俺は俺が間男に勝てる方法を必死で考えた
だが何もない
身なりと言動から判断して育ちもよければ金もある
顔でも身体能力でも何一つ勝てないと思った
それでもう放心してしまったよ
はぁ はいって感じ
そしたらね、二人してありがとうございますありがとうございますって
そのあとは しばらくぼーっとしてたな
気がついたら翌朝になってて、誰もいなくなった居間で目が覚めた
その日は上司に電話して そのまま布団に入って一日中天井を見てた気がする
夜になって叔母さんが俺の家に来た、娘を連れて
嫁が叔母さんに預けたらしい
叔母さんは何も言わずに俺を抱きしめてくれた
ちなみに、中学の頃の片思いの相手というのは この叔母さんだ
叔母さんは末っ子で、俺とは5つしか歳が離れてない
俺は叔母さんの胸で泣きじゃくったよ
もうどうしようもなかった
叔母さんは服が涙と鼻水でべちょべちょになっても俺を離さなかった
嫁とは そのまま離婚した
親権は そのまま俺が持つことになった
男から嫁の分の慰謝料や養育費を含めて現金で2000万貰った
嫁が荷物をまとめに来たとき、どうしてもやり直せないのか?俺に何か悪かったところがあったら全部直す、一生傍にいてほしいと言ったが
嫁は ただごめんなさいとしかいわなかった
それでもう、諦めた
娘は父方の遠縁の親戚で、子供のいない夫婦に預けることになった
そういう事を手配してくれたのは全部叔母さんだ
今では娘は その家の養子になっていて、毎月6万ずつ自動振込をしてる
嫁と間男はどうやって知りあったの?
>>23
あとで書く
結局 俺は仕事が手につかなくなり、どうしようもなくなって自己都合退職した
そして不要な家財を処分して実家に引っ込んだ
実家と言っても実質的に もう叔母さんちだけどね
金はあっても抜け殻になった俺のことを叔母さんはよく世話してくれた
家事も何もしてない、完全なニートの俺を金銭面以外で養ってくれたよ
少しづつ時間が経って、病院に行けるぐらいに復活したので、精神科に通うようになった
そこまでは ものすごく長かったような気がした
実際は4か月ぐらいなんだけどね
金はあるにはあるが それで一生だらだらしてるわけにはいかないから
薬に頼りながらも気力を出すようになって、ハロワに通うようになった
そんな時に嫁と間男を見かけたんだよ
面接の時の履歴書を買いに行くところだったかな
嫁はおなかが少し膨れていて、男と笑い合いながら散歩していた
とても幸せそうな笑顔だった
俺の精神状態は逆転した
鬱から躁になった
一言で言えば こいつら絶対ぶち殺してやるってな
偶然会っちゃう距離にいるってこわすぎ
>>27
見かけたのは その時だけなんだ
今思うと あれは嫁実家に出向いた時に偶然俺とすれ違ったんだと思う
だがしかし、間男と嫁がどこに住んでいるのかがわからない
そもそも間男が何者なのか名前以外のことは俺は全然知らなかったんだよ
それまで知ろうともしらなかったから
俺は地元の同級生に片っ端から連絡を取って情報を集めることにした
そしたら酷い事実が発覚した
大学生として俺が地元にいない間、嫁は浮気をしていた
この男が間男だと俺は確信した
だが、それ以上のことが分からない
行き詰った俺を救ったのは、なんとあの時の嫁友Aだった
間男の嫁だった人物を知っているというんだ
俺は醜いザーボンのような見た目と化した嫁友Aと間男嫁に会いに行くことにした