胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!(118)
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272 :おさかなくわえた名無しさん:2013/10/05(土) 21:39:51.97 ID:5ebyO94i
規制解除されたるみたいだし、武勇伝…?といっていいのかどうかはわからんけど、吐き出す。
俺の母親がまだ若い頃の話。
当時は一万円なんて途方もない大金だったらしい。
ある日、母親が実家に用事があるのでタクシーを使って帰ってきた。
で、支払いの際に一万円を差し出すと、タクシーの運転手が激怒して、「こんな金で払えると思うな!今すぐどこぞで崩してこい!」と怒り出し、ついでに悪態もついてたらしい。
母親は「客に両替に行かせた上、悪口をいうなんて非常識」と思いつつも、相手がガタイのいいオッサンだったので、大人しく両替に行って支払いを済ませた。
その上で実家の父親(俺からすると祖父、以下祖父)に事の次第を報告。
祖父は激怒して、(日も遅かったので)翌日タクシー会社に電話を入れて抗議した。
すると、その日のうちにタクシー会社の地区部長が血相変えて、件の運転手と一緒に謝りに来た。
……実はうちの祖父、この辺りでは知らない人のいない、いわゆる「地元の名士」。
亡くなって30年近くたつ今でも、ご年配の方には、「(祖父)の孫です」で通じるレベル。
そんな祖父を怒らせては地元での商売に支障が出ると、部長も運転手も平謝りだったらしい。
そこで祖父は、
「実は今回、娘(母親)が帰ってきたのは、この娘の結婚式の段取りを決める為だった。あんたらは言い訳せず誠心誠意謝ってくれたし、式の時のタクシーはお宅に全て任せるわ」と宣言。
地元の名士だけあって結婚式の客も多く、タクシー会社の人も感涙して帰ったそうな。
今回、祖父の二十七回忌の打ち合わせでその話が久々に出たので、記念に。
311 :34:2013/10/06(日) 12:27:41.20 ID:sfnDL2NX
>>272
かっこいいじいちゃんだー
291 :おさかなくわえた名無しさん:2013/10/06(日) 02:15:59.22 ID:BFcu6bMx
爺ちゃん話に便乗して、今年米寿を迎えた祖父の、十歳頃の武勇伝。
貧しい家で育った祖父は、同い年の中では小柄で細く、よく馬鹿にされたらしい。
ある日、米屋の息子に「お前がそんなに小さいのは食べないからだ。この米俵を持って帰れたら、くれてやるよ」とからかわれた。
自分の体重より大分重い米俵など、持ち上げることすら出来ないと思ったのだろう。
頭にきた祖父は農作業の手伝いで鍛えた体で米俵を担ぎ上げると、一度も地面に下ろすことなく立ち止まりもせずに、およそ二キロ先の家まで持って帰った。
慌てた米屋の息子、父親に「○○(祖父)に盗まれた」と嘘をついた。
米屋がお供を連れて怒鳴り込んでくるも、祖父は「お宅の息子との約束だ」と突っぱねた。
米屋は「お前なんかが一人で担げる訳がないだろう、誰に手伝ってもらった? 父親か?」と威嚇。
父親まで泥棒扱いされて再び頭にきた祖父、「じゃあ今から証明してやる」と米屋を引っ張って米蔵に向かい、蔵からもう一俵担ぎ上げてのっしのっしと帰宅。
呆然とする米屋に「お宅の息子は『持って帰れたら』くれると言った。なら二俵とも俺のもんだ」と返却どころか上乗せを主張。
発狂した米屋が子供の癖に生意気だ泥棒だ、と怒り狂う中、近所の人に騒ぎを聞かされた曽祖父が畑から帰宅。
米屋と祖父から話を聞き、分かった、と言うと表情を一変。
「子供とはいえ、男同士の約束。そちらが違えるのは勝手だが、うちの子には命に代えても守らせる!!」と鬼のような形相で一喝。
普段、物静かで朴訥とした曽祖父のあまりの剣幕に血相を変えた米屋、慌てて落ち着け、落ち着けと繰り返した後に「約束なら仕方ない。ただし二俵目は証明する為に使っただけだから」と言ってそそくさと一俵を荷車に積んで帰っていった。
修羅場が去った事で気が抜け、へたり込む祖父の頭を撫でた曽祖父は、米が手に入った事より相手が大人でも主張を貫いた事を笑顔で褒めてくれたという。
以降、傲慢な米屋をやっつけた『二俵担ぎ』として祖父は馬鹿にされないどころか、一目置かれるようになった。
