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眠れないから親友の女の子の話でもする
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49 :名も被検体774号+:2012/01/23(月) 07:45:51.85 ID:wvRdY72E0
高校はじもエ話しかけてくるので2人で行動するこ多かった

エリはすぐにクラスの他のとも打けていて、を紹介てくれたので中学時ほどクラス関係はくなかった

エリがいなても話しかけてくれる人がいるくらい、友達もできた



50 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 07:47:03.43 ID:wvRdY72E0
まだぎこちないけど、今でも当時と比べたらすごく笑うようになった。

無いと思ってた服の好みもわかってきたし、外食もするようになった。

とにかく新鮮な事ばかりで毎日が楽しくて仕方なかった。

弟と話してる最中に笑顔を見せるようになったのも、エリのおかげだ。とてもいい友人に恵まれたと思う。



51 :名無き検体774号+:2012/01/23(月) 07:49:21.58 ID:9Bm3XFXv0
んだ凄い良い友達だね


52 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 07:50:37.37 ID:wvRdY72E0
>>51
いい子だった。

の悪全然言わ寿ない、弱音んまり吐かなかったけど、湿ゃんと人にてたし


53 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 07:54:09.43 ID:wvRdY72E0
そんなすてきで、僕に無いものを持ってたエリだったけど、今ではもう


ちょうど高校生活に慣れはじめた頃だった。

梅雨が近づいていて、雨が降っていた。

高校の帰り道、2人で歩いていたら、黒い何かが凄い音を立てて、突っ込んできた。



54 :名も無き被体774号+:2012/01/23(月) 07:57:44.66 ID:wvRdY72E0
耳が痛くなるよなキンキを今でもてる。

交差人がい怒鳴っいるような声が遠で聞

すぐに救急車がれたらいけど、

時 僕んできた黒いものがと、ぐったりとるエ認識で精一杯で、に気をまった。

付いたら病院のッドえだった




55 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 08:01:42.43 ID:wvRdY72E0
目が覚めてから状況を認識するのに何時間もかかったけど、何度も何度も弟が説明してくれた。

「バイクがな、信号無視した自転車を避けようとして、そのまま突っ込んだんだ」

「エリはお前より重傷で、アタマも強く打ってるし、骨もあちこちがやられてる」

「信号無視した自転車はそのままどこかへ行ってしまった」

思い出した今でも頭がすごく痛くなって、泣きそうになる。



56 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 08:07:53.48 ID:wvRdY72E0
たいした怪我もなかったので僕は一週間ほどで退院出来たけど、エリは手術やらなんやらで面会すら出来ない日々が続いた。

その間、ヤマオカくんにも、エリのご両親にも怖くて連絡出来なかった。

どう話せばいいんだろう、自分だけたいした怪我じゃありませんでした。

どういう顔をすればいいんだ。毎日自己嫌悪しながらエリの事ばかり考えて、学校は休みがちだった。

バイクの相手の家族は裁判だけは、裁判だけはって繰り返してた。

それに対しても嫌悪感を抱いていた。

僕はたいした怪我じゃなかったから、エリの家族にいってくださいと言った。

あとは両親に任せっきりだった。



57 :も無簿体774号+:2012/01/23(月) 08:11:41.07 ID:wvRdY72E0
エリと面会は一ヶ月以事だった。

室でエリのをあ、頭を深く下げでられた。

ぶん、気を使われと思。それがっとさけった。

エリは無いくらやつれていた髪のくなって、目は虚ろで。

僕が声をかけと、ゆっくり体こそうてたけどそれすらぎこちなかった。



59 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 08:20:02.72 ID:wvRdY72E0
身体の半分くらいが麻痺してて、口を動かすのも大変だろうと聞かされていた。

