしまった様に動きません。
この部屋の中で生きているのは、私だけの様でした。
妻を見ていて、私が知りたかった妻は、こんな姿の妻では無かった事に気付き、今日は無理だと思いましたが、
この行為で見てみたい気持ちは更に大きくなり、野田が外国に行ってしまう前に、私には見せない妻の姿を見る事が出来ないか、先の事を考えてしまいます。
今日は無理だと知ると、今度は気の小さな私が現れ、この行為で、妻の気持ちが野田に向いてしまったのではないかと、少し心配になり。
「もういい。美鈴と2人で話しをするから。お前はこっちで待っていろ。」
また髪の毛を掴み、玄関まで引っ張って行ってドアを開けると、全裸の野田は流石に少し抵抗しましたが、
私は、野田を外に蹴り出して鍵を閉めて 部屋に戻り、涙を流して、そのままの格好で寝ている妻の枕元に座り。
「もう俺の事が嫌になっただろ?別れたくなっただろ?」
その言葉を聞き、ようやく身体を起こして座ると、両手で大事な部分を隠した妻は、勢い良く何度も首を横に振りました。
それが本当かどうか分かりませんが、少し安心した私は、
「美鈴、今日俺がいなければ、抱かれるつもりだったのか?俺達のこの家で、抱かれるつもりだったのか?」
妻はまた、何度も首を横に振りました。
--------------------
5月28日(金)の6
妻は、上半身を捻って私の方を向き、縋る様な目で、私の目を見詰めました。
「お前が嫌がっていたのは聞いていた。でも、どうしてキスされた時に抵抗しなかった?」
妻は弱々しい小さな声ですが、ようやく口を開き。
野田が海外に行ってしまうと聞き、もうチャンスは無いという思いが何処かに有って、あんな事を言ってしまったのだと気付きました。
それならば、あのまま飛び込んで行かなければ、2人は そう成っていたかも知れませんが、妻の言葉が途切れ、キスをしていると思った瞬間、その後に進む事は許せませんでした。
私の意思では無く、野田の意思で結ばれる事は、我慢出来ませんでした。
される事は同じかも知れませんが、勝手にされるのかどうかでは、私の中で大きな違いが有ります。
私が客間に戻ると、野田は大事な所が見えない様に、膝を立ててソファーにもたれ、涙を流しています。
この涙は、恐怖心からでは無く、何もかも失ってしまった思いから、出て来たのだと思いました。
今は下を向いて泣いていますが、私が入って来た時、妻は泣きながら野田の顔を見ていました。いいえ、見ていたと言うより、私には見詰めている様に見えました。
私の考え過ぎかも知れませんが、まだ妻を疑っている私には、こういう小さな事も気になり、その事でまた怒りが増し。
「2人共何をしている。俺の言った事が分からないのか?
泣いても誤魔化されないぞ。早く服を脱げ、俺の前でしてみろ。それ以外絶対に許さん。
美鈴、今更 恥ずかしく無いだろ?俺が脱がせてやる。」
妻は抵抗するだろうと思っていましたが、以外にも、何の抵抗もしないで、私にされるまま全裸になりました。
妻は涙を流していても、もう泣き声は無く、焦点の合わない目で、一点を見詰めています。
「野田、美鈴は素直に裸になったぞ。美鈴に恥を掻かせる気か?お前も俺が脱がさないと出来ないのか?」
野田も焦点の合わない目をして、ゆっくりと上着の釦を外しだしました。
妻の背中を押して、長いソファーまで連れて行き、仰向けに寝かせましたが、妻は恥ずかしい所を隠しもせずに、人形の様に横になっています。
「野田、どうした。美鈴が待っているぞ。」
野田は、力無く立ち上がり、妻の前に立ちましたが、何もせずに立ち竦んでいました。
私は、妻の足元に回り、妻の片足をソファーの下に落とすと、足が開いた格好になりましたが、それでも妻は隠す事をせずに、じっとしています。
野田の後頭部を掴み、妻の中心に顔を押え付けようとしましたが、片手をソファーにつき、初めて抵抗しました。
私は2人から少し離れた所に座り込んで、2人の様子を見ていましたが、2人共魂が抜けてしまった様に動きません。
この部屋の中で生きているのは、私だけの様でした。
妻を見ていて、私が知りたかった妻は、こんな姿の妻では無かった事に気付き、今日は無理だと思いましたが、
この行為で見てみたい気持ちは更に大きくなり、野田が外国に行ってしまう前に、私には見せない妻の姿を見る事が出来ないか、先の事を考えてしまいます。
