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山でありえない体験をした話
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118 :名無しさん@おーぷん :2015/06/05(金)09:47:18 ID:eGz(主)
C男「どうしたんだよ?」


救援隊「うん、どうしたんですかー?」


C男「救助隊呼んできたよ!」


会長「お前本当にC男か?さっきお前が変なバケモノに取り憑かれているの見たんだぞ!!」


正確には掴まれていたか呑み込まれていただけど、会長はそう叫んでいた。


C男「なに言っているんだよwお前ら場所移ってたんだな!w」


そう言いながらC男達はドンドン家に近づいてきた。


D男「まて!」


救助隊「ん、なんですか?」


D男「そこで待ってろ。すぐに行くから」


C男「すみません、なんか混乱しているみたいで」と言いながら歩こうとしたら、


D男「だから来るなっつてんだろ!!」とものすごい声で怒鳴り返した。



119 :名無しさん@おーぷん :2015/06/05(金)09:55:51 ID:eGz(主)
俺らは「え、行くの?」と話し合っていた。

女子達の方も薄々「C男じゃないんじゃない」と察していたらしい。

でも女子の一人も「もしかして本当なんじゃない?」と言ったが、

山岳姫が「暗い山道を明かりも持たずにやって来れるのよ?」と言った。


そこで改めて全員がゾッとして口を閉ざした。

外ではC男と救助隊の人たちが「すみませんねー」と世間話するかのように話をしている。


会長「……C男とは長い付き合いだから俺が」


D男「いや、俺が行くよ。あれはどう見てもC男に感じられない」


山岳姫「ダメ、みんな行っちゃダメ」


オレ「多分、行かなければアイツら強引にでも入ってくると思う……」


外では苛立った声のC男が「おーい、まだ?」と呼びかけてきていた。

どう考えてもおかしいのだが救助隊の人も「具合悪い人でも居るのですか?そっち行きましょうか?」と聞いてくる。


オレ「とりあえず今あったことをハッキリと伝えよう。地蔵のことも。で、様子を見るし、それでもダメならどうにかして最初に俺らが救助が本物かどうかを確認してくる」


D男「もしも偽物の俺らが戻ってきてもマズイよな……」


山岳姫「それじゃ合言葉は……さっきの日付で」(合コンの日付



そうして俺らは外に出た。

一応手に武器になりそうな物を各々持ちながら





120 :名無しさん@おーぷん :2015/06/05(金)10:02:37 ID:eGz(主)
最初にC男が「どうしたんだよww怖い顔をしてww」と明るく話しかけてきた。確かにそんな感じがC男に似て履いた。


