ぼっちだった俺が少し優しくなれた思い出を語らせてくれ
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73 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/09/04(火) 23:55:31.48 ID:IgtL1EJL0
>>71
ホントに思えなかった

周りも付き合ってたりしたら気が変わってたかもしれないがそういう環境じゃなかったんだ

72 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/09/04(火) 23:54:39.87 ID:IgtL1EJL0
ドアを開けた彼女の様子に変なトコロは何もない、風邪とかではないようだ

N「わざわざありがとー」

俺「お大事に、あとコレ借りてた漫画……」

とかいうやり取りをしてた

74 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/09/04(火) 23:56:21.13 ID:IgtL1EJL0
そんな風な日々が続き3学期になった

俺はこんな幸せな日々もあと少しで終わりか、と思うたびに切なくなった

77 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/09/04(火) 23:58:20.38 ID:IgtL1EJL0
この頃にはNの事も○○ちゃんと呼んでいた、人って変われるモンだなと思った。

その日も同じ様にニッケルとプリントを持って行った。

俺は確かめたかった、何故休んでるのか？

噂では小学生の時にイジメられてたとかなんとか、その事も確かめたかった

79 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/09/05(水) 00:00:12.73 ID:qbYTOicz0
俺「前から聞きたかったんだけど…………」

ニッケル「……」

N「なにー？」

俺「どうして休んでるん？」

N「えっと………………」

沈黙の後

N「入って…………」

ドアを彼女は開けた

80 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/09/05(水) 00:01:13.08 ID:qbYTOicz0
俺とニッケルは家に入った

その時は家に彼女しかいなかった

81 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/09/05(水) 00:02:35.94 ID:qbYTOicz0
ID変わったけど >>1です

彼女は俺達に向かい着ていた服を上に上げた

想像以上に細かった、食ってるのか怪しいほどに細かった、病的に。(見えたのは腹だけです

82 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/09/05(水) 00:03:50.11 ID:qbYTOicz0
N「ぇーと、拒食症なの…………あと自律神経の障害」

ニッケル「やっぱりな………………ﾎﾞｿｯ」

俺「( ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ」

え？なんて障害？え？

84 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/09/05(水) 00:06:06.50 ID:qbYTOicz0
簡単に説明を受けたが彼女は第一に拒食症らしい、弁当を全然食べないのはそのせい。本当に細かった。

それと自律神経の障害で朝起きれないらしい、これは寝坊とかではなく体が起きないらしい。

学校に来れなかった理由を聞いて俺は驚いたが同時に安堵もしていた、「イジメられてたんじゃないんだ……」と。

86 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/09/05(水) 00:06:46.47 ID:qbYTOicz0
その日はそれで終わり、俺は彼女の為に何かしようと思った。

89 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/09/05(水) 00:10:17.15 ID:NOd8s2un0
俺は手紙の文字数を増やした、少しでも彼女が元気になるかと思って汚い字でびっしりと紙を埋めた。

変だと言われたが気にはならなかった。

この時に違和感があった、今まで他人にバカにされ俺自身も他人を嫌っていたのになんで他人の為にここまでするんだ？と。

多分、自己満足の部分もあったと思う。

91 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/09/05(水) 00:11:21.86 ID:NOd8s2un0
その時から俺は確実にNに惚れていた、多分ニッケルも気付いてたと思う。

そしてバレンタインデーが来た。

92 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/09/05(水) 00:13:07.33 ID:NOd8s2un0
チョコなんて貰ったことは当然なかった

小学生の時にクラスメイトの女の子が「クッキーあげようか？」って聞いてきて頷いたら

目の前で踏み潰されて「お前なんかにやるくらいなら捨てるわ！！」って言われて

以来バレンタインデーは大嫌いだった。

93 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/09/05(水) 00:14:17.17 ID:Iz7E4k380
>>92
ひでえ

95 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/09/05(水) 00:16:24.66 ID:NOd8s2un0
>>93
周りからも笑われて泣きかけた

なんであんなに残虐になれるんだ……

96 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/09/05(水) 00:16:31.12 ID:fTJ8Bfi70
>>92
一度やられてみたいな

97 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/09/05(水) 00:17:06.64 ID:NOd8s2un0
>>96
普通に可愛い女の子だったからメチャ嬉しかったのにｗｗｗｗ

(´・ω:;.:...

94 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/09/05(水) 00:15:39.59 ID:NOd8s2un0
教師の目をかいくぐり女子共はチョコを持ってきたりもしていた、俺は放課後図書室に逃げた。

ニッケルと駄弁っていたらNが来て、クッキーをくれた。

その時は「ありがとう」しか言えなかったけど俺は永久保存版だと思いその日は口を付けなかった。

今思えば気持ち悪い思考だ……

98 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/09/05(水) 00:18:30.18 ID:NOd8s2un0
次の日Nに「美味しかった？」と聞かれたから「すぐ食べた！うまかった！」とウソついた。

家に帰って袋を開けたら変な形のクッキーが入ってた、特に美味しい訳じゃなかったけど美味く感じた。

99 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/09/05(水) 00:20:21.92 ID:NOd8s2un0
そして卒業式、あいにくの雨だ

俺たちは皆、別々の高校に受験していた。

俺に関しては受かってたのでNやニッケルと高校生活を送れない事が寂しかった。

最後に写真を取って別れた、1枚Nの変顔が入ってて残念な気分になったりした

100 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/09/05(水) 00:21:46.31 ID:NOd8s2un0
俺はその次の日から1人で東京に旅行に行った、帰りしにNの家によってバレンタインデーのお返しをした。

Nが食べれるかわからなかったけどいつお腹が減っても大丈夫な用に沢山のお土産とケーキを渡した。

101 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/09/05(水) 00:22:18.53 ID:NOd8s2un0
もうじき終わる、見てくれてる人本当にありがとう。

102 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/09/05(水) 00:22:35.65 ID:m2kSC8350
ほのぼのしてんな

そのまま続けなさい

103 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/09/05(水) 00:22:50.88 ID:NOd8s2un0
>>102
ありがとう！

106 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/09/05(水) 00:23:52.76 ID:NOd8s2un0
こうしてかけがえのない友達を作れた中学生活は幕を閉じた、

今思えば本当に短かったけど充実してた。人生のピークだと思う。

107 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/09/05(水) 00:25:49.50 ID:NOd8s2un0
高校生になって少し経ったとき、帰りの電車でNを見かけた。

声をかけて少し話した、元気にしてるらしい。俺は安心した。

でもその時は「Nも高校で彼氏とか作っちゃうのかな……」と不安になった。

制服がよく似合っていたし、メガネからコンタクトに変わっていたので本当に可愛かった。

>>次のページへ続く

カテゴリー:人生・生活 | タグ:青春,

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