今日は無理だと知ると、今度は気の小さな私が現れ、この行為で、妻の気持ちが野田に向いてしまったのではないかと、少し心配になり。
「もういい。美鈴と2人で話しをするから。お前はこっちで待っていろ。」
また髪の毛を掴み、玄関まで引っ張って行ってドアを開けると、全裸の野田は流石に少し抵抗しましたが、
私は、野田を外に蹴り出して鍵を閉めて 部屋に戻り、涙を流して、そのままの格好で寝ている妻の枕元に座り。
「もう俺の事が嫌になっただろ?別れたくなっただろ?」
その言葉を聞き、ようやく身体を起こして座ると、両手で大事な部分を隠した妻は、勢い良く何度も首を横に振りました。
それが本当かどうか分かりませんが、少し安心した私は、
「美鈴、今日俺がいなければ、抱かれるつもりだったのか?俺達のこの家で、抱かれるつもりだったのか?」
妻はまた、何度も首を横に振りました。
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5月28日(金)の6
妻は、上半身を捻って私の方を向き、縋る様な目で、私の目を見詰めました。
「お前が嫌がっていたのは聞いていた。でも、どうしてキスされた時に抵抗しなかった?」
妻は弱々しい小さな声ですが、ようやく口を開き。
「抵抗しました。
課長に抱き付かれて抵抗したのに、強引にキスされた瞬間、あなたが入って来て・・・・・・・・・・・。」
「そもそも、何故あいつを家に入れた。少しは期待していたのだろ?」
「違います。帰ってくれる様に何度も頼みました。あのままでは近所の人に・・・・・・・。」
「近所に自分の事を知られるよりは、抱かれた方がいいと思った訳だ。俺が来た時 鍵が掛かっていたが、お前が掛けたのか?」
「抱かれるなんて、思ってもいませんでした。
課長が大事な話があるから、聞いてくれれば すぐに帰ると言ったから、玄関先で騒がれるよりはいいと思って。
それと、鍵を掛けたのは私では有りません。課長です。」
「鍵を掛けられたのを知っているじゃないか。普通そこでおかしいと思うだろ?
鍵を掛けられた時点で、何をされるか想像がつくだろ?
やはり野田の言っていた様に、自分に言い訳が欲しいだけで、抱かれたかったのだろ?
今日だけでは無い。今までも、無理やりされていると思いたいだけで、抱いて欲しくて野田のアパートに行っていたのだろ?」
「違います。そんな事有りません。違います。課長が、重大な話だから、途中で誰にも邪魔されたく無いと言ったから・・・・・・・。」
「美鈴、お前はどうして野田を そこまで信用する?
家に入れた時も、鍵を掛けられた時も、どうして信用する?
お前を脅して犯した男だろ?お前は俺に殺したいほど憎いと言っていたよな?
そんな憎い奴をなぜ信用する?
なぜ俺達の家に入れる?本当は野田の事を・・・・・・・・。」
今まで縋る様な目をしていた妻の目が険しくなり、
「違います。私が愛しているのは、あなただけです。あなたが好きです。あなたを愛しています。」
私は、妻の真意を計り兼ねていました。
妻の目を見ていると、本当に私を愛しているのだと思ってしまいます。
私の知人にも、若い時は真面目だったのに、歳を取ってからギャンブルに嵌ってしまい、未だに抜け出せない奴がいます。
また、昔は真面目で、隣に女の子が座る店でさえ、そんな店は汚らわしいと言っていたのに、女遊びに嵌ってしまい、離婚した奴も知っています。
妻も彼らと同じで、若い頃から超が付くほど真面目でした。
それが野田との不倫で、今までとは違ったセックスの良さを知ってしまい“こんな事はいけない、こんな事は止めよう”と思っていても、抜け出せないでいただけなのでしょうか?
しかし、自分は、人妻なのだから 夫以外を愛してはいけない、夫の事を愛していなければ駄目だと、思い込んでいる事も考えられ、
本当は野田の事が好きでも、世間一般の概念で許されない事だという思いから、野田への思いを閉じ込め、その裏返しに私の事を好きだと、思い込んでいる可能性も有り、
「本当に俺を愛しているのか?野田を愛しているのでは無いのか?」
「課長を愛してなんかいません。あなたを愛しています。あなたが好きです。」
「そうか・・・・・。それなら、どうして野田に抱かれた?どうして好きでも無い奴で感じた?