しかし噂を聞いた人に「二俵も同時に担いで持って帰ったって本当か?」と問われ「一俵ずつだ」と答えると「なぁんだ」と残念そうな顔をされて、悔しい思いをしたそうな。
規制解除されたるみたいだし、武勇伝…?といっていいのかどうかはわからんけど、吐き出す。
俺の母親がまだ若い頃の話。
当時は一万円なんて途方もない大金だったらしい。
ある日、母親が実家に用事があるのでタクシーを使って帰ってきた。
で、支払いの際に一万円を差し出すと、タクシーの運転手が激怒して、「こんな金で払えると思うな!今すぐどこぞで崩してこい!」と怒り出し、ついでに悪態もついてたらしい。
母親は「客に両替に行かせた上、悪口をいうなんて非常識」と思いつつも、相手がガタイのいいオッサンだったので、大人しく両替に行って支払いを済ませた。
その上で実家の父親(俺からすると祖父、以下祖父)に事の次第を報告。
祖父は激怒して、(日も遅かったので)翌日タクシー会社に電話を入れて抗議した。
すると、その日のうちにタクシー会社の地区部長が血相変えて、件の運転手と一緒に謝りに来た。
……実はうちの祖父、この辺りでは知らない人のいない、いわゆる「地元の名士」。
亡くなって30年近くたつ今でも、ご年配の方には、「(祖父)の孫です」で通じるレベル。
そんな祖父を怒らせては地元での商売に支障が出ると、部長も運転手も平謝りだったらしい。
そこで祖父は、
「実は今回、娘(母親)が帰ってきたのは、この娘の結婚式の段取りを決める為だった。あんたらは言い訳せず誠心誠意謝ってくれたし、式の時のタクシーはお宅に全て任せるわ」と宣言。
地元の名士だけあって結婚式の客も多く、タクシー会社の人も感涙して帰ったそうな。
今回、祖父の二十七回忌の打ち合わせでその話が久々に出たので、記念に。
311 :34:2013/10/06(日) 12:27:41.20 ID:sfnDL2NX
>>272
かっこいいじいちゃんだー
291 :おさかなくわえた名無しさん:2013/10/06(日) 02:15:59.22 ID:BFcu6bMx
爺ちゃん話に便乗して、今年米寿を迎えた祖父の、十歳頃の武勇伝。
貧しい家で育った祖父は、同い年の中では小柄で細く、よく馬鹿にされたらしい。
ある日、米屋の息子に「お前がそんなに小さいのは食べないからだ。この米俵を持って帰れたら、くれてやるよ」とからかわれた。
自分の体重より大分重い米俵など、持ち上げることすら出来ないと思ったのだろう。
頭にきた祖父は農作業の手伝いで鍛えた体で米俵を担ぎ上げると、一度も地面に下ろすことなく立ち止まりもせずに、およそ二キロ先の家まで持って帰った。
慌てた米屋の息子、父親に「○○(祖父)に盗まれた」と嘘をついた。
米屋がお供を連れて怒鳴り込んでくるも、祖父は「お宅の息子との約束だ」と突っぱねた。
米屋は「お前なんかが一人で担げる訳がないだろう、誰に手伝ってもらった? 父親か?」と威嚇。
父親まで泥棒扱いされて再び頭にきた祖父、「じゃあ今から証明してやる」と米屋を引っ張って米蔵に向かい、蔵からもう一俵担ぎ上げてのっしのっしと帰宅。
呆然とする米屋に「お宅の息子は『持って帰れたら』くれると言った。なら二俵とも俺のもんだ」と返却どころか上乗せを主張。
発狂した米屋が子供の癖に生意気だ泥棒だ、と怒り狂う中、近所の人に騒ぎを聞かされた曽祖父が畑から帰宅。
米屋と祖父から話を聞き、分かった、と言うと表情を一変。
「子供とはいえ、男同士の約束。そちらが違えるのは勝手だが、うちの子には命に代えても守らせる!!」と鬼のような形相で一喝。
普段、物静かで朴訥とした曽祖父のあまりの剣幕に血相を変えた米屋、慌てて落ち着け、落ち着けと繰り返した後に「約束なら仕方ない。ただし二俵目は証明する為に使っただけだから」と言ってそそくさと一俵を荷車に積んで帰っていった。
修羅場が去った事で気が抜け、へたり込む祖父の頭を撫でた曽祖父は、米が手に入った事より相手が大人でも主張を貫いた事を笑顔で褒めてくれたという。
以降、傲慢な米屋をやっつけた『二俵担ぎ』として祖父は馬鹿にされないどころか、一目置かれるようになった。
しかし噂を聞いた人に「二俵も同時に担いで持って帰ったって本当か?」と問われ「一俵ずつだ」と答えると「なぁんだ」と残念そうな顔をされて、悔しい思いをしたそうな。
292 :おさかなくわえた名無しさん:2013/10/06(日) 02:34:39.79 ID:gPtrsPsn
>>291
カッコイー!日本むかしばなしみたい!
