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9年間にもわたるメンヘラとの戦いを書いていく
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31 :名も無き被検体774号+:2013/05/12(日) 03:43:52.03 ID:gRlmCOqV0
もう俺は しどろもどろになりながら「え?ああ、そうっすね・・・」なんて言っていた。

前述したが、うちの会社はでかいし それなりに優良企業で通ってたから入社は難しい。

そんなところにAが入社してきたのだ。

明らかに俺目的で。


「でも、あの子彼氏いるっぽいな」

と先輩が口にした。

「ていうか左手の薬指に指輪してるし・・・」

そう、Aは結婚指輪をしていた。


無論、俺はそんなものあげてないし、そんな男がいるなんて話も聞いていない。

俺は楽観的なんだろうな。

「今までのは本当にただの嫌がらせで、本当は彼氏がいるんだな」とか思っていた。



33 :名も無き被検体774号+:2013/05/12(日) 03:48:20.61 ID:gRlmCOqV0
だが、次のAの一言で俺は現実に引き戻される。

「初めまして。Aといいます。ここで営業で働いている1さんとは近日中に結婚する予定です。ふつつかものですが、1同様、よろしくお願いいたします」

そう言って深々と頭を下げた。

周りの先輩や同僚は「なんだよそれ聞いてねーよ!」とか、「てめー、羨ましいぞ!」なんて騒いでる。

俺は何がなんだか分からず、冷や汗をだらだら流しながら何も答えることができなかった。

今考えれば頭にくることだが、それすらも感じなかった。何が起きているのか理解することができないでいた。



32 :名も無き被検体774号+:2013/05/12(日) 03:44:39.25 ID:XaWSfQcT0
メンヘラって怖い。

というおれのかのじょもメンヘラ気味で困ってる。




35 :名も無き被検体774号+:2013/05/12(日) 03:52:46.78 ID:gRlmCOqV0
Aが出て行った後、俺は質問責めにあった。

「あんなかわいい彼女がいるなんて聞いてねーぞ!」

「彼女いないって言ってたじゃねーか!」


とか騒いでる。


俺はそこで、恐怖から涙が出た。

みんな固まって、

「いや、冗談だよ・・・」

「どうしたんだよ。言いすぎたか?」

なんて言っている。


覚悟を決めて、全てをその場にいた同僚、先輩に話した。

みんな唖然として何も言えず。

普段はふざけあっている職場だが、そのときばかりは空気を読んでくれた。



34 :名も無き被検体774号+:2013/05/12(日) 03:51:01.19 ID:kagw6p+m0
>>30
他の被害者が無事みたいで安心した。


36 :名も無き被検体774号+:2013/05/12(日) 03:59:24.89 ID:gRlmCOqV0
>>34
この前同窓会で会ったが、二人とも元気そうだったよ。



全てを話し終わって、みんな仕事に戻った。

先輩は気を遣ってくれて、「今日は休むか?」なんて言ってくれたが、迷惑をかけるわけにもいかず、仕事をこなした。

仕事が終わったところで、俺をかわいがってくれているDさんから飲みに誘われた。

Dさんは30手前のイケメンサラリーマンで、仕事もできるし優しくて俺は尊敬していた。

居酒屋に入って話していると、Dさんは神妙な顔つきで俺に切り出した。

「1、今日のことだけどな、お前はこれからどうしたい?」

「どうしたい。と言うとどういうことですか?」


「俺はな、このままじゃ本当にお前がやばいんじゃないかって思ってる。

あの子が危害を加えるとかではなくて、お前の心が心配だ。

どうだ?異動願いを出してみたら。

○○県ならここからさほど遠くないし、人が足りていないらしいからおそらく通るぞ。給料も上がるw」



37 :名も無き被検体774号+:2013/05/12(日) 04:07:03.73 ID:gRlmCOqV0
地元にさほど執着が無かった俺は大喜びで その話に乗った。