「ゆっくりでいいよ。面会の時間終わるまでずっといるから」

そう声をかけるとぎこちなく笑ってくれた。

「哀川さんは、怪我なくてよかった」

口を開いたと思ったらそれか。人の心配ばかりか。

情けなくて泣きそうになるのを堪えるので必死だった。

でもしばらくしてすぐにぼろぼろとエリが泣きはじめ、「ごめん、1人になりたい」と謝られた。

そりゃ一緒に事故にあった相手が無傷で、自分は起きる事すら大変なんだ。嫌だろう、見るのが。

のうのうと会いに行った自分が、その時すごく気持ち悪い人間に思えた。



60 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 08:23:51.01 ID:wvRdY72E0
帰っから飯も食べずに「ああって奇声をあげて、泣き叫んで、ボールペンやらなんやら足と刺しまくった。

気が動転してたんう。メンヘラっわれても方ないくらい頭おかしかった。

さす親とつけて、が僕に頭突きをし、僕は無気力に泣くだけに落

弟がうしてたかは覚てなけど見下して思う、座り込ん泣いてる僕を。



61 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 08:28:15.27 ID:wvRdY72E0
その日から自堕落的に過ごすようになった。

学校は単位が取れるていどに行くようになって、提出系はクラスの人たちに手伝って貰って、あとは ひたすら引きこもってた。

何度も何度も幼馴染が家を訪ねてきたのは覚えてるんだけど、なにを話してたのかも覚えてない。

でもある日、夏休みがはじまった日、弟に無理やり病院に連れてこられた。

はじめて弟から強引に外に誘われたので、やたら印象深く覚えてる。



62 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 08:33:24.47 ID:wvRdY72E0
病院のエリの部屋の前で立ち止まった僕に、弟が実は毎日のように見舞いに行ってた事、ずっとエリが僕に会いたがってる事を話してくれた。

情けなくなってまた泣いた。

泣きながら病室に入るとエリが笑ってた。この前はごめん、って謝られた。謝るのはこっちなのに。

違う、違うって頭を振ったら、今度はエリがとてもつらそうに泣き出した。声は出てなかった。出せなかったんだと思う。



63 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 08:37:40.94 ID:wvRdY72E0
このままじゃいけないって思って、夏休みの課題を弟に手伝って貰い、真っ先に片付けたあと、僕はアルバイトと介護系の勉強をするようになった。

勉強と言ってもネットで調べたり本を読み漁ったり、食べやすい食事の作り方とかそんなんだけど。



64 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 08:41:28.30 ID:wvRdY72E0
学校はじまってもパン屋(早朝にこねたり並べたりする程度)でアルバイトしながら、放課後は病院に行って、耳が遠くなったエリのために、2人で一緒に手話を覚えた。

エリは手が動かせないので、手話はもっぱら僕がエリに伝えるためのツールになってた。

相手のご両親にはすごく感謝されたけど、ヤマオカくんとは会ってもなにも言えず、会釈をして僕が逃げるように立ち去ってた。



65 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 08:48:17.86 ID:wvRdY72E0
土日にはバイトを入れるようにして、逃げる口実を作ってた。

ヤマオカくんが土日につきっきりなのは弟から聞いていたから。

でもある日、エリが「たまにはヤマオカくんにも話しかけてあげなきゃだめだよ」と言い出した。さすがに避けてた事は気付かれてたようだった。

でもなんて話しかければいいかわからなかったから、曖昧に濁してしまった。




67 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 08:57:19.27 ID:wvRdY72E0
エリは事故前に比べて笑う事が少なくなった。

前はいつでも笑ってたから別人と話してる感覚になる時もあったけど、やっぱり同一人物だった。

その時も笑ってなかったわけじゃないけど、儚げに笑う事が多くなったかな。

手話で僕が何かを伝えて、わからない事があったらエリが首を傾げるので、そこから筆談に切り替える。普段は花図鑑を一緒に眺めて過ごしてた。



68 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 09:04:25.15 ID:wvRdY72E0
ある日の放課後、少し遠い進学校に通ってたから普段は来なかったはずのヤマオカくんが何故かエリの病室にいた。