だが、俺らは無視してコッチで何があったのかを説明した。


救助隊らしき人たちも「ああ、地蔵の件は聞いています」と相槌していたが、

黒い影や人の塊、その塊にC男がいた事などは何も言わずに黙って聞いていた。


C男「つまり俺がオバケじゃないかってこと?w」


会長「それ以外にないでしょ?」


救助隊「こんな山の中に居たので気がふれちまったか?」


D男「とにかく、最初に救助隊が本物かどうか調べさせてくれ」


救助隊は俺らが山に入った県の救助隊だと語った。地名も町の名前も合っていた。

あえて明かりのことは聞かずにどうやってきたのかを、会長が尋ねた。


救助隊「いえ、此処ら辺は遭難すると大抵その家に人が集まりますのでー」


会長「此処ら辺で遭難とかあるのですか?」


救助隊「君らも一応今は遭難者だからね^^」


会長「事前に調べたけど遭難なんて話なかったですが」


救助隊「そりゃ数は少ない」


会長「大抵がその家にあつまるのに数少ない人たちが皆あの家に集まるっておかしくはないですか?」



123 :名無しさん@おーぷん :2015/06/05(金)10:10:03 ID:eGz(主)
救助隊「まあ、おかしいですが……」


会長「……とりあえず、他の子たちはどうなったの?」


C男は「保護された」としか話さない。

ちょっと目が泳ぎ始めている。


C男「えっと、だからさ……。とりあえずコッチ来てくれないか?すぐそこに他の救助隊の人たちも着ているから!」


救助隊「そうです。これ以上迷惑かけるなら山の中に置いていくぞ?」


そういうと他の救助隊の人たちが家へと向かおうとする。


D男と俺で捕まえて突き飛ばす。

温かいし実態はあり変に俺は安心したけど、状況が変過ぎて安心もすぐに消えた。


会長「なら最初に俺らがそこに行きます。その後、本当なら俺らが彼女たちに説明しますので」


少しC男が明るい顔をした。

救助隊は渋々と言った顔だったけど、それを受け入れたようで、俺らを案内し始める。


俺「あの地蔵はなんなのですかね?」


救助隊「いや地元でも聞いたことがないね」


俺「この山には変な話とかあるのですか?」


救助隊「特に聞いたことはないね―」


そんな感じで会話も適当に流されながら俺らは歩いていた。



125 :名無しさん@おーぷん :2015/06/05(金)10:23:47 ID:eGz(主)
歩いている間もC男が色々話しかけてくるが、俺らは無視し続けた。

そういう性格なヤツだったけど、もう少し考えて発言するヤツだったのでおかしかった。


D男が「ちょっとおかしくないですか?」と言って全員の足を止めた。


救助隊「なにがおかしいですか?」


D男「ちょっと歩いてみてくださいよ」


救助隊は黙って下を向いた。


D男「いいから歩いてみろよ」


救助隊「……はぁ」


そう言うと救助隊全員の姿が消えた。薄くなっていって消える感じだった。

D男が怒鳴りながら「アイツラ足音を立てていなかった」と言った。


C男は黙ってコッチを見ていた。消えないで。



126 :名無しさん@おーぷん :2015/06/05(金)10:28:14 ID:eGz(主)
会長の「お前は消えないでいいの?」を合図に

C男は「ちがうんだ、ちがうんだ、ちがうんだ」とひたすら言い始めた。


C男「そうしないと。そうしないと。そうしないと」


D男「テメェ、オレらの事をどうするつもりだったんだよ!」


C男「助けて助けて助けて、嫌だ死にたくない」


そんな事を言いながらコッチを見ていた。

またゴドン、ゴドンっと、さっきの人の塊の音の倍近くの音が聞こえ、奥のほうで巨大な塊が動いてコッチに来ているのが見えた。

同時に獣の匂いが立ち込め始めた。


もしかしたら俺かもしれないけど、最初に悲鳴をあげて一人が走りだすと全員して走り始めた。


C男が「待って!待ってください!待って!!」と悲痛な声で叫びながら追いかけてくる。


俺らは手に持っていた物をC男に投げつけたが、全部外れた。


幸いにも、最初に伸ばしておいたビニールテープをすぐに見つけることができた。


C男が「待ってって!待って待って!あああああああああああ!!」と奇声を上げながらコッチに迫ってきた。


ただ、そのまま俺らを追い抜いて行くと、一人足早に家の方へ走っていった。ものすごい速さだった。


同時に山岳姫たちが危ないと俺らもつられて必死に走った。





127 :名無しさん@おーぷん :2015/06/05(金)10:42:42 ID:eGz(主)
家に着くとC男がガラスに手を突っ込みながら、必死に家の中へ入ろうとしていた。

