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男女間の修羅場を経験した話を書きますよ
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635 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 02:02:14.00 ID:SBzO9ltG0
テーマパークのアトラクションなんて、なーんも覚えてません。

その後も長い列に並ぶ度にボクの頭の中は「キスだ、キスだ」しかないわけですからね。

実際その日は、調子に乗って何回キスしたか分からないくらいしましたよ。



636 :名も無き被検体774号+:2012/10/07(日) 02:03:03.55 ID:3fxo9X5D0
チンコもげたW


639 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 02:04:07.06 ID:SBzO9ltG0
>>636
生やしてください。



637 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 02:03:05.85 ID:SBzO9ltG0
テーマパークを後にして、ボクは非常に満足度高く家路につくわけです。

でも、彼女はなぜかずっと黙ってました。

ボクの腕に顔を埋めながら……

そして家が見えてきた頃、やっと口を開くわけです。

「今日は楽しかったよ……ユーサク……でも……」

「でも、なに?」



638 :名も無き被検体774号+:2012/10/07(日) 02:03:36.22 ID:SyPZpVM60
でも?


639 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 02:04:07.06 ID:SBzO9ltG0
「私達って……今日のことで変わってしまうのかな……」

彼女の不安そうな顔がスゴク可愛かったことを鮮明に覚えています。

あの表情は一生忘れることができないでしょう。脳内アルバムには今でもしっかりと残っていますからね。



640 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 02:05:00.63 ID:SBzO9ltG0
「変わらないよ。ボクはボク、ミドリはミドリボクはミドリが大好き、何か変わった?」

「……そーだよね。でも私は少し変わったよ……ユーサクのことが、もっと好きになった!」

というが早いか、ボクの首に両手を絡めて本日最後のキス……

ちょっと、いや、かなり激しい。



641 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 02:05:57.98 ID:SBzO9ltG0
途中で何度も息継ぎが必要なくらい長かったです。

ボクは、なんだか燃え上がってしまって、力任せにギューっと抱きしめてしまいました。

「んもっ……ぃたぃ……」



642 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 02:07:01.53 ID:SBzO9ltG0
そう言われてハッと我に返り、力を緩めたくらいです。

ミドリは力の抜けたボクの腕からスルリと抜け出して走っていきます。

「ユーサク、今日はありがとう! それから……大好きっ!!」

と大きく手を振ると玄関の中に消えていきました。

その姿を見つめながら、なんとも言えない幸福感でいっぱいなボクでした。



643 :名も無き被検体774号+:2012/10/07(日) 02:08:06.93 ID:MEMN9R7uO
ミドリかわええ


644 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 02:09:01.47 ID:SBzO9ltG0
これでボクとミドリが、めでたく一人前のカップルになった次第です。

次は、現在に繋がる最終章となります。エピローグみたいなもんです。



645 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 02:10:00.94 ID:SBzO9ltG0
―― 最終章 エピローグ ――

クリスマスイベントから3ヶ月後。

彼女のお義姉さんの結婚式の前週のこと。

ボクは彼女の両親宅に居ました。お義姉さんに呼ばれたんです。



647 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 02:11:30.90 ID:SBzO9ltG0
その時初めて、ボクはミドリの両親に挨拶しました。

お父さんも、お義母さんも喜んでくれて大歓迎モードでした。

たぶん、色々あったことを聞いているんだと思います。



648 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 02:12:04.55 ID:SBzO9ltG0
普通に食事をして、普通にくつろいでいたところ……

お義姉さんの核弾頭並みに破壊力のある発言で、ある意味でのボクの人生が決定されることになります。



649 :名も無き被検体774号+:2012/10/07(日) 02:12:46.04 ID:ZBRoNO9c0
待ちきれずに何度もリロードするよ

面白いから>>1から1時間かけて全部読んできたわ


650 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 02:13:19.82 ID:SBzO9ltG0
「今日は、山下さんにお願いがあります」

なんだか悪戯っぽい目が、非常に気になるというか怖いわけですが彼女はさらに続けます。



651 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 02:14:11.51 ID:SBzO9ltG0
「私が結婚してあの家を出た後

妹と一緒に住んであげて欲しいんです」

これにはさすがに驚きましたね。

まだ高校生なのに同棲ですか?!というか、ミドリとは……

いや、まだそういう関係には進めていないわけですし……



652 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 02:15:03.31 ID:SBzO9ltG0
ボクは期待と妄想に胸を膨らませながら、必死で気の利いた言葉を探します。

あまりに直球なことは言えませんからね。

「えっ?! 一緒に住む? へっ?」



654 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 02:16:00.97 ID:SBzO9ltG0
「ちょっとお姉ちゃんっ!何言ってるのっ!」

ミドリは顔を真っ赤にして両手をバタバタさせながら、あたふたと暴れてます。

「妹は友達も少ないし、何かあるとスグに荒れるし(笑)」



656 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 02:16:55.55 ID:SBzO9ltG0
お義姉さんの主張では、ミドリは常に誰かが傍で支えていないと真っ直ぐに育たないとのこと。

今までは自分がその役目だったけど、そろそろ交代の時期だろうとも。



658 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 02:18:01.41 ID:SBzO9ltG0
「本当は、父さん達と一緒に住めればいいんだけどな……」

お父さんは、お義母さんをチラリと見ながら呟くように言いました。

家族のことは分からないけど、それが叶うなら彼女もお義姉さんも最初から苦労はなかったんでしょう。



659 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 02:19:11.92 ID:SBzO9ltG0
ボクの頭の中は複雑でした。

嬉しいんですが、なんというかまだ心の準備ができていない感じです。あまりに急でしたからね。

正直言うと、まだそこまで考えていなかったんですよ。

同棲なんてね。



660 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 02:20:31.93 ID:SBzO9ltG0
でも、いつも自分がヘタレで、根性がないせいで失敗ばかりしてましたから今回は覚悟を決めました。

珍しく即決即断です。英断でもあります。

いや、覚悟はあのファミレスで、既に決まっていたようにも思います。



662 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 02:21:40.06 ID:SBzO9ltG0
ボっ、ボっ、ボクは彼女と結婚しますっ!だから一緒に住みますっ!」

ボクの決意表明に一同「おぉ〜」となり、ミドリは大粒の涙をポロポロと流しながら完全に固まってます。

数秒間動かなかったと思うと、突然号泣しながらボクの胸に飛び込んできました。

「ユーサク……ありがとう……大好き……」



664 :名も無き被検体774号+:2012/10/07(日) 02:22:39.30 ID:1nC65MwS0
ヒュー


669 :バース ◆H0fjJ5ft/U :2012/10/07(日) 02:24:19.26 ID:SBzO9ltG0
>>664
どうもです。



663 :名も無き被検体774号+:2012/10/07(日) 02:22:14.83 ID:Kvkj67Eu0
おぉ〜



>>次のページへ続く
 
カテゴリー:男女・恋愛  |  タグ:青春, すっきりした話,
 


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