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中二病エピソード
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啾弥愛(ナミエ) 10歳 女 虐待の経験を持つ

小さいヒロ  3歳 女  虐待の経験を持つようだがあまり語りたがらない

父と同名の人格 45歳 男 虐待をした父と同じ人格。他の人格を虐待する

れん(ネガ) 女  母親を厳しく罵倒する

不明(ネガ) 男  ネガグループの人格のひとつ 不明(ネガ) 男  同上

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吸血鬼

中学生の頃、かなりの電波だった。

肩胛骨を友達に触らせて、「もうすぐ羽が生えるの。私、吸血鬼のハーフなの。」とか言ったり「血が足りない!」とかいって倒れたりしてた。

中三のころにその痛さに気付き、高校は同中の人のいないところに行って、それなりの人生をおくっていた。

それがある日、クラスの打ち上げで中学のクラスメイトに遭遇!

「あんたってまだ吸血鬼なのー?」

「ちゃんと血ぃ飲んでるー?」

友達、固まってた。

死ぬかと思った。ていうか死んでしまいたかった。

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フルート

高校時代ブラスバンド部に所属していて、フルート一色の生活だった。

でも所詮はコドモのお遊び。私は別に音大に進学したわけでもないし。

要は

「フルート吹いてるアテクシカコイイ! 一音入魂(←この言葉自身イタイ…)なアテクシサイコー!」という、完全に自分に酔っちゃっているイタい高校生だった。

入学した高校が進学校で、高1で早くもオベンキョウから脱落してしまった私は、自分のヘナチョコフルートにしか精神の拠り所を見出せなかったのだ。
ブラスバンドの曲はクラシック音楽を編曲したやつとかもあるから、得意げに授業中に 西洋音楽の歴史を勉強してみたり、作曲家の伝記を読んだりし、またそんな自分にウットリしていた。(←バカ)

高校3年間、クラスでは確実に浮きまくっていたが、「まぁ私はみんなと違って、フルート吹いちゃうような高級な人間ですので♪」みたいな大勘違い女だった。

今思えば みんなは「勉強もできなくて、冴えない部活動にしか居場所のない可哀想な人」と思っていたことが容易に想像できる…orz 大バカすぎ自分…

一番イタタな思い出は、電車通学だった私が雨の日に、当時何よりも大切にしていたmyフルートと共に帰りの電車に乗り込んだ時のこと。

一緒にいた友達に「雨に濡れなかった?」と普通に聞かれた私は…あぁ恥ずかしい…

電車中に響き渡る大声で、

「私は濡れたっていいの!フルートさえ濡れなければね!人間は濡れればお風呂に入ればいいけど、この子(←myフルートのこと)はそういうわけにいかないんだから!