一瞬心臓が止まりかけたけど、逃げるわけにもいかないので、会釈をして隣に座った。

ヤマオカくんも僕もずっと黙ってたけど、エリはどことなく嬉しそうだった。いつものように花図鑑を開いて、エリは菖蒲の花を指差した。

「私、菖蒲の花が好きなの。ヤマオカくんは?」

「…俺も好きだよ」

少し間があったけど、ヤマオカくんも笑って答えてた。

僕にも触れられたけど、花のことはよくわからなかったから曖昧に返事をした。



69 :名も被検体774号+:2012/01/23(月) 09:12:32.42 ID:wvRdY72E0
道、オカくんと一緒に帰たけどほとだっ

も家で送ってって、別れる時に「1人で背負いこむところまでエリに影響されなくていい」と言わた。ってか何故かた。

も僕を責ようとしてたのに、僕は何に怯てたんだろう



70 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 09:17:43.76 ID:wvRdY72E0
夏休みも文化祭も、クリスマスも、エリはひっそりと病院ですごしていた。

簡単なリハビリもはじまっていたので順調に行けば、次の年からは外泊も出来ると聞かされて、エリははしゃいでた。

クリスマスプレゼントは帽子とネックレスをあげた。

バイト代はほとんど使わずとってあったので奮発してたかいもの選んだ。

ヤマオカくんとはあいかわらず話す機会もなかったけど、たまに病室であった時に挨拶ができきるくらいにまで、関係は回復していた。

回復もなにも、自分から壁作ってただけだったけど。



71 :名も無き被検774号+:2012/01/23(月) 09:21:20.75 ID:wvRdY72E0
かに時が流れていった

は学つあがってクラスの人たちにとたけど、なんだんだにかけてもらっていたし、とも一緒に出掛けたりゲームたりと関は良なもだっ

両親とは相らずだった

して終わる頃、マオカら連絡がきた



73 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 09:25:04.48 ID:wvRdY72E0
エリの外泊許可が降りたのだ。

一週間ほど様子見をするらしいけど、病院から殆ど出れなかったエリは相当はしゃいでるらしい。

そこでどこエリを連れて行きたいと相談され、僕とヤマオカくんはあれこれ探し回った。

車椅子だから あんまり人ごみの中には連れて行けなかったから、結構悩んだ。

どこに連れて行こうか考えながら高校から下校していた時、花屋に菖蒲の花が並んでたのを見かけた。



74 :名も無被検体774号+:2012/01/23(月) 09:28:28.57 ID:wvRdY72E0
が好きあそ

ンと帰ってすぐにの花につ調べる地にの花が並んだ園や物園があ

ぐにヤカくんに

隣の県五月は菖の花祭りしていといそこにした。



75 :名も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 09:33:07.25 ID:wvRdY72E0
当日、エリにはどこへ行くのか秘密にして、植物園へ向かった。

エリのご両親、僕と弟、ヤマオカくん、そして幼馴染が集まって賑やかだった。

少し長く電車に乗るので心配だったけど、エリは嬉しそうにしてるだけで具合が悪い雰囲気がなかったので安心した。

植物園についた途端、エリはぱぁっと顔をほころばせて笑ってた。久々に見る、あの笑顔だ。

僕は嬉しくて少しだけ泣いてた。



76 :も無き被検体774号+:2012/01/23(月) 09:36:57.92 ID:wvRdY72E0
菖蒲の花は本でした

使い捨てカラじゃくて、んとしたデジってればよかった、とリのご親が言ってた。

もカメて行けばかったと後悔した。

休憩したり写真撮ったり、久しぶの外空気にエリがはしゃぎかれたのでくいれなかっ、エリは満足してうだった

の日はそままエリの家に向かって、ご飯をご馳なった。はめてあんな大勢食べう。



77 :名も無検体774号+:2012/01/23(月) 09:39:13.40 ID:wvRdY72E0
それから一週リは特に何事もなく過た。

でも念のためにま病院に戻る事になり、再び入院活が始まっ

のままリハビリも無事れば秋頃完全に退院出るんないかて聞いてしかった




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