さっき聞いてしまったが、愛してもいない奴で、どうして自分が分からなくなってしまうほど、感じる事が出来たんだ?
本当は野田が好きなのでは無いのか?愛していてはいけないと思っているだけだろ?
そうでないと、そこまで感じる事は出来ないだろ。」
「ごめんなさい。分かりません。どうして感じてしまうのか分かりません。ごめんなさい。でも、愛しているのはあなただけです。本当です。本当です。」
この質問は昨年から何回もしています。答えも ほとんど同じです。
嘘でも妻に“あなたを愛しています。”と言って欲しいだけかも知れません。
>>次のページへ続く
課長に抱き付かれて抵抗したのに、強引にキスされた瞬間、あなたが入って来て・・・・・・・・・・・。」
「そもそも、何故あいつを家に入れた。少しは期待していたのだろ?」
「違います。帰ってくれる様に何度も頼みました。あのままでは近所の人に・・・・・・・。」
「近所に自分の事を知られるよりは、抱かれた方がいいと思った訳だ。俺が来た時 鍵が掛かっていたが、お前が掛けたのか?」
「抱かれるなんて、思ってもいませんでした。
課長が大事な話があるから、聞いてくれれば すぐに帰ると言ったから、玄関先で騒がれるよりはいいと思って。
それと、鍵を掛けたのは私では有りません。課長です。」
「鍵を掛けられたのを知っているじゃないか。普通そこでおかしいと思うだろ?
鍵を掛けられた時点で、何をされるか想像がつくだろ?
やはり野田の言っていた様に、自分に言い訳が欲しいだけで、抱かれたかったのだろ?
今日だけでは無い。今までも、無理やりされていると思いたいだけで、抱いて欲しくて野田のアパートに行っていたのだろ?」
「違います。そんな事有りません。違います。課長が、重大な話だから、途中で誰にも邪魔されたく無いと言ったから・・・・・・・。」
「美鈴、お前はどうして野田を そこまで信用する?
家に入れた時も、鍵を掛けられた時も、どうして信用する?
お前を脅して犯した男だろ?お前は俺に殺したいほど憎いと言っていたよな?
そんな憎い奴をなぜ信用する?
なぜ俺達の家に入れる?本当は野田の事を・・・・・・・・。」
今まで縋る様な目をしていた妻の目が険しくなり、
「違います。私が愛しているのは、あなただけです。あなたが好きです。あなたを愛しています。」
私は、妻の真意を計り兼ねていました。
妻の目を見ていると、本当に私を愛しているのだと思ってしまいます。
私の知人にも、若い時は真面目だったのに、歳を取ってからギャンブルに嵌ってしまい、未だに抜け出せない奴がいます。
また、昔は真面目で、隣に女の子が座る店でさえ、そんな店は汚らわしいと言っていたのに、女遊びに嵌ってしまい、離婚した奴も知っています。
妻も彼らと同じで、若い頃から超が付くほど真面目でした。
それが野田との不倫で、今までとは違ったセックスの良さを知ってしまい“こんな事はいけない、こんな事は止めよう”と思っていても、抜け出せないでいただけなのでしょうか?
しかし、自分は、人妻なのだから 夫以外を愛してはいけない、夫の事を愛していなければ駄目だと、思い込んでいる事も考えられ、
本当は野田の事が好きでも、世間一般の概念で許されない事だという思いから、野田への思いを閉じ込め、その裏返しに私の事を好きだと、思い込んでいる可能性も有り、
「本当に俺を愛しているのか?野田を愛しているのでは無いのか?」
「課長を愛してなんかいません。あなたを愛しています。あなたが好きです。」
「そうか・・・・・。それなら、どうして野田に抱かれた?どうして好きでも無い奴で感じた?
さっき聞いてしまったが、愛してもいない奴で、どうして自分が分からなくなってしまうほど、感じる事が出来たんだ?
本当は野田が好きなのでは無いのか?愛していてはいけないと思っているだけだろ?
そうでないと、そこまで感じる事は出来ないだろ。」
「ごめんなさい。分かりません。どうして感じてしまうのか分かりません。ごめんなさい。でも、愛しているのはあなただけです。本当です。本当です。」
この質問は昨年から何回もしています。答えも ほとんど同じです。
嘘でも妻に“あなたを愛しています。”と言って欲しいだけかも知れません。
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