私が守ってあげなきゃいけないからね!そもそもフルートはデリケートな楽器で…」

と、叫び続けること20数分…

電車が終点につくまで、いかに自分が音楽とフルートを愛し大事にしており、西洋音楽がいかに素晴らしいかを延々と車内の乗客に向かって演説していましたとさ…_| ̄|○

あの時一緒にいた友人の顔が今でも忘れられない(←当時は私の偉大さに打たれているんだと思っていた)……あ゙あ゙~ごめんなさいごめんなさい

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ムッシュダンディS

中学校の同期会があった。

出席者の中に、隣のクラスのアイドルだったNさんを発見した。

卒業後十数年、ますますの美人になっている。

俺はNさんと話したことはなかったが、中学時代、いろいろな機会に彼女がこっちを見ていると感じたことがあった。

バレンタインやクリスマスに彼女が俺のクラスや部活の周りをうろうろして、俺を見つけると、ハッとした顔をしていた記憶などもある。

勇気を出して話しかけることにした。

「こんばんはNさん、久しぶり」

「こんばんは・・・・・・えーと、ごめんなさい、誰でしたっけ?六組の人?」

「いや、俺、クラスは違ったんだけど。覚えてない? 五組のS」

「S君・・・・・・? えーーーーと・・・・・・」

予想と違い首をかしげっぱなしの彼女に、そばにいた友達が助け舟を出した。

「Nちゃん、ほら、あの人だよ、・・・・・・ムッシュダンディS」

「ムッシュダンディ・・・・・・あーーーーー!!ぶはははははは!」

「ムッシュダンディ!なつかしー!」と涙を流して笑い転げるNさんと、

「あー、あったよねムッシュダンディ。今日いるの?彼?」と集まってくる元六組の女子たち。

俺は中学時代、彼女たちに陰でそう呼ばれていたらしい。

「S君さ、覚えてないかもしれないけど、中二の時の○○神社のお祭りで、彼女とデートするのに、縁日なのにソフトスーツ着てきたでしょ。あれが評判でねー」

「あとさー、クリスマスの時、制服のポケットに緑の布入れたりしてたでしょー。バレンタインの時に赤のハートとか。あれポケットチーフのつもりだったの?ステキ演出?」


全て仰る通りです。

つーか、中学生離れしたファッションセンスで俺はモテてたんだと思ってた・・・・・・・。

その日、Nさん始め女子の皆さんのメルアドを沢山もらったが、未だ連絡する勇気は湧いてこない。

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チェロとテルミン

授業中や会話の合間の静寂な時間に「む!」と唸って額に指を当てて「あ、あ、あ」と呟く

誰かが「どうした?」とか聞いてきたら目を瞑ったままもう片手を広げて

「シャラップ!静かに・・・もう少しで生まれるんだ、神の旋律が・・・」

と言ってた

あの頃は自分が天才だがエキセントリックなミュージシャンという設定だった

たまに台詞は改変されて

「クゥワイエッっっっトゥ!降りて来てる途中なんだ音律の女神が・・・」になったり

「静かに・・・聞こえるんだ、僕の最高傑作になるシンフォニーが・・・」になった
ま、パターンは一緒だけどな

たまに本当に作曲やってると思い込む奴がいて「何の楽器やってる?」と聞かれたらなんとなくカッコいいと思って「チェロとテルミン」と答えてた

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尾崎豊急逝ニュース

兄が、尾崎豊急逝ニュースを聞いた時、本気で後追い自殺しようとしてた事。

先日実家に帰って母と倉庫の整理をしていたら、兄の書いた遺書が出てきた。

(母が大事に取っておいていたらしい)


汚い字で、

「俺は生きる希望を失ってしまった。

この荒廃した世の中で、俺は埃にまみれて立ち尽くすばかりだ。

彷徨い路頭に迷った俺の前に現れた一筋の美しい光、それが尾崎だった。

生きることに傷つき絶望していた俺を救ったのがその光だ。

尾崎のいないこの世の中で、どうやって生きていけというのだろう。

(以下省略、尾崎の歌詞らしき文もあった)

父さん、母さん、先立つ不幸をお許しください。○○」


読んでいるこっちの方が、呼吸困難で死にそうになるくらい笑い転げた。

あまりにも面白かったので兄にFaxしてやったら、電話の向こうで「うわあああああ亜wせdrftぎゅhじこお;」と叫んでいた。

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尾崎ネタ

小学校の時に、イケメンで、女子からも男子からも人気のあった男子が居た。

そいつは中学生の頃には、尾崎豊の熱狂的信者になっていて

(自分らが中学生だったのは尾崎豊が亡くなってからだいぶ後の時代)

見事な中二病患者となった。

尾崎を意識した髪形、毎日尾崎の詩をノートや黒板に書き綴り、授業中はウォークマンで尾崎。

「尾崎の良さを分かるのはこの俺しか居ない」発言。

クールな俺カコイイ!キャラになり、常に厭世的で周りを見下した態度。

口数も少なくなった。

彼は女子からはキモがられ男子からも敬遠されるようになっていた。

小学校時代はイケメングループに所属して彼は、いつのまにかキモヲタグループにしか入れてもらえなくなっていた。

彼は「こんな奴らとも友達になれる俺カコイイ!」って態度だった。

そんな彼に、同じく中二病の彼女が出来た。

毎日学校でイチャイチャ、「不純異性交遊カコイイ!」という態度。

学祭のライブに一人で出演した時は、全校生徒の前で「愛しい彼女の為に歌います」と、芝居がかった口調で高らかに宣言し

I LOVE YOUを熱唱。

全校生徒がドン引きの中、彼女だけはうっとり聴き惚れていたよ

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武者修行

もう中2病どころか頭いっちまってる先輩ならいたな。

職場で「格闘技部」なるものを設立し、昼休みには一人でミット打ちしてたよ。

で、親が小金持ちだったからグローブやら胴着やら全部買ってきてんの。

自称「極真空手10段」とかな人だったんだが、他にも仕事無断欠勤した次の日に顔に湿布貼って現れたかと思ったら、彼曰く、旧友の敵討ちをしてきたと。

もう、これだけでプゲラなんだが、その旧友はどっかのマフィアに刺されて植物人間状態。

そのマフィアを一人で壊滅し、旧友の生命維持装置を自らの手で停めてきたと、聞いてもいないのに喋りまくる。


>>次のページへ続く
 
カテゴリー:面白系  |  タグ:面白, これはひどい, 青春,
 


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