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俺がある一人の女性を支えようと奮闘した話
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30 :名も無き被検体774号+:2013/12/04(水) 17:57:46.78 ID:55ysNV8P0
それで俺は考えた結果真木に告白しようと思った。

不倫なんてよくないけど、あんな奴相手なら悪くないって。

本当に想うなら、正攻法じゃなきゃとも思ったんだけれど。

何より不安な真木を支えたいって思った、肩書だけでも意味あるんじゃないかって思って。

ばれてもどうなっても後悔しない。とにかく真木のためになりたかった。

というのが当時の自分の考えだった。今でも後悔はない。

あのときの生活をしてた真木を思い出すと涙がでる

俺のそのとき行ってた専門の学校は月に2回だけの登校で通信制みたいなもので県外にあった。

朝5時に家を出て帰ってくるのは日付が変わる頃。

決意をした俺は、学校終わり、0時をすぎた頃、真木が勤務中のコンビニに休憩時間を狙っていってコンビニの裏に呼び出し告白した。

いいよって。

もう飛び上がるほどうれしかった。



31 :名も無き被検体774号+:2013/12/04(水) 18:00:49.64 ID:55ysNV8P0
それから真木と付き合った。出会ってから1年以上経っていた。

真木側の両親は大変な真木を心配して、たまに金曜日の夜に子供を預かってくれていたみたいで(付き合う前から)その時に会った。

だからいつも会うのは金曜日の夜だった。いつも金曜が待ち遠しかった。


会えるといっても月に1〜3回だったが。

正確な時期は忘れたが この頃俺はもうコンビニを辞めていた。

専門の学校をでるから。

資格をとったが俺のその資格は今の世じゃ窓口が狭くて求人なんてなく、地道に営業みたいなことをしていってもいつ成果が出るかわからなかった。

取る前にいろいろ調べろよ、、、ただひきこもってたから頃からすると、何かしてる分だけ前に進んでるって思って、やろうって思った。




32 :名も無き被検体774号+:2013/12/04(水) 18:03:29.82 ID:55ysNV8P0
真木が今こんなに辛いのにそんなのでいいのか、と悩んだ。なめてる訳じゃないが中卒でもすぐ入れる現場の仕事すぐしようかとも思った。

