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エア彼氏と付き合ってるけど質問ある?
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235 :名も無き被検体774号+:2012/02/17(金) 23:27:42.16 ID:UeWXTnyy0
はじめてのエッチは詳細に書いてくれるんだろうな
254 :名も無き被検体774号+:2012/02/18(土) 00:07:33.04 ID:xLURIr5V0
>>235
谷原さんはそんなこと言わないもん><
236 :ユイ ◆x5gMz05B9A :2012/02/17(金) 23:29:26.55 ID:0MK8KW7y0
じゃあ初めてケンカしたエピソードを書くね。
私はというと、開発部にいるんだけど、彼は営業部所属。
結構、出張とかもあったりするんだよね。
去年の11月、彼は大阪のほうに出張があるって、木曜日から金曜日に泊りがけで出かけて行った。
はじめてのエッチは詳細に書いてくれるんだろうな
254 :名も無き被検体774号+:2012/02/18(土) 00:07:33.04 ID:xLURIr5V0
>>235
谷原さんはそんなこと言わないもん><
236 :ユイ ◆x5gMz05B9A :2012/02/17(金) 23:29:26.55 ID:0MK8KW7y0
じゃあ初めてケンカしたエピソードを書くね。
私はというと、開発部にいるんだけど、彼は営業部所属。
結構、出張とかもあったりするんだよね。
去年の11月、彼は大阪のほうに出張があるって、木曜日から金曜日に泊りがけで出かけて行った。
237 :ユイ ◆x5gMz05B9A :2012/02/17(金) 23:31:03.91 ID:0MK8KW7y0
「お土産買ってきてくださいね!」
なんてメールをしたのが水曜日の夜。
「おう、任せろ!」って返信が来て、そこから木曜日一日、連絡がなかった。
238 :ユイ ◆x5gMz05B9A :2012/02/17(金) 23:33:13.48 ID:0MK8KW7y0
彼はけっこうマメな人で、1日に何回かメールをくれる。
私は かまってちゃんだから、それが嬉しくて///
「おはよう」とか、「おやすみ」とか、大半がそんな他愛のないメールなんだけれど。
たまーに、本当になにかきっかけとかがあるわけじゃないんだけど、嬉しいメールをくれるときがある。
たとえば。
私「今日は疲れました〜〜」
彼「お疲れ!」
私「谷原さんもお疲れ様です!」
彼「ねえ、今何してた?」
私「今ですか?お風呂入ろうかと」
彼「そっか・・・」
私「?どうしたんですか?」
彼「ん?ちょっと会いたいなって思ったから」
胸にキュンキュン着て、脱ぎかけたジャケット羽織り直して彼のお部屋に行っちゃった////
239 :ユイ ◆x5gMz05B9A :2012/02/17(金) 23:35:29.65 ID:0MK8KW7y0
話を戻すね。
そんなマメな彼が、1日まるまるメールをくれないっていうのは珍しかった。
出張だし、忙しいんだろうなーって思ったけど、金曜の朝起きてもメールが入ってなかったのは ちょっと寂しかった。
金曜日。
私は普通に会社に行く。メールは来ない。
お昼。食堂で日替わりパスタを食べる。メールは来ない。
夕方。残業になりそうなので、同期と夜ご飯。メールは来ない。
私はメールが来ない寂しさと、なぜか少しの憤りを感じていた。
240 :ユイ ◆x5gMz05B9A :2012/02/17(金) 23:36:30.27 ID:0MK8KW7y0
忙しいっていったって、メールの一通ぐらい送れるんじゃないの?
第三者から見たらどう考えても理不尽な思考が、私の頭をぐるぐると回り始めていた。
241 :ユイ ◆x5gMz05B9A :2012/02/17(金) 23:38:00.49 ID:0MK8KW7y0
でもなんでか自分からメールをする気にはなれなかった。
くやしかったのかも(笑)
いつだって谷原さんからメールをくれてた。
私のことを気にかけて、かまってくれてた。
だから私は、私から連絡する方法を、知らなかった。
おかしいよね?
メールの送信ボタンを押せばいいはずなのに、それはいつもの返信ボタンじゃなくって。
件名に「Re:」って付いてないだけで、こんなにもハードルが高かった。
242 :ユイ ◆x5gMz05B9A :2012/02/17(金) 23:39:49.24 ID:0MK8KW7y0
そんなことを考えているうちに、金曜日も終わろうとしていた。
23時近い。
残業を終えて家に帰ってきた私は、化粧も落とさず、体をソファーに投げ出した。
クッションの生地が ほほに当たって少しざらざらして、ああ、顔に跡がついちゃうなぁなんて思いながら、ボーっとしていたら、涙が出てた。
さみしいよ、谷原さん。
携帯は鳴らない。
243 :ユイ ◆x5gMz05B9A :2012/02/17(金) 23:45:02.85 ID:0MK8KW7y0
10分ぐらいかな。
本当に微動だにせずソファーでうつぶせになってた。
そしたら、かすかな振動を感じて。
ガバッて飛び起きて、投げ出して横に倒れてるカバンを引き寄せる。
着信だ。
谷原さんからだ。
私は早鐘を打つ心臓の存在を感じながら、震える手で通話ボタンを押した。
私「……もしもし?」
244 :ユイ ◆x5gMz05B9A :2012/02/17(金) 23:47:37.58 ID:0MK8KW7y0
彼「もしもし?ユイ!?」
私「あ……」
彼「ただいまー!帰ってきたよ、今家?」
彼の声だ。谷原さんの声だ。
私の頭をまず最初に満たしたのは、嬉しいって気持ちだった。
嬉しい。うれしい。谷原さん。
でも直後、隠れていた憤りの感情が首をもたげてくる。
私「……」
彼「? ユイ?」
私「…・・・どうして連絡くれなかったんですか?」
245 :ユイ ◆x5gMz05B9A :2012/02/17(金) 23:49:45.48 ID:0MK8KW7y0
私「2日間も。どうして連絡くれなかったんですか?」
私「メールの一通もなくて。離れてるんだから、姿を確認できないんだから、連絡ほしかったです」
私「そんなに仕事忙しかったんですか?私のこと思い出さなかったんですか?」
こんなことを言った事、今でも思い出すとウワーってなる。
でもこのときは、本当に感情がグシャグシャにあふれ出して止まらなかった。
一方的にまくしたてた。
246 :ユイ ◆x5gMz05B9A :2012/02/17(金) 23:51:29.87 ID:0MK8KW7y0
しばらくの沈黙の後、彼が口を開いた。
彼「ごめん。ずっと取引先の人といたから、連絡できなかった。」
私「……」
彼「でもユイがそんな風に思ってたと思わなかった。もう少し大人だと思ってたよ。」
私「……」
彼「切るね」
電話が切れた。
振られる。
そう思った。
谷原さんを幻滅させてしまった。
247 :ユイ ◆x5gMz05B9A :2012/02/17(金) 23:53:18.47 ID:0MK8KW7y0
ツー、ツー、と鳴る通話終了音を聞きながら、大きな後悔が私を襲っていた。
なんてこと言っちゃったんだろう。
なんてこと言っちゃったんだろう。
当たり前だ。
仕事で出張に行ってる。遊びに行ってるわけじゃないのに。
子供っぽい「さみしい」なんて感情を勝手に育てて、何も悪くない谷原さんにぶつけてしまった。
自責と後悔の念が押し寄せて、私はぼろぼろと涙を流した。
>>次のページへ続く
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