294 :おさかなくわえた名無しさん:2013/10/06(日) 02:49:40.65 ID:s2Mk1fN3
>>292
日本昔ばなしみたいって思ったらやっぱり書かれてた
295 :おさかなくわえた名無しさん:2013/10/06(日) 03:39:29.12 ID:ObIPujO4
じいちゃんの話って、カッケーのが多いよな
296 :おさかなくわえた名無しさん:2013/10/06(日) 03:58:58.55 ID:M/Zm1AYz
ばあちゃんの話だって、カッケーの多いよな
307 :おさかなくわえた名無しさん:2013/10/06(日) 09:29:32.54 ID:iD6hYwY0
ジジイがかっこいい話といえばヘミングウェイの「老人と海」
ほんとーにかっこいいとはこういうことだと思わせる話だ
316 :おさかなくわえた名無しさん:2013/10/06(日) 16:09:31.00 ID:yvqnd4w7
>>307
あの話いいよねー
335 :おさかなくわえた名無しさん:2013/10/06(日) 20:26:28.26 ID:iD6hYwY0
>>316
年老いた者が持てる強さだ
331 :おさかなくわえた名無しさん:2013/10/06(日) 20:14:34.48 ID:fdA8RqNy
俺のひいじいちゃんから聞いた話。
ひいじいちゃんが戦争で外国に行ってた時、じいちゃんの部隊の部隊長が悪い奴で その土地の女の人をレ○プしようとした。
女の人の悲鳴を聞いたじいちゃんの戦友が その場に駆け付けて、その部隊長をぶん殴り、倒れたところを散々に蹴飛ばして怪我を負わせた。
当然、もっと偉い人に呼び出されて怒られたわけだが、その時のその戦友の言い分。
「わが皇国臣民に、土人の女を犯すような下等なまねをする人間がいるわけがない。そんなことをする奴は鬼畜米英のスパイに違いないと考えたのでつかまえた。」
偉い人は何も言えなくなったそうだ。
その人は結局、行動が軽率だったということで鉄拳一発で済まされた。
部隊長がどうなったかは聞かなかった。
話を聞いた時、当然その人がなんていう人なのか訊いてみたが、「あ、え、えーと・・・」みたいな感じで教えてくれなかった。
だから俺はこの話、もしかしたらひいじいちゃん本人の話なんじゃないかって思っている。
338 :おさかなくわえた名無しさん:2013/10/06(日) 20:35:10.96 ID:0ThVTJBC
武勇伝といえるか微妙な些事だし、スーッとするかどうかも怪しいが とりあえず箇条書きで
前提
俺はコンビニで、自分が買うものが多くて、並んでる人数がほとんどない時、自分の次の人が買うものが1,2品だったり子供の時は順番を譲ることがある
状況
・俺、コンビニで飲み物とふかしまんを買おうとする。(飲み物3本とふかしまん9個)
・後ろに子供連れが並ぶ。買うものは子供(幼稚園か入園前の女の子)が持っていた雪見大福一個ぽい
・俺、店員さんに「自分は買うもの多いのでこちら先にしてあげてください」
・父親「えっ、いいんですか?」 俺「はい、肉まんとか買いますのでお先にどうぞ」 父親「ありがとうございます」 女の子「あいあとー」 店員「すみません、ありがとうございます」
・女の子店を出るときにこちら向いて手を振る。 店員ふかしまんのほうにいく
・唐突に後ろから「ねえ、先いかせてよ」とBBA。カゴにはパンやらなんやら割と多め
・戻ってきた店員困り顔(どうします?みたいな表情)
・俺、頭混乱するも、つい「さっきの子は可愛かったですから」とうっかり言ってしまう