今の会社は好きだが、Aと同じ職場なんて考えられない。毎日怯えながら仕事をするなんて嫌だった。


そして、無事申請も通り、俺は転勤した。

転勤するまでの間、何度か会社でAとすれ違ったが、俺は完全に無視を決め込んだ。

Aはそれでも笑顔で「おはよう」とか声をかけてきた。


転勤した後、俺は新天地で働いた。

初めての土地で分からないことだらけだったが、みんないい人で、なんとか街にも仕事にも慣れた。


そんなこんなで1年以上が経って、最初はAからのスパムメールが届いていたが、ある日を境に来なくなった。

「やっと解放された・・・」

そう思って俺は数年ぶりに平凡な日々を過ごしていた。


そして、俺はEという女性と知り合う。

その子は身長は低いけど、綺麗な顔立ちをしてて、冗談ばかり言う子だった。

次第に俺はEさんに恋して、頻繁にメールのやり取りをしていた。

Eさんもまんざらではない感じで、二人で遊びに行ったり、飲みに行ったりしていた。



39 :名も無き被検体774号+:2013/05/12(日) 04:16:22.70 ID:gRlmCOqV0
ある日、Eさんと二人で俺の家で飲んだ。

Eさんは酒が弱いらしく、すぐに酔っ払っていた。

ニヤニヤしながら、1君は〜かわいいんだよ〜と言っている。

そして俺の隣に来て抱きついてきた。

俺もドキドキしだした。

Eさんの唇がすぐそこにある。

「キスできる・・・」

そう思ったときにはキスしていた。自然に舌が絡み合って、そういう雰囲気になる。


どうしよう。人もいなさそうだし、細かいとこは省くか?ww 一応ホラーみたいな感じだし。





40 :名も無き被検体774号+:2013/05/12(日) 04:16:44.97 ID:yueJ/LQBO
見てるよ


41 :名も無き被検体774号+:2013/05/12(日) 04:19:04.24 ID:kagw6p+m0
絡み合うとか そこら辺興味ないからAだけの話ししてください


43 :名も無き被検体774号+:2013/05/12(日) 04:25:23.65 ID:gRlmCOqV0
>>40
>>41
そうかww分かったww


んで、まぁ、自然とセクロスをした。

俺はAと2回程やってたんだけどな。まぁ、ほとんど童貞と変わらんかったな。

Eさんにあれこれ指示されながら終わって、Eさんの方を見ると泣いてるわけ。

「え!?やっぱ告白もなしはまずったか?」と思ってたら

「実は、1君が前いた支社で働いていたAさんって人からメールが届いてて、脅迫されてるんだ・・・」


頭が混乱した。

Aからのストーカー行為はもうなくなったはず・・・。


「1君にちょっかいかけたら殺すとか、話しかけるなとか、あんたなんか相手にしてないとか言われて・・・

私、1君が本当は私のことなんか嫌いなんだって思って・・・」


それを聞いた瞬間、俺は はらわたが煮えくり返った。

今まで、Aに恐怖を覚えることは多々あったが、本気で頭にきたのは初めてだった。

それくらいEさんに惹かれているのもあったし、ストーカー行為がなくなったことで冷静さを取り戻していたのかもしれない。



42 :名も無き被検体774号+:2013/05/12(日) 04:20:51.05 ID:8so0AY9Y0
ちょー見てる


46 :名も無き被検体774号+:2013/05/12(日) 04:31:14.99 ID:gRlmCOqV0
俺はAに電話をした。

が、出ない。何度かけても。

「ちょっと話がある。メールでもなんでもいいから連絡しろ」

そんなメールを送るとすぐに返信がきた。

「1君、久しぶり♪1君からメールくれるなんて嬉しい」

「どうでもいい。お前、Eさんに嫌がらせのメール送っただろ。いい加減にしろ。俺はお前が嫌いだし、転勤したのもお前から避けるためだ。気持ちが悪い。消えてくれ。警察に行くぞ」

そんなメールを送った。

本当に このときはキレていたんだろう。

その場にAがいれば本当に殺していたかもしれない。

「1君が何言ってるのか分からないな。ねえねえ、それより、私に会いたい!?私もね、転勤願い出しちゃった!!また1君に会えるって考えたらドキドキする〜」

俺の中の怒りは消えて、恐怖が再び芽生えた。

また、あの生活が始まるのか・・・そう思った瞬間一気に力が抜けて、Eさんが心配そうに俺を見ていた。




>>次のページへ続く
 
 


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