高校のクラス全員で悪霊と戦った
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122 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/24(火) 00:50:29.38 ID:JA+LOOVU.net
おお
125 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/24(火) 00:57:58.37 ID:p3bqIAaR.net
しかし まだ一番重要な代償に何を出すのかが決まってなかった。
リア充が「俺の魂を払ってもいい」と言っていたが、松坂にあっさり断られていた。
仮にリア充の魂を代償にして平穏な生活が戻ったとしても、魂を取られたリア充が無事でいられるとは思えない。
そこでリア充が死んでしまったら、それはもう平穏な生活とは言えないだろう。
そうなれば神は平穏な学校生活という約束を守れなかったことになる。
そうなったときに何が起こるかは見当もつかないから、少なくとも今ここにいるクラスメイトは全員生き残った状態で卒業しなければならないとのことだ。
でも魂レベルに大切なものってのは難しい。
キャンセル料だから魂までいかなくてもいいんじゃないか、と松坂は言っていたが、同時に確実性をあげるなら大事なものに越したことはないとも言っていた。
そこで松坂はとんでもない提案をした。
126 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/24(火) 01:09:40.27 ID:p3bqIAaR.net
今日中に全部書きたかったのですが、眠気に勝てなそうです。
また明日の夜か、明後日の夜に来て書いていきたいと思います。
おお
125 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/24(火) 00:57:58.37 ID:p3bqIAaR.net
しかし まだ一番重要な代償に何を出すのかが決まってなかった。
リア充が「俺の魂を払ってもいい」と言っていたが、松坂にあっさり断られていた。
仮にリア充の魂を代償にして平穏な生活が戻ったとしても、魂を取られたリア充が無事でいられるとは思えない。
そこでリア充が死んでしまったら、それはもう平穏な生活とは言えないだろう。
そうなれば神は平穏な学校生活という約束を守れなかったことになる。
そうなったときに何が起こるかは見当もつかないから、少なくとも今ここにいるクラスメイトは全員生き残った状態で卒業しなければならないとのことだ。
でも魂レベルに大切なものってのは難しい。
キャンセル料だから魂までいかなくてもいいんじゃないか、と松坂は言っていたが、同時に確実性をあげるなら大事なものに越したことはないとも言っていた。
そこで松坂はとんでもない提案をした。
126 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/24(火) 01:09:40.27 ID:p3bqIAaR.net
今日中に全部書きたかったのですが、眠気に勝てなそうです。
また明日の夜か、明後日の夜に来て書いていきたいと思います。
127 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/24(火) 01:14:17.86 ID:+hC2PFOp.net
乙
128 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/24(火) 02:07:37.11 ID:tNAzXpNo.net
すごいところで切るね…
釣りでも展開が予想できない
命より大切なものってなんだろう
129 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/24(火) 10:58:16.05 ID:iH+YMjf/.net
気になる
135 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/24(火) 19:39:36.59 ID:WeVxUpL/.net
全員分の童貞と処女だろ
童貞を失えば魔法使いにはなれないし
処女を失えば女としての価値は半減するだろ
155 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/25(水) 21:29:55.82 ID:MDxlPpj+.net
>>1です。今日もあまり時間がないので かけるところまで書いてきます。
松坂の案は、100年分の寿命をクラスみんなで割り勘して、代償を払おうということだった。なんとなく松坂の言いたいことは伝わるが、いまいちピンとこない。
松坂の案は、
この場にいるクラスメイト31人で、一人3年ずつ寿命を差し出す。
でもリア充が多く代償を払ったほうが みんな納得できるだろうから、リア充だけ差し出す寿命は10年。
30人で90年と、リア充で10年。
俺たちの寿命合計100年を代償として払う。
寿命は魂に比べればランクが落ちるかもしれないが、キャンセル料としては十分なんじゃないか、と松坂は言った。
たとえば俺が100歳まで生きる予定だったが、実際は97歳で死ぬ。
そういわれると なかなか良い案だと思った。
これが成功すれば、ほぼ間違いなく卒業まではこれ以上犠牲を出さずに過ごせるだろう。
また、高校生の俺たちにとって老後の三年なんて想像できなかったこともあり、クラスの全員がこの案にのった。
157 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/25(水) 21:41:59.72 ID:MDxlPpj+.net