・BBAすんごい表情。店員さん「○○円ですwww」 俺「はいー」 BBAぶつくさ言ってる隙に俺逃走
店員の女性が自分に同意してくれたみたいでスーッとした
520 :おさかなくわえた名無しさん:2013/10/08(火) 21:01:56.68 ID:+q+HQ35i
前の職場に 私の休みの時いつも「代わってくれ」と電話してくるパートのオッサンがいた(仕事は販売業)
宗教やってて、仏教でいう所の住職レベルの人?とかで、檀家の誰かが亡くなるとお経を上げに行かなきゃならないとかで…
休みを代わるって言ったって月の頭なら代われる日もあるけど月末にも言ってくるんだよね そのオッサン
上司からは「○○(オッサン)に辞められたら困るからお前休日出勤しろ」と言われるし…
しかも宗教やってるおかげで時間に融通が利かないから正社員になれなくて給料低いんだよね
そのせいで子供が満足に食べられなくて病弱なんだとかでしょっちゅう風邪だかインフルエンザだかで熱出した!と言って早退したり休み代われと電話してきたりする
(奥さん何やってんだよと思ったが世の中の頑張ってる奥さんに悪いので言わないでおいた)
おまけに そんなカツカツな状況でぽんぽん子供作りやがる
せめて避妊しろよ…出産だけで結構お金かかるもんなんじゃないの?
「子供のいないあんたには分からないだろうねw」とオッサンが笑いながら言ってきたから もはや同情は欠片もなかった
誰のおかげで一月前から立ててる予定がグッチャグチャになってると思ってんだ
522 :おさかなくわえた名無しさん:2013/10/08(火) 21:04:41.37 ID:+q+HQ35i
なので この前の電話は「無理です」とキッパリ断りました
なんでだ、子供が可哀想だと思わないのか!!と深夜2時にもかかわらず超元気なオッサンの猛抗議を一通り聞いて、「だって今××県ですし」とサクッと返事
そう、その日は長い付き合いのある友人の結婚式のため前日の仕事が終わり次第電車と新幹線を乗り継いで既にホテルに入った後だった
「今からそっち帰ろうと思っても電車ないですから諦めて下さい、何なら上司に頼んだらどうですか」
と私を犠牲にしようとした上司を矢面に出しつつ電話をぶった切り就寝
今までも午前3時やら4時やらの確実に寝てた時間に電話してきて「寝てた?ごめんごめんwちょっと代わって欲しいんだけどさあ」とか悪いとも思ってない調子で頼んできてたから我慢も出来なかった
さらに悪い事にオッサンが「宗教」「子供」と言って私と代わっていた日のほとんどは奥さんに黙ってやっていたことで、パチンコや不倫のために休みをずらしていた事が判明した
本来の休みである日に出勤する夫に奥さんが「今日休みだよね?」と聞くと「正社員の小娘(私)が代われって言ってくるんだよ」と私のせいにしていた事も判明
私が代わらなかった事で不倫相手との予定がドタキャンになり、どういうことなの!とその相手が仕事場にやってきた事から全てが明るみに出た(不倫相手はオッサンが既婚者だとは知らなかった様子)
私がお土産片手に職場へ帰ってきた頃には全てが終わっており、私を無理矢理休日出勤させていた上司とオッサンの姿はなかった(上司は別のド田舎にある店舗に異動させられオッサンはクビらしい)
別にオッサンいなくても ちゃんと仕事になってたから笑えない
その後ほとんど間を置かず辞めたので今どうなってるかは不明
何度ムチャクチャだと訴えても知らんぷりした上層部など知らんわ
>>次のページへ続く
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