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逆転

 



人生にとって一時の成功が、全てではないし、失敗も終わりではないと近頃は思うのです。

生きていれば、色々な体験をするものですが、それらに真剣に向き合う事で、初めて、経験が自分のものとして人間の厚みになるのではないでしょうか。

何処にでもありそうな、下らない話ですが、薄っぺらに生きてきた私には貴重な勉強となりました。



私は、そこそこの大学を卒業し、全国区ではありませんが、一様、地元では名の通った企業に無事就職しました。

俗に人の言う、苦労知らずの道を歩んでいたのだと思います。

自分なりには挫折も味わったつもりですが、人に言わせると、そんなのは世間知らずの甘ちゃんだと冷やかされてしまいます。

人の痛みは10年でも我慢出来ると言いますが、私もそんな感覚で自分の悩みは大した物で、人の悩みは小さな物にしか感じられない俗物なのだと自覚しています。


そんな私が25歳で3年後に入社した今の妻と職場結婚したのです。

入社当時の妻は、野性的な美人でありながらも、個性的な雰囲気が その風貌をより強いインパクトにし、男性社員から かなり人気がある存在でした。

職業柄、女性社員の多い職場で、これ程、人気の出るのも珍しい現象でしたが、私は、私で まぁまぁの容姿で遊び人でしたから、派手なのがいるなと思うくらいにしか思わず、それほど気に掛けるでもなく過ごしていました。

彼女は、多数の男性社員からデートの申し込みを受けていたようですが、食事を付き合う程度で誰とも真剣な交際に発展せず、身持ちの堅い女で通っていました。

振り回された男達が高ビーな女だと、悔し紛れに言って回っているのを耳にした事も何度となくあります。

その結果が、今の私の変わった幸せ?に結び付くのですが・・・・・

しかし、ここに至るまでに、これまでの人生観が変わってしう経験をしてしまうのです。

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妻とはあるプロジェクトで同じチームとなり、残業続きで、帰りが遅く、一緒に食事や飲みに行く機会が増えた事でお互いに親密になって行きましたが、私にとってはガールフレンドの一人にしか過ぎません。

ましてや、同僚達が言うように身持ちの堅い女なら、それ以上の深入りは私が恥を掻くだけと思い、ある程度の距離を取るのが賢明だろうと思っていたのです。私はプライドだけは高いものですから。


そんなある日、珍しく酔った彼女の口から意外な言葉を耳にします。

「私は貴方にちょっと興味が有るんですけど、先輩はどうですか?」

「えっ?僕に?」

「・・・そうです。何か不良ぽっくて、でも仕事をしている時は真剣で、アンバランスな所に魅力をとっても感じます。今迄いい男はいっぱいいたけど、先輩みたいな人は凄く年上の人にしか、いなかったわ」

さりげなく言ってのけるのです。

まさか彼女から そんな事を言われるとは思ってもみなかったので、かなり驚いたのでした。

若かった私は怖いもの知らずで、納得の行かない事であれば上司にも食って掛かるのも日常茶飯事、その代わり仕事には真摯でした。
当時、そんな若者も少なかったので、女子社員に支持されたのだと思います。

この時の妻も異質な雰囲気が気に入ったのかも知れません。

気の強そうな顔をしているだけあって、こんな時は積極的なのでしょうね。

それでも私は男です。「それは光栄だな」等と格好を付けていましたが、鼻の下は伸びていた事でしょう。

男ですから、そんなことを言われて嬉しくない分けはありませんが、これを機に交際したいとも思わなかったのは、それなりに交際相手が多かったからだと思います。

意識していた訳ではなかったのですが、そんな態度がクールに映ったのかもしれません。

それが女心を掻き立てると計算はしていませんでしたが。


それからと言うもの、彼女からお声掛りが頻繁で、それまでのガールフレンド(セックスフレンド)とは少しずつ疎遠にならざるおえません。

そんな彼女の押しに負け、付き合いが始ると同僚達のやっかみも多かったですが、それは私のプライドをくすぐるものでしかありません。

しかし、彼女への風当たりもそれなりで、庇うのに一苦労したのを思い出します。

そんな事もあって、結婚を機会に退職させました。と言うよりは、夫婦での勤務は認められずらい古い習慣がある職場であったのが大きな理由でしたが。


少し早い結婚ではありましたが、同じ年齢の他会社に務める者よりも少し給料も良く、贅沢をしなければ食べて行けるだろうと思い決断したものです。

それでも、厳しい生活だったなぁ、あの頃は。


何年も経たないうちに2人の娘にも恵まれ、それなりに幸せでしたが、予想以上に勝気な妻の性格に手を焼き幾度と無く、離婚になりそうな喧嘩もしたものです。

何せ予想はしていたのですが、こんな凄いのは経験がありません。何とも表現のしようがないのです。

それは、私が世間知らずだからと言われれば二の句も出ないのですが、とにかく参ったのは、どんなに私が正論を言おうと自分の考えを絶対に曲げない事です。

今となっては妻からのアプローチではなく、私が熱烈に言い寄ったのが結婚の理由だと当り前のように言ってはばからないのです。

一事が万事この調子ですから、想像して頂ければ、御理解い頂けないでしょうか。一般的にそんなものですかね?