そうと決まれば早速 儀式の準備を俺たちは始めた。
クラスの女子に酒屋の娘がいたため、飛び切りの酒を用意するように指示。
高木を含む男子数名で儀式に必要な蝋燭、チャッカマンの買い出し。
他の残ったメンバーはリア充の指示の下、儀式に必要な特殊な五十音表を作る事となった。
準備が整い次第、会議室で儀式を行うことに決まった。
一度クラスはバラバラに別れ、各自で準備を行った。
俺は会議室に残って五十音表の作成を見ていた。
手伝おうとも思ったが、左手が ほとんど使えないため 近くの椅子に座って眺めていた。
俺が ぼんやり作業を眺めていると、俺の左足首に激痛が走った。
思わず「ウッ」っと言って足を見ると真っ白い手が椅子の下から伸びていて、俺の左足首をしっかりと掴んでいるのが見えた。
160 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/25(水) 21:59:47.96 ID:MDxlPpj+.net
全身からサッと血の気が引いた感覚を今でも思い出せる。
俺は恐怖で後ろを振り向くことはできなかったが、間違いなく俺の後ろには女がいた。
恐怖のあまり声が出ずに「うあ・・う・・」みたいに口をパクパクさせていると、女子の一人が俺のほうを見て悲鳴を上げた。
その悲鳴からクラスはパニックに陥っていた。
俺は後ろを振り返ることもできずに、混乱するクラスメイト達を見ているしかなかった。
逃げようとする者もいれば、腰を抜かして倒れこむもの、松坂ですら どうしていいのかわからずに固まっていた。
そんな中で一際大きい女子の声が はっきりと聞こえた。
「あんたなんか大っ嫌いだ!!死ね!!」
その女子は そういってリア充をグーで思いっきり殴った。
一瞬場が固まった。
リア充を殴ったのは陰キャラのメガネ女子。
普段 静かで声が小さい彼女の突然の行動に唖然とした。
リア充が口を開いて何か言おうとしたが、言葉を発する前に「うるせえ!!」ともう一発殴られた。
空気が凍り付く会議室、女はいつの間にか消えていた。
161 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/25(水) 22:10:05.36 ID:MDxlPpj+.net
これがリア充にとっての刺激ととられたのか、クラス全員にとっての刺激ととられたのかは分からない。
しかし この女子の行動がみんなに刺激を与えたことで、女が消えたことは明白だった。
混乱してみんな固まっている中、松坂は「準備急げ!!」と叫んだ。
そこから10分と経たないうちに外出していたクラスメイトは全員戻り、即儀式が行われることとなった。
儀式に参加するのはリア充、松坂、高木、俺だった。
他のメンバーは同じ会議室内で待機してもらっていた。
リア充が主体となって儀式を行う。
松坂と俺は女との繋がりが強いだろうということで抜擢された。
繋がりの強い俺たちが参加すれば女を呼び出せる可能性が上がるかもしれないからだ。
高木は数合わせ。
163 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/25(水) 22:22:44.09 ID:MDxlPpj+.net
そして儀式がはじまった。
用意したろうそくに火を点ける。
リア充が酒をささげながら、女を呼ぶための詩をうたう。
女がくるまで同じフレーズの詩をうたいつづける。
しかし俺の左足には何の変化も感じられない。
10分くらい経過したころ、突然 場の空気が重くなるのを感じた。
これは俺だけでなく、その場にいた全員が感じたらしく、全員が俺のほうを見た。
しかし左足には何の変化もない。
そもそも女が来たところで俺の足に変化があるのかどうかもわからないが、この場に人ではない何かがいることは みんな感じていた。
おれはみんなに向かって「女かどうかわからない」と伝えた。
164 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/25(水) 22:33:54.59 ID:MDxlPpj+.net
しかし、来たのが女であっても違う神であっても願うのは「平凡な学校生活」だけだ。
もともとそういう手筈だったため、みんな動揺することなく儀式は進んだ。
リア充が「平凡な学校生活」を願い、代償として
「リア充の寿命10年分と この場にいる30人の寿命を3年ずつ、合計100年分の寿命」
をささげた。
儀式が成功なら ろうそくの火が消えるはずだ。
しかし蝋燭は火が付いたまま折れてしまった。
165 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/25(水) 22:52:03.13 ID:MDxlPpj+.net
一体なにが起こったのか、なぜ風もないのに蝋燭が折れてしまったのか。
様々な考えが頭をよぎったが、とてもまとまらなかった。
まとまる前に凄まじい悲鳴と共に、会議室の中心に女が現れた。
しかし今までとは様子が違った。
頭から血を流しており、服も ところどころ赤く染まっていた。
女は「ぎゃあああああああああ」と叫びながら異常に長い手をバタバタさせていた。
真っ赤に充血した目を見開いて叫ぶ様は今でも時々夢に見る。
女はバタバタともがいていると思ったら、まるで今まで そこに床がなかったかのように、床をすり抜けて落ちて行った。
文章だと伝わりにくいと思うけど床に吸い込まれるように落ちて行った。
気付くと、折れても燃え続けていた蝋燭の火は消えていた。
どうやら儀式は成功したようだった。
>>次のページへ続く
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