クラスにいたブスの話
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色々あったので書く
久々に中学の同級生と偶然会い、話の流れでクラス会ひらかね?ってことになった。
俺が連絡取ってるクラスメートとそいつが連絡取ってるクラスメート、あわせてクラスの半分くらいいて、さあ残りのクラスメートと どうやって連絡取るかっていう段階で
とりあえず卒業アルバムをひっぱりだしたのだ。
「こいついたなーw」
「誰だっけこいつw」
そんな話で盛り上がってる中、一人の女子に目がいった。
もっさりしていて、メガネで、デブスだったことから
彼女はたしか陰で「ミギワさん」と呼ばれていた女子だ。
俺にはミギワさんと話した記憶はなく、今まですっかり忘れてしまっていたのだが
当時好きだった子を差し置いて、何故かふと気になってしまったのだ。
期待
ミギワさんは中3の秋くらいから学校に来なくなった。
たしか担任は「病気だから」と言っていたが、クラスの中では「いじめで不登校になったんじゃ?」という噂が広まった。
まあ、ミギワさんをいじめてた連中とかいなかったんだけどね。
ほうほう
俺も別に気にも留めてなかったし、その後は受験→高校→大学…とあったからすっかり忘れていたんだけど。
そんな感じでミギワさんの写真を見ていると、偶然会った同級生、A(男)が口を開いた。
「あー、この人しんだんだっけ?」
え?なんで?と聞き返すと、Aはケタケタ笑いながら
「知らない、噂だし」と言った。
俺はなんとなく、ちょっとだけ不快になった。
面白そう
ありがとう。ゆっくりだが聞いて欲しい。
ミギワさんが俺の今の恋人ですとかそういうオチではないからね。
フェイスブックの力もあってクラスメート伝いに連絡を回してもらい、クラスの殆どの住所を把握する事が出来た。
それでも何人かは どうしても連絡を取ることが出来なかった。
ミギワさんもその中の一人に入るだろう、と思っていた矢先、ミギワさんと連絡取ってるっていう女子が現れたのだ。
連絡を取っているといっても年に一回の年賀状を交換する程度だという。
それでもミギワさんの連絡先がわかって、少し嬉しかった。
同窓会の準備とかは省く。
同窓会の当日。
遠くに住んでるクラスメートも割と多く来てくれていた。
あの頃から全然変わらない奴もいれば、垢抜けて「お前誰だ」って奴もいた。
一番ショックだったのは、俺が当時想いを寄せていたあの子が堕ちるところまで堕ちて水商売をやっていたということだった。
当時中学生だった俺らももう30だしな。
もちろん俺は幹事・受付をしていたんだが、やはりなんとなくミギワさんのことが気になっていた。
ガキだった当時は病気といわれて「ふーん」と思っていただけだったが、大人になった今、彼女はどんな病気をしてどんな暮らしをしていたのか…とか色々と想像してしまい、何故かすごく気になっていたんだ。
「あの」
そう声をかけられてはっと顔をあげた。
見覚えがない人だった。でも手には葉書を持っている。
「おひさしぶりです」といわれ反射的に「あ、おう、ひさしぶり」と言ってしまったが誰だかわからない。
こんな子いたっけ…と葉書を受け取りながら名前を確認する。
ミギワさんだった。
中学の頃の、記憶の中のミギワさんは ずんぐりむっくりの二重あごで、頬がアンパンマンみたいに肉で膨れていて髪はアホ毛がたちまくり、友達も1、2人しかいない、
いつも昼休みは自分の机で読書かなんかしてるような影の薄いデブスだった。
でも目の前にいたのは そんなんじゃなくて、顔はおろか全身が健康的に痩せている感じで、身だしなみも清潔感あふれていてぶっちゃけ可愛かった。
超可愛い超美人というわけじゃないが、普通に可愛らしかった。
「じゃあまたあとで」とミギワさんは はにかんだ。
隣にいたAが「え?あれミギワさん?」と聞き返す。
俺は「どうやらそうらしい」としか言えず、ミギワさんの後ろ姿を何度も見返すAをよそに受付の仕事を続けた。
そして かたっくるしい挨拶も終わり、自己紹介タイムが始まった。
セフレですってオチか
>>18
そういう関係とかじゃない。残念ながら友達ですらないよ。
クラスのお調子者だったあいつは相変わらずのお調子者で、マドンナ的だった子は変わらない美貌で、結婚して主婦になっていた。
当時イケメンでヤリチンだったあいつは悪い歳の取り方をしていて40過ぎくらいのおっさんみたいになっているし、
不良グループのリーダーだったあいつはすっかり丸くなって、今では2児のパパだった。
そして自己紹介はミギワさんの番。
「あの子誰?」っていうヒソヒソ声が聞こえだした。