D男がC男を持ち上げるとドテッと投げ捨てた。


丁度奥から唸り声とも鈍い声の悲鳴とも助けを求めている弱々いい声とも聞こえる

重なって意味不明になった声が聞こえてきた。ゴドンゴドンと言う音は続いていた。


俺らがドアを開けようとすると、ドアは動かなかった。

中にいる人達が抑え、山岳姫は「合言葉は!?合言葉は!?」と叫びながらドアを抑えていた。

会長は慌てながら日付を何度も叫ぶと、ドアが開き俺ら三人は飛び込む。


そんな後に続いてC男も飛び込んでこようとした。

腕をはさみながら必死に扉に入ってこようとする。

絶叫しながら「あああああ!」と手をバタつかせていた。怖かった。


誰も窓から様子を見ず、ドアの影に隠れるように身を隠していたが家の前まで塊が来たのを感じた。


C男のドアを掴んでいた腕がズズッと上がって行く。

C男が「嫌だ嫌だ!はなせはなせ!」と叫んでいた。


そんなのを見ていたら何故か山岳姫が突然C男の腕を掴んだ。

C男もパッと山岳姫の腕を掴む。


会長「なにやってるんだよ!?」


山岳姫「この人は本当のC男君だよ!」


一瞬迷ったが、外から聞こえたC男の悲鳴と助けを求める声を聞いて、俺らもすぐにC男の腕、もしくは山岳姫の体を掴んだ。

ドアから外の様子は見えないが、C男が引っ張られているのは感じた。


どのぐらいそうしていたか分からないが、急ににフッと軽くなりC男の体が落ちてきた。



128 :名無しさん@おーぷん :2015/06/05(金)10:49:31 ID:eGz(主)
山岳姫は急いでドアを開けてC男を家の中に入れようとした。


ドアを開けたら底に巨大な黒いモヤが立っていた。

さっきから見ていた黒い影と同じ感じなのだが、奈良の大仏並の巨大さだった。



ここからは見た人たちの話をまとめた結果になるけど、見上げて見たヤツは巨大な白い目があったや、ニヤニヤと笑っていたとか。

俺とかはしっぽを見ていた。

山岳姫は全身が黒いモヤに覆われているだけで猿だったと言っていた。

同時に周囲に黒い人の塊があったり、無数の人影がこっちを見ていたりしたらしい。


C男を入れの中に入れるのは一瞬だったし、そんなにゆっくり見れなかったが、とにかく「連れて行かれる!」と強く思えた。本能的に関わっちゃいけないと感じた。

家の中に入れると目を見開いたC男が「ありがとう」と壊れたように繰り返した後、姿が消えていった。



132 :名無しさん@おーぷん :2015/06/05(金)11:19:44 ID:eGz(主)
そのまま何をしていたのか詳しくは覚えていないけど、とにかく外が明るくなるまで家の中でジッとしていたと思う。


あながち俺が口走ったゴキブリホイホイも間違って居なかったのか、

何度も外で「おーい」や壁を叩く音とかしていた。窓なんかとてもじゃないが見れたものじゃなかった。

一度だけドスッ!と家が揺れるほどの強さで壁に何かが打つかったが、それ以外は目立ったこともなかった。


日が昇ると同時に「家を出よう」と話していたとき、ドアをノックされた。


「すまんが、すまんが、一人おりませんかぁ?」と、おばあちゃんの声だった。


「ミハケ様がお呼びだ。C男おりませんか?」


会長「す、すみませんが。そんな人はおりません」


「あら、そうですかぁ。ならぁ、他の方々はミハケ様がお探しですがぁ?」


D男「結構です。お引取りお願いします……」


「なんだぁ。だーれもこねぇの。ならなんで此処に来たんだぁ?」

すこし怒っていた。


オレ「す、すみません……来るつもりはありませんでした」


「ンあー?謝らんでいい、ただ次来たら喰ってやるからなぁ」


ここから早口で


「ミハケ様はニンゲン様より知恵がある。ミハケ様は罠をはるのがうめぇ、ニンゲンすら使う。

オメェらが怒らせたのはワガラ(我ら?)だが、ミハケ様はただオメーらを喰っちまいたいだけだ。

オナゴが4人もおったら……まあいー。

日が出ているウチにデテけ、ワガラに貢もミハケ様にも事がないなら出てけぇ

腹減って動けねーなら、これでも喰っとけぇ。帰れぇ」


そう言うとドアの向こうあった気配がフッと消えた。

しばらくして恐る恐るドアを開けて見ると、ドアの前にはニンゲンの指らしき物が葉っぱの上に乗っていた。



133 :名無しさん@おーぷん :2015/06/05(金)11:25:31 ID:eGz(主)
山岳姫が悲鳴を上げて指を蹴っ飛ばすと、遠くのほうで「もったいねーが!!!!」と怒鳴り声が聞こえた。

すぐに再びドアを閉めると「喰ってやるぞ!ミハケ様に喰わせるぞ!」と言う声がした。


また時間をおいて再びドア開けると指はなくなっていた。

代わりに無数の虫が変なシミに集っていた。


その後、B子も体調が治り、他のG子もH美も普通に起き上がり、すぐに家を出た。

腐った豚肉みたいな色も全部消えていた。しかし頭はクラクラしていたと言っていた。



以後、俺らの周りで変なことは怒らなかった。

歩いてそう時間もしないウチにすぐに山道に出れた。

近くを通りかかった登山客に助けを求めて救助された。


先に出ていた救援を呼びに行ったグループは無事に保護されていた。

ただこちらの方は保護されたのが夜中だったそうだ。




>>次のページへ続く
 
 


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