理論的に話しても理解しようとしない態度は、宇宙人と暮らしているのかと思ったものです。


そんな妻との生活ですが、それなりに幸せも感じていた私は、遊び人の面影もなく平凡な生活を送っていたのです。

何せ、結婚事態経験がないので、こんなものだろうと思い込んでいたものでした。

妻の強気な性格が私には、苦痛に思える時も多々ありますが、幸せそうな顔をしている他の夫婦も裏側までは分かりません。

性格的には合わないかもしれないが、人前に出して自慢の出来る容姿を持っている妻は そうはいない。

私は人生経験が浅かったのでしょうね。そんな事で自分を誤魔化していました。


しかし、妻はそんな生活だけでは、満足していなかったようです。

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ある日、妻が専業主婦に飽き足らなくなったのでした。

「貴方。仕事を始めてもいいかしら?千秋が勤めてる会社で人を募集してるの。貴方が良かったら社長さんに推薦してくれるって」


千秋とは妻と同期で入ってきた社員で、やっぱり結婚を機に退職した女性ですが、その後、離婚し1人で子供を育てている妻の今も続く友人です。

「仕事かぁ?生活に困っている訳じゃないんだ。生活に歪が出来るようなら認められないぞ」


「大丈夫よ。残業はないって。5時に終るから、どんなに遅くても6時には帰れるわ。

それから夕食の用意をしても、充分に貴方には迷惑を掛けないと思うの。

ねぇ、子供達も手が掛からなくなったしいいでしょう?

私このまま、糠みそ臭くなりたくないの。御願い。いいでしょう?」


その頃、まだ娘達が2人とも高校生です。

短い時間の仕事ならまだしも、9時から5時迄のフルタイムなら影響はないのか?

女は家の中の仕事をしていればいいとは言わないまでも、古臭い考え方がないと否定は出来ません。


「子供達の世話はどうするんだ?」


「あの子達には、もう許可を得てるの。かえって私が四六時中居ない方がいいみたいよ。勿論、誰にも不自由はさせないわ。だからいいでしょう?」


それ迄、習い事のサークルに参加したり、娘の学校の役員をしたり、積極的に社会に関わって来てはいたのですが、上昇志向の強い彼女には物足りない生活だったのかも知れません。

確かに子供達は高校生ではありますが、過度の干渉はしないが、全ては自己責任と言う教育が行き渡り、問題を起こす事もありませんでしたし、親にも好きにしたらと言う態度でした。

こんな子供達に育てたのですから、今迄よくやってくれていたのでしょう。

それを思うと、私は今迄通り家庭を守っていて欲しかったのですが、妻の望みに反対する事が出来ませんでした。

勤め始めた妻は、生き生きとし、私が内心では反対した事を申し訳なく思いもしました。
約束通り、帰ると食事の用意も出来ていて、今迄と何も変わりない生活を送る日々でした。

それから1年程経って、微妙な変化が訪れます。

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勤めてから暫らくは、私より早く帰り、夕食の用意もちゃんとして、職場での話しも、私が煩いと思う程していたのすが、1年位経った辺りから、あまり話したがりなくなりました。

私が妻の職場の話を振っても、曖昧に はぐらかすのです。


それどころか、帰宅時間も遅くなる事が増えてきたのです。

私も早く帰れる方ではありませんが、それよりも遅い事がしばしばす。当然、夕食の用意もしてありません。

子供達が不満を漏らすのも無理ないでしょう。

遅い帰宅時の妻は、私と目を合わせる事を避けるようにまず浴室に向かいます。

『何か変だな。何か有るかもな』

当然、疑念が湧き起ります。


ある時、堪りかねた私は妻に問い掛けました。

「初めの約束と違うんじゃないのかな?

仕事をしていれば遅くなる事もあるだろう。

しかし、こう頻繁では。子供達が文句を言うのも当り前だと思う。

家事に差し支えるようなら考えてもらわないと」


私の問いに、妻は勝気な性格を垣間見せます。

「私はこれでも会社で重宝がられてるの。

言っちゃなんだけど、その辺の無能な男よりは仕事が出来るのよ。

確かにこの所遅くなる事が多いけれど、子供達にはちゃんと連絡してあるわ。

貴方だって妻が会社で必要とされていのを喜んでくれてもいいじゃないの」


そう言う妻の顔は、般若の面を連想させるものなのです。

こうなると何を言っても水掛け論になってしまい、気まずい思いをするだけでしょう。

これまでに何度となく経験してきた妻の嫌な一面です。


「・・・約束は約束だ。なるべく早く帰って来いよ」


「貴方に言われなくても分かってるわよ!」


気が強いのにも程があります。いつもこの通り自分の意見を曲げません。

情けない話し、私はそんな妻と議論するのが嫌で大半の事は避けていました。

何処の夫婦もこんなものだろうと自分に言い聞かせて来てはいましたが、これからの長い夫婦生活を考えるとストレスとなっていました。

私もけっして温厚な方でなく、どちらかと言えば我侭なだだっ子だと自覚しています。

『この結婚は失敗だったかもしれない』

こんな時、心の片隅を占める正直な気持ちです。何度そんな事を考えただろうか?

子供達には申し訳ないが、自分達の考え方の違いも語り合えないで、このまま時が経てば、必然的に会話のない、冷たい関係になってしまうのではないだろうか?

いや、もうそんな夫婦なのかもしれません。

それが子供達にとって本当の幸せなのだろうか?

しかし、私の疑念は少しだけ晴れたような気がします。

幾らなんでも、妻が不倫に走っていたなら、あんな言い方は出来ないだろう。

甘いですか?甘いですよね。私もそう思います。

でも、その時は、それならそれでいい。

その時は私の腹は決まっている。

そうなのです。

私は この結婚を失敗だと、もう心の中では結論を出していたのです。

私には少し抜けているところがあっても、もう少し優しい女性が合っているのだと思っています。



私はある決断をしていました。

子供達が高校を卒業したら、離婚も含めたこれからの話し合いを持とうと。

私のそんな考えを見透かすように、次の日は、私が帰宅すると妻は既に家に居て、珍しく頭を下げてきます。


>>次のページへ続く
 
カテゴリー:復讐・倍返し  |  タグ:修羅場・人間関係, 浮気・不倫, 寝取られ,
 

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