でも一生かしばらくか手取り10万台とかでは真木をささえられないのではとその時はいろいろ考えた。

真木に自分のしたいようにして。と言われ今度は親に頭下げて医療関係の学校へ行くことにした。

ここらへんの考え方は何か子供というか。何もわかってないのに、変にいろいろ思い込んでると思う。

ただその医療関係のとこに、今まで行ってた資格のかぶる分野があって俺のやりたいことはそれだったからいいのかなぁ。

ただ親が学費を出世払いで出してやる。高校も出てないし、大学用のものだ。と、引き受けてくれた。親には迷惑をかけた。



33 :名も無き被検体774号+:2013/12/04(水) 18:10:57.05 ID:55ysNV8P0
付き合って本当に楽しかった。

日陰者で、外で手つないだり、太陽の下で会うことはなかったけれどただ一緒に居るだけで幸せだった。

真木もだんだんと笑顔が増えたかなって思って、それがまた最高にうれしかった。

真木はポロっと「私と一緒にいていいの?時間もったいなくない?」と言ったことがあった。俺は初めて真木に怒った。

後日 真木は手紙を書いてきてくれて「年上だから、いつおばさんは嫌!って言われるかわかんなくて素直じゃないとこあるけど、芯は俺のこと好きだよ」と書いてあった

俺はまた新しい学校行きながらバイトをしていて、ある日バイトやレポートやらで疲労困憊の中 バイト終わりに車に戻り携帯を見ると真木からメールが入っていた。

「ありがとう。私生きててよかった。」って

それ見て初めてうれし泣きした。もう最高にうれしかった。俺死んでもいいって思った。

今でもこれを思い出すと暖かい気持ちになるんだ。

真木と会ってからホント涙もろくなった



34 :名も無き被検体774号+:2013/12/04(水) 18:13:34.75 ID:55ysNV8P0
そのうちだんとだんと学校が忙しくなってきた。

せっかくの金曜日に会えない日、遅刻する日が出てきた。

自分でも余裕がなくなってきていた。実習も始まるころだった。

真木も俺からのメールの応答が悪くなっていった。

俺にとって真木がすべてで真木に対してのことは何が何でも手を抜かないと決めてた。

でも、自分のきづかないところで真木に対して至らないところが増えてきたんだと思う。

せっかく会えた時に疲れでうつらうつらしてたりとか。

真木が冷めていくのをだんだんと感じた。

ある関係で用事ができたと言って4か月の間、毎週会えない会えないと言われた。

理由を聞いてもはっきりしない。ここまできたらバカでもわかる。

もう好意はないけど、真木からは振りにくいのかなって。

辛かった。たまに真木の仕事先に会いに行くと、真木は笑顔になるけど何か壁ができたような。作り笑いに見えた



35 :名も無き被検体774号+:2013/12/04(水) 18:15:28.80 ID:55ysNV8P0
もう自分から言わないとって思った。

無理して付き合ってる真木を見るのも辛かった。

もうこの判断は よかったのか悪かったのかわからない。

俺精神的にダメだった。

悪いけど別れ話して、本当はまだ好意もってくれてるって反応を期待してた。

それがなくて本当に何もなかったら終わるんだなって


会って話したいからと思っても向こうは一向にドタキャンを繰り返した。

俺はメールで別れ話をした。

「わかった、終わりにしよう」と返事が来た。

自分に好意がないのに付き合わせてるなんてできないから別れたけど、それからも会いたかった。好きなのは変わってないから。

真木とは結局3年半付き合った。




36 :名も無き被検体774号+:2013/12/04(水) 18:17:44.82 ID:55ysNV8P0
メールも電話も拒否されていた。

普通ここでひくのが立派なんだけど今別れてからもうすぐ1年が経つ。相も変わらず真木が好きだ。

他の女性からの好意も断っていた。

もう真木はなんとも思ってないのに。

でも心のどこかであんなに支えあえた、しっくりした感覚が、愛情が薄れるなんてないだろう?

真木も一時余裕がなかっただけだろうなんて、都合の良いように考えていた。

俺はまた真木に会いにいくつもりでいた。でも怖かった。拒否されるのが。

でも感情で動いてしまうからつい最近会いに行った。



38 :名も無き被検体774号+:2013/12/04(水) 18:23:37.66 ID:55ysNV8P0
前の職場を訪ねるともう辞めて他へ行ったと。

その移った先の職場に行き、またもういないよって。

もう完全にストーカーwww3つめのとこで真木がいることを知るw

職場の総合案内で会えないか?と尋ねると受付を通して拒否をされた。

そして、真木の姓が変わっていることを知った。離婚していた。

もう最後の手段に出た。真木の家に行った。手紙を持って


クライマックス もうちょいで終わる

匿名でも何か恥ずかしいなwこう自分のこと書くのw



39 :名も無き被検体774号+:2013/12/04(水) 18:27:53.07 ID:55ysNV8P0
心臓バクバクだった。

チャイムを押すが反応ない。鳴っている様子もない。古い家だからもう機能してないっぽい。

コンコンと玄関戸をノックした。少し経って玄関に明かりがついて戸が開いた。

出てきたのは小学生の男の子だった。子供か、初めて会ったな、そして罪悪感をその子に感じた。わかってたことだけれど「真木さんいます?」と聞くと俺の方を見向きもせずに呼びに行った。


真木がきた。一瞬、驚きで表情が強張るが、またいつもの無表情に戻った。

はじめて会ったときの表情だった。

「こんばんは、すみません。伝言があるんですけど、受け取ってくれますか?」と手紙の入った便箋を差し出す。

真木は無表情のまま、「いや、いいです」と即答した。


完全に他人のそれだった。痛感した。

「いきなり押しかけて本当にすみませんでした」

とすぐに家を後にした。

しばらくぼーってなって久しぶりに泣いた。

本当にもう何にもないんだなって



40 :名も無き被検体774号+:2013/12/04(水) 18:31:22.83 ID:55ysNV8P0
携帯拒否とか別れた時点で終わってるんだけどねww

真木は最後に、冷めた、とかはっきりした言葉を言わずに音信不通になったから、それを聞いてすっきりしたかった。

今真木はフルタイムの仕事だけでやっていけてるようだ。

一番辛い精神状態から抜け出て、元気になってきたから、俺の必要性がなくなったんだとも思う。

そう考えると素直によかったなって。


多分 真木がダメ夫との結婚する以前に、普通に出会っていたら相手にもされていなかった。

真木が幸せなら、相手が自分じゃなくても十分幸せだって思っていたのだけれど、だんだんと欲が出てきてしまったんだと思う。

真木に子供がいること、もし、一緒になれたら結婚して その子ともうまくやっていきたいと考えた。

でもどうしてもイメージできなかった。その子の気持ちとしてもいきなり母と比べて若い男が来て良い気はしない。年は関係ないか

真木とじいちゃん、ばあちゃんになってもずっと彼氏彼女でいたかった。

年に数回会えるだけでいい。

それだけで最高だったんだけど




>>次のページへ続く
 
カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:純愛, 青春,
 


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