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ちょっとおっさんの昔話をしていいか?
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16 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/22(木) 12:37:55.05
�C円
あくまで昔話だよな?
現在進行形じゃないよな?
21 :名無しのおっさん:2011/12/22(木) 12:47:58.91
>>16
もう何十年の前の話なんだ。
その前にひとつ話があったんだ。
両親と俺で親父の上司の所へ言った。
もう問題になっていたしな。
そこで上司からお袋がまだ借金があったことが分かったんだ。
お袋は俺にまで嘘をついていたんだ。
もう犯罪者だよ。証拠を突きつけられるまでシラを切りとおすってやつだ。
�C円
あくまで昔話だよな?
現在進行形じゃないよな?
21 :名無しのおっさん:2011/12/22(木) 12:47:58.91
>>16
もう何十年の前の話なんだ。
その前にひとつ話があったんだ。
両親と俺で親父の上司の所へ言った。
もう問題になっていたしな。
そこで上司からお袋がまだ借金があったことが分かったんだ。
お袋は俺にまで嘘をついていたんだ。
もう犯罪者だよ。証拠を突きつけられるまでシラを切りとおすってやつだ。
22 :名無しのおっさん:2011/12/22(木) 12:55:06.62
まあドタバタはあったが、何とかおさまった。
親父は三千万円を銀行に返す。
俺は伯父に二千五百万円を伯父に返す。
で、どうやってそんな大金返すんだ。
給料はカツカツ。毎月少しずつと思ったが伯父の性分からして受け取らないだろう。
バカと言ってくれ。俺は仕事に逃げたんだ。
何にも考えたくないから仕事漬けの社畜になった。
20代なら遊びたい、女の子とも付き合いたい。好きになりそうな子もいたし、趣味が悪いのか俺と付き合いたいと言ってくれた子もいた。
でも全部抑え込んだ。言えねえよ。「俺は借金ありますが一緒に苦労してくれますか?」なんて。
おかげで上司の覚えはめでたかったが、私生活では何にもない20代だった。
でもこれも大学までいかせてもらったことの償いだよな、と思いこませようとしていた。
23 :名無しのおっさん:2011/12/22(木) 13:02:28.15
本当につらかったのは弟達だと思った。
中学生、高校生の頃に家にいて両親の怒鳴りあいを見て育ったんだから。忘れていたが弟一人と妹一人な。
20代の終わりに一つ大きな仕事の結果を出せた。で本社に引っ張られたんだ。
100%社畜になっていた俺は評価されて嬉しかった。
で、本社に行ったら、それまで以上にきつかったんだが、まあ当然だろう。
きつい上司にしごかれた。
新入社員が周りにいる前で「辞めちまえ!」と怒鳴られて涙目にもなった。
新入社員達はドン引きしてたが。
でもこのまま頑張れば課長にはなれるな、と思って頑張っていたんだ。
そんな日、また電話が来た。
親父からだった。「お袋がガンになった」
両親はまだ50代だったんだ。
24 :名無しのおっさん:2011/12/22(木) 13:10:33.15
上司に休暇をもらって田舎に帰った。
病状を聞いたら素人の俺でももう治らないと分かった。
医者をやっている知り合いに相談したら、都会の大きな病院だったら何とかなるかもと言われた。
入院していたのは田舎の病院だが 設備はよくて、何よりお袋の姉伯母もいるし、妹もいるからお袋は離れたくないと言った。
親父も反対したので無理強いはしなかった。
有給休暇をもらっては田舎に帰っていた。
翌年の夏、もう駄目だと聞いて田舎に帰った。
たまたま親父が仕事で居ない時、医者にあと一週間もちませんと言われた。
両親は喧嘩はしていたが、お互い子供なので普段は仲が良かったんだ。
子供の俺から見たらDQNのバカップルだったが。
そしてお袋が死んだ。
妹は結婚相手がいたんだが遅かった。
25 :名無しのおっさん:2011/12/22(木) 13:19:01.22
葬式も終わらせ、初七日が終わって俺はまた社畜に戻った。
親父は古かった墓を建てなおすと言っていた。
がっくりとはしていたが、甘えん坊の親父にしては きちんとしていたから、心配していなかった。まあ、この分だと大丈夫かと思っていたんだ。
上司に怒鳴られる生活に戻って二週間後、毎日のことでフラフラになって深夜アパートに帰ったら、田舎から電話があった。
弟で「親父が倒れた」と。
何かの冗談かと思ったが、電話は病院からで、看護師に病状を尋ねたら「すぐ来てください」とと言われた。
翌朝一番の電車に乗り、田舎に帰った。
本当になんの冗談かと思っていた。
病院に着いたら、もう親父の意識はなかった。元々高血圧だったので頭の血管がボン!
そしてそれから数日後親父は死んだ。
今度は俺が喪主だよ。一か月に二回の葬式は嫌なもんだ。
26 :名無しのおっさん:2011/12/22(木) 13:22:56.50
実はお袋がガンで入院していたころ、上司と外出したら、
「おい、そこの神社でお参りをしよう。お袋のためだ」と言ってくれたんだ。
それでお参りしておみくじを引いたら…「大凶」だった。
俺より上司が慌てて、「もう一回引け」と。もう一回引いてみたら、どんな確立だよ。
また「大凶」。上司と2人で黙り込んじゃった。
27 :名無しのおっさん:2011/12/22(木) 13:35:08.32
>>26
確率の間違いな。おっさんだから物忘れがひどいんだ。
親父が死んだあと、色々な手続きで親父の退職金と両親の生命保険でまとまった金が貰えることになった。
この辺のゴタゴタは色々あったんだが、とりあえず兄弟と話をして、伯父に金を返すことになった。
残りは平等に分けた。
伯父と伯母には「両親の命の金だから」と言って無理やり受け取ってもらった。
これで俺は少しだけ心が楽になった。
問題は祖母さんだった。
俺は遥か離れた本社にいる。
弟も遠い。妹は結婚する。
祖母さんはもう80代。
一人暮らししていて何かあったら長男の俺はすぐには戻れない。
でも仕事は楽しい。社畜だもんな。
でも長男だし…悩んだ。
28 :名無しのおっさん:2011/12/22(木) 13:50:43.29
本社の連中には引きとめられた。ありがたかったが、やっぱり餓鬼の頃から長男で洗脳されていたから、俺は戻してもらった。
出世の道は無くなったし、会社の規定で1年後には部署を異動しなきゃならなくなった。
そして、翌年妹を嫁に出した。
両親が亡くなった時、妹の相手の親も来てくれたんだ。車で1時間くらいのところにいたから。
で、俺心配になって妹にきいたんだ。
お袋が不始末しでかして大勢の人に迷惑かけたことだ。
「相手の親は知っているのか?」
「わからない。私からは言っていない。だって…」
そりゃそうだ。そんな母親の娘なんか普通反対する。
で、俺、相手の両親の所へ行って土下座した。
「こんな親の娘でも結婚させてほしい」って。
向こうの両親はとてもいい人で、「そんな事はどうでもいい」と言ってくれた。
めでたく結婚式も終わり、俺はまた社畜に戻ってあちこち走りまわっていた。もう30もとっくに過ぎてたし、結婚するような相手もいない。
祖母さんは まだ元気で一人暮らしをしていたが、婆付きで付き合ってくれる人なんていないしな。
そして妹に子供が生まれた。
嬉しかった。病院にいったら看護師さんが「おめでとうございます」って言うんだ。
アルコールの臭いは嫌な思い出しかなかったからすごく変な気持がした。
その頃になったら俺も給料が上がって そこそこ自由になる金ができた。
妹の子が可愛いくていろんなものを買ってやった。
それに妹に毎月少しだが金を渡していた。
生活が大変そうだったしな。
それが実はまずかったんだが。
>>次のページへ続く
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